せなちゃんのえくぼ

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刊行日 2023/06/05 | 掲載終了日 2023/05/31

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内容紹介

相手のことを知るって、むずかしいけれど、うれしい!

転校生のせなちゃんと友だちになるまでの物語

ゆうかのマンションに、同じ歳の女の子・せなちゃんが引っ越してきました。通学を一緒にできる友達ができた、ゆうかは大喜び。でも、せなちゃんは、ゆうかがどんなに話しかけても、ちっとも話してくれません。

いつもひとりぼっちでいるせなちゃんのことを気にかけるゆうか。通学の道のりで根気強く話しかけているうちに、言葉がなくても心を通わせられる瞬間を見つけたり、昆虫好きという意外な一面を持っていることを知ったりしていきます。

ある日、傷を負ったねこを拾ったクラスメイトの大川くんが、夜中の公園にせなちゃんがいたという目撃情報をもとに、せなちゃんがねこいじめの犯人だと疑い、責め立てます。何も言わず教室を飛び出したせなちゃんを心配したゆうかがとった行動は……。

知ることからはじまる友情の物語。

相手のことを知るって、むずかしいけれど、うれしい!

転校生のせなちゃんと友だちになるまでの物語

ゆうかのマンションに、同じ歳の女の子・せなちゃんが引っ越してきました。通学を一緒にできる友達ができた、ゆうかは大喜び。でも、せなちゃんは、ゆうかがどんなに話しかけても、ちっとも話してくれません。

いつもひとりぼっちでいるせなちゃんのことを気にかけるゆうか。通学の道のりで根気強く話しかけているうちに...


出版社からの備考・コメント

※校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますので、ご了承ください。

※校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますので、ご了承ください。


出版情報

ISBN 9784591178041
本体価格 ¥1,400 (JPY)
ページ数 136

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NetGalley会員レビュー

大人、子どもに関わらず、相手の内側を知ることはすごく難しい。
転校生のせなちゃんと同じマンションだと知って、仲よく登下校したいと思うゆうかの気持ちとは裏腹に、せなちゃんは学校では何も喋らず、いつもひとりぼっち。
そんなせなちゃんを何かと気にかけるゆうかとの接触に、かすかに反応してくれるようになるまで、ふたりの微妙な空気感をよく描いているなと思います。
クラスメイトの男子たちの短絡的な言動はせなちゃんを頑なにするばかりで気を揉みましたが、ゆうかの前で見せる表情が少しずつ変化してきます。心を開くことはそんなに簡単なことではないと、噛みしめるように読みました。
えくぼを見せることができるようになったせなちゃん、お友だちの階段をひとつ登ったんだねと安堵の気持ちが湧き上がってきました。
個性が違うのは当たり前。好みが違うのも当たり前。
認め合うこと、知り合うことで、繋がることができたこの子たちは、きっとゆっくりと友情を育んでいくことでしょう。

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場面緘黙症を想起させる症状があるせなちゃん。学校で話しかけても返してくれないけれど、根気強くせなちゃんとコミュニケーションを取り続けようとするゆうか。無理強いする感じじゃないところが○。
ゆうかのお母さんもナイスアシスト!

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優しくてそしてリアリティにあふれた物語でした。
転校してきたせなちゃんの背景には選択性緘黙があるということは明らかなのですが、物語ではそのことについて明確に記述していません。まわりの大人たち、親も教師もせなちゃんがかかえている問題についてはほぼ触れません。これがいいのかどうなのかはわかりませんが、そこに、作家の強い意向があるように思いました。
ただ、少なくとも、学校現場では転校生の課題については学校から学校へと事前に伝わっていなくてはいけませんので、担任の教師のふるまいだけはやっぱり違和感を抱いてしまいました。反面、家族のふるまいについては、それもあるだろうなあと。
せなちゃんの自分が話せないことへの思いを、自分から語る場面があればもっとよかったのではないでしょうか。
とはいえこの作家さんの子どもたちの描写の巧みなこと。面白い事件も織り込んでいて、さすがだなあと感じ入りました。

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子ども達にも分かりやすい内容で、優しさの光る本でした。
カバーのデザインはよいと思いますが、本文にせなちゃんのランドセルはすみれ色と記載されているので、色が違うかなと思いました。
60ページの「バッタ目」に「め」とふりがなが付いているのは「もく」の間違いではないでしょうか。

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同じマンションに引っ越してきた女の子が、私のクラスに転入してくるらしい!
嬉しくてたまらなくてワクワクする気持ち。
友達ができる!楽しみでたまらない。
でも、ことは思ったように運ばない。。。
きっとこうなる!と思ったこと望んだことがうまくいかない落胆と、悲しさと、どうしてなんだろう、なんですぐに心開いて仲良くできないんだろうと下を向いてしまう思い。
この気持ちは誰でも味わったことがあるだろう。
相手はそばにいるのに、気持ちが伝わらない。
もしかして嫌われている?何か悪いことした?
何が悪いの?とぐるぐる考えてしまうことも。
人と人との関係ってとても繊細な生き物みたいなものだから、焦らず、丁寧に時間をかけることが必要なのだね。

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せなちゃんは転校生です。でもとっても内気なので、なかなかクラスに溶け込めません。どのくらい内気かと言えば、ほとんどしゃべらないので、同じマンションに住むゆうかちゃんは、せなちゃんに嫌われているのかと思うくらいです。でもせなちゃんが虫が好きなことを知ったことから二人は仲よくなります。そしてせなちゃんは笑顔になるとえくぼができてとっても可愛いのです。ある時、せなちゃんに猫を虐待した疑惑がかかります。この作品から学べることは次の二つでしょう。まず誰かと仲良くなるには、好きなことから入るのがいいというところです。次に、内向的な人は、みんなと溶け込むのにとても時間がかかるということです。決して急いではいけません。転校生などは初めての環境になれるのは大変なのです。それを分かってあげましょう。

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同じマンションに引っ越してきたせなちゃんと、友だちになりたいゆうか。同じクラスだけど、せなちゃんは全然話さなくて…。最初は聴覚障害や場面緘黙などを想像したのですが、そこまでではなく、環境に慣れてくるにつれて、少しずつ話ができるようになる様子が丁寧に書かれていたように思いました。本当にいつもの日常の物語で、子どもたちは感情移入しやすいかと思います。

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