秘められた神々

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刊行日 2022/09/21 | 掲載終了日 2022/10/31

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内容紹介

『古事記』『日本書紀』の神話には、アマテラス、スサノオといった誰もが知る有名神が登場し、すっかり馴染み深いものになっている。しかし、記紀神話はしょせん官製のものであって、その背後には長大な前史、あまたの異伝がある。本書は、記紀神話からは漏れた神々、神話での存在感は薄いがじつは重要な神々、あるいは神仏習合で発生した謎めく神々など、神統譜からは外れた「異端の神々」に着目してまとめたものとなる。

『古事記』『日本書紀』の神話には、アマテラス、スサノオといった誰もが知る有名神が登場し、すっかり馴染み深いものになっている。しかし、記紀神話はしょせん官製のものであって、その背後には長大な前史、あまたの異伝がある。本書は、記紀神話からは漏れた神々、神話での存在感は薄いがじつは重要な神々、あるいは神仏習合で発生した謎めく神々など、神統譜からは外れた「異端の神々」に着目してまとめたものとなる。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784295204237
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

あまり語られることのない神々のセレクトが絶妙です。
個人的には、ヒルコ、蔵王権現、菅原道真、天理教、弥勒に、
以前から興味がありましたが、その他の神々についても、興味深かったです。
歴史順に詳しい資料で語られ、読みやすく編集されていると思います。
王道ではない神々に歴史があり、今も人を引きつける魅力が隠れている。
あまり人が歩かない小道を散歩したような、新鮮な気持ちになりました。
もう一度、じっくり読んでみたいと思います。

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有名な日本神話から無名の神話、果ては新宗教の神々まで盛りだくさん。ロマンあふれる日本の歴史、日本神話がさらにロマンあるものになる。「天気の子」で話題になった瀬織津姫や、長野県の知られざる信仰ミシャグジなどページを進めるたびにワクワクする。世の中まだまだ知らないことだらけだ。

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古事記、日本書紀の時代の神々から当時の政治状況などから薄まった神や氏族の解説から、
中世をかっ飛ばして新宗教や土着の神身近な神まで、これを一つにくくるのが面白い。
古代には対立軸があって、真相はわからないだろうがいろいろ推察されるし、
明治前後からの新宗教では神がかりとともに、教祖周辺の細かい資料がまだ残っているし、
成立過程と衰退、神としての依り代と引継ぎの際の細かな派閥みたいなのもありそう。
現在、宗教や神というと胡散臭い要素をイメージされてるが、本来窮した際に、
どうにもならない状況の極限の負荷と無に近い感受性があれば神がかるのは例があろう。
読み物として、神々になると~か。という仮定の話になるものの、そうかもなと感じる楽しい本です。

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八百万の神といわれるように、日本には数多くの神様がいらっしゃる。
天神地祇を筆頭に、日本各地の産土神、荒神様のような各家々でお祀りする神様。道具の神様付喪神。古史古伝に描かれる異神たち、教派神道の神々。
本書は、数々の神の中でも余り有名でない、もしくは名は知られていてもどんな神様か余り知られていない神様などが紹介されている。
私的に気になるのは、宮中八神を初めとする記紀に出てこない古代神。あまり知られていないローカルな民俗神たちである。
各章ごとに性格の全く違う神様がえがかれているので、少々食い足りなさを感じるところもあるが、本書をきっかけに自分でさらに調べてみるのも面白いだろう。

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日本には、俗に八百万の神がおられるといわれる。そう日本は世界一神様と人との境がはっきりしない。なにしろ、誰でも死ねば仏様だし、祀られれば誰でも神様になれるのだ。それは豊臣秀吉、徳川家康を例にとるまでもないだろう。そして神さまの数は、現在進行形で増えているのだ。一神教の世界だとこうはいかない。へたをすれば、唯一の神以外はみんな悪魔だということになってしまうかもしれない。
 記紀にも謎の神が出てくるが、記紀に名前すら出てこない神々の方が圧倒的に多い。八百万もいらっしゃれば、すべてを記載するのは無理があるだろう。また、神仏習合の結果さらにややこしいことになっている。といっても記紀にでないながら、そこそこ知られた神様はいる。本書はそういった神々を取り上げ、解説を加えている。伝奇小説などが好きな人には、前提となる知識が身について、より面白く読めるようになるのではないかと思う。

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神統譜から外れた「異端の神々」というところが、とても興味深かったです。
歴史的背景から丁寧に詳しく説明されています。が、残念なことに私には少々難解でした。

第3章の「怨霊と神仏習合が生んだ異形神」と第5章の「知られざる謎の民族神」が私は楽しめました。
異端とは、このような神々も含まれるのか、なるほど!と。

理解しきれていないところがたくさんありますので、機会を作って読み直したいと思います。

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興味を持ったのは、第3章の天満天神、平将門、蔵王権現、牛頭天王と、第5章の民族神であって、
それ以外の神々についてはあまり興味を持つことができず、どのような基準で神を取り上げたのか、
雑多な話題の寄せ集めに感じました。

また、興味を持った第3章についても、他の本を読み知っている内容の多くが書かれているため、
これまで日本の神話に興味を持ったことのない読者向けの本であるように感じます。

第4章について、「ホツマツタエ」は雑誌『ムー』系の話ですし、天理教、大本教、「日月神事 (一二三神事)」も
『ムー』が取り上げる内容に近いので、これらの話題を取り上げた理由について疑問に感じます。

第5章の民族神については、知らないことばかりであり、非常に興味を持てました。
このような民間信仰は、全国に広がっているにもかかわらず、あまり顧みられることもなく、
過疎化や近代化によって廃れていってしまっているのではないでしょうか。
これらの民間信仰、民俗文化は、将来的に残していくべき貴重な伝統文化ではないかと思います。

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