財布は踊る

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刊行日 2022/07/27 | 掲載終了日 2023/01/16

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内容紹介

『三千円の使いかた』が65万部超の大ヒットで話題の原田ひ香さん、

こんどの本は【お金のつくりかた】!


節約主婦のみづほが2年半の貯金でようやく手に入れた憧れのブランド長財布。

しかし、思いがけない顛末から、みづほは泣く泣く財布を手放すことになり、財布はさまざまな持ち主のもとを転々としていくことになる。

財布から見えてくる、お金と、それぞれの人生。

生活に根差す切実な想いと希望を描く、傑作長編小説!


大ヒット御礼♪このたび3刷が決まりました!

3刷記念、期間限定でネットギャリーにて全文公開いたします。この機会にぜひお目通しいただければ幸いです!


『三千円の使いかた』が65万部超の大ヒットで話題の原田ひ香さん、

こんどの本は【お金のつくりかた】!


節約主婦のみづほが2年半の貯金でようやく手に入れた憧れのブランド長財布。

しかし、思いがけない顛末から、みづほは泣く泣く財布を手放すことになり、財布はさまざまな持ち主のもとを転々としていくことになる。

財布から見えてくる、お金と、それぞれの人生。

生活に根差す切実な想いと希望を描く、傑作長編小説!


大ヒット御...


出版社からの備考・コメント

新潮社の『財布は踊る』特設サイト、ぜひご覧ください!
書店員さんのご感想コメントや、原田ひ香さん×桐谷広人さんの対談、新潮社出版部長の中瀬ゆかりと原田さん出演の【お財布の中身、見せてください!】動画など、盛りだくさんで展開しております!

新潮社の『財布は踊る』特設サイト、ぜひご覧ください!
書店員さんのご感想コメントや、原田ひ香さん×桐谷広人さんの対談、新潮社出版部長の中瀬ゆかりと原田さん出演の【お財布の中身、見せてください!】動画など、盛りだくさんで展開しております!


おすすめコメント

【営業担当者より】

1話めを読んだとき、泣きました。

主人公のみづほがあまりにもけなげで、涙ぐましくて、気の毒で。

と同時に、お金って本当に、それぞれの人生を映しているものなんだなあ……としみじみ。

でも、いたいけだったみづほが、「このままじゃいけない」と少しずつ変わっていくのが、まぶしくたのもしく、最後には読んでいる自分も希望をもらえます。

お金、お財布をめぐる事情がどんどん厳しくなるいまこそ読んでいただきたい一冊です!


【営業担当者より】

1話めを読んだとき、泣きました。

主人公のみづほがあまりにもけなげで、涙ぐましくて、気の毒で。

と同時に、お金って本当に、それぞれの人生を映しているものなんだなあ……としみじみ。

でも、いたいけだったみづほが、「このままじゃいけない」と少しずつ変わっていくのが、まぶしくたのもしく、最後には読んでいる自分も希望をもらえます。

お金、お財布をめぐる事情がどんどん厳しくなるいまこそ読んでいただ...


販促プラン

8/25(木)TOKYO MX「5時に夢中!」エンタメ番付で紹介されました!

8/25(木)TOKYO MX「5時に夢中!」エンタメ番付で紹介されました!



NetGalley会員レビュー

イニシャル入りのヴィトンの黄色い長財布。それが渡っていく人の物語を連作で紡いだもの。どれもありそうな話で興味深い。
クレジットカードがリボ払いになっていることに気がついていない人って確かにいそう。昔はリボ払いがデフォルトになっているカードがあったくらいだから・・・みたいな話が並んでいて一気に読んでしまった。
日常の中に紛れ込んだ非日常を描くのがすごく上手い、最近お気に入りの作家。

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なんだかもう、ちょっと泣きそうだった。
どうしてお金ってこうなんだろう。その人との関係は、お金に換算できるようなものじゃないのに、たかだかそれっぽっちと思うような額でも、貸し借りが絡んだ途端に平衡を失い、崩れる。
崩れるばかりか、いつまでも相手を汚く罵る心を抱え、ギタギタに罵倒する口を自分に許すようにさえなる。
この本が沁みるのは、暮らしを立て直す登場人物は、自分にとってものすごく大きなことだったはずのお金にまつわる様々なことを、全部、まるっと、一旦線を引いて仕切り直しているからだ。
それがどんなに勇気がいることなのかを知っているし、本当はそうしたほうが良いことさえ知っていても、現実には難しい。その痛みが、沁みる。
読んでよかった。
そーゆーの、ぜんぶ、
小さなこと、といつか言えるようになりたい。そう思える本だった。

