逆転のバラッド

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刊行日 2023/02/13 | 掲載終了日 2023/02/13

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内容紹介

人生はこれから。ならず者おやじたれ。

人生のたそがれ時を迎えた男たちが、平凡な地方の町を侵食する欲に塗れた悪事に立ち上がる、人生逆転のリベンジゲーム!

鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。
第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、それぞれ人生に諦念を抱きながらも日々そこで交流を深めていた。
彼らの前に突然現れたのは、不審死したみなと湯の銀行融資担当・丸岡の元婚約者・礼美。
彼女は丸岡の死の真相と銀行の悪行を四人に訴える。

人生のたそがれ時を迎えた男たちに贈る応援歌。どんなにかっこ悪くても、最後までジタバタするべし。―――著者


しなしなのアラ還オヤジたちが巨悪との勝ち目薄き闘いに挑む。人生を取り戻していくその姿は勇気の塊。なんて愉快なおじさん小説!
―――文筆業 門賀美央子

こんな俺にも命がある。そう簡単にふみ潰されてたまるかよ――そんな呟きが聞こえてくる、見事な人間賛歌だ。
―――ミステリー評論家 杉江松恋

「人生の終焉が見え始めた男たち」が、本当に初めて見たもの。とんでもない「幸福の王子」に胸熱必至!
――書評家 藤田香織

闇に迫れるのは、正攻法か、裏の手か。力なき庶民の巨悪への挑戦を、きめ細かく描いた著者の筆致に感服した。
―――ミステリー評論家 千街晶之

目を覚ましたならず者たちによる、あっと驚く逆転劇が素晴らしく小気味よい。
―――ミステリー評論家 吉野仁

うわあ、してやられた。〝老い〟は何かを諦めた時から始まるのだ。正攻法と搦め手を駆使し巨悪に挑む〝老人〟たちの姿が眩しい!
―――ミステリー評論家 西上心太

今のままでいいのか、と強く問いかけられた。これは後悔を抱えたすべての人へ贈る、悲しくも力強い逆転のミステリだ。
―――書評家 大矢博子

優れた社会派ミステリー。だけど、それだけじゃない。この物語、裏がありすぎる。
―――文芸評論家 細谷正充


宇佐美まこと(うさみ・まこと)
1957年、愛媛県生まれ。2007年、『るんびにの子供』でデビュー。
2017年に『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉を受賞。2020年、『ボニン浄土』で第23回大藪春彦賞候補に、『展望塔のラプンツェル』で第33回山本周五郎賞候補に選ばれる。2021年『黒鳥の湖』がWOWOWでテレビドラマ化。
著書には他に『骨を弔う』『羊は安らかに草を食み』『子供は怖い夢を見る』『ドラゴンズ・タン』などがある。 

人生はこれから。ならず者おやじたれ。

人生のたそがれ時を迎えた男たちが、平凡な地方の町を侵食する欲に塗れた悪事に立ち上がる、人生逆転のリベンジゲーム!

鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。
第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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おすすめコメント


【担当編集より】
著者の地元を舞台に設定した汚職禍を、果敢にミステリーに仕立て上げる作家魂を尊敬します。



【担当編集より】
著者の地元を舞台に設定した汚職禍を、果敢にミステリーに仕立て上げる作家魂を尊敬します。



販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!

著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は

恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065306390
本体価格 ¥1,800 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

