新! 店長がバカすぎて

この作品は、現在アーカイブされています。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2022/08/31 | 掲載終了日 2022/11/30

ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#新店長がバカすぎて #NetGalleyJP


内容紹介

本を、小説を、書店を愛するみなさまへ 大変お待たせしました!!

2020年に本屋大賞にノミネートされ、累計25万部を突破し、いまだ売れ続けている『店長がバカすぎて』の 第2弾。

毎日「マジ、辞めてやる」と思いながら日々奮闘していた京子や山本店長などあの<武蔵野書店>の面々が、ますますパワーアップして 帰ってきました。

●目次(予定)

第一話

 帰ってきた店長がバカすぎて

第二話

 アルバイトがバカすぎて

第三話

 親父がバカすぎて

第四話

 社長のジュニアがバカすぎて

第五話

 新店長がバカすぎて

第六話

 やっぱり私がバカすぎて

●内容紹介

宮崎の山奥に異動になっていた山本猛元店長が、 三年ぶりに、吉祥寺本店に店長として復帰した。 張り切る店長だが、相変わらず、人を苛立たせる天才だ。しかし京子は、心の中で「お帰りなさい」とつぶやいた。そんな中、本や書店を取り巻く環境はますます厳しくなってきたが、 それでも京子は、新人作家の才能に出逢い、打ちのめされ、 好きな作家の新作に心躍らせ、時には泣き、笑い、怒り、日々戦っています。スタッフの磯田さんや、覆面作家であった大西先生や神楽坂で小料理屋を営む親父さんや、優しき先輩たちに、応援を受けながら――小説と書店の未来を、仕事の意味を、生きる希望を改めて深く問い直す、第二弾。

●著者略歴

早見 和真(はやみ・かずまさ)

1977年、神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』でデビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年『ぼくたちの家族』が映画化、15年『イノセント・デイズ』が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、テレビドラマ化もされ大ベストセラーとなる。20年『ザ・ロイヤルファミリー』で第33回山本周五郎賞及び第1回JRA賞馬事文化賞を受賞。他の著書に『小説王』『かなしきデブ猫ちゃん』(どちらもドラマ化)などがある。近著に『あの夏の正解』『笑うマトリョーシカ』『かなしきデブ猫ちゃん マルのラストダンス』『八月の母』など。


本を、小説を、書店を愛するみなさまへ 大変お待たせしました!!

2020年に本屋大賞にノミネートされ、累計25万部を突破し、いまだ売れ続けている『店長がバカすぎて』の 第2弾。

毎日「マジ、辞めてやる」と思いながら日々奮闘していた京子や山本店長などあの<武蔵野書店>の面々が、ますますパワーアップして 帰ってきました。

●目次(予定)

第一話

 帰ってきた店長がバカすぎて

第二話

 アルバイト...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414289
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

待ってました山本店長ー!またこの面白い店長に会えたのが嬉しいです。(でも絶対に一緒に働きたくはないです。笑)
前作は書店員さんのお仕事小説、そしてバカな店長、なコミカルな作品で笑いながら読みました。が、今作はちょっとテイストが違ったような気もします。
前作の要素よりも、30代になった京子が今後の人生についてアレコレ悩む様子に、同世代の読者として共感して読むような作品でした。
どちらかというと前作の方が好きだったのが正直な感想ですが、でもやっぱりまた店長をはじめ武蔵野書店のみんなにまた会えたのが嬉しかったです!!

このレビューは参考になりましたか?

相変わらずの店長の暴走っぷりですね。
今回は少し歳を取り世代の狭間で悩む京子の描写が多く少しシリアスな感じでした。

個人的にはバイト採用面接時の彼が語った未来のバーチャル書店像がある意味、完成形ではないかと思う。(でもこういうのは他でも書かれてたような気もする)
一方でAIが自分の趣向に合うものを必ず薦めてくれるというのは、今書店でpopや装丁、タイトルに目を引かれ今まで読んだ事のない作家さんの本を手に取りハマるのかハマらないのかとドキドキして家に持ち帰る感じがなくなってしまうのは寂しそう。

ラストは今回も…でしたね。これはこれでよいかなと。

このレビューは参考になりましたか?

シンも面白かったです。早見先生、書店で働いたことがある?と思うほど、ところどころに垣間見る書店員の気持ちが、おおっと思いました。そうなんですよね~対、お客様、対、同僚、いろいろな人間関係が絡み合って、でも、大好きな作品をおススメしたり、お客様の手元に届けたい。自分は小説を書けなくても、この作品を届けることによって、誰かの人生のちょっとしたきっかけになったらいいなと思うこともありますが、こんなふうにうまく着地できたら~本屋さんが大好きな人、紙の書籍に囲まれて、いろいろなことを考えて、時間を過ごしたい方、ともかく、出版不況と叫ばれ続けているこのご時世にたくさんの方に読んでいただきたい。そして、本屋さんに足を運んでください!

このレビューは参考になりましたか?

今回もサクサク読める文体とリズムであっという間の読書タイムでした。
個性的なキャラクターに想像が膨らむ料理まで頭の中のキャンパスがフル回転で絵を描く感じ。
人間の喜怒哀楽がもれなく感じられる物語であり、成長を感じられるリアルな人間臭さを隣で見ている様な世界観。
同じ書店員として共感してしまう事が山盛りです。
やっぱり本は良いなぁと思える瞬間を味わえました。

このレビューは参考になりましたか?

おかしいぞ。読み終えたらなぜか、猛烈に働いた後のような疲労感が…。
私もいつの間にか武蔵野書店の一員になっていたようです笑。
もちろん最初は山本猛店長が帰ってきた!って喜んだんですけどね。ええ、ほんの一瞬は喜びましたとも。でもその後はなぜかイライラしてしまい…。「店長がバカすぎて」って言うより「ウザすぎて」って思っちゃいました。(すみません)

今回は谷原さんの結婚や昇級への悩み、書店業界の行く末など身につまされるお話しでした。作中にあったように会社は従業員の本に対する愛情に甘えていると常日頃思っていて、「良くぞ言ってくれた!」と声を大にして叫びたい気持ちでいっぱいでしたし、VR書店の構想にはかなりショックを受けました。でも、それでも私たちはお客様と本との一期一会の為にやっぱり明日も働くんですよね。

あ、でも山本猛店長の元なら私、辞めちゃうかも?! とりあえず、ウチの店長はバカじゃなくて良かったです!

