下り坂のニッポンの幸福論

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刊行日 2022/06/20 | 掲載終了日 2022/06/30

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内容紹介

2020年のコロナ禍、それまでニューヨークに拠点を置いていた想田和弘氏は瀬戸内海に面する岡山県・牛窓に移住を決断しました。本書は、内田樹氏が想田氏の住む牛窓を訪れ、長時間にわたっての対話を中心にした、二人の初の対談本です。

私たちは常に成長を追い求めすぎたのではないか。二人はその時間軸を「直進する時間」と呼び、自然の流れに合わせて生きる「循環する時間」への意識の変化を提唱します。少子高齢化が急速に進み、経済も低成長が余儀無くされる日本。かつての国際的地位から退自信を失いつつある日本人は、これからどのように生きていくべきなのか?

国内を代表する論客の対話を通じて、日本人の新しい生き方と、希望を見出す。

第1章「自然の流れ」に合わせて生きる -直進する時間と循環する時間-

第2章「地方の余白」に可能性がある -都市型グローバル資本主義からの転換-

第3章「新しい価値」を生み出す -心と身体感覚を研ぎ澄ませる-

第4章「暇と退屈」が人生を豊かにする -時間貧乏から時間富豪へ-

第5章「里山再生」が文明と自然をつなぐ -野生の反逆と向き合う-

第6章「自分の幸福」が世界を平和にする -現代社会に通ずる仏教の教え-

2020年のコロナ禍、それまでニューヨークに拠点を置いていた想田和弘氏は瀬戸内海に面する岡山県・牛窓に移住を決断しました。本書は、内田樹氏が想田氏の住む牛窓を訪れ、長時間にわたっての対話を中心にした、二人の初の対談本です。

私たちは常に成長を追い求めすぎたのではないか。二人はその時間軸を「直進する時間」と呼び、自然の流れに合わせて生きる「循環する時間」への意識の変化を提唱します。少子高齢化が急速に進...


おすすめコメント

現代社会で「幸せ」になるための、思想家・内田樹と映画監督・想田和弘の作戦会議!

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販促プラン

7月上旬 朝日新聞・読売新聞サンヤツ出稿予定


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出版情報

ISBN 9784861528835
本体価格 ¥1,800 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

異端の思想家・内田樹氏と独創的な映画作家である相田和弘氏の対談ということで興味深く読ませていただきました。ご両人とも世の中に対する「違和感」に敏感なのでしょうね。みんなが疑いなく進むところも違和感を感じた時、周囲に流されることなく独りでも立ち止まれる存在なのだと思います。内容はネタバレになるので詳細は記せませんが、お二人からのメッセージは、巻末の想田氏の「心身の『快・不快』を感じとり、自分を大切にすることが、平和と幸福への鍵となるということですね」のいう一言に尽きるのだと思います。

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循環する時間。
快・不快の感覚を大切にすること。

内田氏のたくさんの著書からして、氏の言わんとするところとはいつも一貫していてブレないので、いろんな言葉に既視感があり、そしてその時その時の話の大きな流れには自然にそれらがつながっていく。
本書は映画監督の想田氏との対談。氏の著作を読むのは初めてだったが、二人の会話はお互いをリスペクトしあい、互いの考えをよく聞いて咀嚼して深める、新しいアイディアが生まれる。対話の心地よさ。

ニューヨークから岡山県牛窓に居を移した監督が見た光景。日々の時間の流れの中に身を置くと、循環する時間という表現に落ち着く。先へ先へと進む流れに比して、日の巡り季節の巡り、農作業などの暦、同じ時間を繰り返すような時の流れ。
快不快を大切にすること、自分を大切にすること、という話で締め括られるが、これも、二人が生きてきて、心身五感全てで感じ取ってきたものだからこう実感と体感を持って確信のようなものを持って語れるのだろうという気がする。

これをどう読者が受け取って自分の中に落とし込むか、はそれぞれの人の人生や、体感、時間の流れの受け取り方、に関係してくる話である。ノウハウではない。ノウハウや小手先の技術を超えた視線。

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思想家の内田樹氏と映画監督の想田和弘氏による対談。コロナ禍の中で思うことをオンラインおよび岡山県牛窓にて語りあった。自然の流れに沿って生きることの大事さや、密集していない地方にこそある可能性、新しい価値を見出す重要性などがテーマ。

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