みらいってなんだろう

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刊行日 2023/11/06 | 掲載終了日 2023/10/31

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内容紹介

「折々のことば」ほか、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、中日新聞などで紹介され、発売後たちまち連続重版!韓国版発売も決定!

『ツレうつ』の細川貂々さん
「こころってなんだろう」シリーズ待望の第二弾発売!
先のことがあれこれ心配になる人も読めば安心できる!

みらいって遠い先のことだと思っちゃうよね。でも、うーんとさきのことだけじゃなく今のちょっとあともみらい。だからみらいはいつも目の前にあるよ。

こころはけいけんの引き出しをあけて、以前おきたこををもとに、じぶんの引き出しを使ってみらいをえらんでる。

(本文より)

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映画化もされた『ツレがうつになりまして。』や水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズなど心をテーマに数多くのベストセラーを描いた、細川貂々氏による、「こころ」「みらい」について学べるやさしい絵本シリーズが誕生。

「わたし」のこころがどんなふうにうまれるか、どんなことで変化するか、どうやってきもちをつたえるかを教えてくれる『こころってなんだろう』。目の前のこと、ずっと先のこと、不安になるのはなぜ? みらいってどんなものか教えてくれる『みらいってなんだろう』

子どもも大人も繰り返し読んでおきたい「こころ」や「みらい」について、かわいいイラストと直筆のやさしい書き文字でわかりやすく教えてくれる絵本です。

『大人なんて子どもの延長でしかない、だから 子どものときに「こころ」や「みらい」他にも「おかね」や「しごと」など、生きていく上で大切なことの仕組みや意味を知っておくと大人になってももうすでに知っているから生きやすくなると思うんです。』―― 細川貂々
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『みらいってなんだろう』にレビューを投稿してくださった方の中から抽選で3名様に、
著者のサイン入りの本書をプレゼントいたします!

みなさまの素敵なレビューをお待ちしております!

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著者/細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。うつ病を患った夫の闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』が大反響を呼び、2009年にはテレビドラマ化、2011年には映画化される。対人関係療法の第一人者である水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズもベストセラーに。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。近著に『維摩さまに聞いてみた――生きづらい人のためのブッダのおしえ』(釈徹宗監修)など。

「折々のことば」ほか、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、中日新聞などで紹介され、発売後たちまち連続重版!韓国版発売も決定!

『ツレうつ』の細川貂々さん
「こころってなんだろう」シリーズ待望の第二弾発売!
先のことがあれこれ心配になる人も読めば安心できる!

みらいって遠い先のことだと思っちゃうよね。でも、うーんとさきのことだけじゃなく今のちょっとあともみらい。だからみらいはいつも目の前にあるよ。

こころはけいけん...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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おすすめコメント

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著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
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※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

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作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
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出版情報

ISBN 9784065332771
本体価格 ¥1,450 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

心配というモヤモヤしている存在をてんてん先生がやさしく語る本です。

自分だけでは気がつかなかったことが友だちや家族に話すことなど、こどもの視点で描いていますが、おとなにも同様に心に響くところが最大の魅力。
主人公のちぃちゃんが「あしたの遠足」での経験を通して明るいみらいが見えていきますが、てんてん先生のやさしいイラストがこころに沁みてきます。

そう言えば「えんそく」や「うんどうかい」の前夜はこんな気持ちだったのだなぁと懐かしい気持ちもよみがえってきました。

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シリーズ2。いい本を読ませていただきました。
いくつになっても、わたしもいろいろ先々のことが心配です。それは、失敗を恐れるから。そして、望まぬ状態に陥ったらどうしようという、何の根拠もない不安から。
「記憶」と「引き出し」の関係、実にわかりやすい経験値のカタチです。そして、引き出しは他人の引き出しを知ることで共有できることも、力強い考え方だと思いました。よりよい未来を望まぬ人はいないでしょうし、そのために人はいつも一本の道を選んでいるのです。
ちょっと心の風通しがよくなったみたいです。ありがとうございました。

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遠足や運動会のまえに、あまり心配になったことのない子どもでした。でもきっと、この作品を読むことで心が軽くなる子はかならずいるはず。そんな子に届くよう願いながら読みました。

