リンボウ先生のなるほど古典はおもしろい!

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刊行日 2023/01/24 | 掲載終了日 2023/05/09

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内容紹介

古典文学は外国語ではない。私たちの母語である日本語の、ちょっと昔ふうの文章だ。だから、ゆっくり読んでみると理解できることは多い。日本文学の根ともいえる「うた」は、声に出して詠唱してみよう。サラッと黙読しただけでは味わえない情景が、心の中に浮かんでくるだろう。この本では、土佐日記、伊勢物語、平家物語、枕草子、徒然草、風姿花伝、そして源氏物語など、古典を読むための、楽しいポイントをたくさん教えてくれる。むずかしい「古典」の授業が、一気に面白くなる一冊。  

古典文学は外国語ではない。私たちの母語である日本語の、ちょっと昔ふうの文章だ。だから、ゆっくり読んでみると理解できることは多い。日本文学の根ともいえる「うた」は、声に出して詠唱してみよう。サラッと黙読しただけでは味わえない情景が、心の中に浮かんでくるだろう。この本では、土佐日記、伊勢物語、平家物語、枕草子、徒然草、風姿花伝、そして源氏物語など、古典を読むための、楽しいポイントをたくさん教えてくれる...


おすすめコメント

「イギリスはおいしい」などのエッセイや、「源氏物語」などの現代語訳で知られる、作家・国文学者の林望さん=リンボウ先生による、YA世代のための古典入門書です。

「イギリスはおいしい」などのエッセイや、「源氏物語」などの現代語訳で知られる、作家・国文学者の林望さん=リンボウ先生による、YA世代のための古典入門書です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784652205419
本体価格 ¥1,300 (JPY)
ページ数 232

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

YA世代のための古典入門書。
土佐日記、伊勢物語、平家物語、枕草子、徒然草、風姿花伝、源氏物語などの、古典を読むためのポイントが書いてある。
原文のおもしろいところをそのまま抜粋、その後、現代語訳があり、それから、その当時の時代背景や、その人物の身分などの説明があって、とてもわかりやすい。

私は、第一章の「和歌の読みかた、味わいかた」と第八章の「能を支える名理論書『風姿花伝』を興味深く読んだ。
和歌を目で追って読むだけではわからない、耳でゆっくりと聞いた時の効果には「なるほど」と思ったし、風姿花伝については、世阿弥を「父の観阿弥と一緒に能の基礎を作った人」という日本史で習った程度の知識しかなかったので、ぜひとも全文を読んでみたいと思った。

入門書なので、古典にあまりなじみがない人が古典に興味を持つように書かれているのだが、多少古典の知識がある人でも十分に楽しめると思う。

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僕は古典が好きだった。その理由は、テストで点数が取りやすかったからだ。
歴史好きなので、古い文学も嫌いじゃない。
そんな僕が、本当の意味で古典は面白いと感じたのは、大学で 枕草子の講義を受けた時だった。
清少納言の感性に驚いたのを記憶している。

本書は、古典の入門書です。
学校の授業では教えてくれない古典文学の魅力を
有名な作品をダイジェストで紹介する形式で教えてくれます。

最初の歌に始まり
伊勢物語、源氏物語、平家物語、徒然草、土佐日記、枕草子、風姿花伝などなど・・・

まず、歌なのですが
これはSONGではなく 5 7 5 の百人一首とかに出てくる歌です。

>>もともと うた と うたう 歌う うったふ 訴ふ とは同族の言葉で、人が神様に思いを訴え、お願いし、祈る

だから、声に出さねばならないのです。
黙読では伝わらない。

>>和歌を、さっと二三秒で黙読してしまうと、子規のような批判が生まれる。しかし、平安時代風に、のどかにながながとうたいながら、その時間軸に沿って、一つ一つ理解し、味わいながら受け取っていくと、こういう歌の良さがふっと腑に落ちる

二つの歌を例にとって説明しているのですが、その説明が感動ものでした。
短い言葉の中に、見事にたくさんの気持ちや情景が凝縮されています
それは言葉だけでは理解できないし、京都の歴史やら風俗やら時代背景やらを理解して、初めて、この歌の本当の価値がわかるということなのです

この第一章だけでも、読む価値があると思います。
おもわず スゲー と叫びたくなりました。

>>いわば 歌 とは、詩をよく味わうための音楽装置であって、本質的に、美しい音楽的要素とゆっくり流れていく時間が必要なのである。
だから、和歌だって、文字に書かれたものを黙読するだけでは、その良さは、味わい、美しさ、悲しさなどが切実に感じられるはずがないのである。