このレビューは参考になりましたか?

前作に引き続きとても楽しく読みました。帰ってきた店長は相変わらずで、ちょっと血の気の多い京子の熱気もビシビシ伝わってきます。前作と比べると京子が「辞めてやる!」と思う回数は減り、後輩を指導する立場になっているところが頼もしく感じました。お茶目な大西先生がお父さんといいコンビになっているのも面白かったです。
最後に思わせぶりに登場する猫娘、謎のままの竹丸トモヤの正体など気になることがまだまだあり、今から3作目が楽しみです。今回は登場しなかった富田先生やマダムの美也子さんがその後どうなったのかも気になります。次回はぜひ店長になった京子ちゃんを見てみたいです。

このレビューは参考になりましたか?

店長がバカすぎての続編。
前作好きなら、絶対に楽しめること請け合い。
そして、書店好きの人も楽しめると思います!
コミカルな話は相変わらずで、この店長とは一緒に働きたくはないが、客観的に見る分には本当に面白い。
それにしても、作者の早見和真は引き出しが多くてびっくりする。
イノセント・デイズも名作だが、未読の方はぜひ読んでほしい。
本作と趣が異なりすぎてびっくりするかもしれないがどちらも別の楽しみ方できるので是非!

このレビューは参考になりましたか?

面白かった!
書店の楽しさ苦しさいろなんもんが詰まってる小説でした。
コロナ禍で苦しい状況など書店のことをよくわかってくれてるなと感じました。
それとは、別に山本新店長のぶっ飛びさ加減が最高!
最後まで楽しく読ませてもらいました。

このレビューは参考になりましたか?

空気の読めない山本店長と、それにブチ切れる書店員谷原さんのお話がまた読めたのが嬉しい!
今回も店長のバカっぷりが絶妙な苛立ちと笑いをもたらして、一気読みするくらい面白かった。途中から、私は何を読まされているんだろう?と、作中の谷原さんと同じ気持ちになる仕掛けがあり、加えてラストの展開にもびっくりして、読書の醍醐味がたくさん詰まった一冊!
さらなる続編につながりそうな展開だったので、次作も楽しみにしています!

このレビューは参考になりましたか?

店長さんが相変わらずとても可愛かったです。傍にいるととても迷惑なのだと思いますが、愛すべきキャラクターだと思います。書店員の生活を縦軸に、作家と作品の謎や主人公谷原さんの私生活を描写する横軸がいい感じに調和が取れていて、私もこんな書店に通ってみたくなりました。私は図書館員ですが、日々の雑事に流されず、ひとつひとつの本を「作品」として大事にできるような図書館にしていけたらなと思います。

このレビューは参考になりましたか?

前巻から三年ほど経って、京子もいろいろ考えてしまう歳に。
自分もいろいろ考えた時期があったな、と共感するところもありつつ、やっぱり山本店長。

出てくるだけで、もう可笑しくって仕方ないです。
途中、店長の生い立ちに結構しっかり本を愛しているんだな、と思っていたら…やはりそこは店長でした。

何度も大笑いしながら読みました。

続編が出たばかりなのに、もうこの続きが読みたくなる魅力たっぷりの本でした。

このレビューは参考になりましたか?

あの『店長がバカすぎて』の続編!という事で、とてもワクワクして読みました。
主人公と一緒に店長にイライラし、書店員の仕事の葛藤に頷き、また自分の普段の働き方や売り場を思い浮かべ、様々に反省をしたりやるべき事を考えたり、とても気持ちが忙しいものでした。
今作は主人公の京子が書店員のキャリアや人生について悩み、その中で自分の内にある気持ちを掬い取っていく様が描かれていて、書店物としても、仕事小説としても、さらにパワーアップしていたと思います。
もしかしたら、さらに続きがありそうなエンディングに期待しかありません。

このレビューは参考になりましたか?

こんな店長なのになんで本店の店長になれたんだ?と思いつつ、今作も山本猛店長のおバカっぷりに笑わせてもらいました。でも、今作はそれだけでなく、書店員としての仕事や自分の生き方への向き合い方など考えさせられる点も多くありました。
そして、なんとも思わせぶりなラスト。更なる続編が出るのではと期待しちゃいます。

このレビューは参考になりましたか?

どれだけ取材をしたら、これほどまでのリアルさで、書店を舞台にした物語が書けるのだろう。前作を読んだときに感じた、「いったい、何人の書店員に取材を行ったのだろう」という驚愕にふたたび包まれた。書店員の苦しみ、時に感じる震えるほどの怒りややるせなさ、そして本を通してだけ出会うことのできる歓びがここにある。私たち書店員一人一人がこの物語の中に生きていて、息づいているのを確かに感じました。

このレビューは参考になりましたか?

相変わらず店長に、いらいらしすぎて、もう逆にいっそのこと店長に会ってみたくなるのが怖い。

京子ちゃんの悩みや、振り回される感じや、口が悪いところが、とてもリアルで、本当にそこらへんにいそうな人でした(笑)
読了後は、私も個性強いキャラに振り回されてて、一気に疲労感がありました。
前作のほうがコミカルでテンポがよかったので、星3つにします。

このレビューは参考になりましたか?

直球なタイトルで内容もサクサク読める前作が面白かったので、「新」も期待して読み始めました。
相変わらずちょっと思考回路のズレた山本猛店長に、思考ちょっとこじらせ気味の谷口香子さん、
そして新アルバイトの山本多佳恵さんが加わることにより、ややこしい展開になるのかと思ったら
意外と調和していて、こんな仲間もそんなに悪くないんじゃない?って思えました。
きっとあるであろう続編も楽しみです。

このレビューは参考になりましたか?

武蔵野書店の山本店長が帰ってきた! 世界がコロナ禍に喘ぐ中で、この男を復帰させた経営者の意図は何か?
主人公で語り手となるのはもちろん谷原京子。契約社員から正社員に登用され、武蔵野書店に欠かせない存在となっている。前作に登場したメンバーも健在で、新たな登場人物も加わる。
前作同様、コメディでありながら内容は深い。今回は書店の現場というよりは、京子の迷走や、新たな覆面作家の著作が興味を引く。また、コロナ禍の中で小説を書くことの意味を、物語のもつ力を、ある小説家が熱く語る。とても心に響いた。
タイトル、構成、キャラクターと、すべてがダブルミーニングになっている快作だ!

p.144 6行目 「秋山さんは最後までたちに」→「最後まで私たちに」?
p.263 1行目 「なんでですよね」→「なんですよね」?