 わたしの場合は、大きくなればなるほど心配ごとが増え、それを前向きにとらえるのが難しいときもありました。でも、心の引き出しが増えると考えれば多少のことなら「どんとこい!」と受け止められるかもしれないので、親子で読んでいっしょに読んで話し合えたらいいなあと思います。

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ほそかわてんてんさんは、たくさんの心や生き方についての本を出されている方です。
今回の作品も、読みながら思い当たること、たくさんあるなあ・・と、うなずいてました。
私は人一倍心配性でネガティブ思考です。特に不安を感じるのはこの先どうなるのか解らないということ。
解らないから不安になる。本当にその通りです。
もう60年近く生きているからそれなりの人生経験もあるはずなのに、いまだ不安がなくなることはありません。
これから長い人生を歩んでいくとてもとても若い人たちには、あまり恐れずにたくさん経験を積んで、心の引き出しにたくさんのことを詰め込んで、前を向いて進んで欲しいなと願います。

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なるほど、そういうことか!そうだよね。
色々心配しちゃう子供たちをちょっと安心させてくれそうだし、大人も一つ荷物を下ろせるような、ほっとできる作品でした。
ただ、イラストはかわいいのですが、漫画風のかきかたが、かえって読みにくくなってるページもあったかなと。スマホの小さい画面で見たせいかもしれませんが。
でも、小学生の疑問に答えてくれそうで、手に取られそうです。

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もうすぐみんなで行く遠足を「楽しみ~」と思っている人もいれば「面倒くさい」と思っている人もいるのは何故かしら?

 おかあさんに聞いてみたら、これまでに何をしてきたのかという「かこ」の経験から「みらい」を想像するんだって!

 ということは、どうしたらいいかなって思った時には、「かこ」をたくさん持っている大人に聞いてみるのがいいのかもしれない。

 そして、自分がやってみたことをちゃんと覚えておいて、それを忘れないようにするのも大事なんだろうな。

 だから日記に書くことも、誰かに話をすることも大事かも。


 「かこ」と「みらい」はつながっているのね。

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小学生向けに遠足という題材で説明されていてとてもわかりやすく、読後感も明るいのでぜひ小学生に読んでほしいなと思いました。未来に不安を感じた時に大人に相談することにポジティブなものとして紹介してあり、この提案はとてもありがたいなと思いました。

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これは色々と考えさせられる。「どんな人も1本の道しか歩いていない」という言葉は、なかなか含蓄のある言葉だ。私達は、誰もがこの道が一番いいと思ってあるいている。もちろん、みんなの考え方は一つではないし、色々な道を歩いているのだろう。しかし、それぞれの考えが総体として未来にを決めているのだ。主人公は小学四年の少女だが、このくらいの年齢であまり未来のことを考えている子はいないだろう。でも本当はこのくらいから考えて欲しい。よりよい未来をたぐりよせるためにも。

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先のことを考えると不安になっちゃう自分を、弱いなぁ‥って悩んだこともあったなぁ。
なんで、もっとポジティブになれないんだろうって。きっと、今もちょっと悩んでいる子もいるんだろうな。そんな人にそっと渡してあげたい優しい本です。
キミのみらいはきっと明るくなるよ。みらいのことを考えて不安になるのは、ほら。こういうことなんだって。大人になっても、心配性だからいろいろ考えちゃう私も、時々開いて読みたいなぁ。

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「みらい」って何でしょう。子供に聞かれたらどう答えるでしょう。可愛いイラストと文章で「みらい」と「かこ」ってこういうことなのだと、分かりやすく説明されていました。

大人でも明日ことが心配になるときがあります。そして違う道を選んだ方が良かったのかも?と心配になる時もあります。だからこの本を子供のときに読みたかったなと思いました。
今の生きている道を選んだのは自分。そして自分だけが進む道がみらい。お子さんにも分かりやすく、そして自分の選んだ道が心配な大人にも「みらい」がちょっと生きやすくなる本だと思います。

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今持っている不安の中で、これから先に起きること。
これが解消されれば、あなたの心の中の不安は大きくなるほどに少なくなるよ。
そして、そのためには少しずつ経験を積んだり、見方を増やしたりして、
あなたは確実に、未来に進むにしたがって強くなるんだよって、
作者の方の、年を経たからこその知見が詰め込まれている。

