君はいつも、迂回する

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刊行日 2023/06/20 | 掲載終了日 2023/06/21

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内容紹介

ことのは文庫×魔法のiらんど

「泣ける文芸小説」コンテスト、大賞受賞作!

不器用で意地っ張りな三人の、長くて短い9年間の物語。



☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。

・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。

・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。

※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

☆ ☆ ☆



【あらすじ】


9年前の7月。

幽霊が見える体質のせいで、引きこもりとなっていた宮脇珠杏(みやわき・すず)は、

新たな学校で、3か月遅れの高校生活を始めることになった。

彼女の傍らにいるのは、幼馴染の多賀谷節(たがや・せつ)と、不愛想な保城臨(ほうしろ・りん)。

事情を知っても態度の変わらぬ彼らと過ごすうち、珠杏の心は癒されていく。

しかし、その幸せな時間は長くは続かなかった――。



■著者

柑実ナコ(かんみ・なこ)

魔法のiらんど掲載『君と私で、恋になるまで』がコミカライズ化(漫画:藤いちのせ)。

エブリスタ掲載『ハニー、お仕事の時間です。』が、

2021年宝島社「この文庫がすごい!」大賞最終候補に。

本作は、2021年開催「ことのは文庫×魔法のiらんど『泣ける文芸小説』コンテスト」大賞受賞作。


■装画

急行2号

佐賀県在住。2017年末から活動開始し福岡を中心にイベントや展示に数多く出展。

2022年9月、翔泳社から初の作品集「Shimmer 急行2号作品集ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK」を刊行。2023年4月、心斎橋Parcoにて個展「Portrait」開催。光とやさしい空気感が印象的な絵を得意とする。


ことのは文庫×魔法のiらんど

「泣ける文芸小説」コンテスト、大賞受賞作!

不器用で意地っ張りな三人の、長くて短い9年間の物語。



☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。

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出版社からの備考・コメント

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拡材や新刊配本のお申込みを非公開コメントにて承っております。

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◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは5月18日迄承っております。

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おすすめコメント

◆魅力的過ぎるキャラたちが、長い「回り道」を経て真実にたどり着く青春恋愛小説。  


自分の心に素直になれずに、嘘をつき続けることになった不器用すぎる男女3人が、 

6年という月日を経て、ようやくその嘘から自分たちを解放することができたという

心震える極上の青春恋愛小説。

青春期を通り抜けてきた大人の皆様にも、ぜひ読んでいただきたい一作です。


◆リズム感のある文体・会話の魅力で一気に読ませる「抜群の疾走感」

  

著者独特の切れのある文章、言葉選びの巧みさ、短い会話でキャラをきちんと描き分け、

読む手を止める隙を与えず、最後まで一気に読ませる構成の疾走感は、

今回のコンテスト応募作品の中でも随一。

一度つかんだ読者の心をきっと最後まで離さない、

「泣ける文芸小説コンテスト」大賞受賞にふさわしい作品です。


◆魅力的過ぎるキャラたちが、長い「回り道」を経て真実にたどり着く青春恋愛小説。  


自分の心に素直になれずに、嘘をつき続けることになった不器用すぎる男女3人が、 

6年という月日を経て、ようやくその嘘から自分たちを解放することができたという

心震える極上の青春恋愛小説。

青春期を通り抜けてきた大人の皆様にも、ぜひ読んでいただきたい一作です。


◆リズム感のある文体・会話の魅力で一気に読ませ...


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《拡材用の応援レビュー募集期間》

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※掲載時には事前にご連絡・確認をいたしま...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784867164334
本体価格 ¥730 (JPY)
ページ数 320

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NetGalley会員レビュー

登場人物の心情の描写が小さな仕草に現れていて、あの時から…と前の出来事を思い出して切なくなったり寂しくなったりあっという間に読みきってしまいました。もっとはやく素直になれていたら、もっとはやく気づいていたらと苦しくなります。とても素敵な作品でした。

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幽霊が見える体質という他人には分からない悩みを抱える珠杏。彼女の悩みを先回りして察知したりずっと寄り添う幼馴染みの節。そして節の親友の臨。
彼らの6年間は、まさに青春といえる輝きも苦しみも悩みもありました。

