神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史

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刊行日 2022/11/08 | 掲載終了日 2022/11/07

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内容紹介

「ヒグマの聖地」北海道に流入していった人間たちとヒグマとの凄絶な死闘をもとに、近代化の歪み、そして現代社会の矛盾を炙りだす!

膨大な資料から歴史に埋もれた戦前のおびただしい北海道の人喰いヒグマ事件の数々を発掘し、なぜヒグマは人を殺すのか、人間はヒグマや自然に何をしてきたのか、という問いを多角的に検証する労作!
北海道で幕末以来に発生した人喰いヒグマ事件をデータ化し、マッピングした「人食い熊マップ」も掲載!

著者・中山茂大
昭和44年、北海道深川市生まれ。ノンフィクション作家。人力社代表。日本文藝家協会会員。上智大学在学中、探検部に所属し世界各地を放浪。出版社勤務を経て独立。東京都奥多摩町にて、築100年の古民家をリノベして暮らす一方、千葉県大多喜町に、すべてDIYで建てたキャンプ場「しげキャン」をオープン。主な著書に『ロバと歩いた南米・アンデス紀行』(双葉社)、『ハビビな人々』(文藝春秋)、『笑って! 古民家再生』(山と溪谷社)など。北海道の釣り雑誌『North Angler's』(つり人社)にて「ヒグマ110番」連載中。

「ヒグマの聖地」北海道に流入していった人間たちとヒグマとの凄絶な死闘をもとに、近代化の歪み、そして現代社会の矛盾を炙りだす!

膨大な資料から歴史に埋もれた戦前のおびただしい北海道の人喰いヒグマ事件の数々を発掘し、なぜヒグマは人を殺すのか、人間はヒグマや自然に何をしてきたのか、という問いを多角的に検証する労作!
北海道で幕末以来に発生した人喰いヒグマ事件をデータ化し、マッピングした「人食い熊マップ」も掲...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

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出版情報

ISBN 9784065298862
本体価格 ¥2,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

人喰いヒグマといえば、吉村昭の『羆嵐』を真っ先に思い浮かべたが、こんなにも多くの事件があったのかと驚いた。
『羆嵐』で描かれる「三毛別事件」。当時の資料をもとにした仮説はとても興味深い。

人喰いヒグマとなるのは「千六百~二千五百頭に一頭」に過ぎないが、人喰いヒグマのDNAが受け継がれたという第六章の事件も印象的だった。
それぞれの事件を知るととてもヒグマが恐ろしく感じる。
人間が開拓した歴史はヒグマも生息域を広げた開拓の歴史でもあることを初めて知った。昨年も人喰い羆騒動がニュースで報じられた。その事件についても終わりに語られていて、ヒグマとどう生きていくのかということを問いかけられた。

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近年、北海道の都市近郊に熊出没のニュースをよく見聞きするが、そうなるに至った要因は実に深く長い。著者は明治、大正時代から現代迄の100年に亘る新聞記事を具に調べ「人喰い熊」に関する資料を網羅している。以下一例。
北海道の開発にる森林減少、炭鉱開発、戦争等がヒグマの生息にどんな変化を及ぼしてきたのかが詳細に分かる。
急速な炭鉱開発による熊の住処の環境変化、戦時化に於いての、猟銃供出、徴兵による成人男子の減少で、熊から身を守る術がない。更に慢性的な食糧難で山に山菜採り行った所を襲われるなど。熊にとっては鹿や牛を襲うよりも容易く肉が手に入る。そして一度人肉の味を覚えるとそれは代々受け継がれ人喰い熊となる。
ネット検索ではなかなか得ることの出来ない情報満載です。

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人喰い熊事件、いわゆる「熊害」と呼ばれる事件は現在で言うとゼロではないが、滅多に起こっていない。先日、熊を飼っていた人が、その熊に襲われ、亡くなったという痛ましいニュースもあり、もし来年以降熊出没のニュースを甘く見て令和の人喰い熊事件が起こることもありうる。大昔の話かもしれないが、本書で起こった人喰い熊事件を教訓に今後熊との関わり方をどうすべきかを考える必要がある。

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北海道のヒグマのことは、道外でもニュースになることが多い。
大都市札幌に出没した、などのニュースは全国でも流れるだろう。
ヒグマのことを書いた本も増えている、吉村昭の古典的な作品に始まって、たくさんのルポも出ている。
物事は、どうみるか、どんな視点によって眺めるか、で全く違う様相を呈する、という身近ないい例だといつも思う。身近、というのは自分が道民であり、ヒグマが出ました、という、自治体が立てる看板がそこらじゅうにあるところを知っているから。
そういうところに住んでいると、事前に、ヒグマが出たから怖い、パトロールする、家から出ないでなるべく早く駆除して、という流れには、ならないのだ。
ヒグマの生態に詳しい人たちの、専門的なレクチャーを受ける機会もある。子供達にも小さい頃から、いろいろ語って聞かせてくれる人たちがいる。

その中にいると、この怖いタイトルは正直一見して、これはどうなのか、と思った。

しかし読んでみると、膨大な過去の報道などの資料に当たり、報道や残されている記録も古いものは怪しい、とにらんで、幾つもの記載を比べてみて仮説を立てる、という書き方をしている。

そして、これまでの北海道の歴史、変遷を、熊についての幾つものの独自の地図を用いて、丁寧に論じている。

結局は、今起きていることは、全て人間のやってきたことと深い関係があるということである。
それがタイトル副題にあらわれているのだろう。

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