このレビューは参考になりましたか?

書店で働く人間としては毎回フィクションとは思えない切実さを感じます。
今回も緊急事態宣言の最中、店を開ける決断も閉める決断もどちらもリスクがあり、色々な事に思い悩んだ日を思い出しました。
それでもこの作品を読んでいると本が大好きでこの仕事が大好きだと気付かされます。
この世に本屋がある限りこの作品の続きをずっと読み続けたいです!
そして、とりあえず「ステイフーリッシュ・ビッグパイン」私もめちゃくちゃ読んでみたいです!

このレビューは参考になりましたか?

肩の力を抜いてくれる小説だ。
現実ではウツに追い込まれるようなやりとりが、軽やかに描いてくれる。
平気だと思おうとしても、塵も積もればなんとやらの日々の石礫が、がるるっと立ち向かう主人公のおかげで、軽やかに感じられる。
そのおかげで、読み終わる頃には、あんなに間近でぶつけられて痛かった石礫と、少し、離れられていた。
読んでよかった。

このレビューは参考になりましたか?

前作を読んでいなかったので、そちらを先に読んでから読みました。書店員を題材とした小説で、図書館員として共通する部分も多く、過去に何度となく考えさせられてきた問題に再び立ち止まらされる場面もありました。店長は一貫して掴みどころがなく、それゆえに気になる存在となっていますが、きっと表も裏もなく、あのままの人物像なのだろうと思うことが、現在の自分にとっては精神衛生上いいような気がします。本を愛する人々の熱い気持ちが伝わる物語でした。

このレビューは参考になりましたか?

ここ数年感染症の蔓延から外で人と呑むことがなくなった。気を遣う宴席はともかく、多くの人にとっては気の置けない仲間と呑むことはこの上ない楽しみだろう。
お酒に酔うと、人はどうなるか?
もちろんそれは人それぞれなのだが、私の場合はこうだ。

小さなことに面白みを見つけて、そこに集中する
人の言葉に感動して無性に心が動く
腹を割って話した人をぐっと好きになる
時に話を錯誤して混乱し
そんな自分がおかしくて堪らなくなる
思わず出た本音話に共感して盛り上がる
熱い思いが込み上げる
そして楽しくて仕方なくなって、あっという間に時間が過ぎてしまうのだ

実は同じことが、この小説を読んでいる私の身におきた。
過集中、情動、憧憬、共鳴、錯誤、自嘲、熱情、共感、共感、そして共感‼︎(笑)

しこたま盛り上がった後の帰り道で、夜の静けさと未だ残る興奮が共存する様な。
まだ皆んなとともにいるような、自分だけが1人のような不思議な感じも、この本の読後感とそっくりだ。
それはしばらく、しばらく自分の中に残り続けてしまう。
どうやらこの本、中毒性のあるところまでお酒とそっくりのようだ。ご注意を!

このレビューは参考になりましたか?

まずは『店長がバカすぎて』の続編を書いていただきありがとうと叫びたい。前作同様キャラクターが何とも愛らしい。山本猛店長もよくぞ武蔵野書店本店に戻ってきてくれました。やっぱりこの作品には彼がいないと始まらない。主人公と新社長が恋バナに発展しなかったのが少し残念ではあるが、まだまだ本作の続きが読みたい。早見先生よろしくお願いします。

このレビューは参考になりましたか?

「わからない。わからない。私はこの人が本当にわからない。」
本作で発せられるこのセリフがまさに第2弾の醍醐味ではないでしょうか。

谷原京子さんが望むと望まざるに拘わらず、山本店長、アルバイト店員、会社のジュニア、そのほかの人たちと仕事をする中で自分がどういう人間かを思い知らされると同時にまわりへの探求心が強くなっていきます。

ユーモアたっぷりの掛け合いと哲学のような名文が次々と出てくるのも楽しみであり、書店という1つの世界がぐっと身近に感じ、本という媒体をさらに応援したいという思いが沸き上がります。

エンターテインメントという言葉では終わらない“とっておき”(すぎる)本、大好きな1冊です!

このレビューは参考になりましたか?

前作が未読でしたが、前作の内容もうまく触れてあり、楽しく読ませていただきました。途中の盛り上がりに引き込まれ、あっという間に読めましたし、伏線の断片に気が付くと先が気になって仕方なくなります。
前作も近々拝読しようと思います。

このレビューは参考になりましたか?

3年ぶりに帰ってきた、山本猛店長とカリスマ書店員・谷原京子との新たなバトル勃発!?さらにそこへ社長のジュニアも加わって三つ巴の爆笑展開!本への愛、書店への愛、3人の深すぎる「愛」がまたしても嵐を呼ぶ!!
前作を上回る抱腹絶倒の面白さ。

このレビューは参考になりましたか?

いつか書店で働いてみたいと思っていたが、叶わぬうちに年をとってしまった。書店での勤務は力仕事なので、もはや無理っぽい感じだ。
赤坂に4軒もあった書店も全てなくなってしまったと聞く。悲しいことだ。ネット通販の台頭、書籍文化の衰退など原因はいろいろあるのだろうが、書店は書籍との出会いをプロデュースしてくれる大切な文化の社交場だ。それがなくなっていくということは、街から文化がなくなっていくということにも等しい。
正直なところ、本は電子で読むことが多くなった。しかし、書店に行って知らない作家の本の表紙を眺め、あらすじや惹句を読んで、本編をパラパラと読んで購入する。そうした書籍で当たりが出ればしめたもの。
かつて住んでいた街には、店長が後に書評家になった書店があって手作りのミニコミ誌が楽しみだったし、ちょっと離れた街にはミステリを中心に品揃えした個性的な書店があった。そんな書店では特にアタリに出会うことが多かった。それが書店の魅力だ。
この本を読んでいると、無性に書店に行きたくなる。書店員と話をしたくなる。
それが大切なのだ。

このレビューは参考になりましたか?