「その回り道は」に続く各章の名前の付け方がとても好きです。素直になれないために起きる驚きの展開は胸が苦しくなりました。
でも回り道は決して無駄ではない、いつかたどり着くために回り道も必然なのだと思え、ラストには涙しました。
回り道をする彼らをそっと照らすような存在の前山先生の言葉や行動がとても素敵で心に残りました。

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恋と友情、時々幽霊な青春物語かと思いきや!!全く気持ちの整理ができません!!途中までは愛しいツンデレ達だな〜、みんな良い子達だな〜、節は本当に優しさで出来てるな〜なんて、温かい目で見守っていましたが、、、あまりにも衝撃の展開!!主人公の気持ちとリンクして勝手に涙が流れるし、物語とわかっていても、事実が受け入れられないし、悲しさと切なさで頭が爆発しそうでした。こんなに物語の中にどっぷり浸かったのは久しぶりかもしれません。
切なくてたまらないストーリーに、ただただ心が持っていかれます…
とにかく登場人物達がすごくすごく魅力的で、半端なく感情移入してしまうこと間違いなしです!
嘘をついて、すれ違って、まわり道をして…いろんなことを乗り越えてきた2人を、これからもずっと見守っていたいです!
そして誰よりも優しくて素敵な節に、ありがとうと大好きを伝えたいです!
素敵な作品をありがとうございました!

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3ヶ月遅れで高校生活を始めた珠杏を中心とした、リズム感ある会話の応酬が楽しい。しかし、珠杏がある距離感を保つ理由を知った時、唖然とした。そして、真逆の性格/態度ながら彼女を囲む節と臨、校門までの回り道を探すまでして彼女を支える2人の意気に感じ入った。これが書名の「迂回」なのか。
1年生。過去に縛られ今を恐れ続ける珠杏に転機が訪れる。彼女が踏み出す最初の一歩に拍手を。
2年生。臨のために珠杏が動く。人はこんなにも力強く変われるものなのか。
3年生。衝撃の展開。そんな事があっていいのか? そして、それから珠杏の苦しみが始まるとは。
更に大学、就職後とそれが続くとは。
3人とも相手を想うからこそ、自分を許せないからこそ嘘をつき続けてきた、この6年間が終わりを告げた時、もらい泣きをしていた。これが本当の「回り道=迂回」なのだと、ただ、「君」だけでなく「3人とも」だったのだと。
こんな遠い回り道をしてまでたどり着いた、本当の想いに幸あれと、心から願っていた。

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タイトルの意味は、最後になって分かりました。
本当にどうしようもないほど遠回りしてたどり着いた主人公(たち)。
でも、その回り道は、必要な道でしたね。
途中、どうしようもなく心が揺さぶられてしまいました。

登場人物は、外への表れ方は違うけど、皆、相手のことを思う人ばかり。でも、そればかりではいられない自分の思いもあったりして、そこが魅力的でした。
(高校生時代の担任の先生も、職業柄、素晴らしいなと思いました。)

物語の中で9年の月日が流れるけれど、その流れが残酷だなと思うことも。
あらすじを読んだだけでは分からない、この物語の魅力を、ぜひ本編を読むことで感じてほしいです。

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幽霊が見える特殊体質のため周囲に溶け込めない珠杏は、幼馴染の節に導かれて新しい高校へ進むことに…。横須賀という魅力的な町を舞台に進む青春群像劇は、テンポの良い会話も心地良く、登場人物たちも魅力的です。不器用ながらも心を通わせ合う仲間たちに涙が止まりません。人生を歩んでいく中で迂回する経験は誰しもあるかと思いますが、それも何かの理由がある尊い経験なのだと肯定してくれる優しさに溢れた作品です。

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珠杏、節、臨…3人とも不器用過ぎるんだよ。でもその不器用さが、涙や汗や雨のしずくよりキラキラ眩しく、忘れかけていたかけがえの無い時間を思い出させてくれる。
人生において廻り道は決して無駄ではない必要な道。おバカたちの青春群像劇に、心地好い風と切ない涙が心をとらえて離さなかった。

