防衛大臣 山本五十六
吉田 親司
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刊行日 2023/11/27 | 掲載終了日 2023/12/22
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内容紹介
日本の防衛体制の未来を知る仮想シミュレーション小説
西暦 203X 年。護衛艦〈みょうけん〉は南太平洋のブーゲンビル島へと向かっていた。日本とブーゲンビル共和国による宇宙ビジネス計画に中国共産党が横やりを入れた挙句、ブーゲンビル住民が暴徒化し、邦人救助の命令が〈みょうけん〉に出たのである。艦長は山本三七十２佐。中国イージス艦が放った対艦ミサイルが〈みょうけん〉に被弾、三七十も重傷を負い、意識を失う。そこに山本五十六の死せる魂が憑依する……。
山本三七十としての記憶を失った五十六は入院中に知り合いとなった蜂野洲弥生という女性の協力で令和の世の実状を知る。彼女は元政治家の秘書（現在はフリーライター）で、五十六の野望に協力することになる。
ラスベガスのカジノで選挙資金を稼いだ五十六は、正体を隠したまま自立民権党から立候補して当選し、組閣では防衛大臣に就任する。台湾海峡はいつ火を噴いても不思議ではなく、五十六は第二次日中戦争阻止に尽力する――。
おすすめコメント
山本五十六の意識が現代の自衛官に憑依し、中国共産党の台湾侵攻を阻止すべく立ち上がるというストーリーだが、いわゆる典型的な架空戦記ではない。わが国を取り巻く安全保障環境は、ロシアのウクライナ侵攻を契機に激変、北朝鮮は過去6回の核実験に加え、近年、弾道ミサイルの発射を繰り返すなど、大量破壊兵器や弾道ミサイル開発の推進及び運用能力の向上を図っている。また、中国が台湾に軍事侵攻する「台湾有事」は決して絵空事ではなく、いまそこにある危機に対応する（やや過激な）一手を提示するための架空戦記ストーリーである。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784295206217 |
| 本体価格 | ￥1,800 (JPY) |
| ページ数 | 400 |