本も仕事も好きなのに、日々忙しく、個性豊かなお客さんに翻弄され、姿のみえないアイツに毎日怯え、ほとほと「しんどいな、やる気出ないな」と心折れそうになっていたところ読ませていただきました。
早見さんからのエール しっかりと受け取りました。ありがとうございました。
また山本多佳恵さんのことば ひとつひとつ心に刻みました。
次回作も楽しみに待っています。

このレビューは参考になりましたか?

あの!店長が帰ってきた…喜んでいいのか悪いのか。いや、自分の店の店長だったら絶対にお断り…。そんな店長に振り回される主人公が不憫で仕方ありません。(自分も気をつけよう…)
業界の綻び、薄給、劣悪環境…物語の中とはいえ、読んでいて胃がキュウっとしてきます。。。それでも主人公が奮闘する姿にやっぱり勇気づけられます。小説は展開やキャラクターへの共感を通じて自分と対話すること。と作中で語られます。読んで、動く心と向き合いながら自分や他者を見つめる…そんな世界を意味がないものと切り捨てないで欲しい…。心からそう思います。
本、物語、お客様、店、仲間に対する愛を感じる物語です。

このレビューは参考になりましたか?

あの山本店長が帰ってきた!
変わらない武蔵野書店の皆さん、コロナ禍でしんどくなった人々の気持ち、環境が変わった人々、いろいろなものが詰め込まれていて、でも前作と変わらず面白かったです。そして前作と同じように、辞めないで仕事頑張ろうかなと思えました。

このレビューは参考になりましたか?

谷原京子店長の誕生か?と期待して読み始めました。
相変わらずの山本猛店長に谷原さんと同じくイライラしてしまう。
微妙にズレた会話が変わってなくてホッとするやら、ムカつくやら。
すべての人に贈る本への愛が変わってないのはとても安心した。
みんな頑張ろう!となんだかやる気が湧いてくる作品だ。

このレビューは参考になりましたか?

前作の『店長がバカすぎて』で転勤になった山本店長が、
3年ぶりに武蔵野書店の吉祥寺本店に戻ってきた。

前作でもさんざん周りを苛立たせた店長節は健在。
その元で働く書店員谷原京子と、
その周りの人たちの日常が描かれる。

3年たっても変わらない苛立たせる店長と、
コロナもあり変わってしまった情勢。
歳を重ねて自分のキャリアを再考する京子。

面白いと思う新人作家さんの本を見つけたり、
新たな人との出会いがあったり、
その中で店舗がリニューアルしたりと、
日々奮闘しながら向き合っていく。


デジタル化や技術の進歩、
出版不況と言われる時代の中で、
頑張る書店員さんへの愛情を感じる一冊だった。
⁡本との出会いで何かが変わる人もいる。⁡
そんな人と本との出会いが⁡1つでも多くありますように。

このレビューは参考になりましたか?

前作で転勤となった山本店長が戻ってきたところからスタートする続編。ズレていて自己陶酔型なのは相変わらずだけど、主人公の内心のツッコミが声となってしまった相手は……

理不尽や喜びとも向かい合うお仕事小説でもあり、本という存在が読む私にとってどういうものなのかをも問い続けてくる一冊でもある。

そして私自身はここまで本屋さんを信頼して、活用させてもらっているか?と思うと自分勝手に好きな本を買い漁る客だったことに気づく。いつものあの店員さんに顔を覚えられているのだろうか、などと小さな疑問がわく。

コロナ禍と思われる世界のなか、奮闘している姿を描かれている点にも、親しみがわき、自分だけじゃなかった、大変なのは、と心に友を得た気分。

このレビューは参考になりましたか?

谷原京子さんはすごい。私ならこんな店長だと本当に辞めてしまう・・・(笑)。

店長には尋常じゃなくイラつかせられますが、この小説には何度も「ああ、だから自分は書店員を続けているんだなあ」と気づかされます(店長の言葉にではなく!)。
”本が好きな人と、好きな本の話をしているときが何よりも楽しい。自分の好きな本を、自分の好きな人が好きになってくれたらこんなに嬉しいことはない。”
表紙もとてもいいですね。闘う書店員!

このレビューは参考になりましたか?

とても面白かった前作に続き、待ち焦がれた続編の今作は、更に深みが加わった面白さでまたまた一気読み!そして"えっ?ここで終わり?"と思わず声が出てしまったラストは続きが気になりすぎて、もう既に次の続編が待ち遠しい…笑。

相変わらず店長のイラっとする物言いや、京子の勇猛果敢は健在だが、一方で京子が自分の仕事や将来についてリアルに考えたり、店長が書店員になった経緯が明かされるくだりでは、その人間味と切なさにグッとくる。

とは言え、武蔵野書店の上を下への大騒ぎなどんでん返し的展開は今作も超楽しい!おすすめです!

このレビューは参考になりましたか?

前作とても面白かったので、第2弾とても楽しみにしていました。

山本店長おかえりなさい!武蔵野書店のみなさんにもまたお会い出来て嬉しいです。
京子と一緒に苛立ったり、悩んだり、クスッと笑ったりしながらとても楽しい時間をまた過ごせました。

一冊の本を届けるためにpopやフリーペーパーを作り、いつも丁寧に接客して下さる書店さんを思いながら読みました。
武蔵野書店と同じく大変な思いもされると思いますが、改めて本との出会いの場を作り続けてくれる事に感謝してます。
こんな楽しい本と出会えると、また書店にふらっと寄ってしまいますね。

このレビューは参考になりましたか?

武蔵野書店のあの山本店長が帰ってきた!これだけでもくワクワク。語り手になる谷原京子は正社員になり、他のスタッフも健在だ。前作同様、書店を舞台に繰り広げられるお仕事コメディに笑いが止まらない。 恋バナもあり、新たな登場人物も増えますます深くなっていく人間模様が面白い。

このレビューは参考になりましたか?

まさかまさか!
またこの物語や面々に会えるなんて。
帰ってきましたね山本猛店長。
一緒に働くと思うと躊躇しますが、
変わらぬところに納得したり何故か安心したり。
人は簡単には変わらないのだ(にやり)
書店員なら誰もが感じたことのある想いや書店あるあるなど、今回も楽しませて頂きました。

このレビューは参考になりましたか?

前作から更にパワーアップしたキャラクターが、私たちが今直面している世界で同じようにもがく姿にページをめくる手が止まりませんでした。
どんなに大変でも、店長がバカでも、やっぱり本屋さんっていいなぁ。
素敵だなぁ。と思える作品です。

このレビューは参考になりましたか?

