存在のすべてを

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刊行日 2023/09/07 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる。質感なき時代に「実」を見つめる者たち── 圧巻の結末に心打たれる、『罪の声』に並び立つ新たなる代表作。

平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる。質感なき時代に「実」を見つめる者たち── 圧巻の結末に心打たれる、『罪の声』に並び立つ新たなる代表作。


出版社からの備考・コメント

※書影は仮のものです

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作...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784022519320
本体価格 ¥2,200 (JPY)
ページ数 472

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

久々に大作読んだー!って満足感がスゴイ‼︎
2児童同時誘拐事件って聞いて、本当に起きたことあるのかもって思って父に尋ねてしまいました。笑
(「罪の声」に引っ張られてしまいまして…)
それくらい事件パートは真に迫っていて、臨場感があったと思います。
誘拐事件はあってはならない凶悪事件なんだけど、
もし、あの少年が誘拐されていなかったらどうなっていたんだろう。
きっと昨今のニュースでよく見るような虐待の末の結果になっていたのではなかろうか。
事実が全て正義なのではなく、時には真実こそが正義である。

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30年前の未解決誘拐事件。解放までの被害男児の「空白の三年」の謎。当時の担当刑事の死をきっかけに、無念と使命感を抱えた新聞記者が再取材を重ね、真相に迫る社会派ミステリ。

現在進行形の難しい局面に喘ぐ警察組織、ルールを逸脱する報道、ゴシップ好きの外野、ひたすら孫の無事を祈る夫婦。適宜、最善と思う決断を模索する緊迫感が伝わってくる作品。
これほどまでに年齢による体感時間の重みを巧く表したものはない。結局、正しさとは「自分以外の誰かの幸せを願う」事なのかもしれない。とても重く、でもその重さが心地好い。

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12月の暮れに神奈川と東京で発生した
2児同時誘拐事件
身代金の受け渡しは失敗
神奈川の少年は発見されたが
東京の4歳の少年は行方不明になるも
3年後祖父母の元へ帰ってきた。
4歳だった少年は3年間いったい誰と一緒にいたのか。
事件発生から30年
若い頃衝撃を受けたこの事件を読み解こうと新聞記者が空白の3年に挑む。

一本の線を手繰り寄せるように
事柄が繋がっていき
いつしかパズルのピースが嵌まった時
描き出された真実にただただ涙しました。
物語の中心には絵画があり
美しい情景が丁寧に描かれ
物語を彩っています。
「存在のすべてを」心揺さぶる作品。

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存在のすべてを/塩田武士 朝日新聞出版

ー 写実絵画から紐解かれる美しい描写と、空白の3年の真相に感動するミステリー -

30年前に起こった誘拐事件は、身代金の受け渡しに失敗し男児は帰って来なかった。
しかし3年後、突然、誘拐された内藤亮(7)は、祖父と祖母の元へ帰ってきた。
犯人検挙に刑事は再燃するが、頑なに「覚えてません」と話さない亮に、
捜査は進展せずやがて時効を迎える。
そして、誘拐されていた間に写実絵画の才能に目覚めていた亮は、新進気鋭の画家となっていた。

いったい空白の3年に何があったのか?未解決事件の真相は?
30年前に駆けだしの記者として事件に関わった門田は、
誘拐された内藤亮が画家になっていることを知り、
当時容疑者候補だった男の兄弟も画家だったという共通項から再び事件を調べ始める

「古びた公園」「山野の風景画」写実絵画であるが故に、ピタリとはまる場所がある。
絵画から紐解かれていくミステリーは美しく新鮮でした。

読んでいく中で段々と浮かんでくる真相、
すべての派生したストーリーが、最後に収束して向かえる最終章。
空白の3年、それは胸を締め付けられる苦しい真実でしたが、
その中に確かにある温かい物語に感動しました。

本当にあった話だと思えるくらいリアルで、
読んだ後の解放感がたまらない、重厚なストーリーでした。
また、絵画の描写が素晴らしかった。頭に美しい絵画が浮かんできました。

素敵な物語をありがとうございます。

#フタバ図書 #読了 #NetGalleyJP

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細い糸がだんだんと太くなっていくように
善と悪が混ざりあい
真相に辿り着いた時これで良かったのか
自問自答している自分がいた
どれか欠けても最後にたどつけない
こんなに切なく悲しくて胸が苦しくなった

写実絵画はとてつもなく美しい
絵画ではなく心の癒しを映していっていると感じた
2人には幸せになってほしい

大号泣しました

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被害少年が語ろうとしない「空白の3年間」その真相が明らかになる章では幸福だった時間が伝わってきて、その後の夫婦の末路にとてもやりきれない気持ちになりました。
二児同時誘拐という大それた犯罪が未解決となり多くの人の人生を狂わせた物語で、その一人一人の人生がとても丁寧に語られる内容は圧巻でしたが、その反面この誘拐事件そのものはどうにもぼんやりとした印象で終わってしまったのが残念です。

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最初から最後まで一気読みでした。
434ページ目からは泣きながら。
これは今年一番オススメしたい小説です。
本屋大賞、直木賞を受賞するのではないかと。
目に浮かぶような緻密な情景描写だけでなく、登場人物になったかのように錯覚するほどの心理描写。
門田さんの記者としての執念深さは、宮部みゆきさんの「火車」の主人公を思い出しました。

プルーフ読みさせていただきましたが、これは発売されたら買います。

インスタのリンクが何故か貼れないので、アカウント名を記載しておきます。
@mariezombie

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30年前に起きた2児同時誘拐事件。未解決事件の空白の三年間の謎を追う、新聞記者の執念の取材で真相が見えてくる。前半の記者による取材の興味深いストーリーから一転して、後半の真実が描かれるストーリーはあったかくて苦しくて何とも言えないやり切れない思いで読んでいました。感想を的確な言葉にできないのがもどかしいですが、私にとって今年一番のオススメです!

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時間差で起きた2つの誘拐事件で失踪したまま、3年後に無事保護された男児。写実画家としてひっそりと生きていた彼が、誘拐事件の被害者だったと週刊誌に報道され、そこから30年前の事件の真相を再び追い始める門田。後半までがやや冗長な感はあったものの、彼のその後の生活はどうだったのか、人生に大きな影響を与えた空白の3年間の意味、繋がってゆく積み重なってきたかけがえのない様々な想いがひしひしと感じられる物語でした。

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30年前の誘拐事件の真相を探る物語。

後半から空白の3年間が繋がりはじめてグッと引き込まれる。
写実絵画に込められた存在の意味が切なく優しかった。
作中に登場したジョージ・ウィンストンの"Longing Love"、読後に聴いてじわっとくる。
ベスト9に入れておこう。

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少し既視感がある、でも、面白かった。子供が同時に誘拐された。母親はネグレクトで攫われた子は酷い状態。しかし祖父母が資産家なので誘拐された。しかし、警察のミスというか、身代金が派出所に忘れ物として届けられ犯人は・・・。それが子供は生きてて三年後に戻り、絵が上手に。この事件の真相に近づく記者、大人になり有名画家となった少年の幼馴染の女性。事件の真相がわかると、とてもいい気分になる。本当の愛をそこに見た。

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