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これは、ほんと、「不器用で意地っ張りな三人の、長くて短い9年間の物語」ですね。
やきもきした気持ちの連続です。
寿珠も、節も、臨も、それから洋だって、ほんっと、不器用で、下手くそに、やさしい。一生懸命生きてる。自分に、そして、相手にもどうかできる限り誠実でありたいともがいている・・・
はじめは、霊が見えるって、もう「自分とは違う人達の物語なのかな」って思って読み始めました。それが、気づけば、こんなにも、くるしくて、いとおしい。だって、自分の心が、主人公たちと同じように、日々降りかかる運命のかけらたちにちぎれるように、かきみだされてしまう・・・もう、これ、特別な他の人の話なんかじゃない。もう、これ、「自分にとって特別」なストーリーなんだと気づいてしまいます。ああ、ひょっとしたら四人に負けずわたしも不器用なのかもしれないな・・・
そんな風に、わたしが感じたのは、柑実ナコさんの、丁寧な描写の所為。特別なものがよそよそしいのは、そのホントをわからないから。でも、それぞれの人の特別な不器用さや境遇を、柑実ナコさんの筆が、わたしに心の奥まで染みるように描きます。もう、よそよそしい他人のお話じゃないんです、苦しいくらいに、いとおしいのです。ああ、ほんと、どうしたらいいの・・・なにが、答えなの?心が千切れそう、めちゃめちゃだな。いくら考えたって、頭の答えにだけ従うのはむりかも・・・
この、長い長い、不器用な主人公たちのお話、つきあってみてください。
それは、同じく不器用に、一生懸命生きているあなたに届く、光る風のような物語です。
そして、これからもきっと、大丈夫。ひとりじゃないもの。周りにいる優しい不器用な人に、もう一度深く出会えます。この自分で一生懸命生きていこう。出会った人を愛して、信じていこう。
そんなふうに思わせてくれます。ありがとうございました。

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人生において着地点はいくつあるのだろう。
恋の着地点、友情の着地点、様々な着地点に到達するまでの不器用な少年少女たち。すぐ目の前に着地点が存在しているのに遠回りしすぎてしまう少年少女。でも、その遠回りした、迂回した時間はとてもとても大切な時間。
すぐ目の前に目的地があるのに、なかなか辿り着けなくて、もがいている人たちにぜひ読んでいただきたい作品です。きっとそのもがいている時間が無駄ではないことが証明されるはず。もがいている時間がとても大切だと思えるはず。

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途中までは純粋に友達っていいな、こんな雰囲気のクラスだったらなという高校生の話が、突然の出来事で、ギュッと内面を揺さぶられる想いがする深いお話になっていきました。惹き込まれるお話で、映像化してほしい作品でした。

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出てくる人たちが、みんな魅力的だ。
特に節。
節~!!と、思わず心の中でさけんでしまったほどだ。。
なんて愛おしい人間なのだろう。
何度もクスッと笑ったり涙ぐんだり、節の魅力にノックアウトされた。
人を想うことの大切さが、ストレートに伝わってくる。
一クラスに一人の節がいたら、学校も平和になるだろうに・・・。
この本を読もうよ。人を、友達を信じてみようよ、と子どもたちに伝えたくなる一冊だった。

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土地勘のある場所が舞台となっているため興味が湧いての選書。
想像以上に良かった。人物設定も細かくて感情移入しやすい。
珠杏はある事情を抱えており、転校した学校までの道のりを迂回して通っている。
側にいる幼馴染の節はいつだって珠杏の味方である。節と同じ野球部の臨はツンデレが過ぎる。
3人を中心とした高校時代から就職後までの6年間の話。歳を重ねると6年なんてあっという間だけど学生時代の6年は葛藤や成長もあり濃縮されている気がする。
自分も一緒になって喜んだり悲しんだり悩んだりして感情が大忙しだった。
読み終えた後どのキャラクターが好きだったか話し合うのも楽しいと思う。私は前川先生が好きです。
一つ希望を言えばラストに向けてすごく盛り上がったのに終わり方が少しすんなりした感じがしてエピローグなどがあっても良いんじゃないかなと思いました。

