しあわせガレット

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刊行日 2023/08/15 | 掲載終了日 2023/08/20

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内容紹介

丁寧に焼かれた一皿のガレットが、幸せの扉を開ける鍵になる。

しんどいなぁと思ったら、ポルトボヌールに起こしください。

疲れた心を美味しく癒す、連作短篇集。

「店の名前はポルトボヌール。幸せの扉という意味よ」

派遣契約が終わった日の帰り道、バターと砂糖の甘い香りに誘われて詩葉が見つけたのは、千駄木の路地裏にある「ガレットとクレープの店 ポルトボヌール」。アンティークな雰囲気の店を一人で切り盛りするのは、赤い髪の店主・多鶴さんだ。こだわりの詰まったガレットをひと口食べて魅了された詩葉は、4日間通いつめ、雇ってもらうことに。多鶴さんの焼くブルターニュ仕込みのガレットと謎めいた常連さんに囲まれて、独身、貯金なし、彼氏なし35歳の詩葉の新たな生活が始まる――。


丁寧に焼かれた一皿のガレットが、幸せの扉を開ける鍵になる。

しんどいなぁと思ったら、ポルトボヌールに起こしください。

疲れた心を美味しく癒す、連作短篇集。

「店の名前はポルトボヌール。幸せの扉という意味よ」

派遣契約が終わった日の帰り道、バターと砂糖の甘い香りに誘われて詩葉が見つけたのは、千駄木の路地裏にある「ガレットとクレープの店 ポルトボヌール」。アンティークな雰囲気の店を一人で切り盛りす...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414487
本体価格 ¥1,600 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

大学時代から住んでいる千駄木のアパート暮らしの詩葉、35歳。
古い日本家屋を改築したガレットのお店、ポルトボヌールの味に惚れ込み働かせてもらうように。

赤髪の店主、多鶴さんのモットーは自分が食べるものは自分で決め、シェアは禁止、ちゃんと最後までおいしく食べる。
まさにその人のために焼く一皿である。

読むとガレットが食べたくなる、そんな一冊。

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独身、貯金なし、彼氏なしの主人公詩葉が魅了されたガレット店。
どのガレットも本当に美味しそう!!!
どの章も悩みのある人が「ガレットとクレープの店 ポルトボヌール」に来て、
ガレットを食べて、良い方向に向かっていくのが王道のストーリー。
そのガレットなら、さもありなんというくらい幸福を呼びそうな美味しそうな気配がぷんぷん。
何度でも扉を開けたくなります!

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よかった。なんだか自分も肯定できた気がする。私は私でいいんだ。
ポルトボヌールに行ってみたい。自分で決めた一皿を食べてみたい。
「ブルターニュの少女たち」の絵が気になって調べてみた。あ、私だ。みんな絵の中の彼女に投影してしまう気持ちがよくわかる。居心地の悪いことはたくさんある。どこかで折り合いつけて自分を取り戻さないと辛くなってしまう。
今作に登場する人々はそれぞれ場所を見つけて進んでいく。居心地がいい、しあわせ!!と全面にならない。ただ良い方向に進んでいく。そういうどこかにありそうなところにとても安心感があり読んでよかったと思った。

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深夜ドラマの原作によくあるようなヤワな食べ物小説かと思ったら、意外にも骨のあるしっかりとした小説だったので読み応え満点。
ガレット専門店のこだわりは、その人のための一品なのでシェア禁止。登場するガレットはどれも美味しそう、自分で作って食べてみたくなる。
そういえば新宿高島屋にあるガレット専門店にもしばらく行っていない。久しぶりに食べに行ってみよう

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よくあるような店主がちょっと疲れたお客さんのために美味しいガレットを作り、幸せを与えるというお話しではないところがとても良かった。
ガレットはどれも美味しそうだけれど、お任せで焼いてはくれない。すべて自分で選び、誰かとシェアすることもできないお店なのだ。悩んで迷って、その上で自分で選ぶ。
誰かに自分の思いを話すのにも勇気がいる。でもそれも最終的には自分で選択しなければならない。そうやって選んだ行動が肯定され読んでいてとても幸せな気持ちになった。

物語を通して登場するゴーギャンの『海辺に立つブルターニュの少女たち』という絵画。背の低い少女の表情の解釈は見るひとにより変わる。最初に見た時の印象が、1話ごとに変化して見えるのもとても面白かった。
私もちょっと疲れて悩んだとき「ポルトボヌール」にガレットを食べに行ってみたい。そして自分のなかの悩みを解決する道を選んでみたい。

とても元気になるお話でした。ありがとうございました。

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ガレット・クレープが当然食べたくなる。食べたくなるだけでなく、これらの知識も深くなる。もちろん主人公の成長も、読み取ることができて、読後感の良い作品だ。このタイプの物語には、よくあるストーリーではあるが、ガレット・クレープと言う点が特化していて興味深く読めた。食いしん坊にぜひ勧めたい。

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