前は「イヤミス」が好きで色々と読んでいたが、最近は読むのがしんどくなってきた。なんとなく日本が生きづらい社会になっていて、その閉塞感に中で「イヤミス」を楽しむほど神経が太くなれないからだ。読んでいると「イヤミス」に心が押しつぶされ、ネチネチと侵略されているような気持ちになってくる。
そんな中、痛快で気持ちのいい小説に出会えると晴々とした気持ちになれる。これは、まさに「天晴れ」な小説だ。
なにより、舞台が銭湯というのがいい。
かつて銭湯は社会の縮図だった。私の住んでいた下町では、家に風呂がないのが当たり前。毎日のように銭湯に通っていた。礼儀正しく風呂に入らないと誰だかわからないおじさんに叱られる。しかも職人が多いところなので彫り物が当たり前。熱くて入れない時に水で薄めると、まず間違いなく怒られる。銭湯で社会の仕組みや作法を学ぶというわけだ。
コロナ禍で多くの銭湯が廃業している。ただでさえほとんどの家には風呂があり、銭湯に行く必然は少なくなっている。施設が老朽化し、維持、運営が厳しくなって、さらに後継者問題もある。昭和後期の世代にとって、さほど儲からないのに辛い仕事の多い銭湯を次世代に無理強いすることはよしとできない。そこそこの面積の土地なので、潰してマンションにでもすれば、家賃収入で楽に生きていける。そんなわけで銭湯多難の時代なのだ。
しかし、銭湯にロマンを感じ、あえて銭湯にこだわる若者もいる。
番組企画のために幾つかの銭湯をリサーチしたが、家業として注ぐ際にマンションに建て替え、その一角で銭湯を営むことを選んだり、あえて建物はそのままに内部をリフォームして営業するパターンもあり、おもいきってDXで経営を近代化した例もある。休みの時間にイベントを開いたり、店頭で地方の名産を売る銭湯もある。サウナで集客を狙う銭湯も多い。とにかく銭湯は今、実は面白いのだ、
この小説に登場する銭湯に集う人たちは実に魅力的でユニークだ。一線を退いた新聞記者、暴力団を追い出された釜炊き、儲からない骨董屋の跡継ぎ。とにかく魅力的でならない。
ストーリーも気持ちいい。気恥ずかしくなるほど気持ちいい。
いや、いいんですよ、このくらい気持ちよくなれれば。こんな時代ですから、一冊の小説で幸せになれるのならば、なんとお安いことなのか。

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記者たちの記事に対する執念と情熱に胸熱。久々に男臭い小説を読んだ。巨悪に立ち向かう男たちの群像劇。登場人物のバックグラウンドがこの話をより骨太にしている。めちゃくちゃ引き込まれました!面白かったです。

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なんて後味のいい作品だろう。
平凡な地方にある銭湯に集まる還暦近くのおじさんたち。
その年代なりのそれぞれの思いを持ったおじさんたちが、自分のためだけでなく、誰かのためにある行動をとろうとする。
そのおじさんたちが、悪に立ち向かうとき上手くいくのかと心配になりつい応援してしまう。骨太な作品だからこそ、ほのぼのした会話にほっこりし、最後まで楽しかった。読後感がとてもよくて、明日も頑張ろうと元気になれるそんな作品だった。

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いや、痛快にして爽快。とある地方の港町の古びた銭湯、みなと湯に集う還暦間近の男たち。相手にも自分と同じような諦めと後悔の匂いを嗅ぎつつ、心親しく馴れ合う。銀行員丸岡の死の理由と裏に潜んだ巨悪を訴える礼美。ここを糸口に一気にのめり込む男四人。なかなか尻尾を出さない悪人どもに仕掛ける罠はなんとも大雑把だが、その分気持ちは滾る。悪のからくりは巧妙で、重ねた悪事の数だけ場数も踏んでいる相手だ。消えた巨額の金の行き先が透けて見えたのは残念だったが、それを凌駕する真のヒーローの姿に息を呑んだ。一気呵成にラストへなだれ込む勢いが心地よかった。

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ひなびた港町のうらぶれた初老の4人。この面々の来し方と出会いがじっくりと描かれる。そして銀行員丸岡の不審死をきっかけに巨悪に立ち向かう中でも、自分達の問題に対処していかなければならない。そんなところに、血肉の通う人達としての存在感をより強く感じる事ができた。
だからこそ、これはそれぞれの持ち味を活かして道を切り開いていく物語だけでなく、自分を見つめ直す過程でもあることが伝わってきた。その結果、選んだ選択がどのようなものであっても。
弘之を中心にさらに人が集まり、大きなうねりとなっていく中盤からの様子が圧巻。そして一気に畳み掛けるラスト60ページ。そんな中でも、一人一人の思いとそこからの行動、その積み重ねこそ意味がある、やはりその視点が貫かれていた。