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決して他人事ではない、身近なお金の話!読者はこれからの人生で登場人物の誰かになるかもしれないし、もうすでに同じ状況かもしれない。それくらい身近な、危機感を感じながらも希望も持てるような素敵な作品でした!
私自身は財布を買ったみづほに自分が重なる部分もあり、1話目から奥歯をギリギリいわせなが読みました。
旅する財布と共にいろんな人達の失敗ややり直しをみて、改めて無知って怖いなと思いました。だからといって全ての情報を鵜呑みにしていいわけではなく、見極めるのも大切。難しいことだけど、大人になっても勉強すること、何かを学ぶことの大切さを実感しました。
この本はお金の勉強をする前の入り口にぴったりだなぁと思います。
読みやすくてとても面白く、夢と地獄を味わえる作品でした!ありがとうございました!

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1つの財布をめぐる物語。
1話目の主人公みづほは、最終話でも主人公。彼女の成長物語でもあります。
お財布も、1話目の頃は、憧れの存在(モノ)でしたが、話数が進むにつれ、その存在感も様子を変えたように思います。(読む人により、その財布のもつ意味は変わるように思いますが、「レッド・バイオリン」(映画)のバイオリンのような存在にならなくて、よかったなと思いました。)
それぞれのお話の主人公のその後は、後のお話で分かってきますが、人生って本当にどうなるか分からないと知らされます。登場人物たちの人生は、この物語が終わった後も続くとしたら、最終話の幸・不幸も、またひっくり返ってしまうかもと思いました。
刊行日を過ぎてこちらで読ませていただいた作品でしたが、面白かったです。おすすめです。

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お金を手にするのも離れていくのも本当に些細な運なんだなぁと考えさせられた。
些細なきっかけだけど大きく運命が変わって行く人々は本当にどこにでもいそうな人々でノンフィクションのようにリアルな描写に恐ろしくなる場面も。
財布が旅をするようにあちこち渡り歩いていて財布を通して色々な人を見ているようでした。
何度か元の持ち主と会う場面では彼女の元に戻れるのかと期待したけれど、、、
あの財布、次はどんな運命を見届けるのかな?

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地道な節約でお金を貯めて、念願だったハワイ旅行で手に入れた主婦みづほのヴィトンの財布が、その後いろんな人たちの手にわたり、物語が展開していく連作集。借金を抱え詐欺まがいの商品の勧誘をしたり株で失敗したり奨学金の返済に苦しんだりと、登場する人たちすべてが、とにかくお金がほしい。確かにお金はたくさん持っていることに越したことはないがけど、結局努力しないで楽して儲けることはできないんだと。最後それぞれが、真っ当な仕事や家庭を持って、ささやかでも幸せに暮らしていることがわかり、ホッとした。なんと言っても、みづほが一番頑張ったなぁ。

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お金って本当に怖いものだなと思った。
ないと生活していけない。あると使い方によっては恐ろしい事態を招く。
一つの財布が持ち主をどんどん変えて、財布に関わった人たちは様々な人生の岐路に立つ。どちらに進むのか。決めるのは自分だ。
お金についてよく知らないまま歳を重ねていっていいのか。
一度立ち止まって考えるきっかけになる一冊だと思う。

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お金は怖い!と改めて思うお話ばかりでした。
幸いにして?!、細々と生活していける程度の経済力であることに安堵を覚えること多々。
奨学金、投資等で苦労するお話がリアルで、これは大人になる前に、
中学生高校生のうちに読んで知識をつけるのにいいかもしれない作品ですね。
小説を読んでお金のことが学べる原田ひ香さんの十八番だから、読んで損はなしです。

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すらすら読めて役に立つ、のがこの本だ。必要な情報を得ることと自分で判断する強さを持つことの大切さを教えてくれる。私の周りにはいなかったがこういう生き方も自分次第でできるのだ。「自分の人生は自分で動かす」という所に感動した。

