スイッチョねこ

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刊行日 2022/07/10 | 掲載終了日 2022/09/30

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内容紹介

大佛次郎が「一代の傑作」と語る、叙情豊かな文章を

朝倉摂がやわらかく、瑞々しいタッチで描き出す。

不朽の名作絵本『スイッチョねこ』を朝倉摂生誕100周年記念し、新装版を刊行!


秋の庭から、いろいろな虫の声が聞こえてきます。

子ねこの白吉は、こんなにきれいな声で歌う虫は、きっと美味しいに違いないと考えます。

食べたくて仕方がありません。

白吉は虫をとろうとしますが、失敗をくりかえし、夜が更けていきます。

そのうち、眠くなってきます。大きなあくびをした、その時、口の中に飛び込んできたなにかをまるのみにしてしまいます。

すると、お腹の中から、「スーイッチョ! 」と大きな声が聞こえてきて……。

夏に生まれた子ねこたちが、思わぬ出来事に遭遇しながら、はじめての秋を過ごします。

そんなお話。

大佛次郎が「一代の傑作」と語る、叙情豊かな文章を

朝倉摂がやわらかく、瑞々しいタッチで描き出す。

不朽の名作絵本『スイッチョねこ』を朝倉摂生誕100周年記念し、新装版を刊行!


秋の庭から、いろいろな虫の声が聞こえてきます。

子ねこの白吉は、こんなにきれいな声で歌う虫は、きっと美味しいに違いないと考えます。

食べたくて仕方がありません。

白吉は虫をとろうとしますが、失敗をくりかえし、夜が...


おすすめコメント

秋に読みたい1冊です!

秋に読みたい1冊です!


販促プラン

「生誕100年 朝倉摂」展

福島県立美術館 2022年9月3日~10月16日

「生誕100年 朝倉摂」展

福島県立美術館 2022年9月3日~10月16日


出版情報

ISBN 9784861528927
本体価格 ¥1,800 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

旧版の1975年刊の安泰さんの絵で読んでいますが、朝倉摂さんの絵での出版の方が早かったのですね。生誕100周年記念として新装版で出ることは喜ばしいことです。
大の愛猫家として知られる大佛次郎氏自ら「一代の傑作」と呼ぶほどに、子猫の白吉の愛らしさが極まっています。おかあさんの言いつけを守らず、好奇心が先走った白吉の受難がかわいそうやら、ほほえましいやら。とまれ、お腹の中で鳴くスイッチョにほとほと困り果てる母子の憂いは、物語の陰影を濃くし、読み手の印象を深めてくれる。今ではクラシックな大人のことば使いは、上品で味わい深く、奥ゆかしい。夏生まれの子猫の白吉にとっては、来る日も来る日もまっさらで、初めての秋のエピソードから学んだことは忘れられないものでしょう。朝倉摂さんの美しい絵に秋の光と色が映し込まれ、なんとも言えない風情を感じます。

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表紙も良いのですが、本文の猫たちの表情が凄く良く描かれていて猫好きにはたまらない本ですね。
食いしん坊の白吉の粘り強さも狩りをする猫に通じるものを感じました。
お母さん猫の優しさ、兄弟猫の理不尽さ、医者猫氏の困り具合もツボにはまります。

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色が鮮やか そして優しい。
余分なものがないのですが、充分に子猫の気持ちが伝わってきました。
特に大きな月の下でしずかに子猫が虫の声につつまれている場面は好きです。
文字間も読みやすい。
猫が好きなので「スイッチョねこ」は持っていますが、この作品も猫の仕草や表情がとても可愛らしいです。

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子ねこの白吉は、秋の庭で美しい虫の声を聞いています。そして、こんなにきれいな声で鳴く虫だったら、きっとおいしいだろうなぁと思っています。一生懸命に追いかけても、虫はなかなかつかまりません。

 どうしても捕まえたくて夜になっても探しまくり、疲れて眠くなってしまいました。そして大きなあくびをしたら、口の中に何かが飛び込んできて、そのまま丸のみにしてしまいました。

 最初は何を飲み込んだのかわからなかったのだけど、しばらくするとおなかの中から、「スーイッチョ! 」と大きな声が聞こえてきて、さぁたいへん!


