スープとあめだま

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刊行日 2022/02/28 | 掲載終了日 2024/03/31

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内容紹介

おねえちゃんに誘われてホームレスを助けるシェルターに行ったぼく。
雪の路上で毛布にくるまっている人。
「え、死んでる…?」。どうしていいかわからないでいると…。
死を考える絵本シリーズ「闇は光の母」第5弾。


おねえちゃんに誘われてホームレスを助けるシェルターに行ったぼく。
雪の路上で毛布にくるまっている人。
「え、死んでる…?」。どうしていいかわからないでいると…。
死を考える絵本シリーズ「闇は光の母」第5弾。



出版社からの備考・コメント

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2023年版
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 1 貧困をなくそう】

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2023年版
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 1 貧困をなくそう】


販促プラン

★本キャンペーンは終了いたしました
【レビューキャンペーン「SDGsを広げよう! テーマ0~4」】

★本キャンペーンは終了いたしました
【レビューキャンペーン「SDGsを広げよう! テーマ0~4」】


出版情報

ISBN 9784265089550
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 32

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NetGalley会員レビュー

衝撃作が多い「闇は光の母」シリーズ(全五冊)
それぞれ全く違う趣きだが、それぞれの視点で「死をめぐる絵本」を作るという意欲的な挑戦的な試み。
図書館で目につくところにおいてあり、紙の本で既読でした。

大ヒットした「ぼくはイエローで」の連作の表絵を描いた人とのコンビ。
そしてやっぱりみかこさんだ、という絵本でした。
ぶれない。

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スープとあめだまというタイトルとやさしいオレンジ色に惹かれて読み、人のために行うことが自分に返ってくるという素敵なメッセージを感じました。

「このにおい・・・」はどんなにおいかと一瞬立ち止まるページでこの後にまた新たな展開があります。スープで心が満たされた人からのあめだまは、きっと一粒以上においしいことでしょう!

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寒い日だけれど、温かい色合いのお日様の世界。
人の温かさ、寒い冬の日の中の温かさを感じるための世界の絵本がこの本です。

誰かの影響を受ける。それはいいことか悪いこと、そのどちらもある。
身近な人が当たり前にやっていること。
それが自分にとってうれしいとか楽しいことならば真似してみる。

じぶんを構成するものって人に影響されて成長していくことが多い。
将来の自分を描くのにあたって、これは自分にも社会のためにもいい、
と思えることを、こうやって得ていくんだって広まってほしい本です。

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おねえちゃんに誘われてホームレスを助けるシェルターに行った「ぼく」の体験が書かれた絵本。
早く帰りたいと思っていた「ぼく」だったが、あるできごとがきっかけて、また来ようと思う。
それだけの小さな物語なのだが、深い意味合いが込められている。
小さなあめ玉一つにも、命をつなぐという使命があるのに通じるものがある。

絵本ではあるが幼児向けではなく、もう少し上の年齢を対象にした作品。
中田いくみ氏の絵がとてもよく、絵本という形式をとった意味がよくわかる。
作者はイギリス在住ということだから、子どもがホームレスを助けるボランティアをするということが一般的なのだと思うが、そういうことが一般的でない日本で、どのように本作が読まれるのか興味がわく。

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主人公の男の子は、ある雪の日にお姉ちゃんにさそわれてボアランティア活動に参加しました。どんな活動かというとホームレスの人たちを、教会でやっているシェルターに案内するというものです。「情けは人のためならず」と言う言葉がありますが、男の子も、最初は何をしたらいいのかわからないので帰ろうかと思っていたのに、ホームレスの人にスープのお礼としてあめだまをもらってすっかりボランティアに対する認識が変わったようです。世の中にはこんな人たちもいるんだと、家でぬくぬく過ごしていては知ることができません。このボランティア体験は、男の子の心に大きな宝物を残したような気がします。

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ブレイディみかこさん大好きなんですが、絵本は始めて読みました。
じんわり心にしみるお話でした。
イラストも気持ちがあらわれていて、ひかれました。
読み聞かせなどで、みんなにぜひ読んでほしいです。

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ブレイディみかこさんの絵本、と、聞いて、大変興味を持ち読ませて頂きました。
絵本なので、「雪の日、子供がボランティアでホームレスをシェルターに連れていく」という、ある意味単純なストーリーですが、
正直私は衝撃を受けてしまいました。
多分、この作品は、最後がミソだと思うのですが、
そもそも「ホームレスをシェルターに連れていく」という発想が自分の中にない事に気がつかされたのです。
怖いし、多分臭いし…(すみません)
イギリスでは(作者がイギリス在住なので、舞台はイギリスかな?と、考えています)子供達すら、当然のようにこんな風に行動しているんだ、と、知って、恥ずかしくなりました。

