グッド・ライフ
幸せになるのに、遅すぎることはない
ロバート・ウォールディンガー 、マーク・シュルツ (著)/ 児島 修 (訳)
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刊行日 2023/06/20 | 掲載終了日 2024/01/31
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内容紹介
【「ビジネス書グランプリ2024」自己啓発部門にエントリーしました!】
「人生を幸せにするのは何?」
TEDトーク歴代ベスト10 ついに書籍化!
ハーバード大学の史上最長の幸福研究が
導き出した、「よい人生」を送るための鍵。待望の邦訳
石川善樹(医学博士)、
石山アンジュ(社会活動家)、
アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力 グリット』著者)
ほか、本書への推薦の声続々!
ハーバード大学による史上最長、
84年にわたる科学的「幸せ研究」が解明した
幸福で健康な人生を送るための鍵
――それは「よい人間関係」。
「よい人生とは何か、なんて誰にもわからない。
でも、本書は私たちに一つ確かなことを教えてくれる。
よい人生の礎には、よい人間関係があるということだ」
――石川善樹(医学博士)
「心を閉ざしてしまいたくなるような先行き不安な世の中だけど、それでも人の幸せは、つながりから生まれる。そんなシンプルな真実を証明してくれる一冊。」
――石山アンジュ(社会活動家)
[本書が伝えたいこと]
・幸せな人生とは偶然の賜物ではない
・「よい人生」のための最高の投資先は「よい人間関係」である
・重要なのは人間関係の「質」。心の通う人間関係のなかで生きることが大切
・幸福な人生には、正常なコレステロール値より人間関係の満足度が必要だ
・自分は自分の人生の専門家ではないと知れば、新たな可能性を見つけられる
・ポジティブな人間関係は、人間のウェルビーイングに不可欠である
・人間関係が良好な人ほど、年齢に関係なく死亡リスクは低くなる
・孤独感は肥満の2倍健康に悪く、一年あたりの死亡率を26%高める
・ソーシャル・フィットネスは、筋肉と同じで何もしなければ衰えていく
・苦難や老いのつらさから人を守るのは「守られている」という感覚
・幸福度は“注意”を「自分」から「他者」に向けた人の方が高くなる
・人には栄養、運動、そして人生の目標と同じように、仲間が必要だ
「幸せな人生は、夢のような社会的成功をつかんだ先にあるわけではない。
大金を手に入れれば向こうからやって来るものでもない。
幸せな人生はあなたの目の前にあるし、手を伸ばせば届く。
そして、よい人生は、今、ここから始まる」――本書より
<本書に寄せられた賛辞>
「『幸せ』とは何かを知る旅へ、私たちをいざなう本。
旅の途上で出会う数々の人生が、幸せの鍵は“人とのつながり”だと教えてくれる」
----ジェイ・シェティ(『モンク思考』著者)
「史上最長の幸せ研究が、よい人生を送る方法を解明した。
科学的裏付けに基づく本書は、
世の中にあまたあふれる人生指南の書とは、一線を画している」
----アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力 グリット』著者)
「幸せな人生に必要なのは、意外なくらいに身近な、
ありふれたものだった。
本書には、かつてない孤独な時代を生きる私たちにとって、
本当にありがたいアドバイスがつまっている」
----ローリー・サントス(イエール大学教授 心理学)
【著者プロフィール】
ロバート・ウォールディンガー Robert Waldinger
ハーバード大学医学大学院・精神医学教授。マサチューセッツ総合病院を拠点とするハーバード成人発達研究の現責任者であり、ライフスパン研究財団の共同創立者でもある。ハーバード大学で学士号取得後、ハーバード大学医学大学院で医学博士号を取得。臨床精神科医・精神分析医としても活動しつつ、ハーバード大学精神医学科心理療法プログラムの責任者を務める。禅師でもあり、米国ニューイングランド地方はじめ世界中で瞑想を教えている。
マーク・シュルツ Marc Schulz
ハーバード成人発達研究の副責任者であり、ブリンマー大学の心理学教授でもある。同大学のデータサイエンスプログラムの責任者であり、以前は心理学科の学科長を務め、臨床発達心理学博士課程の責任者でもあった。アマースト大学で学士号取得後、カリフォルニア大学バークレー校で臨床心理学の博士号を取得。ハーバード大学医学大学院で博士研究員として健康心理学および臨床心理学の研鑽を積んだ後、現在は臨床心理士としても活動している。
【訳者プロフィール】
児島 修 Osamu Kojima
英日翻訳者。立命館大学文学部卒。主な訳書に、パーキンス『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』、ハウセル『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』(ダイヤモンド社)、リトル『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』(大和書房)、ケンディ『アンチレイシストであるためには』(&books)などがある。
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・当選の発表はメール通知をもってかえさせていただきます。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784777830398 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 408 |
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「自分が自分の人生の専門家だとは限らない」という事実を受け入れるとき、新たな可能性が開ける。
健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だと著者は何度も繰り返し説く。
重要なのは守られている感覚だ、と。
人間関係を育むこと自体が人生の目的だとも。
よい人生を送るための秘訣はシンプルであるし、誰でも幸福になれる。
「ハーバード成人発達研究」は同一家族の二世代にわたる被験者群を80年以上にわたり追跡調査してきたという。
長期間にわたる調査により、ライフステージにより被験者たちにどのような変化があったかも知ることができる。被験者のなかにはジョン・F・ケネディもいたというのも驚きであった。
よい人生とは?幸せな人生とは?