僕が感じたのは、黙読は歌詞を読むのに似ていて
声に出してゆったりと読む行為は、音楽に歌詞をのせて聞く
あの部屋でCDを聞くみたいな感じで、文字だけでは味わえない感動みたいなのがある
それは和歌にもあるということです

土佐日記も面白くて、ただの旅行記ではなく、最初と最後が大切
この主人公は、土佐に赴任前に生まれた娘を土佐で無くしている
その悲しみの感情が伝わりました。
都の家に帰ると荒れ果てて、立派だった松も抜け落ちていて
その傍らで幼い松が・・・
たぶん、それに幼い娘を重ね合わせて・・・・

伊勢物語は、ある高級貴族と斎宮の女性との恋
斎宮は、伊勢神宮の神を奉る場所。そこに使える女性です。
つまり、修道院の女性みたいなもの
神様の女
どんなに好きでも 無理です。
そういう悲恋を描いた話しでした。
ここでも和歌が威力を発揮しております。

源氏物語が高く評価されている理由もわかりました
ただのモテ男の話しだけではなく、そのディテールの細かさがすごいのです

リンボウ先生の少し砕けた解説が面白く、古典作品を理解するきっかけの本になるのではと感じました。

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リンボウ先生の本を読んでイギリスに行きたくなったことを思い出しました。その時と全く同じように、遠く感じていた古典に親近感を持ちもっと読んでみたいと思っている自分に驚いています。勤務先の学校図書館で購入し、なるべく多くの学生に読んでもらえるように勧めようと思います。

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日本人の心の内には、いつも朗らかな笑いの種が詰まっているのである――という一文に、はっとさせられる。
古典が読みつがれているのは、普遍的な共感がそこにあるからだ。
炎上だのなんだのが蔓延し、世知辛さが肌を刺す現在と、一番違う生活背景は、住環境ではないかと思う。ある意味逃げ場のない長屋暮らしを円滑にする知恵の最たるものが、その朗らかさだったのではないか。
この本は、古典を噛み砕いて身近なものにしてくれる。ただ愉しむもよし。生き辛さのヒントを探すのもよし。
そうは言っても、自ら進んでこの本を手に取るのは、既に古典に興味がある人だろう。いっそのこと、高校古典の副読本として、基礎教養の一つになるとよいのにと思う。

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高校時代に出会いたかった一冊。
古典って苦手という人にこそ手に取ってもらいたい。

土佐日記や枕草子、源氏物語など教科書で取り上げられた代表的な古典作品を例に挙げ、その読み解き方、面白さを解説している。
著者の説明によって土佐日記などは特に立体的に……まるで映画を見ているような感覚になった。
同時に人間の感情は時代が変わっても同じなんだと思うと「古典=昔の話」ではないなと感じる。
文法や古語が難しい、面白くないと思いがちだが、背景を知ると興味が湧いてくる。
親しむきっかけにして欲しい。

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本書は、日本の古典がいかに面白いかを騙ったものだ。古典と言っても構える必要はない。私たちのご先祖様が使っていた日本語で書かれているのである。ただ時間という大きな川が横たわっているため、今では使われなくなった言葉や意味の変わった言葉があるかもしれない。しかし、よく読めば大雑把な意味はつかめることが多い。この点が西洋の古典と大きく違うところだろう。知らない言葉が出てきたときだけ、ちょいちょいと辞書などで調べればいいのだ。だから、あまり文法にこだわる必要はない。私達が日本語をしゃべったり書いたりするときにほとんど文法を意識していないのだから。あまり細かいところにこだわっていると、却って面白さが損なわれるだろう。本書では、「土佐日記」「伊勢物語」「源氏物語」「平家物語」「枕草紙」「徒然草」他を例にとり、その解説、読みどころの紹介などを行っている。日本の古典の面白さに触れるためには良い本だと思う。

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遠い昔、高校の古典の時間に、担任の先生が源氏物語を気持ち良さそうに朗読しながら、私たちに文法を教えつつも物語世界に入り込んで解説してくれた授業を思い出した。そうそう、古典は結構面白くて、特に言葉に興味を持ち、国文学科に進んだのだと、遠い昔の授業風景や、進路を思い出した次第。(結局成績が今ひとつで、卒論は、近代文学に転向せざるを得なかったのだが。)
 皇室の歌会初めに、なんであんな風に朗々と時間をかけて歌を詠むのかという、長年の素朴な疑問も、本書で答えが出た。平家物語も、最初のところくらいしか授業では習わなかったけれど、注釈付きの全集で読んでみるのも面白そうだと思ったり。枕草子や徒然草は、高校の授業でも取り上げられて、原文を読んだ記憶があったけれど、さすがに世阿弥の風姿花伝は、日本史の授業で作者と題名をセットで覚えても、読んだことはなくて、本書で取り上げられた箇所を読んだだけでも、なるほど確かにすごい書物だと感心したり。
 図書館にある古典の注釈書を今度借りて読んでみようかという気に少しなった。そういえばうちにも、はるか昔に買った源氏物語の注釈書があったかもしれない。そんな風に、昔習って一部だけしか読んでいない日本の古典を身近に感じる、とても楽しい一冊だった。

