ナマコのばあちゃん

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刊行日 2022/08/22 | 掲載終了日 2022/08/23

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内容紹介

ダイナミックな展開にぐいぐい引きこまれる、迫力の絵本!


ナマコのばあちゃんは のんきに くらしてた。

ふにゃーとして ぽてーとして ゆーっくり。

みのまわりに あるもんを、たべて だして のーんびり。

あるひ、うみのそこが ブルンッと みぶるいして、

うみのみずが もんどりかえった。

めちゃくちゃに なった うみのなかで、

ギュウウウウと みを かたくした ばあちゃんは……?

ダイナミックな展開にぐいぐい引きこまれる、迫力の絵本!


ナマコのばあちゃんは のんきに くらしてた。

ふにゃーとして ぽてーとして ゆーっくり。

みのまわりに あるもんを、たべて だして のーんびり。

あるひ、うみのそこが ブルンッと みぶるいして、

うみのみずが もんどりかえった。

めちゃくちゃに なった うみのなかで、

ギュウウウウと みを かたくした ばあちゃんは……?


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

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販促プラン

【著者紹介】

作 こしだミカ

1962年、大阪府生まれ。絵本作家、立体造形作家。自作の絵本に『アリのさんぽ』『ねぬ』(ともに架空社)、『ほなまた』(農文協)、『くものもいち』『いたちのてがみ』(ともに福音館書店・こどものとも)、『でんきのビリビリ』(そうえん社)、『ドンのくち』(佼成出版社)、『ひげじまん』(小学館)、絵を担当した絵本に『カイロ団長』(宮沢賢治・作、ミキハウス)、『ナマコ天国』(本川達雄・作、偕成社)、『ねむろんろん』(村中李衣・文、新日本出版社)がある。

【著者紹介】

作 こしだミカ

1962年、大阪府生まれ。絵本作家、立体造形作家。自作の絵本に『アリのさんぽ』『ねぬ』(ともに架空社)、『ほなまた』(農文協)、『くものもいち』『いたちのてがみ』(ともに福音館書店・こどものとも)、『でんきのビリビリ』(そうえん社)、『ドンのくち』(佼成出版社)、『ひげじまん』(小学館)、絵を担当した絵本に『カイロ団長』(宮沢賢治・作、ミキハウス)、『ナマコ天国』...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784033521404
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

ばあちゃん、なんも悪くない。のーんびりしてたのに、海の水がもんどりかえって、ばあちゃん、急に一生懸命食べたからかな?
海の中のごちゃごちゃを早く片付けてしまいたかったのかな?
ど迫力の体になってしまったのは、海のごちゃごちゃをみんな引き受けたからかな?
人間は勝手だな。自分たちの見たいように見て、都合が悪けりゃ排除する。
ナマコのばあちゃんのように、ゆーっくり、自然体で生きていたい。
こしだミカさんのパワフルでストレートな表現に、圧倒されました。

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正直、ナマコのばあちゃんがばらばらにされて、あちこちに捨てられるというラストは見たくなかったなあ。
けど、作者さんはそういったことを通して、もっともっと訴えたいこと伝えたいことがあるんだよねえと思った。
ばらばらになったナマコのばあちゃんが、それぞれの場所で、それぞれのナマコのばあちゃんになって、また最初みたいにの~んびりと豊かに暮らしていってるシーンが見たかったなあ。
でも、でもですね、今までにないくらいの迫力とメッセージ性があって、環境破壊なのか、厄災なのかはわからないけど、一匹のナマコが自分のやりかたで立ち向かっていく姿は、とてもとっても学ぶところがありました。
子どもに読み聞かせるとき、どう助言してあげればいいのか、どう付け足してあげればいいのか、わたしのような無知な親向けの後書きとかあればよかったかもしれません。
できたら、ナマコのばあちゃんが復活して、「もったいないばあさん」みたいな絵本になってほしいなあと思いました。
読ませていただき、ありがとうございました!

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おおきな うみの はしっこで ナマコの ばあちゃんは のんきに くらしてた。
ふにゃーとして ぽてーとして まわりに あるもんを ゆーっくり たべて、 おしりから だして。
ひがな いちにち のーんびり。赤いナマコの姿からは、ばあちゃんなのか、少女なのかわからない。何を考えてるのかもさーっぱりわからない。ひがないちにち の~んびり・・・そうやって今日まで生きてきた。
ナマコのばあちゃんは、まわりのみんなのように、いそぐことも、より豊かになることも、あんまり興味はない。
欲もなく、ただ、たべて、だして、たべて、だして・・・ふにゃーとして、ぽてーとして、ゆーっくり。
それが、どうだ!ことがおこった! ぎゅううとなった! ばあちゃんひとり、ふるいたつ!
することはひとつ。たべて、だして、たべて、だして・・・猛然と、まよいなく、ただひたすらに。
ばあちゃんの心が、体が動くのだ。ただ、ただ、ただ、ただ、うごくのだ。もう、のーんびりなんてしていない。だって、それは、自分のためにすることじゃない。もっとおっきな使命のため。それは、いますぐ、もうれつに。
ナマコのばあちゃんが、おおきな、おおきないのちを生きる!
弱者の知性は最悪を回避するために。自分の命だけを守るために。人間がいくら賢くても、蓄えたのは弱者の知性だったのか?・・・ナマコのばあちゃんにはおよびもしない。恐怖で動けなくなったり、恐怖で恩を仇で返したり、そんな、偽の知性の詰まった頭は捨てろ!私はばあちゃんのようになれるだろうか?強い、強いメッセージです。

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うわーーこれはまたすごいインパクトだ。
表紙をめくるとまず美しい青い線でうめつくされた、画面。海だ。
のんきにあるがままに自然に暮らしている真っ赤なナマコのばあちゃんのお話。
自然の力の大きさ、人間の欺瞞。
すごい想像力でお話は想像もつかないところへ転がってく。
ここから何をくみ取るか、はその人の感性次第かもしれない。

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ナマコを知っている人にとってはナマコらしいし、
ナマコを知らない人には得体が知れないのがナマコか。
ざっくりとした絵と表現が、遠めに見るとメリハリがあって
思いついたことがすぐに展開されてテンポがいい。
誰かに悪いことをしたな、という反省とか、
誰かが助けてくれている、ありがとう言いたいなとか、
そういうのが、こういう本から伝わったらいいなと思います。

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ナマコ天国に続くこしださんのナマコの絵本です。今回はナマコについてではなく、環境について考える絵本で、こしださんが描く迫力あるナマコの姿と物語にに引きこまれながら、小さな子でも環境について様々な事を感じられると思います。

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