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全体を通すと、財布は踊る、というより、財布は巡る、という内容だったかな、と思います。1つの財布をめぐって描かれる、その財布と出合い、所有し、別れることになる人物たちの連作集を通してお金のいろいろが学べる本。
自分が実際気を付けていること(Noリボ払い等々)、18歳成人になった子たちにもここは知っておいてほしいと思うようなことなどもいくつも書かれていて、中高生のうちにお話として楽しみながら読んでおいてもらうと金融リテラシー育成にもつながりそうです。高校の授業でも扱われ始めますが、お財布(中身も含めて)を自分でしっかり管理することの大切さを「成人」になるまえに学んでおいてほしいなと思います。お金で縁が切れることがあることも。

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節約している主婦に自分を重ねながら読みました。
あの財布も、あそこまで彼女と偶然の再会を幾度と果たしながら、手にいれない。そんなところにも彼女の強さを感じました。
メルカリなども、高額転売したら詐欺と同じだとか、お金のことも勉強になりました。
お金儲けはやっぱり楽じゃない。地道に生きていこう!と、さらに、財布のヒモをきつくしていきます笑

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ハワイ旅行に行く日を夢見て節約に励むみづほの日常に、連日の値上げのニュースを思い浮かべながら読み始めました。せっかく手に入れた念願の財布を手放さなければならない場面が悲しくて、なんとか手元に残す方法はないのだろうかとあれこれ考えてしまいました。
その後もみづほが手放した財布が人から人へと渡る過程で、若い消費者の身近に潜むお金のトラブルが次から次へと出てくるので、最後まで目が離せませんでした。中には悪人もいますが、どの登場人物もそれぞれが必死に生活を立て直す姿が印象的で、特にみづほの変わりようは全く予想していなかったので痛快でした。
それにしても、みづほの最大の負債は夫の雄太だとしか思えないのに、夫の損切りができないところは気持ちは分かるものの、やっぱり歯痒かったです。

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ある財布がいろんな持ち主の元を転々としていきます。そのまわりの人々がお金に首を絞められていく様を読むのが苦しく、恐怖すら感じました。お金に余裕が無いことで精神を追い詰められていく人々の顔が目に浮かぶようでした。
どうにか問題を解決してほしいという思いでページをめくる手が止まらず、あっと言う間に読み終えました。
お金が全てではない。そんなことも言いたいですが、本書を読むとお金の大切さに改めて気付かされます。億万長者にならなくても、借金なく生活出来るよう手堅く生きていかねばと考えさせられました。

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くるくると巡る財布が最後にどこに向かうのか……その着地点がとても良くて、読んでよかったと思いました。原田さんの本はよく読んでますが、個人的に特に感情移入しやすい作品でした。
日常でもありそうな事例を上手く物語に昇華して組み込まれていて、フィクションとしても読みやすいし、読んでいてとても勉強になりました。誰にでも読んでほしい作品です。

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財布というかお金に踊らされる人達の話でした。ひとつのお財布を巡る連作短編集かと思いきや、進むにつれて段々人が繋がっていくさまはそう来たか!と面白かったですが、それぞれがお金にふりまわされている状態は読んでいてこちらが疲れてしまって、体力か精神力がある時には読まないときついな、と思いました。

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本当に今回の作品も面白くて一気読みでした!

1話目は主人公みづほが念願のブランド財布を手に入れて
事情により泣く泣く手放す事からはじまりますが
それから2話、3話目と色んな人の所に渡り歩く事になる財布。

持ち主の状況によって財布の踊りがタンゴのように激しくなったり、
ゆったりとスローバラードになったりという感じでしょうか。
財布を通して見えてくるそれぞれの人生が本当に興味深い。

最終話では、また成長したみづほを見ることができて
人間はいつでも成長しようと思ったらできるのだと
思わせてくれる、明日につながる内容でした。
所属場所でも購入したので、ぜひ多くの人が手に取って
読んでくれることを願っています。

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自分の欠点の一つが、お金や経済の話が苦手なところだという自覚がある。もっと正直に言うと、お金の話は汚いと感じて財テク(古い!)とか節約とかの話を下に見てしまうことすらある。それは、本当に幸運なことに私が生まれてから今までの間にお金で苦労したことがなく、逆にお金で人を信用できなくなるほどの大金持ちでもないことが理由であると思う。もっとニュートラルにお金の意味や価値や使い方を学ぶべきなんだろうとは思うけれど、なかなか…