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タイトル通り「なるほど!」と「古文で読むもの、おもしろいじゃん!」という気持ちになれる本。言葉を味わう、という表現があるけれど、「うた」は歌も詩も短歌も音で味わう部分の大きさに気付かせてくれる。YA向けの本だけれど、さっと眺めて「読んだ!」と思ってしまう「ファスト教養」来迎者、あらすじを追う程度の「ファスト映画」で満足してしまうような御仁はこういう本を読んで「味わう」ことの本質を知るとよいと思ってしまう。中高生は日頃の忙しさにかまけて「ファスト」を追ってしまいそうになっているけれど、それが習慣づく前にこの本と出合えば古文の時間を(そして多分他の授業も)有意義に過ごせるようになるんじゃないかと思います。

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第1章「和歌の読みかた、味わいかた」を読んだ時点で、「学生時代にこういう授業を受けたかった」という感想が出てきました。
古典に関してまさしく「食わず嫌い」でしたが、どの章も理解しやすくスッと入ってくる文章で、高かった壁がぐっと低くなったような感じがしました。読むかどうか迷いましたが、一歩踏み出して良かったです。

(「うた」は、時間をかけて、声に出して、じっくり「詠む」と、その良さ・味わい・美しさ・悲しさなどを感じることができる。)
現代の、時間に追われる日々にそんな余裕はないと感じてしまうけれど、現代において歌手が歌を歌い、それを聴くことと同じような感覚なんだと知り、なるほどと、一気に古典文学との距離が縮まったように思えました。
そして古典文学には現代にも通じる学びが多くあることを改めて認識できました。

『土佐日記』『伊勢物語』『源氏物語』などなど、それぞれの作品が書かれた背景も分かりやすく書かれていて、それをイメージしながら古典文学を読むことができるので、入り込みやすかったです。
YA世大向けですが大人の学び直しにも良い一冊だと思います。

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難しいと思われがちな古典の面白さを伝えたい!という林望先生の熱い思いが、わかりやすく楽しい解説の行間からにじみ出てくるような気がした。
国文学者であらせられながら、能楽の舞台にも立たれ、またバリトン歌手としても活躍されている筆者の解説は、声を出す、発声、音、についての造詣が深い。
中学生高校生の子どもたちと話をしていると、国語が苦手、とか、国語の点数がとれない、という話題になります。なぜだろう、と考え、色々と思いをめぐらします。原因は様々でしょうが、面白くない、面白いと思える先生、授業や本に出会えていない、のだろうと思え、残念極まりなく感じる。
特に古典は文章の意味がわからない、文法からして現代語と違うから活用系の暗記とかも苦手、という話になる。
こうして大人として読んでみても、確かに、慣れていないと、一読して意味がとれない、ということに気づく。この問題は大きい。こうして現代語訳と並べて読んでいても林望先生の訳は素晴らしくわかりやすいのだが、概して訳の方が相当長い。
これは注釈解釈を加えてある、ということもあるが、古典の文章がいかに短い言葉、単語の中に多様な深い意味が込められているかということになるのだろう。
注釈がないと読めない、のは正直変わらないのだけれど、そのハードルを下げて行きたいと思った。日本語なのに読めない読まないのは勿体無い、確かに。

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受験シーズン真っ只中の1月に読んでいると、古典が苦手だったことを改めて思い出す。
高校生のころにこの本を読んだら、受験のための勉強としてではなく、古典に興味をもち勉強が楽しめたかもしれない。

書いてある通りに声に出して読んでみる。文字だけでは残らない言葉の余韻が少し心に残る。
古典はこう楽しんだらいいのかと、今になって知る。古典が苦手で興味が持てなかった昔の人の文章をもっと読みたくなる。章ごとにこの本がおすすめと、おすすめの本も記載されているのでそちらもいつか読んでみたいと思った。

私が一番興味をもったのは、第七章『徒然草』だ。
兼好法師の来歴が従来言われて来たこととは違うという。
このように私が教科書で学んできた歴史は、今の学生が学ぶ歴史が違うことが多々ある。ただひとつ変わらないのは、古典文学が面白いということなのだろう。

