あらゆる薔薇のために

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刊行日 2022/09/27 | 掲載終了日 2022/09/26

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内容紹介

あなたがいたから生きることができた。あなたがいなければ忘れることができた――。

新時代の特殊設定ミステリー作家、潮谷験が贈る「愛と記憶のミステリー」

「オスロ昏睡病」という難病から回復した患者は、身体の一部に薔薇の形をした腫瘍ができる後遺症を持つ。
35年前に治療法を確立し権威となった医師が殺されたことを皮切りに「オスロ昏睡病」の患者が次々に襲われる事件が発生。
自身もかつてその難病に罹った京都府警の八嶋警部補は、犯人の特定と難病治療がもたらした闇に挑む。

あなたがいたから生きることができた。あなたがいなければ忘れることができた――。

新時代の特殊設定ミステリー作家、潮谷験が贈る「愛と記憶のミステリー」

「オスロ昏睡病」という難病から回復した患者は、身体の一部に薔薇の形をした腫瘍ができる後遺症を持つ。
35年前に治療法を確立し権威となった医師が殺されたことを皮切りに「オスロ昏睡病」の患者が次々に襲われる事件が発生。
自身もかつてその難病に罹った京都府警の...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。

また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

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恐れ入りますが<講談社 第五事業局販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065292693
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

自分好みのタイトルと表紙に吸い寄せられるように読み始めました。
特殊な設定と世界観にすぐにハマりました。殺人事件の犯人を追う楽しさと、理解するのは難しかったけど、脳や記憶のもしかしたらの世界を想像する楽しさ。
そこから宇宙や人類の未来についても想像が膨らむ壮大さ。
読んでいてすごく楽しかったです!
白昼夢の世界が綺麗で不気味で、映像でもみてみたい!と思いました。
犯人の動機は哀しいものでしたが、めちゃくちゃロマンチックな終わり方が大好きです!タイトルも表紙も内容も全て含めて、この作品の雰囲気が大好きです!!
久しぶりに自分の好みにドンピシャの作品に出会えました!
素敵な作品をありがとうございました!

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書影、タイトル、そして後遺症として薔薇の腫瘍が残るという奇病から、むせ返るほどの花の香りを連想した。
主人公はドライな性格で、話の展開も耽美な設定に引っ張られ過ぎていない。読む人を選ぶという感じではなく、どんどん読み進めることが出来る。
殺人事件の被害者、担当刑事など主要人物の大半が『オスロ昏睡病』に関わりがあり、この設定だからこその展開が続く。
このまま静かに終わりへと向かうのかと思っていたところで、エピローグにて一気に世界観が変わり壮大なものとなった。
一風変わったミステリーが読みたい方におすすめです。

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殊に架空のオスロ昏睡病の設定や、事件の動機が興味深く、一気に読み進めました。奇病そのものよりも副作用の方が問題となることに、皮肉な印象がありました。事件の舞台となる場所が、ヤマトタケルや甲賀三郎等、古代から神の畏れを感じさせる伝承のある某所というのがまた興味深いところです。ジャンルとしては近未来SFかも知れませんが、ミステリーとしてもおもしろかったです。

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独特の設定が謎を深めどんどん物語の世界観にハマりました。
最初から最後まで殺人事件の謎を追い続けていたがラストシーンを読んでなんて壮大なラブストーリーであったのだと驚きました。
美しいプロローグなど描写も丁寧でぜひ映像化してほしい作品。

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表紙の黒とピンクのコントラストが鮮やかで、内容にも期待が膨らんだ。特に元患者の白昼夢の描写がとても美しい!映像化は難しそうかな。
ミステリの要素もありつつ、ファンタジーやSFの要素もあって、読んでいて混乱しそうなところもあったが、たまに箇条書きで整理してくれるので読みやすかった。

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ある意味狂気とも言えるし、納得できるような気もする事件と治療の真相でしたが、それでも未来を前向きに考える若者たちがいたことや、紆余曲折の末に最後に明らかにされる、主人公がずっと気にかけていたもうひとつの真相がとても印象に残る結末でした。

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乳幼児が罹患する、つねに眠気がまとわりつく難病「オスロ昏睡病」。
回復しても、後遺症として、身体の一部に薔薇の形をした腫瘍ができる。

治療法を見つけた医師が殺され、さらに「オスロ昏睡病」の元患者も次々に襲われる。
その真相を突き止めるため、過去の自分と向き合うことになる、八嶋警部補。

ミステリーなのか、ファンタジーなのか、SFなのか、
倫理観を問われる気もしてくる。

読み進めていくほどに自分はそれをどう思うのか、混乱してくる。
しかし、真実を知りたい欲求は高まる。

人は死してなお、その記憶、精神を残したいのか。
ラストに近づくにつれ、その想いは、宇宙規模にまで広がる。

是非、この読書体験をいろんな人と共有したい。

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設定がまず変わっていて興味を持った。文章もとても読みやすい。
子供のころに寝たきりになってしまう病気、そしてその治療後、謎の薔薇のような腫瘍ができ、爪のように切り落としてもまた生えてきてしまう、オスロ昏睡病。

そのオスロ昏睡病の権威の医師と薔薇持ちの少女が亡くなった。自身も薔薇持ちであり、過去に薔薇持ちの恋人を亡くした八嶋警部補。薔薇のある秘密で操作が動き出し、恋人が亡くなった理由も判明するという話ですが、雰囲気も良く薔薇の腫瘍ということでなんかちょっとおしゃれな感じもした。

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最初はSFミステリーかと思ったけど、読み進めるうちにリアルさと奇妙さにどんどん引き込まれた。
設定自体は奇抜なのにそれを違和感とは感じさせない描写のうまさ。
もしかしたらカミングアウトされていないだけで、私の周りにも薔薇持ちがいてもおかしくないとすら思った。
この作者さんの話は初めて読んだけど次も期待!

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