バカは素なのか!?演技なのか!?あの店長が帰ってきた!3年の時を経て少し成長した主人公が、武蔵野書店を舞台に新たな波乱に巻き込まれる。
読み終えての第一印象は「上手に続編を作ったなぁ」。前作同様、「なるほどね」と思えるラストの展開でした。シリーズ3弾も楽しみにしています。

このレビューは参考になりましたか?

店長に対するイライラも、同僚とのやりとり、距離感も、書店での働き方も、客への対応も、作品への思いも、本好き同士の会話も、SNSの使い方も、などなど、作品全体に描かれていることが自分の日々にも置き換えられることばかりで、前作に引き続き、とても興味深く面白かったです。あっという間に読んでしまいました。伏線もいっぱいだったので読み返しましたが、気がつかなかったことも出てきて新しい発見にまた楽しい時間を過ごせました。

このレビューは参考になりましたか?

山本店長ふたたび!
なんだんだ言っても良い店長だったかな、という前作ラストの印象は見事覆されました。そういえば山本店長こんな人だったな、と前作でのやらかしの数々を思い出しました。やっぱり、こんな上司は、嫌だ!!
でも、読んでる分には他人事なので、次も期待してます。

このレビューは参考になりましたか?

『ステイフーリッシュ·ビッグパイン』が読みたいよ。検索してしまいました。スピンオフ?としてでもいいから、書いてほしい。有川浩さんの『レインツリーの国』みたいな感じで独立した物語で。
帰ってきた山本店長…やっぱりウザい。つかみどころの無さ、本心の見えなさは変わらず。武蔵野書店の皆さんは器の大きいメンバーだと思う。

このレビューは参考になりましたか?

店長のバカっぷりが相変わらず最悪なおかげで、出だしから面白かったです!次々と巻き起こるさまざまな出来事に笑ったり、いったいこれはどういうこと?変な謎がたっぷりすぎて、ひねりを効かせた展開にあれこれ推測しながら読んでいたので、私の頭の中も忙しかったです。書店員さんたちの裏の苦労、大変さを知る事もできました。それなのに更に振り回される谷原さんかわいそう。笑ったり、驚いたり楽しめました。でも、最後まであやしげな山本店長はいったい何者なんだろう。それは永遠の謎かもしれないけれど、続きが気になります!

このレビューは参考になりましたか?

武蔵野書店、なんて退屈しない職場なんだろう…!前作は読んでないのですが、全く問題なく店長ワールドに引き込まれてしまいました。前作から数年経っている設定なので、それぞれ状況も変化して悩めるお年頃の主人公にも共感です。でもでも、、それじゃ勿体無いよ!と周囲の思惑同様モヤモヤでしたが、最後は見事な着地点!また数年後の店長の成長期が読めるのかなと今から楽しみです。

このレビューは参考になりましたか?

関西の人間なので、「バカ」という言い方には抵抗がありますが、山本店長は「バカ」がぴったりです。ウザいです。一緒に働きたくないタイプ。
関西(大阪京都滋賀近辺)では「あほやなあ」と「あほっちゃうか」が、この、「バカ」に当てはまります。
使い方は、前者には愛があるのに対し、後者は、バカにした感情を前面に出した言い方です。
「帰ってきた店長がバカすぎて」あほっちゃうか💢、
「アルバイトがバカすぎて」あほやなあ………
「親父がバカすぎて」あほやなあ(かわいらし)、
「社長のジュニアがバカすぎて」いやいや、優秀やで、
「新店長がバカすぎて」あほや、あほや、ため息交じりに、
「やっぱり私がバカすぎて」これこそが、あほやなあでした。

このレビューは参考になりましたか?

今回も店長はバカすぎます。そして書店への愛が溢れ過ぎるほどの作品です。
 自粛後のコロナ禍での武蔵野書店が描かれています。同じ時間を共有しているようでした。
出版業界の厳しさもそのまま描かれているのが切ないです。どうしたら良いのか、書店目線はもちろん、作家目線の描き方、戦い方に熱いものを感じました。きっと未来は本文にもある、若い子が想像しているようになっていくのでしょう。それならアナログな未来を想像するのはAI にもできない人ができる新しいこと。書店員が存続し続けていく意味を考える谷原京子。書くことで戦う作家の大西賢也先生。私も私なりにやってやろう!と「ガルルッ」とノド元を鳴らしながら読んでいたかもしれません。

このレビューは参考になりましたか?

このシリーズ未読だったので、前作から読みました。どちらも読むのを止められず最後まで一気読み。めちゃくちゃ面白かった。共感の嵐で、一緒になって笑ったり怒ったり、しんみりしたり、とにかく忙しかった。若い頃に出会いたかったな。しかもい~所で終わってて、思わずあぁーー!!と声が出てしまった。

このレビューは参考になりましたか?

今作も大いに笑わせてもらいました。
山本猛店長、相変わらずのおバカっぷり、ズレっぷりで帰ってきましたね。
やっぱり、武蔵野書店はこうでないと!
なんだか京子も店長に似てきたんじゃないですか?笑

今作もアナグラムや伏線を気にしながら読みました。
京子の抱える結婚や仕事に対する悩みなどシリアスな部分もあり、等身大の京子が見れた。
また、アナログな書店の将来性も描かれていて、VR機を用いたりAI書店員も確かに面白そうだけど、
やっぱり私は紙の本が好きだなと改めて思った。

次回は遂に京子店長になるか?
猫娘に噛みつかれないように!

このレビューは参考になりましたか?

どんな空気も一瞬で自分色に塗り替えるあの山本店長が舞い戻り、パンデミックに喘ぐ武蔵野書店に更なる波乱を巻き起こす『店長がバカすぎて』第2弾。
前作から3年の時を経て、相変わらずの出版不況とパンデミックの中で奔走する書店員の苦悩と希望をコミカルに描いた、笑いあり笑いありの作品。作中作とシンクロする展開や、バーチャル書店など多様な考え方にワクワクした。空回りする谷原親子の日常をも侵食する店長の謎の影響力と憎めないチャーミングな部分がクセになる。
まだ続きそうなので第3弾も期待値∞。

このレビューは参考になりましたか?

待ってましたー!
前作同様、山本毅店長がバカすぎて(笑)谷原さんと一緒に苛立ち、共感しながら大爆笑でした。

今回はアルバイト、親父、社長のジュニアもバカすぎて、これまた大爆笑!

