ジュニア文学館  カステラアパートのざらめさん

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刊行日 2022/11/25 | 掲載終了日 2022/12/25

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内容紹介

★第30回小川未明文学賞 大賞受賞作品!★

引っ越し先の不思議な大家さんが、

わたしだけに教えてくれた「ひみつ」って?

身近な自然、動物、家族を、大切にしたくなる。

カステラみたいにふわふわでやさしい、心温まるファンタジーです。


第53回青少年読書感想文全国コンクール課題図書『七草小屋のふしぎなわすれもの』作者の島村木綿子さんと、「ミッチの道ばたコレクション」「トラブル旅行社」シリーズの絵も手掛けるイラストレーター・コマツシンヤさんによる、児童向け読み物です。


~あらすじ~

小学4年生のこのみは、拾った子猫を飼うために、カステラのような見た目のアパートに引っ越すことに。そこには、いつもカメを連れている、ちょっとぶっきらぼうな大家さんがいました。

このみは、大家さんを「ざらめさん」と呼び仲良くしますが、ざらめさんには、とあるひみつが……。そしてある日、このみは、ざらめさんの不思議な能力を目の当たりにするのです。


【作:島村 木綿子(しまむら ゆうこ)】

熊本県生まれ、長崎県在住。主な作品に『七草小屋のふしぎなわすれもの』(第53回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)『クロケのジャムとももふか草』(以上国土社)、『たいくつなトラ』(福音館書店)などがある。日本児童文学者協会会員。

【絵:コマツ シンヤ】

高知県生まれ。漫画家・イラストレーター。絵本や児童文学の作画に、『ミライノイチニチ』(あかね書房)、「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(偕成社)、「トラブル旅行社」シリーズ(金の星社)、『ゆかしたのワニ』(福音館書店)などがある。


★第30回小川未明文学賞 大賞受賞作品!★

引っ越し先の不思議な大家さんが、

わたしだけに教えてくれた「ひみつ」って?

身近な自然、動物、家族を、大切にしたくなる。

カステラみたいにふわふわでやさしい、心温まるファンタジーです。


第53回青少年読書感想文全国コンクール課題図書『七草小屋のふしぎなわすれもの』作者の島村木綿子さんと、「ミッチの道ばたコレクション」「トラブル旅行社」シリーズの...


出版社からの備考・コメント

~小川未明文学賞とは?~
『赤いろうそくと人魚』などの名作を生んだ、新潟県上越市生まれの作家・小川未明。子どもや、弱い立場にある人に希望を届けるために1200編以上の童話を書いた小川未明の精神を受け継ぎ、1991年に創設された文学賞です。

~小川未明文学賞とは?~
『赤いろうそくと人魚』などの名作を生んだ、新潟県上越市生まれの作家・小川未明。子どもや、弱い立場にある人に希望を届けるために1200編以上の童話を書いた小川未明の精神を受け継ぎ、1991年に創設された文学賞です。


おすすめコメント

~編集部のおすすめポイント~

★身近で起こる、ちょっと不思議な出来事を題材としたファンタジー

好奇心旺盛な主人公・このみ。アパートの住人や大家さんと交流をするうちに、少しずつ不思議な出来事を目にするようになって……。身近な場所が舞台なので、親近感がありつつも、ドキドキしながら楽しめるお話です。

★作者・島村木綿子さんによる、温かいメッセージに溢れるお話

このお話には、「たとえ血がつながっていなくても、人間じゃなくても、自分を大切に思ってくれる誰かが身近にいる、と感じとってほしい」という、島村さんの思いがこもっています。お話には、たくさんの動物や植物も登場。生き物や自然との自分との繋がりについても考えられます。

★イラストレーター・コマツシンヤさんの美しいイラストも必見

「カステラアパート」の可愛らしい外観や、美しい池の景色、表情豊かな人物、動物たちのイラストで、お話の世界にどんどん引き込まれます。植物の描写も印象的で、コマツさんファンも必見の1冊です。

~編集部のおすすめポイント~

★身近で起こる、ちょっと不思議な出来事を題材としたファンタジー

好奇心旺盛な主人公・このみ。アパートの住人や大家さんと交流をするうちに、少しずつ不思議な出来事を目にするようになって……。身近な場所が舞台なので、親近感がありつつも、ドキドキしながら楽しめるお話です。

★作者・島村木綿子さんによる、温かいメッセージに溢れるお話

このお話には、「たとえ血がつながって...


販促プラン

本作品にレビューをご投稿いただいた方の中から、抽選で3名様に、コマツシンヤさんのイラストつきの本書をプレゼントいたします。

お話に登場するカメのキャラクター「千太郎」のイラストが入った、世界で1冊だけの本です。皆様のレビューをお待ちしております!


【レビューの内容について、たとえば…】

・どんなシーンが心に残りましたか

・はっとさせられたセリフや行動はありましたか

・主人公やほかの登場キャラのことをどう感じましたか

・さし絵のタッチや色彩はいかがでしたか

・表紙の印象はいかがでしたか

・どんな方におすすめしたいですか


また、この本の内容や今回のプレゼントキャンペーンにつきまして、気になった点、改善点、ご意見などがありましたら、「非公開」のコメント欄にお書きいただきたく、お願いいたします。編集部で今後の作品作りや企画に活かしていきたいと思います。


★レビュー投稿締切:2022年12月25日まで

★応募期間終了後、当選されたかたのNetGalley登録メールアドレスへ、送付先等の確認メールをお送りいたします(メールアドレスの開示設定を行っているかたが対象となります)。

ふるってご参加ください!!

