8つの完璧な殺人

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刊行日 2023/08/12 | 掲載終了日 2023/08/12

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内容紹介

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI 捜査官が訪れる。マルコムは以前、“完璧な殺人”が登場する犯罪小説8作を選んで、ブログにリストを掲載していた。ミルン『赤い館の秘密』、クリスティ『ABC殺人事件』、ハイスミス『見知らぬ乗客』……。捜査官は、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているというが……。ミステリーを心から愛する著者が贈る傑作!

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI 捜査官が訪れる。マルコムは以前、“完璧な殺人”が登場する犯罪小説8作を選んで、ブログにリストを掲載していた。ミルン『赤い館の秘密』、クリスティ『ABC殺人事件』、ハイスミス『見知らぬ乗客』……。捜査官は、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているというが……。ミステリーを心から愛する著者が贈る傑作!


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784488173098
本体価格 ¥0 (JPY)
ページ数 416

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NetGalley会員レビュー

実際に刊行されている有名なミステリーをモチーフにした8つの完全な殺人。ミステリー大好きでよく読まれる方々なら、あの作品のあそこが使われている、とニタニタ顔で読めると思います。特に使われている作品が未読でも十分に楽しめますが、ミステリー好きの方なら楽しさが増し増しです。最後の締めくくりは完全を目指すうえで好きな終わり方でした。

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ピーター・スワンソンの新作。もうそれだけで胸が躍る。
毎回ページを捲る手が止められない。今回も同じく、いや今まで以上に止められなかった。とにかく、推理小説が好きなひとは読むべき。間違いなく読むべき。読まないなんて選択肢はない。
ネタバレになるから語れないのがもどかしい。

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この中に出てくる作品はアガサ・クリスティーしか読んだことなかったですが、
本の中で出てくる小説のストーリーを簡単に説明しているので、
困ることはなかったです。
小規模書店の店主で読書好きの寡黙な人といういかにも害のない普通の人である主人公が、
実は交換殺人という大きな犯罪を犯していた。
ふんふん、でもそれくらい妻のことを愛していたんだね、と思っていると。。。
まさかの展開に驚いてしまいました。
既存のミステリー小説に沿った殺人が連続で起こるというあるあるなストーリーだけど、
それだけではない一捻りが効いた1冊だと思います。

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主人公マルコムの回想にて明かされた事実に驚かされ、この話はどこへ向かうのかと先が読めずにハラハラしました。
リストになぞらえたような殺人が続くというあらすじから連想していた派手な展開とは異なったものの、最後まで飽きることなく楽しめました。過去作もいくつか読んでいますが安定の面白さです。
“完璧な殺人”リストや他に登場する本にも未読な物が多く、興味を惹かれました。

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書店員の主人公、自分が過去にブログに載せた完璧な殺人8作、これを元にした殺人が行われているのでは?とFBI捜査官が訪ねてくる。

果たして本当に彼のブログを参考にする犯人がいるのか、もしくは偶然か?
巻き込まれ系の話かと思いきや、どの登場人物もみんな何かを隠していて、秘密があるもよう。
それは主人公も例外ではなくてー

今までの作品とは少し変わった、遊び心のあるミステリマニアに送る作品といった感じで、有名どころのミステリが色々と出てきては、作中でバンバンとネタバレされていきます。

ミステリ好きの雑談に自分も巻き込まれたような、そんな楽しみ方もできました。
ただ、終わりに近づくにつれ、作品自体のミステリ濃度が濃くなっていき、ラストはびっくりな展開が待ち構えていました。

ミステリ好きはぜひ手に取ってもらいたい作者でした。

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完璧な殺人として挙げられる8つのミステリのうち、既読は半分くらいでしたが、ネタバレが嫌でなければ知らなくても読めます。ミステリ小説の事件現場を再現しているような事件、これはミステリファンの大好物「見立て殺人」ではないですか?
ふんだんに盛り込まれた謎と、スワンソンらしいどんでん返しも健在で、おなか一杯です。

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元書店員だった著者のミステリーへの深い愛情と、クリスティーやハイスミスへのリスペクトを感じるという以外に、この本の感想を書くことができません。
当分、小説の中に出てきた本の再読に時間を使いそうです、

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