でも、一冊を通して伝わってくるのは、書店と書店員に対する愛でした。今流行っている感染症のことにも触れられ、実際にそのせいで大変な思いをされている方たちがたくさんいる。そして、そんな世の中だからこそ必要な小説もあると感じました。

本が好きな方、本屋さんが好きな方、本に対する凄まじい愛に溢れた“毒”で大笑いしてみませんか?

このレビューは参考になりましたか?

帰ってきた山本店長の変わらなさに、いや京子に対するリアクションが一層苛だたしいものになっていることに呆れつつ、武蔵野書店吉祥寺本店での慌ただしい日々に読み手も飲み込まれていく。正社員となった京子の、あまりパッとしない日々はまだ続く。仕事の意味、自分の人生の今の位置、悩みどころはあれこれ出てくる。
本への愛、書店員としての誇り、そればかりを感じていられないのが日常業務。
理不尽も脱力も仕事のうちと考えられればまだいいが、追い込まれすぎた京子のあがきが痛々しくもある。
同じような日々に見えても、変化は必ずある。
変わりゆく武蔵野書店吉祥寺本店を、まだ見ていたい!

このレビューは参考になりましたか?

吉祥寺の書店を舞台に、主人公谷原京子と、彼女を取り巻く店長ら業界の最前線を担う書店員の人間模様が活写されている。キャラに親近感が沸くのはもちろん、「君主論」のくだりではおもわず爆笑してしまった。
第五章が伏線かと思いきやその裏をかく展開に脱帽。終わりが些か唐突で星4.5だが、ジャンル不問の著者はすごいのひと言。

このレビューは参考になりましたか?

まさか続編が出るとは!前回がとても面白かったので今回も・・と期待しながら読み始めました。
最初は、やっぱり店長の傍若無人っぷりにイライラしながらも、谷原さんの色んな葛藤が描かれすぎていて
こじらせ感が強く、なかなか読み進みませんでした。
やっぱり2作目は難しいか・・とゆるゆる読み進めていたら、またまた新たな展開が!
後半は一気に読み終わりました。最後はなんだか感動してしまいました。

この3年間、世界がコロナで一変したように、この作品も3年間で書店業界を取り巻く世界が変わり
それに押しつぶされないよう、流されすぎないように悩みながら頑張ってきた書店員全員の
成長の物語が見られました。
この続編も所属の図書館に入れたいと思います!

このレビューは参考になりましたか?

宮崎の山奥に異動になっていた山本猛元店長が吉祥寺本店に店長として復帰したことによって、再びやってきた正社員になった書店員・谷原京子の受難の日々を描いたシリーズ第2弾。コロナ禍による本や書店を取り巻く環境厳しさというシビアな面を重た過ぎないように、時に登場人物達の葛藤をややコミカルに描いているのだろうか?そこが作者の狙いならばさじ加減が絶妙なような微妙なような…何にせよ登場人物たちの本や書店に対する愛情の深さはしっかりと伝わってきた。シリーズのゴールは谷原京子が店長になる事なのか?行く末を見届けたい。覆面作家のモデルってもしや著者ご本人?(シリアスなのも、コメディタッチなものも書けるから)と感じたのは私だけだろうか?

このレビューは参考になりましたか?

山本店長が吉祥寺本店に帰ってきた!

今作も書店員さんや作家さんへの愛が
たくさん描かれているけれど、
どちらかというと主人公の谷原京子が
これからの人生やキャリアについて
考える場面が多かったな~という印象でした。
30代の働く女性たちにも共感できる場面が
たくさんあるかと思います。

このレビューは参考になりましたか?

実は前作は積んでいて読んでいないのですが、それでも大丈夫でした。
これでもかというくらいに店長にイラァっとしながら読みました。果たしてこの感情は正解なのか?と思いましたが皆さんの感想を読んで間違っていないと分かりホッとしました。
好きなことを仕事にするジレンマの描写や年齢から来る悩み。
主人公に共感する場面も多かったです。
続編なので前作の種明かしは既知のものとして描かれていますが、それでも前作も読んでみたいという気持ちになりました。
個人的に京子のお父さんのキャラクターが好きでした。
次作も出そうな雰囲気なので楽しみです。

このレビューは参考になりましたか?

謎が謎を呼び謎が深まる。なにこれどうなるの!?と思いつつ読み進む。
作中で触れられたあの手法をよもや体感できるとは!と興奮したけれど、作者はそう簡単にはわたしたちに全てを明かしてはくれなかった。
謎が!謎が残る!なにこれどうなるの!?と思いつつ私は続刊を待つ。
作者の術中にハマりケムに巻かれた感が否めず悔しくなるほど翻弄されてしまったこの第二巻。面白いじゃないですか!
次巻でこそ謎が明かされることを祈る。

このレビューは参考になりましたか?

宮崎から山本店長が戻り、谷原さんは正社員になっていた。吉祥寺本店には、個性的なバイトさんたちも加わって、谷原さんの状況も変化していく。そんな中で本店リニューアル記念のイベントが企画準備されていく。新たに登場した覆面作家さんは、なるほどねだった。ラストには次回に続くであろう伏線も張られ、谷原さんの手腕が試されそう。

このレビューは参考になりましたか?

実は前作は未読。
ですがよくオススメなどで目にはしていて
続編が出て気になった為読ませて頂きました!

面白い!前作読も!!!

イラッとするのに憎めない!
結局そーゆー人は愛されるんですよね。

このレビューは参考になりましたか?

あ・の・山本店長が帰ってきたーーー
それも前作よりパワーアップしてませんか?
相変わらず、絶対一緒には働きたくないけど、ゲラゲラ笑っちゃう。たまに本当はバカじゃないんじゃ…と思わせて期待を裏切ってくる。最高です。怖いもの見たさで武蔵野書店の柱の陰からこっそり覗いてみたいですね。

今回はあれから三年たった京子ちゃんが仕事や自分の人生、感染症が渦巻く世の中での書店の在り方などに悩み成長していく様子にも共感できて響きました。

三作目がありそうな終わりかた。
楽しみにしてます。

このレビューは参考になりましたか?