 いたずら坊主で、好奇心が強い、子ねこの白吉くんが可愛いい!

 おなかの中から聞こえる声にビックリしてオロオロする白吉くん。そして心配してくれるおかあさん。

 彼等の姿を描く朝倉さんも、文章を書いた大佛さんも、きっと猫が大好きだったのでしょうね。猫の表情がとっても豊かで楽しい!

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大仏次郎・文、朝倉摂・絵という凄い組み合わせの絵本。なんと言っても朝倉摂の絵が美しく猫が可愛い。夏に生まれた子猫は、虫たちにも興味津々。スイッチョを飲み込んでしまって…。大仏次郎もこんなに楽しい話を書いていたんだとビックリ。

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こんなよい本があったのかと嬉しい驚きでした。スイッチョとお腹の中で鳴く虫に困る子猫という設定が面白い。『アリコのおつかい』も同じような設定で子ども達に人気ですが、スイッチョネコの方が主人公に寄り添って物語が楽しめます。朝倉摂氏の描くネコがとにかく美しい。野性味があって力強く、他の絵本では見ることの出来ないネコに出会えます。この本は絶対買うべき!

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【スイッチョねこ】

スイッチョとは、バッタみたいな虫のことで

ねこがスイッチョを狙って、知らない間に口の中に入ってしまいます。

すると、何日間か腹の中でスイッチョが鳴くんです。

ねこは、他の猫にうるさく思われたりするのですが、

それでスイッチョねこというタイトルなんです。

実際にありそうな話で、あとは絵のタッチも可愛くて素敵な絵本でした!

絵本ですが、文字はわりとしっかりありました。
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#スイッチョねこ
#読書

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絵が美しいうえに、迫力があり すごくステキです。
紙の絵本で、じっくり見たくなりました。

絵本としては、字は小さく文字数も多いので、小さな子供ではなく少年少女向けなんでしょうね。
作者は「猫好き」だそうです。 実際にこんな事があったのか ニャ~。 (=^・^=)

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はじめて読みましたが、著者の猫に対する愛情が感じられる文章と、柔らかいイラストが合わさって可愛らしい絵本に仕上がっています。猫好きのわたしも、猫好きの方にもぜひおすすめの一冊です。なんどでも読みなおしたくなる素敵な絵本です。

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ユーモアもあり味わいが深いけど教訓めいた押しつけがましさもなく絵もすばらしく繊細で…、たとえるなら見た目も美しく甘さ控えめでしっとりとした上品な和菓子みたいな絵本です。秋のよながにこどもに読んで聞かせてあげると極上の時間と思い出が紡がれることでしょう

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絵が本当に美しく、昭和な言葉遣いの本文の響きも柔らかく、猫が好きな大人にはど真ん中かもと思いました。絵本をたくさん読み聞かせてもらっている子どもなら、落ち着いてこの美しい絵本に入り込めると思います。抒情あふれる世界に入りこめる子どもは幸せだなぁ……何度も眺めたくなる絵本です。

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表紙とタイトルに引かれて読みました。
スイッチョってなんだろうと思いながら読んでいくと、生まれたばかりのねこちゃんがいろんな虫を見ているとなんだか美味しそうに見えてきたのか、狩りを始めるんです。でもなかなか上手くいかなくて諦めかけた時に不意に口に入ってきた何かをビックリして飲み込んでしまってその何かがお腹の中でスイッチョって鳴くんですけど最後まで読んでいったらスイッチョの正体が分かって楽しく最後まで読めました

