ふしぎなメリーゴーラウンド

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刊行日 2022/08/31 | 掲載終了日 2023/07/13

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内容紹介

おじいさんのメリーゴーラウンドの

木彫りの動物たちは、夜、おしゃべりしています。

ところが…。

心あたたまるドイツの児童文学。


おじいさんのメリーゴーラウンドには、

本物のように色をぬった木彫りの動物が

6体ついています。

移動遊園地で、子どもたちに人気です。

実はこの動物たちにはひみつがありました。

夜になるとおじいさんにエサをもらい、

そのあと30分だけおしゃべりするのです。


おじいさんは、自分も年をとったので、

メリーゴーランドを売ることにしました。

新しく持ち主になったのは、

金もうけのことばかり考えている

ポメランツォという男。

動物たちは、エサをもらえなくなり、

かわいがってもらえないので、

さみしくてたまりません。

ある日、女の子が、木の子馬を

ぎゅっとだきしめて話しかけると、

子馬がぶるっとふるえて心臓が動き始めました。

ポメランツォは、生きた子馬なんか

エサ代がかかるだけだ、と子馬を手放します。


そして、ほかの動物も、一体、また一体と、

子どもに出会い、本物になって…。


心あたたまるドイツの児童文学。

おじいさんのメリーゴーラウンドの

木彫りの動物たちは、夜、おしゃべりしています。

ところが…。

心あたたまるドイツの児童文学。


おじいさんのメリーゴーラウンドには、

本物のように色をぬった木彫りの動物が

6体ついています。

移動遊園地で、子どもたちに人気です。

実はこの動物たちにはひみつがありました。

夜になるとおじいさんにエサをもらい、

そのあと30分だけおしゃべりするのです。


おじいさん...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784198655167
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

西洋の昔話を彷彿とさせる、素敵なお話でした。
一頭、また一頭と抜けていくメリーゴーラウンド。想像するに寂しさが募るようですが、それは皆が自由になった証。最後、再びおじいさんが出てくるとは思っていなかったので驚きました。
ポメランツォが『ハリー・ポッター』シリーズのバーノンおじさんに似ているなあと思いました。不思議なこと(都合の悪いこと)は頑なに信じないところと、何が何でも自分の欲求を満たすために次々に行動するところがです。その姿が激しいからこそ、自分の目に映ることをしっかりと信じられる大人・子どもたちが清々しく思えました。

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メリーゴーランドの動物に視点を当てたお話は初めてで、それぞれの動物ごとでお話がひとつひとつ作られていて読みやすかったです。昔からの童話の手法もありつつ、最後にはここに帰るのかーと思って安心して読めるお話だなと思いました。アンデルセンやグリム童話の次に読んでみたらいい話だなと思いました。

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表紙の絵がとても魅力的。
移動式の回転木馬の木彫りの動物たちの夢が詰め込まれた作品。

回転木馬の持ち主が、年を取ってしまい続けることが難しくなったために、ポメランツォという男とその妻に
一式を譲るが、ポメランツォという男はどこまでも強欲で、譲り受けるためにのんだ約束を全く守らない。
回転木馬の動物たちは不幸になっていくばかりだが、訪れる子ども達に助けられ幸福への道が開ける...。

ファンタジックな内容ながらも、ポメランツォのがめつさは現実味がありそこが面白い。
読みながら小さい読者は、何とかして回転木馬の動物たちを助けたいと思うだろう。

絵本より長い物語を読みたくなった、小学校低学年くらいにおすすめだ。

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