山本店長が戻って来たことで、また物語が始まる。
3年経ったことで、山本店長が変わったのかというと相変わらず。
谷原京子は正社員として頑張っている。
おなじみの書店員もいれば、新顔の人も。

ステイフーリッシュ・ビッグパインがどんな小説なのかすごく気になる。
今回もアナグラムが。
でも読者は最後までわからない。
で、結局山本店長ってすごい人なの?ポンコツなの?

このレビューは参考になりましたか?

同じ書店員として共感するところが多すぎて、終始頷きながら読ませていただきました。本当に朝の開店前のあの時間は貴重です。うちの上司もバカすぎてその事にいつ気づいてくれるのか、いや気づいてもらえるようにアピールの方法を考えながら再読しようと思います。

このレビューは参考になりましたか?

前作が良すぎて読む前からハードル設定が高くなっていて、それでも良しと思えたのだから、やはり、あの店長の曲者ぶりというのかキャラでしょう。極悪でも完全な無能でもなくて、ちょっと感覚がずれているんだけど、ちゃんと店全体というか店員のみんなにまで目を配らせている、時にはストーカーみたいになることもあるのだけれども、それはそれで良しというところでしょうか。後半は少しぐだぐだ感があつたものの、何とかまとまったという感じなのかと思いました。前作読んでない人は読んでからだと思います。

このレビューは参考になりましたか?

一緒に働きたくない典型的なタイプの山本店長は相変わらずで、だからといってその位置に成り代わるほど彼女の覚悟も定まっていなくて、ドタバタ劇の先にあったまさかの展開には驚かされました。ただ山本店長がいつまでもそのままなのはみんなストレスが溜まりそうなので、次あたりでそろそろ覚悟を決めて店長を倒す谷原さんが見てみたいです。

このレビューは参考になりましたか?

キャラクタとしては好きなのに、絶対に一緒に働きたくない山本店長。
武蔵野書店のみんなもお帰りなさいっ
この2年を越えてまた書店で会えたことは、決して当たり前のことではなかったのだと思います。
書店員としても人としても一皮剥けることを周りから期待される谷原さんの苦悩が、とても身につまされました。
相変わらずの作中作でアナグラムに翻弄される遊び心も面白かったです。
「新!」という続編からも、作中からもどんな選択をしても「その後の人生は続いていく」というメッセージを強く受け取りました。

このレビューは参考になりましたか?

バカすぎる店長が帰ってきたー!
こんな店長が現場にいたら、私は多分耐えられない…笑
私の店の店長は優秀すぎるので、本当に恵まれているなあ、と思いました。

でも、ここまで振り切ったキャラはどこか羨ましくもあります。
きっと彼はどこに行っても、自分らしく楽しく生きていける人でしょう、間違いない。

コメディタッチの読みやすい文体で、ストレスなくさくさく読み進めることができます。
普段あまり小説を読まない、という方にもお勧めです!

このレビューは参考になりましたか?

店バカ・リターンズ、キタ!私たちがイメージする静かなる書店、その舞台裏ではこんなに毎日が大騒ぎなのか。今回新登場のアルバイトちゃんに苦笑、社長ジュニアのエピーソードに大爆笑。そしてラストへ向けて怒涛の展開&結末…めちゃくちゃ楽しませていただきました。これは、次回作あるでしょう!前作よりちょっぴりたくましくなった京子ちゃんに共感しまくりの作品でした。

このレビューは参考になりましたか?

前作を拝読し、面白かったので
リクエストさせていただきました。
今回も、安定の店長の暴走っぷり。
個人的に好きだったところは、
"一冊の本を「商品」って呼ぶ書店員にはならないようにしようね。そこにどんな違いがあるのかうまく説明はできないけど、私はちゃんと「作品」って呼んでいられる書店員でいたい"
というセリフ。
実際にこんな書店員さんがいたら
素敵だなと思いました。
ラスト、3作目を期待させるような
布石が打ってあったので、
次作が楽しみです。

このレビューは参考になりましたか?

前作、気になりながら未読だったので、まずそちらを読んでから、新作へ。
バカすぎる店長が山奥へ飛ばされて、ホッとしたのもつかの間、あの店長は、帰ってきてしまった!
フルネームを連呼する様子もろもろには、バカというより、ウザっと思ってしまう。
そんな店長の元だが、武蔵野書店吉祥寺本店の面々は、頑張っている。
前作に比べ、京子のプライベートな悩みにも触れられ、同じような環境にある読者は共感できるのではないだろうか。
それにしても、第〇話前半では、「え? そうだったの?」と、すっかり騙されて、私こそバカすぎた。
続編を匂わすラスト。前作で魅力を感じた人物で、今回出番が少なかった人たちを次は活躍させてほしい!
#新店長がバカすぎて  #NetGalleyJP

このレビューは参考になりましたか?

相変わらず他人をイラつかせる天才の店長でも、スタッフ達は本や書店が好き!という熱い思いが活力となり日々頑張れるのだろうな~。頑張る人の周りには自然と優しく力強い人達が集まって来る。その人たちの言葉を糧にして、カリスマ書店員となって次はラスト作にして欲しい。それにしても勘違いした作中作は良かった。

このレビューは参考になりましたか?

『新! 店長がバカすぎて』

あの山本店長が帰って来た!さらにパワーアップして?主人公も店長に!?
出版業界の未来のため動き出す!

働く日常は地道なことの繰り返し、でも、毎日、同じじゃなくて、どこかにキラッと光る瞬間もある。
書店、出版業界の現状は厳しいけれど、物語に沿って共感出来るところがたくさんあった。そして、未来の書店とは?

山本店長はほんと面白い、内側から見る評価と外側から見る評価、バカなのか敏腕なのか。

世の中がひっくり返るようなパンデミックが起こり乗り越えた先、次の第三弾はどのような物語になるのか?タイトルは?期待しかない。

このレビューは参考になりましたか?

あの山本猛店長が帰ってきた!何で?もっと他にちゃんとした店長は居ないの?と思ったけれど、読者としてはちょっとワクワク。あいかわらずの空気の読めなさにイラつきながら、さらに今回はもう1人空気を読めないアルバイトの山本さんが加わり、ダブル山本でパワーアップ!それでも皆が本と書店への愛に溢れているのが感じられてとても楽しく読みました。

このレビューは参考になりましたか?

