生命の旅、シエラレオネ

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刊行日 2023/02/24 | 掲載終了日 2024/03/12

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内容紹介

ひとつでも多くの生命を救いたい。
国境なき医師団の小児科医のエボラとの壮絶な戦いや葛藤、かわいい患者のこどもたちの姿を通し、生命とは何か、利他とは何か考える感動のノンフィクション。
凄惨なエボラの現場で、生きる意味を見失っていた医師は再生へと導かれていったーー。

2014年、西アフリカのシエラレオネ。人類と、致死率60%とも90%とも言われるエボラとの戦いは想像を絶していた。人員も設備も不足した現場では、誰に看取られることもなく、多くの命が失われていく。
著者はこの数カ月前、南スーダンで活動していた。溢れかえるマラリア患者、病室の床まで埋め尽くす新生児破傷風患者などが、バタバタと命を落としていく。その現状に圧倒され、無力感と敗北感に囚われ帰国。帰国後は、PTSDに苦しみ、生きる意味を見失い、仕事や家族など多くの大切にしてきたものをも手放した。
そんななかで参加したエボラの活動。
40度近い気温のなか、防護服と二重の手袋、ゴーグルを着けて何リットルもの汗をかきながら治療にあたったが、できることは限られている。ここでも医師としての無力感に苛まれ、国際社会への疑念も生じた。だが家族を失くしながらも必死にエボラに立ち向かい、他のこどもの看病をするこどもたちとの関わりを通して、著者の生きることへの疑問は次第に薄れていく。
しかし、そんな著者を待ち受けていたのは意外な結末だった。

世界が新型コロナや戦争に揺れるなか、私たちは、自国や自分の利益を離れて行動することができるのだろうか。危機的な状況に置かれた今だからこそ、伝えたい。

姜尚中氏ら選考委員激賞の開高健ノンフィクション賞最終選考作品。

さだまさしさん推薦!

【目次より抜粋】
第一章 喘ぎ/感触/シエラレオネ           
第二章 脱走/エボラ/爆弾/トリアージ/アウトブレイク/視界                
第三章 志望動機/イサトゥ/ 絶望/生命/急変/ソリー/ナイロビ・フライ      
第四章  ソリーッ/痙攣/1250グラム/通達/強制帰国               
第五章  命の選択/砂漠に水を撒く/終わりと始まり/ヤブ医者                


加藤寛幸(かとうひろゆき)小児科医。人道支援活動家。1965年、東京都生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒。オーストラリアのシドニー・ウエストメッドこども病院、静岡こども病院などで小児救急、小児集中治療に従事。タイ・マヒドン大学にて熱帯医学ディプロマ取得。2003年より国境なき医師団の活動に参加。世界各地や、日本の被災地で活動する。2015年〜2020年、国境なき医師団日本会長。2022年、ウクライナでの活動に参加。




ひとつでも多くの生命を救いたい。
国境なき医師団の小児科医のエボラとの壮絶な戦いや葛藤、かわいい患者のこどもたちの姿を通し、生命とは何か、利他とは何か考える感動のノンフィクション。
凄惨なエボラの現場で、生きる意味を見失っていた医師は再生へと導かれていったーー。

2014年、西アフリカのシエラレオネ。人類と、致死率60%とも90%とも言われるエボラとの戦いは想像を絶していた。人員も設備も不足した現場では...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784834253719
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 292

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