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迂回するからこそ見えてくるものがある

幽霊が見える体質のせいで、
引きこもりとなっていた珠杏(すず)
幼馴染の多賀谷節と友人で無愛想な保城臨が
織りなす学生生活。

迂回するのは原因がある。

相手のことを思うばかり素直になれないし
不器用だからこそ回り道もする。

小説では起承転結の形式がとられることが多いので
転で何が起こるのなと思っていたら
衝撃の出来事。

そしてラストは、心が、そっと、温かくなった。

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人とは違う「力」をもつ主人公。
それ故素直な気持ちを伝えることが難しくなっている感じで、でも、心優しい人柄が伝わってきます。
幼馴染のキャラクターがとてもステキで、3人の恋の行方が気になりつつ読み進めました。
が、途中の展開に衝撃!
後半は切なくて、本当に涙が溢れて仕方ありませんでした。
大切な人には、素直に気持ちを言葉にして伝えたい。
そう思うステキな話でした。
ありがとうございました。

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特殊な能力のある主人公が、そのために幼馴染のいる高校に転校するところから始まる。ずっとクラス替えのない三年間を、幼馴染の節や、その親友や友人と楽しく過ごしていくはずだったのだが。心の行き違いや、思いもかけない出来事の中で、自分の切ない恋心を抱きながら生きていく切ない展開の青春を描いた作品。一気に読み終えた。

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幽霊が見えてしまう高校生と、彼女を優しく助けてくれる幼馴染とクラスメイトの青春ストーリー。登場人物たちの軽やかな会話が楽しくて、心に染み入る出来事や言葉もあり、「おもしろい〜!」と読み進めていった先で、ガツンと心に杭を打たれました。
タイトルの「迂回」ってこういうことだったのか…単なる回り道ではなく、その本当の意味を知った途端、優しさと健気さと寂しさが入り混じる難しい感情に、心が揺さぶられた。
平常心では読み切れない展開だけど、ぜひ読んでほしい。
あと、個人的に前山先生が好きです!

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彼らは真っすぐで優しすぎるのにいつも回り道をしてしまうのは、きっと素直になれない不自由な性格が本当の気持ちの邪魔をしてしまうから。痛いほど伝わってくるそれぞれの思いに青春を感じながらも時に苦しくなり、無邪気なふるまいの裏に隠されていたとてつもない優しさにも胸を打たれ、先が気になってしかたがありませんでした。そんな時のまさかの展開。それでも彼らが回り道をしながらやっとの思いで辿り着いたゴール。どうか、明るい未来が待ち受けていますように。

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必要な回り道。
引っ込み思案ツンデレ転入少女、天然人たらしお節介幼馴染、不愛想イケメンとごく浅く言えば王道ラブコメでありながらも、とてもせつなく苦みに溢れている。理解されがたい選択の苦みに寄り添うにつれ、その教室の一角に居るかのような錯覚さえ・・
大きな転機に涙が溢れながらも、笑って読了できる成長譚。

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"視える"珠杏と"視えない"節、それを"視ている"臨。この3人の高校生男女の友情と恋と遠回りのルートは、初めから、あの時から決まっていたに違いない。自分を強く見せる。それも相手のためだと思えばこそ。けれどそんな事は周りがわかっていた。超最強ルートのゴールに辿り着くための年数は、腐れ縁ではない。長い年月を遠回りしていた私たち。これはあなたが行くべき所へ行くための優しさです。

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登場人物が、みんな愛おしいです。応援したくなる存在でした。私は年の功でなんとなく展開に気がついてしまいましたが、この物語に描かれる3人に心救われる人もいるだろうなと思いました。ありがとうございました。

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切なくてもどかしいけど、とても愛おしいと思える作品。霊が視える事で引きこもりになってしまった主人公。事情を知る幼馴染の奮闘で遅れて始まった高校生活も順調と思われたのに、まさかと思いました。視えないのに視えているふりをする主人公がとても切なかった。それでも、長い長い回り道をして辿り着いた結末はハッピーエンドで良かった。

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