ただいまねこ

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刊行日 2023/02/10 | 掲載終了日 2023/02/07

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内容紹介

大好きな人との再会を描いた、涙の感動作

この絵本の主人公は黒白猫のちびた。毎日ごろごろ、おだやかな日々を送っています。そんなある日のこと、仲間の猫が「きょうは、年に一度のおうちに帰る日だよ」と、言い出しました。わけがわからず渡された三角の布を頭につけると、ちびたは思い出します。自分はあかりちゃんのうちの猫で、彼女たちとかけがえのない時間をすごし、年老いたある日、死を迎えたことを──。


著者:ミヤザーナツ(絵本作家、イラストレーター)

長野県生まれ。デザイン会社を経て、イラストレーターとして出版業界や広告業界で活躍。2020年より作家名を「宮澤ナツ」から「ミヤザーナツ」に変更。絵本に『らったくんのばんごはん』(作・坂根美佳/福音館書店)、『がんばれ、なみちゃん!』(作・くすのきしげのり/講談社)、『でんしゃにのるよ ひとりでのるよ』(作・村せひでのぶ/交通新聞社)。紙芝居に文部科学省選定『キジムナーにあったサンラー』(さえぐさひろこ 脚本/童心社) 、『アマガエルのきしょうよほうし』(キム・ファン 脚本/童心社)などがある。音楽を聴くこと、庭仕事、散歩、読書、生き物と接することが好き。


大好きな人との再会を描いた、涙の感動作

この絵本の主人公は黒白猫のちびた。毎日ごろごろ、おだやかな日々を送っています。そんなある日のこと、仲間の猫が「きょうは、年に一度のおうちに帰る日だよ」と、言い出しました。わけがわからず渡された三角の布を頭につけると、ちびたは思い出します。自分はあかりちゃんのうちの猫で、彼女たちとかけがえのない時間をすごし、年老いたある日、死を迎えたことを──。


著者:ミヤザーナ...


おすすめコメント

大切なものとの別れは、だれにとってもつらく悲しいものですが、本書のなかではその先に訪れる穏やかで静かな時間を描いています。現在、学校現場でも重要視されている「デス・エデュケーション(死をとおしてよりよく生きることを考える教育)」にも最適な一冊です。

大切なものとの別れは、だれにとってもつらく悲しいものですが、本書のなかではその先に訪れる穏やかで静かな時間を描いています。現在、学校現場でも重要視されている「デス・エデュケーション(死をとおしてよりよく生きることを考える教育)」にも最適な一冊です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784140361504
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 32

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NetGalley会員レビュー

まいにちごろごろでしあわせのぼく。“しあわせ”であるけれど、違うところでしあわせだったんだね。

「ただいま」とあかりちゃ~んにいう場面は、再会した喜びに満ち溢れていて胸が熱くなりました。私が愛犬との別れを経験したからかもしれませんが、心が奪われる1ページとなりました。

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あれ?
これって、ないてるっていうのかな?
だって、なにかをあらいながすように、
なみだがあふれてる、あたたかいなみだが・・・
でも、かなしくないんです、ちっとも
それどころか、とっても、あったかい、とってもあかるいとうめいなきもちです
あのときいらい、
あんなにかなしくて、あんなにくるしくて、あんなにくやんで・・・
わすれちゃってたきもち
おかえり、きみだね・・・
おかえり、だいすきな、だいすきな、だいすきなきみ
ふしぎ。みえないけど、かんじてるよ。そばにいるんだね。ああ、かわんないね、ほっとしたよ・・・
ミヤザーナツさん。これ、作り話じゃないですね、ほんとのはなしですね。なぜって、こんなにも、こころが大きくうなずいてるもの。ほんとだよって。・・・ありがとうございます。

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「まいにち ごろごろ まいにち しあわせ」。そんなちびたが帰る場所は、懐かしいおうち。
思い出せそうで思い出せなかった懐かしいあかりちゃんに会うことができました。
いきなり天冠(頭に巻く三角の布)が出てきてはっとしましたが、初めてのちびたにはわからなくて当然。周りのねこたちがやさしくてよかったね。
見えないことはいないことじゃないのですね。あかりちゃんにもちゃんと届いたその声が、幸せそうです。一旦は別れても、心を澄ませてちゃんと感じる大切な存在。今も大切な存在なんだとわかります。

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大切な存在が眼の前から居なくなったときは
悲しくて、悲しくて、気持ちがふさぎ込んでしまうけれど。
でも違うんだよね。
みんな別の場所で穏やかに過ごしているんだよね。

私も一緒に過ごしてくれた人や動物たちを
忘れずに思い出して
笑顔で「ありがとう」って言いたいです。

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過去に猫やペットを飼っていて、あの子が帰ってはこないかと思う人には幸せな作品。「虹の橋」と同じような、日本バージョンのような。亡くした猫やフェレットがきゅうりに乗って帰ってきたらどんなにうれしいでしょう。