ページを読み進めていくのにも、文章はシンプルで少なく内容はわかりやすい言葉。
ずっと語りかけられて、論理がスムーズに受け入れられる分量とスピードで、
きっと読み終わった後、初めて知った感じだったとしても、
当たり前に自分も思っていたことのように自分に取り込まれていく展開も素晴らしかった。
自分一人でそれっぽいことで悩んで得たとしても、てんてんさんがそれ以上に、
シンプルにしてあるので繰り返しても、疑問に思う場所もなく確認できる。

気持ちを言葉にするのが苦手な子には、こういうわかりやすくシンプルで、
優しく当たり前と思えるこういう本を進めてあげたいなと思わされる本でした。

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ほとんどひらがなで、漢字もふりがながついているので、小学1年生からでも読めそう。内容は高学年向けかな?

小学3年生の息子は心配性で、初めてのことに対して考えすぎてしまう傾向があるけれど、ぜひこの本を読んでほしいと思った。
心配する対象や内容は人それぞれで、自分と違うことを考える人もいるのだということも描かれていて、親としても「そんなこと気にしなくて大丈夫!」と笑い飛ばすのではなく(時にはそれくらいの明るさも効果的かもしれないけれど)、子どもや他の人の心配事を受け止めて、一緒に対策を考える姿勢でありたいと思った。

「きっとあしたは たのしい一日になるし しょうらいのあなたも すてきなところにいるよ」
この温かいメッセージが心をゆるませてくれた。私も、この気持ちを子どもたちに伝えていきたいと思った。

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みらいってなんだろう。
ほそかわてんてんさんの紡ぎ出す言葉は、いつも、とても丁寧に、私たちの、こころ、とむきあってくれる。第一弾の、こころってなんだろう、が大好評だったというのもうなづける。わたしたちのこころにやさしく寄り添ってくれることが本をあける前から安心感をくれる感じ。
未来、って言葉の響きは明るい感じがする場合がほとんどだけど、日常のわたしたちの心の動き。それは、まだ起きていないことへの不安。そうだそうだ、これは本当に、子供だけじゃない。決して子供のためだけの言葉じゃない、大人の自分の心の奥深く届く言葉だ。見えないものを前にすると人はどうしたって不安になる。それは自然なこと。どうやって向き合っていくか。経験値がふえ、こころの引き出しも増えていく。それはきっと一生ずっと続く道のり。

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この子は私です。

先のことを考えて不安になってばかりだったけど、未来に向かって一歩一歩。
あの頃からけっこう遠くまで歩いてきたものだなあと思います。
心配したり、わくわくしたり、振り返ったりもしながら、未来に向かって歩いているのは大人も同じ。
経験を味方によりよき未来に向かいましょう!

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この本を読みながら、11歳の娘のことが思い浮かんだ。娘はコロナ禍の真っ只中、急に不安症になった。自分が触れるもの全てが大丈夫なのかどうか気になり、その都度聞いてくる。「大丈夫だよ、急にどうしたのよ」と笑い飛ばし、時には「何にもないから!」とキツく言うこともあった。今ではその症状もほとんど治まった。
今思うと、大人ですら明日がどうなるかわらず、世界中が初めての経験に右往左往していたあの時、子ども達が不安にならないはずがない。
この本のような道筋を、考え方をあの時の娘に教えてあげたかったと思った。
 
確かに未来は不安かもしれない。漠然としていて、踏み出すのは怖いだろう。だからといって手の届く範囲だけに踏みとどまるのはもったいない。一歩進むための背中のスイッチを押してくれるような、そんな本だと感じた。卒業を控えて、「未来ってなんだろう」と考えることの多い、6年生や中3生メッセージと共におすすめしたい本だ。

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初めての場所に行く時大人だって不安で、「この道であってるのかなあ」と迷いながらなのですごく時間がかかったように思います。帰りは1度来た道を戻るだけなのでスイスイあっという間に感じます。いろんな「みらい」がたくさんある子どもたちにとって、やわらかい絵とやさしい言葉は、親切で分かりやすい地図のようで、お守りみたいな本だと思いました。

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タイトル『みらいってなんだろう』にまず惹かれる。

時間の概念というのはむずかしい。
「このあと、ケーキ食べようよ、このまえ買っておいしかったケーキやさんのがあるよ」
普通に使っているこういう言葉だけれども、「あと」はみらいのことで「まえ」はすぎさった時間のこと。
そしてこの例にあげた一文にも、けいけんのひきだしが隠されているのだ。