この本のなかではよい人間関係だと繰り返される。
その人間関係をどう育むのか、そのヒントが隠されている。
ハーバード成人発達研究の質問も掲載されていて、自分なりの答えを考えながら読むのもいいだろう。
第三章には 「ミニ・ハーバード研究をやってみよう」という箇所もあり私も若い頃を振り返り、楽しかったことや思い悩んだことを思い出した。何ヵ所か書き込めるページがあり自分なりの表を作ることにより、今の人間関係を可視化することもできる。
長期間の調査により具体例をあげながら、年代別におこる変化や自分の内面に持つ疑問も解説されているので、幅広い世代が読むことが出来ると思う。
人は何歳になっても成長でき、幸せになれることを私はこの本を通して学んだ。この本は単純に幸せとはの答えを教えてくれる本ではない。ストレスや孤独感が与える身体への影響などを通して、今の自分を見つめ直すきっかけになると思った。
大変長期にわたる大規模な研究プロジェクトの結果から、幸せな人生には良好な人間関係が重要だと説き、そのためのヒントを提示する本。
研究結果に異論はないし、実感としても「そうだろうな」と納得する。
自分の人間関係を見直して、より良好な方向へいくように努力しようと思わせてくれる。
ただ、人間関係が大事だと繰り返し言われたときに、まさにその人間関係で悩みを抱える多くの人はどう感じるだろうか。親子、友人、夫婦、同僚、いろいろな人間関係が思うようにうまく行っている人はむしろ少数で、そういう人が「グッド・ライフ」を送ることができているのかも知れない。
いつからでも遅くはない、と励ましの言葉や、具体的なアドバイスも書いてあるけれど、コミュニケーションが複雑化して悩む人が増えている現代日本の状況を思うと、この程度のヒントが本当に役に立つのだろうかと疑問を持ってしまう。お悩み解決が本書のメインテーマではないので「ないものねだり」だと思うけれど。
青春期に思い描いた自分の人生は幸せに満ち、愛と夢に溢れ輝いていた。未来はそうなると少しも疑わなかった。勿論今でも幸せには生きたい。だが、人生の折り返し地点を過ぎ、残りの道のりの方が短くなった壮年期の自分の幸せな人生はこの程度。今さら頑張ったって、そう変わりはないだろう。と自分が変わろうとしない理由を正当化し、自分に言い聞かせている人がほとんどではないだろうか。私もその1人だ。しかし、この本には幸せになるには遅すぎることはないとある。1人の人生のみならず、その子供の人生をも追うほどの長期調査研究を元にした結論ならば納得せざるを得ない。何せまだ1度の自分の人生だってやりきってはいないのだから。まずはこの本に手を伸ばしてみることが幸せな人生への一歩になるかもしれない。#グッドライフ#NetGalley
本を読んだその時から、人生をよりグッドに近づくことができる人生の羅針盤。
満天の星空のように、実例からヒント・知識・知恵がちりばめられている。
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84年にわたる研究の結果
人生において投資すべくたった一つのことを
集約すると次のようになる。
健康で幸せな生活に送るには
よい人間関係が必要だ。以上
(はじめに)
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よい人間関係がグッド・ライフに繋がる。
グッドライフを
・パートナーとのグッドライフ
・家族とのグッドライフ
・職場でのグッドライフ
・友情とのグッドライフ
と分野を分けて、
事例と共に解説されているのでわかりやすい。
一例として職場でのグッドライフを紹介します。
◎職場でのグッドライフ
私も収入を得るために職場で仕事をしています。
仕事の目的としては、自分や家族の生活費を稼ぐという面が大きいです。
質問が投げかけられています。
「職場に親友はいますか?」
私はこの質問にドキっとしました。
私は、職場で親友を求めていなかったからです。
でも、職場の人間関係がグッドになれば
職場で過ごす時間も今よりもグッドになり
人生全体で見たときもグッドになりますね。
職場の人間関係をよりよくする方法の一つとして
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助けてもらうだけではなく、
自分からも助けの手を差し伸べることで
心が安らかになっていった。
(P292)
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とありました。
現在中間管理職でプレイングマネージャの仕事をしていますが
自分の仕事が手一杯になっていることが多いですが
助けの手を差し伸べているだろうか?