(ここから追記)
迎えるペットは二度と会えない他とは違う子なので、飼い主はできる限り大切にして、絶対後悔しないということは難しくても、楽しく暮らしてもらいたいです。飽きたから飼いきれないからは論外です。この絵本のところまで可愛がってほしい。わたしも次もそうしたいです。

お盆に帰ってくる猫達も良かったですけど、皆その辺にまだいるのかもと思っています。優しい絵本でいろいろなことを思い起こしました。

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ネコってどんな環境でもありのままでいてくれそう。
それが今であっても昔であってもかかわった人々の心に。
無邪気なただいまと、落ち着いてやっとありがとうのただいまと、
いろんなただいまってあるけれど、帰れるところ、
帰ったら喜んでくれるところがあるっていいなあ。
そういう場所皆ちゃんと作れるかなあ。

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大切なペットや家族を亡くした子どもにも、大人にも、優しい絵と言葉で寄り添ってくれる良い絵本だと思いました。
お盆の風習も自然に描いてあり、見たことのある子どもにとっては、意味が分かるようになっていて良いですが、巻末に迎え火・送り火や、精霊馬の説明があると、一人で読まなければならない子どもにも、教えられてより良いと思いました。

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大切な家族だったあの子たちが、私のもとを旅立ったあと、こんなふうに過ごしてくれていたらなんて幸せだろうと思いました。

お盆にはお墓参りくらいしかしていなかったけれど、きちんと精霊馬も作りたくなります。
小さな子ども達にもやさしく伝えられるいい本だなぁと思います。

亡くなってしまった猫や犬はもちろん、
人にも心を向けられるきっかけになる本でした。

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猫と暮らすすべての人のど真ん中に届く作品です。
うちには13年もいたのに、まったくなつかない、家庭内野良ともいうべき猫がいました。家の中で出会おうものなら、後ずさり。おやつをあげてもシャー! でも母にだけはベッタリでした。その名も「ちびすけ」。メスなのに。母はちびた(!)と呼んでいました。
やっぱり毎年帰ってきているのかな。
さて、今年も地獄の釜の蓋があくのを待つことにしましょう。

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ここはぼくのおうち。あったかいおうち。
まいにちごろごろ、まいにちしあわせ。
ごろごろゆっくりまあるくなって好きなだけ眠れるっていうのは、とっても安心して、心安らかに過ごせる、居心地のいい場所のいことをいうんだなあ、と感じた。それがおうち。帰る場所。
ただいま、おかえり。
お話の意味がわかった時、うわっと胸に迫るものがある。
猫と暮らしたことがあるひとも、ない人も。
ねこだけじゃなく、大切な存在すべて。出会いと別れ。そして再会。

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ミヤザーナツさんの優しい色づかいのイラストと登場するねこたちがとても可愛かった。生き物にも生と死があり、死を受け入れるのは辛いけど、その生き物が「あたらしいおうち」で楽しく暮らしているんだな、と思うと、なぜだか寂しさが紛れる。ねこのちびたが、あかりちゃんの耳に「ただいま」そっとささやくシーン。「生と死」の境界線を超えて、ふたりの心が通じ合う瞬間だった。必ず待ってくれている人がいるから言える言葉ー「ただいま」は素敵な言葉だな、と思った。

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綺麗で淡い水彩画のような世界で、ねこのちびたは友達といつも楽しく遊ぶ。誰かに呼ばれる夢を見ながら。
ある日、嬉しがる他のねこたちと『家』(?)に帰ることに。そして思い出す。生きていた頃の幸せを。かわいがってくれた家族を。
大切にされたという思いはこの世から去った後も残り、この世に残った者達も忘れることない。だから、1年に1回、一瞬の心の触れ合が起きる。その一瞬で互いの全てを伝え合う。
だから、大切にしよう。相手の心を。ねこでも人でもその心を。そうすれば、去っていく相手も暖かい。残る者も暖かい。そうやってみんなで、生きることを、送ることを、そして世界を暖かくしよう。
小学校の低学年に読み聞かせをしたい本が、新しく加わりました。

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核家族化が進み、お盆の帰省をしない人も増えている今、故人を迎える風習をこんな形で子供たちに伝えてくれる手もあるんだなぁ。
生き物の死を悲しいものとしてではなく、一緒に過ごした家族との交流の一通過点として描いているのが、読み手の気持ちをも温かくする。
親しみやすいイラストと、特に“帰路”の絶妙な色使いに、癒しと説得力を感じる。
素敵な作品をありがとう。

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あなたが今、幸せでよかったよ。

初めのページから終わりまで、涙がとめどなくでてました、、
動物は飼ったことないですが、別れの体験は共通するもの
表紙のなんてことはない猫の表情と温まる内容のギャップが、さよならの寂しさごと私をやさしく包んでくれました

食べ物に皆んながガッついてるページが好きです

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