瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった

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刊行日 2022/08/09 | 掲載終了日 2022/08/09

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内容紹介

「海を盗んできた!」

夢も希望もないまま何十年も独りぼっちでいた老人の元に、少年が現れる。
少年が海の入った小瓶を床に叩きつけると、瞬く間に大海原が広がり、ベッドの舟が進み出した。
実は、眠り薬をたらふく飲んで永遠の眠りにつこうとしていた矢先だったのだが、いやいや冒険に出る羽目になる。

夢から醒めるには、終わっていなかった夏休みの宿題が必要と告げられ、小学5年のある日に向かって進みだすのだが、そこには重大な秘密が隠されていて……。

2022年8月18日~再演が発表された人気舞台「瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった」(https://www.obonro-web.com/ryuztan2022)を、
劇団おぼんろ主宰であり、脚本、演出を担う末原拓馬が、自らの描くさしえも入れた小説にしたためました。

「いいか、想像ってのはな、未来のために するんじゃない、今を輝かせるためにするんだ」(本文より)

「海を盗んできた!」

夢も希望もないまま何十年も独りぼっちでいた老人の元に、少年が現れる。
少年が海の入った小瓶を床に叩きつけると、瞬く間に大海原が広がり、ベッドの舟が進み出した。
実は、眠り薬をたらふく飲んで永遠の眠りにつこうとしていた矢先だったのだが、いやいや冒険に出る羽目になる。

夢から醒めるには、終わっていなかった夏休みの宿題が必要と告げられ、小学5年のある日に向かって進みだすのだが、そこには...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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おすすめコメント

――最近すっかり、現実に絡め取られて、ため息ばかりになっていませんか?
人間にとって大切な想像する力、信じる力を取り戻して、
摩訶不思議な世界で、一緒に前を向いてみませんか?

――最近すっかり、現実に絡め取られて、ため息ばかりになっていませんか?
人間にとって大切な想像する力、信じる力を取り戻して、
摩訶不思議な世界で、一緒に前を向いてみませんか?


販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

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恐れ入りますが<講談社 販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065287491
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

とっても長いタイトルで1回では覚えきれないですが、想像していた内容と異なり、良い意味で裏切られました。

人と関わるのが苦手で1日が過ぎさるのを悶々と待っている殿清(トノキヨ)は睡眠薬に頼る日々。そこに現れた1人の少年とともにあることを行うための7日間が始まります。

暗闇のベールで包まれていたことが解き放たれ、かつては楽しい日々もあったことを思い出して希望が見えてくる。
希望が見えるってそんなに簡単にはいかないかもしれないけれど、本作のラストにある<ひと言>を発せたら気持ちが大分楽になるのではと思いました。

あぁ、夏休みの冒険がなつかしい!

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想像力豊かな子供から、想像よりも現実世界にどっぷり浸かっている大人までも楽しめる、優しくてわくわくするような作品でした!
そして大人になった今でも、日々想像することを楽しんでいる私にぴったりの作品でした!もしかしたらこの作品を読んだ誰よりも楽しんだかもしれません。
こちらを楽しませるようなわくわくするような文章と言葉が、読んでいてとても心地よかったです。
そしてこの作品の海は、楽しくてかわいくておもしろくてキラキラで…でもすごく切なくて儚いい海でした。でも、だからこそこんなにもステキな海なんだなぁと胸がきゅうっとなりました。
あと、夏休みの自由研究の発表で泣いたのは初めてです。5人の冒険の発表に涙が止まりませんでした。
なんて優しくて眩しくて素敵な物語なんだろう!と、喜びも止まりません。
いい作品だったな…!と、あたたかい気持ちで読み終えました。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました!大好きになりました!

