ロンドン・アイの謎

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刊行日 2022/07/12 | 掲載終了日 2023/01/09

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内容紹介

12歳のテッドは、いとこのサリムの希望で、巨大な観覧車ロンドン・アイにのりにでかけた。テッドと姉のカット、サリムの三人でチケット売り場の長い行列に並んでいたところ、見知らぬ男が話しかけてきて、自分のチケットを一枚ゆずってくれると言う。テッドとカットは下で待っていることにして、サリムだけが、たくさんの乗客といっしょに大きな観覧車のカプセルに乗りこんでいった。だが、一周しておりてきたカプセルに、サリムの姿はなかった。サリムは、閉ざされた場所からどうやって、なぜ消えてしまったのか? 

人の気持ちを理解するのは苦手だが、事実や物事の仕組みについて考えるのは得意で、気象学の知識は専門家並み。「ほかの人とはちがう」、優秀な頭脳を持つ少年テッドが謎に挑む。カーネギー賞受賞作家の清々しい謎解き長編ミステリ! 

12歳のテッドは、いとこのサリムの希望で、巨大な観覧車ロンドン・アイにのりにでかけた。テッドと姉のカット、サリムの三人でチケット売り場の長い行列に並んでいたところ、見知らぬ男が話しかけてきて、自分のチケットを一枚ゆずってくれると言う。テッドとカットは下で待っていることにして、サリムだけが、たくさんの乗客といっしょに大きな観覧車のカプセルに乗りこんでいった。だが、一周しておりてきたカプセルに、サリム...


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしていま...


販促プラン

いただいたご感想はPOP等拡材、弊社HP、Twitter等で幅広くご紹介できればと存じます。

キャッチコピー一言でも長文でも結構ですので、熱意のあるコメントをお待ちしております!

よろしくお願いいたします。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784488011161
本体価格 ¥1,900 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

日本のトリックなどが複雑化したミステリーを読んでいると謎がいささかシンプルに感じられるところもありますが、その分、謎解きの作業がきわめてロジカルに描かれていて、良質なミステリーに仕上がっているように感じられました。主人公の描き方もとても良く、ミステリー小説としてのおもしろさとミステリーだからこそ描くことが出来るメッセージ性の双方が力強くある、良質のヤングアダルト向けのエンターテインメントであると思います。

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彼女はあの閉ざされた場所からどうやって、なぜ忽然と消えてしまったのか?
謎解きの面白さと共に子供たちの心の揺れや成長も感じられます。
失踪事件で狼狽える大人たちの中で、思い付いたまま発言、行動するデッドに
読みながら「今はやめておいた方が…」って思っちゃうけれどその洞察力と行動力があるからこそ真相を追い詰められる。
頭の固い私なんてほんと脱帽です。
デッドは学校でも家庭の中でも、自分らしく振る舞うことで周囲とうまく馴染めない。
デッドと姉、思春期の姉カットと母親、ハリケーンのような親戚のおばさん(サリムのママ)どこの家庭でもちょっと似たようなことがありそうじゃないですか。
子供の頃に感じた大人への気持ちを思い出してしまいました。

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ミステリー好きになるかどうかは、出会い方一つだと思う。
まず、自分の謎解き力の半歩先くらいの難易度のミステリーに出会うこと。起承転結の転のところで、自分の謎解きが当たっていると気持ちいい。
でもそれだけでは、ミステリーにハマる所まではいかない。
第一の謎で、達成感を味わったその先に、もう一つどんでん返しがあって、あぁっ、それ、あの伏線か!!!と思うと、もうヤラれてしまう。
この本にはそれが揃っている。
デビュー戦におすすめだ。

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何年も会っていなかった叔母といとこのサリムが、ニューヨークに引っ越す途中で立ち寄ったので、みんなで観覧車ロンドン・アイへ。
並んでいる間に、見知らぬ男性からチケットを1枚譲り受けたのでサリム1人で乗り込んだ筈なのに、下でカットとテッド見守るなか忽然と姿を消してしまった。憔悴する叔母、それに寄り添う母親。そんな大人の様子をみて、行方不明になったサリムを探すため、カットとテッドが行動を起こす。
ロンドン・アイから突然消えてしまったサリムは何処へ消えてしまったのか。個性的な考え方をするテッドの思考が冴えて、解決へ導かれていく過程はとても論理的ですっきりとしていました。テンポ良くすすんでいくストーリーに、現代社会の問題も散りばめられていて、ユーモアもあり、さわやかな満足感を得られました。子供から大人までたくさんの方に読んでほしい!

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ロンドン・アイに乗ったいとこが忽然と消えた。主人公テッドは(アスペルガー?)症候群の少年。人の表情や曖昧な言葉を理解するのが苦手な彼は、姉から見れば歯痒い弟だし、両親にとっては守るべき存在だろう。けれどその分、どんな小さな事も見逃さず、理論的に考えることができる。冷静に思考するテッドと行動派の姉カットの探偵コンビが大活躍。痛快だけど、大人読者としては反省させられるところもあった。成長物語、家族物語としても良い作品だと思う。

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大観覧車から降りてくるはずの従兄弟が姿を消した。
その場に居た主人公たち姉弟は、消えた従兄弟を探そうとする。
子供の消失に絶望し、自省を止められない大人に対し、論理的に事件を見抜き、解決しようとする主人公のキャラクターが魅力的で彼の物語をもっと読みたいと感じた。

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前から読みたかったので、思いがけないプレゼントとしてありがたく読ませて頂いた。期待通り、人間消失の謎はスリリングで、高機能症候群の少年テッドとその姉カットの2人が果敢にも挑戦していく。興味深かったのは、テッドが気持ちを落ち着ける時に自然と気象学を思い浮かべてリラックスしようとすること、彼の頭の中では気象学が主軸になっていること。そんな天才的頭脳を持つ変わり者のテッドだが、知らない大人から話しかけられたり、身近な人間が行方不明になった時には、震えが止まらないところなど、やはり幼い子供だとしみじみ。次作刊行予定のシリーズ「the guggenheim mystery」ではテッドがどんな冒険をするのか、今から楽しみだ。

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一目見ると強い印象を残すロンドン・アイ。そこを舞台にした物語はほとんどミステリを嗜まない私でもたのしむことができた(主人公家族や叔母と叔母の元夫との関係性ややり取りなどの家族の描き方もよかった)ので、ミステリ初心者でも、ミステリが苦手と思っている人でも、お話として楽しめる作品だと思う。ロンドン・アイの存在感も、もう一人の主役のようでもあり、設定のうまさを感じました。

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特異性のある12歳の少年が、閉ざされた巨大観覧車から忽然と消えたいとこの謎に迫る本格YAミステリ。
解決までのロジック全てに違和感がなく非常に完成度が高い。それでいて注意して読めば必ず気付くポイントがいくつもあり難易度は高くないのに、魅力的な謎に誘惑されたどり着くのは衝撃のラスト。
テッドの大好きな気象学の知識がふんだんに盛り込まれ、気持ちを気象にたとえるシーンがとても印象的で面白かった。
子供の注意力と集中力を鍛え、大人には独断と偏見の恐ろしさを教えてくれる爽快さのある物語。

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症候群"を抱えた少年の天才的な頭脳はまさにギフト。読み進めている最中には何てことのない出来事が、パズルのピースのようにパチリパチリとはまっていく。回転させ、裏返し、寄せ集めて。なんという柔軟で健やかな頭脳だろう。透明人間のように、テッドの話も存在も後回しにしていた大人が、驚き、認め合い、悔い改める。読後、爽快な気持ちになれる一冊だった。

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