エフィラは泳ぎ出せない

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刊行日 2022/08/31 | 掲載終了日 2022/08/31

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内容紹介

東京でフリーライターとして働く小野寺衛は、同棲する恋人の妊娠が判明した夏の日、伯母からの電話を受ける。それは故郷に残してきた兄の死の報せだった。兄・聡には知的障害があったが、死因は自殺ということ以外なにもわからない。葬儀のため七年ぶりに地元・松島の地を踏んだ衛は、兄の死の真相を探る決意をする。父親、伯母、幼馴染みと、聡と関わりの深かった人物に話を聞いていくことで、慟哭の真実が明らかに──! エッセイ『しくじり家族』『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』で話題の著者が贈る、鮮烈なミステリデビュー作。

東京でフリーライターとして働く小野寺衛は、同棲する恋人の妊娠が判明した夏の日、伯母からの電話を受ける。それは故郷に残してきた兄の死の報せだった。兄・聡には知的障害があったが、死因は自殺ということ以外なにもわからない。葬儀のため七年ぶりに地元・松島の地を踏んだ衛は、兄の死の真相を探る決意をする。父親、伯母、幼馴染みと、聡と関わりの深かった人物に話を聞いていくことで、慟哭の真実が明らかに──! エッセ...


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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販促プラン

いただいたご感想はPOP等拡材、弊社HP、Twitter等で幅広くご紹介できればと存じます。

キャッチコピー一言でも長文でも結構ですので、熱意のあるコメントをお待ちしております!

よろしくお願いいたします。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784488020194
本体価格 ¥1,800 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

知的障害をもつ兄聡の自殺を疑い、死の真相を探す衛。真相を探していく過程で聡と、聡を取り巻く人々の関係や事実が明らかになっていく。ミステリを通して、障害児に対する周囲の思い、障害を持つ人の自立や幸せなど様々なことを考えさせられる濃い作品だった。聡の部屋にあった2枚のポスターがとても切ない。読み終えた後、タイトルと冒頭のウィリアム・ジェームズの言葉が悲しいほど染み込んでくる。

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タイトルからは想像てきないほどの、様々な人の人生が絡み合った歴史がそこにはあった。所々謎が秘密めいて揺さぶられるが、真実が明らかになってくると誰も責めることができない悲しい人間の性が浮かび上がってくる。エフィラは幼生になって海に泳ぎだし、そこから1週間ほどで海月になるという。聡はエフィラではあったが確実に泳ぎだしていたのだ。私はそう解釈した。

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ミステリーという形式をいかしながら、丹念に調べた内容をていねいに思考しながら配置することで、社会の中で埋もれてしまいがちな問題を読者に提示することができている作品であると感じました。次の作品も是非読みたいと思います。

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恋人の妊娠がわかり、自分が親になることへの戸惑いと不安を感じていた最中に受けた一本の電話が伝えてきたのは、兄の自殺だった…。
もう、冒頭から衝撃的で、作品のなかでの生と死の隣り合わせ感に呼吸が浅くなり、何度も深呼吸していました。
兄の死に腑に落ちない思いを抱えつつ実家に戻った衛が目の当たりにした“兄”を取りまいていた人間関係や出来事は、知ったところで納得できるわけではない、けれど、最終的には前に進もうと思える推進力になった感が、少し救われました。

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著者自身も聴覚障がいを持つ両親に
育てられた経験を持つ。
ろう者と呼ばれていますが、
丸山正樹さんの『デフ・ヴォイス』など
たまに読む機会があります。
五感の一つを失った方々の想いや気持ちは
実際に伝える人が他にいないと伝わらないと思う。
今回は初の小説作品ということでしたが
他のノンフィクション作品も読みたくなった。
「silent」や「星降る夜に」など聴覚障がいを、持つ方々を身近にした作品も最近はよく観られるようになりました。文章でこれを表現できるのは純粋に文章力が高いんだと感じます。

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