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タイトルと、表紙の絵に惹かれてリクエストしました。
ルビも振ってあるし、児童書かなと思いつつ読みましたが、大人が読んでも(むしろ大人が読んだ方が)しっくりくるお話でした。
提出することのできなかった、はるか昔の夏休みの宿題。それを提出するために、少年時代の仲間達と、冒険をしていく主人公の殿清(トノキヨ)。その結末は決して楽しく幸せなだけのものではなかったけれど、その体験を思い出すことができたから、殿清はこれからを少しだけ違う気持ちで生きていけるのではないかなと思いました。
少年時代の記憶や体験は、良いことばかりではないかもしれないけれど、年齢を重ねていくと、なぜかとても大事で、貴重なものになっていきます。そんなことを、思い出させてくれるお話でした。

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独りぼっちの老人の元に少年が現れる。少年が海の入った小瓶を叩きつけると大海原が広がり冒険が始まる。

リュズタンってなんだろう、忘れていた宿題ってなんだろうと思い読んでいましたが、その答えを見つけた時泣いてしまいました。

私も現実に絡め取られてため息ばかりになっていました。
もっと想像して今を輝かせようと前向きな気持ちになれる素敵な作品でした。
これは舞台も楽しいでしょうね。見に行ってみたいです。

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なるほどなるほど、そういうことだったんだね。
なんとなくドラえもんの夏の映画を思い出しました。
友達が力を合わせて困難に立ち向かうというあの映画。
でもこちらの物語は、もっと奥深い、複雑な構成で、案外読み手を選ぶかもしれません。
ですが、くっとはまっちゃうと、きっと熱い涙が流れるのではないでしょうか。
出されなかった夏休みの宿題、海を見に行く子どもたち、鉄橋の向こうからせまりくる列車、
ノスタルジックな要素をたっぷりとつめこんで、
ファンタジックな描写で縦横無尽に物語を展開させていく作家さんに脱帽。
素敵な読書体験をさせていただきました。ありがとうございました。

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息の出来ない深い沼の底へ、沈みこんでゆくような出だし。
「中尾殿清」立派な名前は、地主の息子らしい。しかし、これまで大した仕事にもつけず、殿清のかわりに父親のあとを継いだ姉の世話になりながら、何にもできないまま今日まで生きてきた。見た目はすでに老人。こんな年になっても、「何物」にもなれなかった人生だった。もう希望なんてない。鬱屈とした夜はながい。昨日も同じ。起きて酒を飲んで、薬に頼るように眠る。きっと明日もそうだ。もう、生きているだけで、いやになる・・・しまったと、正直思いました。無理でしょう。この老人と付き合って、この本の最後までたどり着ける気がしない。いくらなんでも、たえられない・・・そして、この殿清が「1回1錠だけ」と、くぎを刺されている薬を口いっぱいにほおばっては、かみ砕き、もう、次の朝を迎えることはないのだろうという展開・・・
ところが急転、そこへ、夢なのか?クラゲのような青く透き通る少年が「さあ」と、殿清をいざなう・・・少年たちと老人の冒険が不思議なリュズタンの世界にゆられながらはじまったのです。
まさか、まさか。私は最後のページで、殿清と一緒に、泣きながら笑っていました。
「いい夢だった」と。そして、今日は、きっと・・・
これは、再生と希望のものがたり。忘れれてしまっていた出会いの意味を受け入れ、信じるものがたり。
生まれた意味がないなんて簡単に言わないで。思い出してほしい。魂を揺する出会いのあったことを。
そして、とりもどせ!おそくはない!あきらめるな!
「殿清」を小さく諦めていたのは他ならぬ自分でした。まだまだですね・・・自分。ありがとうございました。

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パッと目を惹くタイトルと「海を盗んできた!」の、気になる内容紹介の台詞。
素敵なイラストの表紙を開くと、人生ドン底の主人公の老人と、謎の少年クラゲの出会いからはじまる、どこか懐かしいような、想像力がかきたてられる素敵な世界が広がっていました。わくわくしながらページをめくり、みんなと一緒に大はしゃぎしながら冒険をしている気分になりました。おもしろかった!!
今のこの世界の状況から、明日を楽しみにすること自体を諦めかけてしまっていた大人の自分にも、希望を持たせてくれるような物語でした。何かを楽しみにするって、いいですね。
ストーリーはもちろん、言葉選びや文章のリズムが、とっても魅力的で、言葉遊びのような台詞もあちこちに散りばめられていて、読み聞かせや音読をしたらすごく面白そうです。作者の方が表紙のイラストも描かれているようですが、こちらの仮データでは挿絵がまだ入っていない状態だったため、どんなイラストなのか気になります。絵本のようになっても面白そうです。
子ども向けの児童書コーナーだけに置いておくには勿体無い、かつて子どもだった大人も楽しめる本だと思いました。子ども時代に読んで、大人になってから読んだら、気づくことがまた違うかもしれません。
もともとは舞台だった脚本を小説に書き直したとのことで、ちょうど舞台も今年の夏に上演されるとのこと。自分はサイン会に行ったり、サイン本を集めるのが趣味なのですが、サイン本付の舞台のチケットがあると知って、さらに作者の方ご自身も出演されているようなので、ミーハー精神丸出しにして、観に行こうかなと思っています。よきタイミングでこの作品に出会えてよかったです。
「……いい本だったな……!」