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ホームレスの人々にシェルターを案内したり食べ物を配ったりするボランティアのお話。
正直ホームレスの人からもらった飴玉を子供に食べさせたいと思えない私は冷たい人間かもしれません。
ありがとうという一言で充分かなー。と思ってしまいました。
フランス人の知り合いで、日本でそういったホームレスに炊き出しをしたりするボランティアをしている人がいます。Tokyo spring homeless patrol という活動みたいですが、彼のFBでそれを見た時にちょっと複雑な気持ちになりました。わざわざ外国人である彼が日本人のホームレスのために頑張っている。日本人ももちろんその中にいますが、なんか複雑な気持ちになったことをこの本を読んで思い出しました。

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これは日本では成立しないんじゃないかなと思いながらも、『ぼくイエ』コンビの初絵本、味あわせてもらいました。中田いくみさんの着色された絵はほぼ初めてでしたが、温かみがあってステキですね。
ただ、他の方のレビューにも似たようなコメントがありましたが、私が主人公だったら飴玉をよろこんで受け取れないだろうなというのが読んだ最初の印象で「大事なものを分けてもらった」という気持ちがわいてこないのではないかと不安になりました。アメちゃん配る文化圏なら成り立つのでしょうか。
とはいえ、カジュアルに自分ができることをする様子、それを特別なことととらえていない様子などは、日本でも共有されていくといいなと思いました。

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ブレイディみかこさんの作ということで興味を持って拝読した。
「死」を扱う「闇は光の母」シリーズとは、非常に示唆的なシリーズタイトルだ。闇があるからこそ光は際立てるのであり、必ずしも闇があるわけでなくとも、闇という存在を意識できれば、光を理解できる。
ホームレスを助けるシェルターというのがちょっと生活には遠い感じもあるけれども、そのくらいのリアリティがこの物語を理解するのにはいいのかもしれないと感じた。
今の時代の子供たちはこんな豊かな物語を読むことができて、つくづく幸せだと羨ましくなる。

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きれいごとではない、そして決して何かが解決するわけではない、それでいて心のなかに小さなカケラのような灯りがともる1冊である。

主人公のぼくは、よくわからずに姉と一緒にホームレスのシェルターのお手伝いに。雪の寒さと汚れた人への驚きと小さな恐怖心を持ちながら、自分がどう振る舞ったら良いか分からず戸惑う。この戸惑いは、おそらく皆が抱く戸惑いと同じだろう。
それなら、とスープを配る役割をもらう。
そこで予想外のことが起こる。
包まれた小さなあめ玉は、ぼくにとってはとても大きな、予想外のプレゼントだっただろう。
周りの温かい声がけと、視線が嬉しい。
何かができる、何もしないでいると何も動かない、ということも感じさせられつつ、この先のこの子がどんな行動に出るのかな?と考えさせられる余韻の残る絵本だ。

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雪の降る寒い日に姉についてボランティアに出掛ける少年。ホームレスの人をシェルターへ連れて行き暖かいスープと食事を食べてもらう。最初は寒いし、シェルターは臭いが…。それでも素直に手伝う少年に『いい子だ』とあめ玉をくれるホームレスのおじさん。少年にとったらおそらくあめ玉は大したものでは無いのかもしれないが、おじさんには貴重品だろう。この体験をした少年の今後はどうなるだろう。優しさに触れた時に人は優しくなれる。優しさの連鎖が心に響く。絵は中田いくみさん。全ページが暖色で暖かさと優しさに溢れる。

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ブレイディみかこさんの話に中田いくみさんの絵がぴったりだと感じる。
SDGsを考える入門の話として、小さな子どもも自然に受け入れることができると思う。
戸惑いながらもシェルターで手伝う少年がもらったあめだま、考えさせられらた。

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2023年2月26日 読みました。
暖かい色合いのページに、まずホッとした気持ちで読み始めます。
主人公は、小学生くらいの男の子です。
雪の降る日、お姉ちゃんに誘われて、ボランティアへ!
ホームレスのこともシェルターのことも初めで、驚きちょっと戸惑っているようすが表情から伝わってきます。
温かい食事を配ったとき、美味しそうに食べたおじさんが小さなキャンディをくれる場面。
 びっくりした男の子。 だって もらうはずの人がくれるなんて!
なんだかとっても嬉しくなって、お姉ちゃんに伝える様子に、読んでる私も嬉しくなりました。

ブレイディみかこさんの本は、これまで2冊読みました。
イギリスの元・底辺中学に通う少年とその両親の暮らしを母親が語ります。
人種差別や貧富の差の中での暮らしは、日本とはまるで違っています。
人々が助け合いながら暮らす様子や、活発なボランティア活動が印象的でした。
絵本「スープとあめだま」には、その中の心暖まるエピソードがリンクされているようで、主人公の姿が重なりました。
友人にも薦めたいステキな絵本です!

