ニケを殺す
植田文博
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刊行日 2023/05/22 | 掲載終了日 2023/05/21
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内容紹介
焼失したはずの古代彫刻「ニケ」
――勝利の女神が実在していた？ 妻が巻き込まれた事件の裏に隠された、陰謀とは･･････。
ある日の昼下がり、妻の恵が暴漢に襲われた事件の知らせを受け、楠木啓蔵は病院に駆け付ける。
一命を取り留めた恵だが、「なんでわたしは、――あなたを選んでしまったの」という謎の言葉を残したまま意識を失ってしまう。
最後のメッセージが頭から離れない楠木は、事件に巻き込まれた原因を探っていくうちに、恵の陰に見え隠れする、失われたはずの古代ギリシア彫刻「ニケ」の存在に気付いていく。
――――――――――
著者・植田文博（うえだ ふみひろ）
1975年熊本生まれ。
2013年に第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、『経眼窩式』でデビュー。
文庫『99の羊と20000の殺人』発売中。
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おすすめコメント
《 編集担当者より 》
人間の愛と業を描き出す衝撃のアート・ミステリが誕生しました！
勝利の女神ニケ像を闇に葬ったのは、一体誰なのか……。ラストまで目が離せません！！
《 編集担当者より 》
人間の愛と業を描き出す衝撃のアート・ミステリが誕生しました！
勝利の女神ニケ像を闇に葬ったのは、一体誰なのか……。ラストまで目が離せません！！
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出版情報
| ISBN | 9784065314999 |
| 本体価格 | ￥1,600 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
書店関係者 528943
暴漢に襲われ意識不明になった妻。平凡な幸せを打ち砕かれた男が、愛する妻のため独自に事件を調査し、果てしない陰謀に巻き込まれていくアート･ハードボイルド･ミステリ。
失われたはずの古代ギリシア彫刻「ニケ」に魅入られた者たちの、特別な共鳴と歪な欲望。降りかかる謎をしっかり追っても、近付いたかと思えば離れていく。先入観により少しずつ掛け違えられた歯車が、滑らかにハマっていく感じが爽快。
がっつり美術ネタで知識がないと難しいかと思ったけど、そこは全く問題がなかった。謎解きとアクションが主で、美術の知識がない主人公と少しずつ学んで進んでいく感覚が、壮大なスケールの中に親近感を錯覚させるのも良かった。