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孤独を抱える老人・殿清は大量の睡眠薬をアルコールで流し込み倒れるように夢の中へ。そこへ何処からともなくあらわれる少年“クラゲ”。
クラゲに導かれ殿清が辿り着いたのはなんとも不思議な場所。
提出することのなかったある夏休みの宿題を7日間以内に終わらせないと、大変なことになってしまう。焦ったりなげやりになったりする殿清を支えてくれる、クラゲと仲間たちと過ごす7日間が殿清の失われた記憶を刺激する。
リュズタン、それは魔法の言葉だった。
心許せる友達との少し切ない夏の想い出を取り戻した殿清の心の再生が、じんわりとあたたかな気持ちにしてくれます。

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劇団おぼんろ さんのサイトを拝見し、舞台の様子を想像してみた。
とても意欲的で新しい試みを繰り出していて、舞台に足を運んでみたくなった(主役が男女の俳優のダブルキャストだったり、俳優たちもシャッフルされたり、語り部という概念が大きな役割を果たしていたり)
海を見たことのない子供たちが、憧れた海。想像の海。
生きる望みもとくになく、淡々と孤独に生きていた老人を訪れる奇跡。
海が呼び起こす、封印された記憶。

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まるでピーターパンのように現れた少年に連れて行かれた先は海。夢の中で起こる出来事は不思議の国のアリスのよう。みんなが可愛くて愉快で、次に起こる展開は何かとワクワクする。そして最後には感動で泣かされた。想像力を持つこと、希望を持つこと、信じること、たくさんの大切なメッセージが詰まった一冊。ミュージカルでも観てみたい。

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これは現代版のクリスマスキャロルかもしれない。
心を閉ざした人がいるとき、その閉じてしまった心を開くのは、誰のためだろう。絶望してるから閉ざしているのに。
少し前の私ならそう思った。
でも、今は違う。
昏い海が闇を連れてくるように、閉ざした心は周りを飲み込む。
自分のためではなく、誰かのために、心は開くものなのかもしれない。
誰かのために、そう思える人がいることが、生きる意味かもしれない。

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涙で心が侵食されて生きる活力が波に浚われて終いにはオーバードーズしたおじさんは懐かしい人からボトルメールを受け取って優しいお伽噺のような夢を見る。夢から覚めた瞬間に内容は瞬きする度に消えていくけれど日常に絶望しているときにこんな夢を見たら、夢がキラキラしてるだけにもっと絶望が深くならないかと主人公がこの先どうするのかちょっと心配になった。読み終わった後に舞台を小説にしたと知って舞台が観たくなりました。

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劇団の芝居を小説にしたものらしい、ファンタジーです。ひきこもりの死にたいと思っている老人が、リュズタンの夢という世界に紛れ込んで、そこでかつての旧友たちと再会し、あの時、果たせなかった夏休みの課題をみんなで達成し、みんなで再生するというプロット。生きるという意味が問われていて、「夢」とか、希望とか、ちょっと語るには青臭いが文字化するとなかなかいい感じという印象でした。この劇団の芝居が見たくなった。

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引きこもりでもう死んでしまおうと考えた老人殿清の前に現れた一人の少年
もう忘れていた友人だった。それもも死んでしまったはずの。
殿清は完成させられなかった小5の夏休みの完成を目指すことになる。

忘れていた記憶を取り戻していくうちに忘れたかった記憶までよみがえっていく。

少年たちの夏の冒険ファンタジー

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