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ボランティアとは、支援とはどうすることか、自分に何ができるのかを子どもたちに教えてくれると共に、スープやアメ玉が命をつないでいる人々について理解を深めることができる本です。はじめは戸惑っていたこの主人公の少年のように、私たちもホームレスの人たちに対してどう接してよいかわかりません。これは多分イギリスのお話でこのようにティーンエイジャーの子達が自主的にボランティアに参加できる活動が日常的にあるのは、子どもたちにとっても大切なことだと感じます。この本を通して日本でも積極的にボランティア活動に興味を持つことができるといいと感じました。

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ブレイディみかこ先生の有名著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に以前から興味がありましたが、なんだかんだとご縁がありませんでした。
そんな中、先生のこちらの絵本と出会いまして、どんな作風かと読んでみた次第です。
みかこ先生独自の視点から描かれる人の生死や助け合いといったテーマを、決して押し付けではなく自然な感じで問いかけるような作風は素晴らしいと感じました。
中田先生の絵もとっつき易く、子供が見てもすんなりと受け入れやすいと思います。

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これは子供のための絵本なのか、それとも大人のための絵本なのか。
きっと両方だろう。
誰が読んでも、心の中に温かい灯がともる。
見過ごしてしまいそうな小さなことのようで、実はとても大きくて大切なこと。
実際、毎日の図書館での仕事で、多くのホームレスの方々と接する機会がある私は、読みながら自分が恥ずかしくなり、泣けて仕方なかった。
多くの人たちが何度も読まなければいけない絵本。

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ホームレスの人との交流が描かれています。ボランティアをしてお礼をもらったことで、男の子は自分の存在意義を感じたことでしょう。一人ひとりが、何かできることをすれば、誰かの命を救うことができますね。とてもいい絵本です。

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異なる暮らしや考え方をしている人(って、突き詰めればすべての人間がそうですが)がふっとつながる、通じあう瞬間を描いた作品に弱いです。
この絵本も、どんぴしゃで涙腺を刺激してきました。
暖かさを感じさせる絵柄と色味、シンプルなストーリーで人にも勧めやすいです。
大切な一冊に出会えました。

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お姉ちゃんのボランティアになんとなくついていった主人公が未知の世界に不安を感じながらも、ホームレスのおじさんとのやり取りを通じて人との繋がりを感じ、自分が力になれることを知ります。
遠いどこかではなく目の前の誰かの命がギリギリのところで繋ぎとめられている。
誰かが懸命に助けようとしている。
その時何が出来るのか。
人と人がどう繋がりを持つのか考えさせられる絵本でした。

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死についてのテーマで描かれたシリーズということで、読むのに少し警戒してしまいました。でも読んでみると、ホームレスと関わるボランティアに、子どもが参加し、そこでの人とのふれあいについての話でした。ただボランティアに子どもが参加する発想が日本ではあまり一般的ではないのかもと、思いました。シェルターで臭いを気にする少年が、スープのお礼にもらったアメをどうするのか心配にもなりました。私が偏見や思い込みにとらわれていたんだと、ショックを受けました。素直に「ありがとう」が言える展開に、安心しました。

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ボランティア…何をすれば良いか分からないし、自分が役に立つかも分からない。そんな気持ち皆さん一度は経験した事があるのではないでしょうか。
完璧ではなくとも出来る事をしてみる。
そんな大切な体験を絵本で伝えるのはいかがでしょうか。
読んだらきっと何か変わる。優しいお話です。

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やさしい絵とお話が心に染みてくる!

こういうボランティアもあることを知ることができますし
絵本なので理解しやすいと思います。

やさしい絵柄がとても素敵で、こっちまでやさしい気持ちになってきます。

何か自分でできることはないだろうか?
と小さいことでもはじめるきっかけにもなりそうです。

(ふと、ボランティアって自分のためにやっているんだな~と思いました。
自分がやりたくてやることが結果として人のためになるってとてもいいですね!)

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貧困やホームレスの話題は難しく重たく感じるかもしれない。ボランティアも敷居が高いものと思うかもしれない。でも、貧困もボランティアももっと身近なものであるはず。
さりげないブレイディみかこの文章と中田いくみのあたたかい絵が、あなたの身近にもあることだよと教えてくれる。
ホームレスの人からもらった「いのちのあめ」の意味を考えたい。

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