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おかあさんねこはおよしなさいって言ったのに、秋の虫を食べてみたかった白吉。大きなあくびをした拍子に、口の中にスイッチョが飛び込んで思わずごっくんしちゃうなんて!!暗いおなかのなかはいつだって夜。スイッチョは白吉のおなかのなかで、短い秋の夜を鳴きつくす。
夏に生まれた子猫たちが初めて過ごす秋の夜長の物語。
流れるように鮮やかに、子猫の無邪気な好奇心や戸惑いを描く朝倉摂氏の挿画がきれいで、読み終わって本を閉じるのが惜しくなる。
明治生まれで戦前に教育を受けた世代の作家さんの、今となってはちょっと古めかしい言葉遣いの数々が、静かな秋の夜に似合います。

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絵が優しいですね。とても気に入りました。猫の表情が多彩なのもとても好意が持てました。絵をみているだけでも癒されます。動物好き、猫好きにはたまらない一冊になるのかもしれませんね。とてもいい本だと思いました。子供にもいいと思います。

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古風でありながら猫のかわいらしさは今と変わらない。
シンプルな色使いもこどもでも広げられる世界のよう。
文章はどこか映画の解説のような静かな立ち上がりに展開。
先行きが見えない猫に投影するも記録映画のようなさっぱり感。
全体的に今の世の中でも共感多数。でも、これは今出す作品なんだっていう、
その中に決定的な今風のエッセンスが欲しい、という贅沢を望んでしまう。
いい本です。

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この夏生まれたばかりの子猫たち、まだ冬を知らない子供たち。
未知のものへの興味、憧れ、少しの不安。
お母さんと子供の自然なやりとり。
なく虫スイッチョを呑みこんでしまった白猫の白吉。お腹の中で鳴くスイッチョ。
猫たちの言葉遣いの丁寧な美しさ。猫のかわいらしさ。
完璧な調和。

#朝倉摂 生誕100周年記念の新装版。

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1979年に出版された絵本が朝倉摂生誕100年を記念して新装版で復活。
500匹の猫と暮らしたとされるほどの猫好きの作家として知られた大佛次郎の、
猫への愛情が伝わります。虫を食べたがった白吉が虫を飲み込んだらどうなる?

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懐かしいスイッチョねこ。横浜市民にとって大佛次郎氏はなんとなく仰ぎ見ながらもかつ親しい存在なのではないか?と、元町から山手に行く坂道を登りながらよく感じていた。

さて、スイッチョの声に聞き惚れ美しい音を出す虫は美味しいに違いないと夜な夜な狙う白吉。油断大敵!欠伸をしている時になんと口に飛び込んできたのは念願のスイッチョ。しかしお腹のなかで….という展開。白吉の戸惑いと泣きたい気持ちと、周囲がまさかお腹の中の虫が鳴くとは思わないことからの反応の対比が、人間世界と同じだ。願いは油断とともに叶い、それは苦痛に変わりいつしか薄れていく。
不思議な物語である。この背景を知りたくなった私はまたあの坂道を登って、猫の置物でいっぱいの記念館に行こうと思う。

朝倉氏の美しい絵がまた素晴らしい。復刻とのことで書店に並ぶのが楽しみだ。

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子猫の動きが愛らしい童話絵本でした。白猫がとても可愛く、色彩が鮮やかで美しいです。昔に出版されたものですが古すぎるということもなく、今の子どもにもとても楽しんでもらえると思います。小学校での読み聞かせなどにもおすすめだと思いました。

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少し古風で美しい文章は読んで気持ちがよい。鮮やかな色彩を背景にすることで白い猫の柔らかな表情と愛らしさが際立ち、ページをめくるたびにおはなしに惹きつけられていく。時代は変わっても古びることなく、新しさを感じる作品だ。虫の声が夜響き出す季節に読んでほしい。小さい子から大人まで楽しめる。