と自問自答することができました。
このように、グッド・ライフに近づくための
ヒント・知恵・経験がちりばめられています。
一気にできないかもしれませんが
できるところから取り入れることで
読んだ方のライフを、よりグッドに近づける
実例を通した指南書と言えますね。
繰り返し読んでいきたい本です。
のり@本が好き倶楽部
「幸せな人生は、ただのんびり気楽に待っていればやってくるものではない。」
この本、ハーバード成人発達研究の多くの結果が教えてくれます。今この瞬間を精一杯生きること、と。
研究のさまざまケースを読んでいくうちに、自分もそんなふうに人生を進めていきたいと丹田に力が漲り、何度でも挑戦していく意気込みが生まれる。そんな本だと思います。
ボストン都心部の若者とハーバード大学の学生が被験者の、80年以上にわたる追跡研究から分かったことが、多くの事例とともに紹介されている。
健康で幸せな生活を送るために、何が必要なのか。
それは、良い人間関係。
親子、パートナー、隣人、職場など。
お金で幸せを買えないというのはよく言われることだが、お金以上に人生にとって重要なことが、この本から学びとれます。
人間関係に悩める人に
改善のヒントが散りばめられています
心が疲れ切っている時に読むと
しんどくなるかもしれない
とも感じました。
研究所からの質問状の
一部が掲載されていますが
他にどのような質問があったのか
知りたくなりました。
人間関係の善し悪しが、人生を豊かにするかそうでないかは、年齢を重ねてくるほど重みを増すように感じます。特に4つめのRは、昔のように地域の大人や他人や親兄弟が多い状況下にない家庭が多いので、人として大切なことなので、勉強という知識だけではなく、実践しながら学べる環境があるといいなと感じました。とてもかんがえさせられる本で、何度も繰り返し読み重ねたいです。
人生を幸せにするのは何か?
これは誰もが一度は思い浮かべる問いだと思います。
ハーバードの成人発達研究という調査から答えを導き出した本書は、とても興味深いです。
目の前の人やものごとを大切にして、良い人間関係を築くこと。
言葉にするとシンプルですが、意識しなければ何気なく見過ごしてしまう日々の重みを改めて考えさせられます。
毎日をより丁寧に生きようと思える一冊です。
シンプルなタイトル!と思って、読ませていただきました。
目からウロコのことばかりで、ビックリ。
あっという間に読み切って、今、こうやってこの本に出会えて、元気に生きている自分に改めて、ありがとうを伝えたいと強く感じた本でした。
読み終わったばかりですが、また、読み返したいと思っています。
"健康で幸せな生活に送るには
よい人間関係が必要だ。"
思い返せば、学生時代も、
アルバイトしていたお店でも、
新卒で入社した会社でも、
悩んだり、ストレスを感じたりすることは
いつも人間関係だった。
転職し、最愛の人と暮らしている今の私は
「幸せだ」と断言出来る毎日を過ごしている。
たしかにそれは、
良好な人間関係によるものだと思う。
当たり前だと思って過ごしている毎日で
側に居てくれる人たちに感謝したくなる1冊。
ハーバード大学の80年以上に渡る壮大な研究結果を、こうやって本で読むことが出来るなんて、なんて幸せなことなんだろう。それも、私たちが幸せな人生を送るのに大切な心掛けをだ。長い時間を掛けて研究してくださった皆さん、本にしてくださった皆さんの意思を無駄にしないためにも、読んだことはひとつずつでも良いから、心がけて毎日を送りたいと思う。色々な人と巡り合うのと同様に、この素晴らしい本に巡り合えたことに感謝します。
ハーバード大学の成人発達研究で80年以上、人によっては三世代にも渡った調査から得た「幸せな
人生」「豊かな人生」の答えとは。
幸せな人生とは、時間をかけて展開していくひとつの過程だ。
とかなり早い段階で言っています。そして
健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ。以上。
とも書いてあります。この本にはパートナー•家族•職場•友情についてのグッドライフが実際の事例と共に書かれていて人間関係も時間をかけて育てていくものだとあります。確かな絆のメリットは心身ともに大きいようです。でも、人生に遅すぎることはない。いつからでもやり直せるという事例もあるのは良いです。
読み進めていくと「昔から言われているよね」と思うこともあるはず。先人たちが言ってきたことを科学的に証明している本なのです。
なんとなく考えてしまいました。私の1週間の時間の配分。
通勤時間は仕事のためだけれど、本を読んでいたら自分のための時間。友人とメールを交わしていたら友人との時間、という具合に。私は自分の好きなことにどれだけの時間をかけられているのか。そしてどのような状態が自分の幸せなのか。
一番若い今日。振り返りとこれからの人生のために読むと良い本でした。
一人ひとりの人生を丁寧に追い続けた結果わかった幸せになるために必要なこと。
今は時間がないから,また時間ができたときにと思っていることや普段あまり意識できていない人間関係にも意識を向けていこうと思わせてくれる素敵な一冊でした。
非常に身に積まされる本だった。
自分の人生を肯定的に捉えるためのヒントが随所にあるが、ちょっと読み続けるのが辛くなったりもする。
わかってはいるけれど日々の忙しさにかまけて、自分を省みずにいることを目の前に突きつけられた気分になる。
身近な人をもっと大切にしなければ…。
しかしハーバード大学は、当初はどんな成果があるかも分からなかった研究を、大恐慌の頃から続けているというのだから恐れ入る。
日本の学術会ではこうはいかないのだろうなぁ…。