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ある銀行員が川辺で死体で発見われてから物語が始まる。
穏やかに進めるこの作品はどこでどんな驚きを見せてくれるか、誰も分からない。
あの人はどうなるなかな。皆と一緒に今までのように幸せにくらして欲しい。
読みながら、良い、凄いしか出てこなかった。

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宇佐美さんの著作は必ず読んでいるので楽しみにしていました。今までとは少し毛色の違う、おっさん達のバディ物?で、きな臭い展開に非日常のスリルを味わいつつ立ち向かっていく4人の勇姿が表紙そのもので気持ちのいい読後感でした。おっさん同士の確かな友情がそこにはありました。

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作家名だけで無条件で本を手にする。宇佐美さんは既にその域に入っていると思う。そしてやっぱり当たりだった。
金融犯罪小説だけどエンタメ要素もある。突っ込みどころはあっても他人のために無茶をするおやぢ達のドタバタ劇…かっこいいよ。そしてそれぞれが小さくてもキラリとした志のようなものを抱いたラストは爽快で眩しかった。

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宇佐美まことさんは5冊目ですが、
こんな爽快な作品は初めてのような気がします。
昭和の香り漂う愛知の鄙びた港町。
銭湯「みなと湯」は皆の憩いの場。
老朽化した釜への設備投資のための融資を担当した銀行員が融資目前に殺された。
調べていくうちに、その裏には巨悪が潜んでいた事が見えてくる。
弱い立場の者達が、巨悪に立ち向かう物語は多いですが、宇佐美まことさんらしい切り口で、臨場感たっぷりにストーリーが進みます。
この壮大な闘いの仕掛け人が判明した時の爽快感‼︎
中心となる初老の4人。それぞれの家族との関係も見どころです。

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田舎には、日常的にお風呂にはいりにゆく文化、があるなと感じている。温泉がでるからかな。カゴなどにまとめたお風呂セットをみんな持っていたり。
都会の銭湯の光景はノスタルジック。昭和のかおり。薪の力。銭湯が舞台。毎日のように通ってきて自然に馴染みになり、いつものみんな、という仲間が生まれる、あったかさ。不正とたたかう者たちには秘密基地のよう。
人情。感情移入しやすい。八割ほど読み進んだところで、パズルがカチカチハマり始める瞬間が訪れる。ここが爽快。なるほどなるほど、といろんなものが少しずつ前と違うように見えてくる。謎解きよりも心の機微を楽しんだ。(どれもこれも伏線のように見えて仏像がどうにかなるのかも?と思ったのは自分だけ?)

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おいおい、それってあり? 税務調査入るよ。出どころの分からない金は徹底的に追求されるから。そして芋づる式にバレるから。警察は騙せても税務署は怖いよ。と、気になる所はあったけど、展開早くて飽きることはない。巨悪を追う記者と仲間たちは、人と係わりあううちに自分の来し方もまた見つめなおす。幸せの形はそれぞれだ。

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みなと湯の行先が不安な邦明、嫁姑問題を抱える富夫、訳ありの過去を感じさせない愚直な吾郎、夫婦間や親子間、兄弟間に問題を抱える弘之。そんな親父4人が集うみなと湯の融資担当の銀行員が亡くなり事件は大きくなってゆく。4人の親父達を見ていると人間って良いな、頑張ってるなと思う反面、人を欺き金や権力、保身の為に平然と他人の人生を奪う輩もいる。巨悪vs親父。『頑張れっ!』と応援しっぱなしだった。『幸せ』についても考えさせられる。毎日を生き、生活して、小さくて当たり前だと思える事でも『幸せ』と感じられれば良いと思う。

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弱者たちの大逆転の物語はとても痛快だ。
その裏にあるそれぞれの後悔や自己嫌悪や閉塞感。
人生の先が見えてきてしまった主人公たちの奪闘に思わず泣けてしまった。
感動でもあり、自分の人生をふり返った時の淋しさでもあり。

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最高に面白かったです!!主要人物達のキャラクターもすごく良いし、飽きさせない展開に最後まで楽しく読めました。謎も綺麗に回収されてスッキリ。弘之の心の変化、男達の絆にはじ〜んと来た。読後感も最高でした!!