そんなわけでこの作品では一番のメインであるみづほさんパートにはあまり興味が持てず。奨学金の返済に苦しむ2人の女性のパートは本当につらかった。現在進行形の問題としてとても深刻だし、すぐにでも国になんらかの対策を求めたいテーマ。
彼女たちとライターさんが出会ったり、ライターさんにはいい編集者がずっとそばにいてくれたり、文夫くんがいい職人さんと出会ったり、苦境からでもやり直せることの素晴らしさが描かれていたことには救われたけれど、それもあくまでも運なのかと思うとやるせない。

お財布は躍るかもしれないけど、こちらは踊らされずに生きていけたらいいですよね。

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お金と財布にまつわる六つの話が集まっている本。一つの話が次の話へと繋がっていて奥が深いです。
現実的すぎる話ばかりで、胸が痛む話も。
お金さえあれば幸せとは思わないけど、幸せになるためには『ある程度』のお金が必要だと感じます。ただその『ある程度』が人によって違うから、難しい。そして、お金が人間関係まで変えてしまうこともあるから余計に難しい。
登場人物の行き着く先はそれぞれ明暗を分けるけど、懸命に頑張った人たちには幸せになって欲しいなあと思います。
『誰かに自分の人生を左右されたりしない、自分の人生は自分で動かしていきたい』という言葉がとても心に残りました。

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お金にまつわる物語を、主人公を変えた連作短編で綴ってる本作。
内容も困窮度も展開のシビアさも、かなり深い所を描かかれていて、恐ろしさすら覚える。

投資やセミナーや鼠講など、お金の増やし方にまつわる情報が沢山ある分、落とし穴要素も多分に含んだ内容。
軽い気持ちでお金を増やそうとすると、痛い目を見るかも!
と、すごく勉強になった。
何事もリスクは伴う。資産を増やそうとしてる人には、この本も入門書として読むことをおすすめする。

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怖くて、危なくて、でも私たちが現代社会で生きていく限りに、関わることなく生きていくことはできない”お金”という存在。そんなお金に、様々な理由で翻弄される主人公たちを描いた連作短編集。
クレジットカード、株、不動産投資、奨学金とお金にまつわる身近な話題がさりげなく小説の中に散りばめられていて、読んでいて勉強にもなりました。

一番グッときたのは、奨学金の返済に苦しむ麻衣子と彩のエピソードです。
「現代の貧困は見た目では分からない」を体現したような2人の日常に胸が苦しくなりました。
2人は服はフリマアプリ、メイクは100均でやりくりしていましたが、これは決してフィクションの中の話ではないと思うのです。
また、ある人と出会ったことで2人の人生は大きく動いていくのですが、その結末にもホロっときました。

「お金に関して学べる」という実用的な面を兼ね備えつつ、小説としての面白さも抜群のすごい作品でした!

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ポップでかわいらしい表紙から予想する内容とは全く違った!まず、ひとつのヴィトンの財布が持ち主を転々とする構成がすごい!持ち主たちの人生とお金にまつわる顛末…なんとも学べるお金の教科書!これから社会人になる人、家庭を持つ人など、あらゆる人に読んでほしい。生きて、生活をしていくことについてくる酸いも甘いも描かれているから。

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お金にまつわる、それも後ろ暗いイメージのあれこれがエピソードとして語られ、序盤は少し読みづらかった。でも細くつながってぐるりと廻って前向きに好転した姿が見られて良かった。個人的には蛇ちゃんが踏み留まり、胸をはって生きていけるようになって嬉しかった。

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お金って怖いとつくづく思った。誰にとっても生きていく上で必要なお金。でも、だからこそ上手くいかなくなるとそこから抜け出すのは難しい。懸命に節約して貯めたお金で念願のヴィトンの財布を手に入れた主婦のみずほ。しかしすぐに泣く泣く手放すハメになり、その財布が人の手に渡っていく。小説としてストーリーを楽しみながらもお金の勉強ができるので、オススメです。

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一つの財布を通してリボ払いや投資詐欺、奨学金などお金に関する社会問題が学べる小説で面白く読めました。
全員の人生がうまくいくだけでなく、失敗する人や踏み外す人など、良いことばかりを並べないところにリアリティもあります。
結局人生「運」次第だということを諦めではなく、前向きな意味として捉えることができました。

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