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絵本でも、小説でも、作者のこころに宿った、伝えたい物を形にして届ける「思いのパッケージ」ですね。
その思いを伝えるために、不純物はそぎおとされて、どんどん、軽く透明になる。だけど、その反対に不器用でも、それしかできない届け方だと作者が信じるときは、かっこつけたりしないで「ぶきっちょ」もそのまま届けられる。それが、やがて、個性的な姿になっていく・・・
絵本は、作者の「思い」に始まり、言葉が綴られ、あるいは絵が描かれ、言葉を重ね、絵を重ね、読み手のこころで、また、「新しい思い」が生まれる。
大佛次郎さんの綴りだした世界はしっとりと、たおやかです。朝倉摂さんの描きあげた世界は風情豊かな上品さと、愛くるしさに満ちた世界です。
時代を代表するような作家が渾身の物語をつづり、それを決して邪魔せず、喧嘩せず、それどころか文字にはない余韻が色に宿る、そんな絵を描いた画家・・・作者と、画家の名前を知らなくても、これは、胸の奥底までしみじみと染み込んでくる素晴らしい作品です。
そして、染み込んでくるものは、不思議です。文字にも、絵にも表されていないものなのです。
一つの秋を描いていながら、私には、お母さんと白吉のこれからの冬、そして、春、夏の姿です。また、時を遡って、「お母さん猫のお母さん」がお母さん猫にくれただろう深い、深い優しさです。
それから、スイッチョは本編美しい鳴き声だけの表現なのに、わたしには、その鳴き声はやはり、スイッチョのお母さんや兄弟たちへ、心配しないでと伝えている声なのだろうなと感じたりします。
最後に、わたしが一番美しく感じたページは、白吉がおっきな月の下お腹のスイッチョの声と、草むらのスイッチョの本当にうつくしい調べを聞きながら「もう鳴く虫なんて食べないや」と思うシーン。
2つのホントの思いがふしぎなハーモニーになっています。絵本なのに美しい音楽を感じるページです。
愛おしい物語。ありがとうございました。

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文章もイラストも、ネコのかわいい仕草をうまく切り出している。
親の忠告を聞かずに痛い目をみたり。
季節がめぐって見たことのないものと出会ったり。
子ネコの成長を見守っているみたいな、微笑ましい気持ちになる絵本。

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私の大好きな朝倉摂さん生誕100周年記念、新装版「スイッチョねこ」。絵本の挿し絵で朝倉さんを初めて知ったのは(ゆきおんな)だった。子どもの絵本の挿し絵としては、今まで見たことのない「なまめかしさ」に驚いたことを覚えている。このスイッチョねこでは、大のねこ好きだった大佛さんとのコラボで、イキイキとした表情豊かなねこたちがなんとも言えぬかわいさで描かれている。昭和初期の香りが漂う絵本。

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絵の色使いがとても美しく、惹きつけられました。
大佛次郎さんは時代小説のイメージがありましたが、猫好きで有名な方だったのですね。
猫のお腹の中から「スイッチョ」はユーモラスであり、悲しくもあり、秋にぴったりの絵本です。

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虫の音を聞きながら、ベッドに寝そべっている猫の横でこの作品を読めて、最高の気分だった。鮮やかな色の中に美しい瞳の猫。草むらで虫を捕まえようとしている猫のワクワク、ウキウキした表情がかわいい。スイッチョのきれいな声が聞こえてくるような気がする。秋っていいなぁ。絵本でもう一度読もう。

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スイッチョねこのストーリーが好きで 手に取りました。
当たり前ですが 絵の担当が変わるだけでこんなに雰囲気が変わるのですね。一面切り取って額に入れて飾っておきたい感じです。 鳴かなくなってしまったスイッチョさん ちょっと寂しさを感じたので・・・ 次の年はもう 虫を飲み込まないよう気をつけようね、おちびねこさん です。

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引き込まれるような絵でこれは絵本で電子でなく絵本で読みたいと思った。
虫を飲み込んでしまい、うるさいという理由でのけ者にされてしまうシーンは現代にも通じると思った。
ラストの意味を考えさせられるシーン、子どもたちはどう感じるのだろうか読了した後も考えてしまった。
親子で楽しめる作品だった。

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