なかまカナ?

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刊行日 2023/01/20 | 掲載終了日 2023/01/27
フレーベル館 | ものがたりの庭

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内容紹介

上から読んでも下から読んでも同じ文=「回文」が

でこぼこトリオの友情をつなぐ!


栗田陸(くりた・りく) はひっこみじあんな小学4年生。

幼なじみの池ちゃん(池田圭/いけだ・けい) と、

クラスにやってきたミックスルーツの転校生・武藤トム(むとう・とむ) と

「回文トリオ」を結成することに?

見た目や言葉、育ってきた文化もちがうでこぼこトリオの、

くすっと笑える友情ストーリー!

上から読んでも下から読んでも同じ文=「回文」が

でこぼこトリオの友情をつなぐ!


栗田陸(くりた・りく) はひっこみじあんな小学4年生。

幼なじみの池ちゃん(池田圭/いけだ・けい) と、

クラスにやってきたミックスルーツの転校生・武藤トム(むとう・とむ) と

「回文トリオ」を結成することに?

見た目や言葉、育ってきた文化もちがうでこぼこトリオの、

くすっと笑える友情ストーリー!


おすすめコメント

「なんて シリ! プリプリしてんな!」

「うどん からあげ あら かんどう〜」

など、秀逸な回文がてんこもり!

回文にまつわるエピソードに思わずうなっちゃうこと間違いなし!

「なんて シリ! プリプリしてんな!」

「うどん からあげ あら かんどう〜」

など、秀逸な回文がてんこもり!

回文にまつわるエピソードに思わずうなっちゃうこと間違いなし!


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577050729
本体価格 ¥1,300 (JPY)
ページ数 184

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NetGalley会員レビュー

回文でつなぐ友情。陸のクラスにやってきた転校生はアメリカ、日本ミックスの、武藤トム。親友の池ちゃんと、トリオになっていく。
見た目の違い、感情の表し方の違い、ストレートに自分を出してぶつかってくるトムは、気のいい陽気なやつ。
気押されながらも陸は、トムのいろんな内面の襞に触れていく。
クラスメイトの面々が、トムを受け止めて理解していくようすも温かいものがあった。
何より、ここぞという時に飛び出してくる回文のおもしろいこと、気の利いていること!
結構、性格やその場の空気を言い当てていて、秀逸。
トムが回文がうまいわけも、納得。好きこそ物の上手なれを地で行っているわけだ。
陸の変化がリアルで、この子はきっと掛け替えのない目線を手に入れたのだなと感じました。

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遊び心満載の一冊!人種の違いに一人戸惑う陸が、回文を通して自然と心の垣根を乗り越えていく。回文が太字になっていたり、主要人物の名前も回文になっていたりと、とても凝った内容になっていて最後まで楽しめた。

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途中まで読んで、タイトルの意味がわかってニヤリとした。
よく感じることだ。みんなちがってみんないい、って有名な言葉が随所でひかれるのに、子供達の、いや、我々みんなの現実は必ずしもそうなってない。みんな違っていい、ってことを「評価」するのが難しい。そんなあれこれにがんじがらめになってしまっているような。
風穴を開けよう!
「でもなんか、トムを見てると、ちがってるって、べつに悪いことじゃないんだなって、思うようになったんだよね。なんていうか…。みんなとはちがうことを全部プラスにしちゃうんだよ。 引き算じゃなくて、全部、足し算にしちゃう、みたいな」p.159

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これはなんとも面白い!『なかまカナ?』を読み始めると、知らず知らず、頭で言葉を記号に変換して回文の可能性を探り始めるという、ちょっとした脳トレ現象発生。だって、「知らず知らず」は「し・ら・ず・し・ら・ず」で、反対にすると「ず・ら・し・ず・ら・し」だから、「知らず知らずにずらしずらし」て、どうっ?みたいな脳の囁きがきこえてくるんですもの。ま、全然駄作なことがほとんどですが、なんかゲームを楽しんでる感じですよね!
でも、この作品のホントの力は、その面白さじゃないのかも・・・
三人がみな回文になっている名前を持つトリオ。栗田陸、池田圭、武藤トム。個性や生まれた環境はずいぶんと違う三人組が、一つずつお互いの心の壁を超えていく成長の姿が爽快に優しいストーリーです。
人の苦しみは、やっぱり他人をちゃんと理解できないこと。
そして、多分、自分のほんとのキモチをちゃんと理解できないこと。
主人公の陸は、少しだけ控えめな性格。それだって、姉がいたり、元気な圭とくらべるから。そして、トムが転校して来た。ずいぶんと見た目も、性格も陸とは違う。小さい頃の体験に支配されてトムの外見が苦手に感じる。あからさまで、スットンキョウに正直な感情表現もちょっと、苦手に感じる。いや、感じてしまう。実は、自分の勝手な思い込みが邪魔してるってきづいていないのです。苦手なのに、惹かれるって、なに、この 気持ち?
でも、陸はそんなトムや圭たちとのハラハラドキドキの時間の中で、ついに、『ああ。なんかちょっと、スッキリしたかも知れない・・・僕が勝手に思っていたことも、本人に聞いてみないと、ホントはそうじゃないことがあるんだ」ときづくのです。
トムとの出会いが、心に強烈な光と熱をもたらし、陸の心の見えない壁を溶かしていくように成長がはじまります。偶然に見える出会いが、じつは必然で、自分のホントに出会う。その出会いと心の殻が割れて、ピカピカのホントの自分がキラキラと輝き始める・・・そんな瞬間を新井爽月さんは見事に切り取ってくれました。
人を好きになる。なぜ好きになる。なぜ自分は好きになった?出会いが自分を掘り出すんんですね。そして、素直に、そんな自分の一番の味方になれること・・・それこそがホントの自分になれるスタートラインなんですね。
ありがとうございました。いや、せっかくだから、新井さんへの気持ちを回文で。「感謝、野心家!(かんしややしんか)」どうでしょう(笑)

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