あの山本店長が帰ってきた!
今回も不可解な行動ばかりとる山本店長、でも憎めないのはなぜなのかしら。
現実に自分の上司だったら絶対にイヤだけれど(笑)。
前作に引き続き、書店の仕事の光と影をユーモラスに教えてくれる本です。

このレビューは参考になりましたか?

あの『武蔵野書店吉祥寺本店』にアイツが帰ってきやがった!前作で宮崎県の山奥の新店舗へ行ったはずなのに…本店復帰とは栄転なのか?アイツは敏腕書店員なのか?1ページ目からの衝撃から立ち直るべく読み始めるも2作目も爆笑に次ぐ爆笑。爆笑の中にも谷原京子に共感し喉奥で『ガルルッ』と唸りながら、時には涙ぐみながら一気に読んでしまった。神様客や安い給料、毎日のルーティン作業、理解の全くない上司にも負けずに頑張れるのは作家や作品への大きな愛と、作品に救われた恩に報いる為のみ。『全身の血がめらりと揺れ』ても明日も頑張ろう!

このレビューは参考になりましたか?

大変失礼ながら、あのイラつく店長が帰ってきた話なんて全然読みたくなかったはずが…
気が付くと面白くてイッキ読み🤣

じわじわと前作の人間関係を思い出され、新メンバーも加わって、パワーアップすらした<武蔵野書店>。

コロナ禍での厳しい現実も描きつつ、店長も店員もバイトも社長も「バカすぎて」!

社長のジュニアがビンビン…⁉️

神楽坂で小料理屋を営む京子のお父さんも、こんなに弾けていたっけ?というくらい面白かった。仕事帰りに立ち寄って、ポテトサラダをつまみに愚痴りたい🤣

元引きこもりのアルバイトの山本さんもいいキャラクター✨

続編のタイトルに「新!」をつけちゃったら、更なる続編には「新新!」「新新新!」となっちゃうんじゃ…と突っ込みつつ、まだまだ続きそうな気配。

本を、小説を、書店を愛する1人として、これからも<武蔵野書店>を応援したい😂

このレビューは参考になりましたか?

前作を読んでいないのでどうかなあと思いながら読み始めましたが、全然大丈夫でした。とはいえ、前作を読んでから読んだ方がより楽しめるとは思います。色々なバカすぎる人達が出てきますが、やはりダントツは店長です。一緒には働きたくないですが、全然関係ない、例えば隣の部署で見ていたら、こんなに楽しませてくれる人はいないと思います!

このレビューは参考になりましたか?

今回も前回と同じような構成で楽しめました!
特に好きだったのが「脇役だと思っていた人が主人公になり…」を地でいく店長の一人称!から始まる章。
ついに店長の生い立ちが明らかに!?
どこまでが真実なんだろうと憶測してみましたが、そもそも店長は現実世界にいない人だった…。
でも、そのぐらい「武蔵野書店」と働いている人たちがリアルに感じられました。
次作も楽しみにしています!

このレビューは参考になりましたか?

前作が久々に声出して笑った読書だったので、今作も期待値大で楽しませていただきました!
なんと、あの終わり方から店長が帰ってくるなんて?!と序盤から驚き、前作よりも不穏な空気に慄き、そして爆笑、爆笑、涙させていただきました。
一作を通しての仕掛けも面白く、やられた〜!感が否めません!
読後に、よし頑張ろう。と思わせてくれるこの作品に、心からの感謝を贈ります!!!

このレビューは参考になりましたか?

『店長がバカすぎて』の続編。相変わらずの書籍愛・書店愛に満ちた抱腹絶倒の作品。前作同様登場人物が半端じゃない。いや前作を超越しているかも。なかでも圧巻はやはり山本店長。この人凄すぎる。はたで見ている分に十二分にというかSuperに面白いんだが、一緒に働く、しかも上司だったら悪夢のような人物。このおじさんをこのポジションにおいて果たして物語が成り立つのか?こんな、珍獣ばかりを集めた動物園で物語は収束するのか?そんな心配は杞憂に終わり、きれいに纏められるあたりに作家の筆力を感じる。ここまでくると第3弾を期待したくなる。是非とも書いてほしい。

このレビューは参考になりましたか?

またこのメンバーに会えるとは!嬉しい再会です。
店長も、憎めないし、愛されキャラに見えてくるのが不思議。でも、一緒に働いたら毎日朝からイラつきそう。
結婚やコロナといった切実な問題も描かれているので、前作のような純粋な面白さは減りましたが、次は誰がどんな武蔵野店を書いてくれるのか楽しみです。

このレビューは参考になりましたか?

あの店長が帰ってきた!!(まさか帰ってくるとは思っていませんでした笑)主人公も店長も相変わらず?で。でも書店を愛する強い気持ちも変わらず健在で元書店員としては所々いろいろと思い出して心が熱くなったり、ウルっとしてしまうシーンも…。相変わらずの面白さでした。

このレビューは参考になりましたか?

店長が帰ってきたー!!と見つけた瞬間にすぐリクエスト送りました。
おなじみメンバーの掛け合いにほっこり懐かしい感じがあったり、前作と今作の間にもたくさんの大変さがチラホラみえる感じにも、あれ?私もその空間にいたのではないか!?と思えるような決して遠くない気がする物語でした。
中でもお父さんの前向きに新ジャンルに頑張るノリも大好きです。

このレビューは参考になりましたか?

本が、本屋がすきな皆さま。とてもたのしい賑やかな書店、リニューアルの幕開けです。

バカすぎる店長とキレすぎる谷原さんが帰ってきた!
軽やかに爆笑、時にしんみり納得させられる究極のエンタメ小説。

わたしは本屋さんで働いていて思うことは色々あります。そしてたのしい9割で毎日頑張っています。
やはり小説読みな思考の谷原さん。怒りっぽいけれど世界や小説の見るべきところはきちんと見ている。

ガルルッ、喉から本当にそんな声出るんでしょうか。のほーん書店員にはびっくりです。

このレビューは参考になりましたか?

やっぱり山本店長は最強です!彼がいるから京子が面白いんだわぁ。今回はキャラ濃いめの社長と京子とのの絡みに「来るぞくるぞー!」とワクワクしました。
うちの学校には店長ファンがたくさんいます。「これ、朝読書には合わないのよね、静かな教室に笑い声が響いちゃうから、笑うの我慢するの大変なのよ。」という声も(笑)早速購入しました。大人気です!

このレビューは参考になりましたか?