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『みなと湯で気勢を上げる面々は、皆、素人だ。もう人生の終焉が見え始めた男たちだ。(p149)』これは、自分がなにかをなしえなかったことにあるときふと気がついてしまったアラ還な爺さまたちの物語なのか、身につまされて落ち着かない。とかなんとか思っていたら、あれまっ、あれよあれよという間に事件の渦中?あれよあれよとコンゲーム?まあでもやっぱりアラ還爺さまの再生の物語ではあった。それにしても金融犯罪ってアベノマスクやオリンピックの中抜き(ピンハネ)と同じ構図なんだ、なんで一方だけ犯罪? #NetGalleyJP

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「イヤミス」「ホラー」のイメージが強い宇佐美さんの社会派ミステリー。

四国の寂れた商店街にある銭湯に集まる親父たちを訪れた銀行員の女性。先日川に落ちて事故死扱いになった同じ銀行員の恋人だと言う。彼女が言うには、銭湯の融資がなくなったのは彼が病院の融資を上司から押し付けられ、それに不審な点を見つけて口封じで殺されたのだと。そしてそれについて調べて欲しいと言う。新聞記者の弘之は病院から調べることにし、他の親父達は何かできないかと思う。そして政治家も絡んだ不正が明らかとなる。

後半から一気読み。親父達の活躍がよかった

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おじさんたちが悪と戦う痛快なエンタメ小説。
最後吾郎に全部持っていかれましたがおじさんたちのキャラクターもすごく面白くてよかったです。
時々ジャーナリストの弘之の兄からの絵手紙が届くのですが、一言だけしか書かれていませんがとてもほっこりとしました。弘之はそうは思っていませんでしたが。最後の弘之とその知的障害の兄との会話がなんだかじーんときました。
思ったよりいろんなことが絡み合っていて、すごく読みごたえもありました。

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四国の愛媛県・松山市を舞台にしたアラ還暦男たち4人の再起を賭けた復活のドラマで金融サスペンスミステリーの痛快作です。本書は一昔前の昭和の社会派ミステリーの趣きですが「逆転のバラッド」との名が老いに負けない永遠の若さを感じさせます。もし本書が警察の側から書かれたならばもう少しスピーディーな話になっただろうと思いますが、展開がゆっくりな代わりに4人の人生の物語がじっくりと描かれ心打たれますね。中でもベテラン新聞記者・宮武弘之が仕事一筋で妻と離婚し全く無関心だった知的障害者の兄と心ふれあうドラマに感動しました。私としては近い内に夫婦が和解して復縁が叶えばいいなと強く願いますね。警察組織ではなく素人集団の物語としての良さは後半のダークな面に出て潔癖な方は素直に喜べない部分があるとは思いますが、まあ悪党の人にあるまじき残酷な所業を考えれば憐れな末路も当然の報いだろうと判断して私は許容しようと思いますね。ミステリーの謎解きよりも深い大人の人間ドラマが味わえる本書をぜひ多くの方にお奨めしますね。

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行きつけの銭湯の施設融資の担当銀行員が死んだことで始まる物語は、点と点を繋ぐパズルの発想を変えなければ解けない感じで先が読めなくて面白かったです。実写版で燻銀のバイプレイヤーさんたちの演技が見たくなりました。

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オヤジ達の大反撃は、本当に心が躍る。年をとるということは、落胆と不安の中で、ぐったり生きていくことなのかなと思うことがある。だからこそ、こんな強い小説を読みたいんだ。と思っていたら、あっという間に途中で締切日がきてしまい、おやおやと思っているうちにさてどうなることか。続きは、書店で見つけて読もうと思う。それが一番!

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1人の銀行員の死を巡って、おじさん達が大奮闘。バラバラだったピースがストーリーが進むごとに徐々につながっていって、ラストは爽快でした。ガス釜の改修費をあんか方法で調達するなんて、それはOKなの??ってなりましたね(笑)こういう系統はふだんあまり読まないのですが面白かったです。

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