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有名な古文の中から魅力的な作品を取りあげ、その楽しみ方を丁寧に解説してくれている。原文もたっぷり載っているので、読みながらちょっと声に出したくなってくる。作品のジャンルも様々なのがいい。私は伊勢物語を読みたくなった。
そしてそんな人のために、おすすめの本まで紹介してくれている。古典の世界への扉を開けた人にとって、執事のような一冊。

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本当に古典が苦手な人向きの本ではない。
苦手な人がこの本で理解できるようになると思ってはまちがい。
ある程度、知識があり、古典をよりわかりたい人、古典に興味がある人の方が楽しんで読める。
そういった意味で、YAであるが、中学生より文系の高校生、また大学の文学部向けだろう。
また、古典を教える人にとっても参考になる一冊だろう。

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表紙の雰囲気で期待大!!と手に取りました。
もっと軽快な内容を想像していたのですが、中身は反してずっしり。イラストもほとんど出てこず、古典で躓いている生徒におすすめできるものではないと感じてしまいました。
古典が苦手でなく、もっと上位にと張り切っている生徒には良いかもしれません。

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古典は昔からちょっと苦手で、でも、最近話題になっていた「さいき」という話をチラッと見て、古典も面白いものってあるんだなあと見直した。

源氏物語は面白いけれど、「あさきゆめみし」というマンガで読んだし、現代語訳されているもので読みがち。それ以外は高校生の時に模試で見かけた文章などだけれど、心に残ったものは特にない。

なので、古典の面白さをスルーしてきた私は、この本に高校生の時に出会いたかったなと思いました。もちろん大人になって勉強が楽しくもっとわかるようになったということもありますが。
古典のリズムや書き方など、もっと高校時代に色々楽しめたはずなのにと思います。

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私も学生時代に読みたかった、というのが第1印象。古典の面白さを原文、解説、説明があり、わかりやすいです。声に出して読むことで伝わる情景もしみじみ分かりました。この本からさらにそれぞれの話を深く知りたくなる人多いと思います。

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これからの日本に、「まことの花」を咲かせていきたいのであるならば、子どもたちにまず伝えていかねばならないのは、この国が丁寧に大胆に、そして、美しく咲かせてきた、わが国のこころを伝えて行くこと。それは、英語じゃないです。AIじゃないです。それは、古典のなかにありました!
「なるほど」ということは古典と私達の溝を埋める、あるいは橋をかけるということなんですね。見事に「なるほどぉ」と言わせられる力作になってます。とはいえ、私にとって、本文中太字になってる、古典原文はジップコード。どう格闘してみても中身が見えない・・・。私以外にも、ひょっとしたら、そんな方も多いかもしれません。でも大丈夫です!ちゃんと、リンボウ先生に解凍されて、みずみずしく先人たちのこころが蘇ります。響いてきます!
古典の苦手な私でさえ、一度ならず耳にしたことのある有名タイトルばかりが紹介されているのですが、そのどれも、テストで試される、ごく一部分の頻出箇所の本当の意味さえ味わえていなかったのですね。驚きました。そして、ずいぶん勿体のないことをしていました。自国の宝を自国民が味わってさえいない現状。悔しくてついに我慢しきれずに上げたリンボウ先生のあつい熱い想いがここにあります。私にとっては、風姿花伝の「花」はちょっとした革命的洞察力だと感じました。だから、苦手な人こそ手にとってほしい一冊です。私の感動のおすそ分けです。
どうやら、「初心」にさえ至っていない「当座の花」に浮かれている今のこの国。でも、心配ありません。光はこの国のうちにあります。それを、思い出そうとちょっと努力してみませんか?ありがとうございました。

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狂言は国語の教科書で習ったなあ、観阿弥・世阿弥の名前は歴史に出てきたなあ、くらいの知識しかありません。なのでリンボウ先生がどんなふうに解説してくれているのか興味を持ち、この本を入手しました。
能に文字が読めない人に古典文学を伝える意義があったのは知りませんでした。
演出家なしでほぼぶっつけ本番で上演とは驚きでしたが、なぜそんなことができるのかには納得です。今のスポーツでいうとジュニアからユースの時期にかけての合理的な指導法が600年前に考えられていたのですね。
「時分の花」は今も芸能やスポーツの分野にいる人は意識していないといけないことですね。「初心」の意味が今と違うと解説しているところからはドラフトで入団し浮かれてプロで伸びない選手が頭をよぎりました。
『風姿花伝』はまさに理論書。それをもとに長年受け継がれている能をすごく見たくなりました。

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