本作品にレビューをご投稿いただいた方の中から、抽選で3名様に、コマツシンヤさんのイラストつきの本書をプレゼントいたします。

お話に登場するカメのキャラクター「千太郎」のイラストが入った、世界で1冊だけの本です。皆様のレビューをお待ちしております!


【レビューの内容について、たとえば…】

・どんなシーンが心に残りましたか

・はっとさせられたセリフや行動はありましたか

・主人公やほかの登場キ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784052056130
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

このみさんが引越したのは4部屋しかないアパートだけど、それぞれが可愛い動物と暮らしているのがとてもいいですねぇ。オシャレでペットを飼ってるんじゃなくて、大事な家族として一緒に暮らす人だと認めた人しかこのアパートに住まわせない大家さんがステキです。

 熱を出してしまって外出できないので、愛犬の散歩をお隣の方に頼んだり、行方不明になった猫をみんなで探しに行ったり、アパートの人みんなが家族みたいな感じです。こういう付き合い方ができるのっていいなぁ。

 ざらめさんの秘密も気になるけど、カステラアパートの存在がいいですよね。こんなところに住んでみたいなぁ。

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拾った猫を飼いたくて、動物が飼えるアパートに引っ越した小学生・このみが主人公の物語。彼女をはじめ、周囲の人たちがみな生き物や自然を大切に思い、アパートの大家さんも謎めいているけれど優しさに溢れていて、内容紹介の通り、読後はとっても心が温まりました。イラストも世界観にピッタリで、優しい空気が伝わってくるようでした。
ざらめさんの、ツンとしているようでカメの千太郎に対する愛情が深いところ、好きです。

特に印象的だったのは、自分を捨てた元飼い主のもとへ、今は幸せであることを見せつけに行った犬・テツオのお話。そこで語られるテツオの思いは、実際の動物たちも思っていることなのではと感じずにはいられません。
また、テツオを捨てた元飼い主に対してこのみがストレートに表した怒りの言葉は、現実に問題を起こしている人たちに本当に届いてほしい言葉です。

作者さんの「たとえ血がつながっていなくても、人間じゃなくても、自分を大切に思ってくれる誰かが身近にいる、と感じとってほしい」という思いがしっかりと伝わってきましたし、改めて自分も周りの人や自然を大切にしようとも思いました。
これを読んだ子どもたちもそれに気づき、優しい心の持ち主となってくれたらいいなと思います。

小学生向けですが、中学生にも朝読で読んでもらえたら、その日1日を温かい気持ちで過ごしてくれるんじゃないかなと思います。

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小学4年生のこのみは、拾った子猫を飼うために、カステラのような見た目のアパートに引っ越すことになった。
四世帯しかない小さなアパートの大家さんは、カメを飼っている愛想のないおばあさん。
大家さんの苗字は「皿目(さらめ)さん」なのだが、アパートの見た目に合わせて、このみは大家さんのことをを「ざらめさん」と呼ぶ。

この「ざらめさん」が、だいぶ変わっている人で、一人でしゃべっていたり、百年以上も前の池の景色を実際に見ていたかのように話したり、興味をそそられる。
果たして、「ざらめさん」は魔女なのか、それとも……?

アパートの住人が飼っている猫が帰ってこなくなったり、このみが友達と喧嘩をしたり、読者の身近でも十分起こりそうな出来事が起こるのだが、その出来事の解決の仕方が不思議でおもしろい。
他人のことなど気にしている余裕がないような世知辛い世の中で、人と人、または動物とのつながりを感じられる物語、愛を感じられる物語は、とても素敵だと思った。

イラストが多くあって、とても読みやすい。
読書感想文も書きやすそうだと思った。
小学校中学年から。

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拾った猫を飼えるアパートに引っ越すために、黄色い通称カステラアパートで大家のざらめさんと面接して、新しい暮らしが始まるこのみ母子。犬や猫を飼っているアパートの住人たちや、亀の千太郎と暮らしているざらめさんとのちょっと不思議な交流。そしてこのみだけが、ざらめさんの秘密を知ることになる。動物たちのネットワークと、アパートの人たちや動物たちの気持ちが、とても丁寧にそしてあたたかく描かれていて、読み終えて、ほんわかした気持ちになる作品。

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小川未明文学賞大賞作品。
引越し先のアパートがまるでカステラみたいというところからまずひきつけられます。
ざらめさんをはじめとするアパートのゆかいな住人たち、ペットたちとの愉快でこころ温まる交流が描かれています。
てのひらサイズのふしぎが心地よく、ふしぎが好き、生き物が好きな中学年のこどもたちの読書にぴったりだと思いました。

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子猫のルルが飼えるアパートにお母さんと引っ越したこのみ。なんと外見がカステラにそっくりの4部屋しかない小さなアパート。さらに大家さんはざらめさん。これはこのみがつけて、許された呼び名。そのざらめさんが、なんとも不思議な風貌と行動で、町の噂に上る人。
このみも気になって仕方がありません。少しずつ話すうちに感じる謎めいたことごと。
ペットやたくさんの生き物たちが生き生きと発言し(?!)物語の奥行きを作るのもいい。コマツシンヤさんの柔らかな挿絵がたくさん挟まれているのもいい。中でも犬のテツオの意趣返しには溜飲が下がりました。ざらめさんの秘密はちょっぴり切ないものでしたが、そんな不思議があってもいいと思えるものでした。

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