「みらいのこと」って選んだりもできるけど、ほかのところからの力とかで変わってしまったりすることもあるから、やっぱり不安でしかたない。
というのがこの本を読む前のわたしの考え。

でもそうだよね、まずは「えらんでないほうの道がどうだったかなんてもうわからないから気にしない」
そして、「いままでの(けいけんの)ひきだし」をもっているんだからそれをあけて、えらんですすんでいけばよい。

不安や心配になるのも、いくつものすてきなしょうらいをえらびたいとかんがえているからこそ。
未来の道は自分ひとりで歩いている。並走しているように見える家族や友達、まわりの人たちだって行先は違っていたり、何かを選ぶときだって違うものを選んでいる。

それが、自分の未来。
わからないし、自分で選んでいるからわかる部分もある。だから、面白い。

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細川貂々さんのイラストはとても親しみやすく、手描き文字も合わせて、読む側に寄り添ったローステップで丁寧な構成で、分かりやすく読みやすい。先のことをあれこれ心配してしまう心の動き、気をつけていたつもりでも、どうしてあんなことをしたり言ったりしてしまったんだろう、という後悔、同じ事象を他の人はどう思っているのか知ることなど、きちんと解説・肯定する安心感があるところも素晴らしい。未来ある子どもたちが自己肯定感を高め、違いを認め合い、自分らしく生きることを応援し、大丈夫だよと優しく背中を押してくれる。小中高生にも大人にも、広くすすめたい1冊!

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本当!あかちゃんには過去はもちろん、未来なんて意識はないのですよね。だから心配なんてないのです。ぜんぶ今。お腹が空いた、おしっこでたよ、なんかねむいな・・・ぜんぶ心配じゃあないものね。今起こっていること、それへの感覚だものね。あかちゃんが壁時計を見て、そろそろ、ミルクの時間だとそわそわしたりはしないのです。おなかがすいたら、そんときゃ爆発したように泣くだけです。ただそれだけ。ミルクを飲めばもうしあわせなんです。ちょっと、あこがれるけどね。でも、ずっとあかちゃんじゃいられない。
ちっちゃいあかちゃんのうちは、ママやパパがいてくれるから大丈夫だけど、ずっと面倒見てもらうことはできないし、それに、なぜかもうれつに自分は自分で生きていきたくなるのが、こころです。
いつも、成長したがりなこころは、はじめはこわいもの知らずです。だから、転んじゃうことなんて考えもしない。でも!生身の体はきずつくんです。めっちゃめちゃころぶと痛いのです。びっくりです。
わたしたちが、今にしか生きられない事実。でも、過去の痛みに支配されたり、未来を意識して心配がたえないのはなぜ。そもそも、過去ってなに?未来ってなに?なんであかちゃんみたいになれないの?
てんてんさんは、「自分だけが すすむ道」それが未来って教えてくれます。この世の誰とも同じじゃない自分だから、自分だけの道をいかなきゃなんない。しんどそうで、それでいて、人生の醍醐味はこれかもしれません。
だれでも、今よりよくなるほうを選ぼうとする。すてきな未来にすみたいと思う。てんてんさんが、心配することは当たり前と言いながらも、自分だけの「よりよい未来」を想うこころをキラキラと語るのは、痛くないのに越したことはないけれど、痛いおもいの先に、今よりもっとすてきな未来があるのなら、ちょっと行ってみたくないですか?って伝えたいからかもしれませんね。過去の経験に縛られすぎず、未来への心配に囚われすぎず、チョトだけ勇気を持って、よりすてきな未来に歩きだしてみませんか?って。今しか生きられない。それは、かわらないのだけれど、自分だけの過去と、自分だけのすてきな未来の間に線を引いて見る。すると、今の生き方、選択の道、変わってきませんか?って。
やさしく、わかりやすく、こんなむずかしくて、かんたんな「みらい」をかたれる、てんてんさんはただものじゃないですね。ありがとうございます。

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表紙とタイトルを見て、未来という概念に対する哲学的な考察をするのかなと想像していました。ただ、私が最も感銘を受けたのは、未来が分からないということに対する不安に、優しく寄り添い、励ましていることです。子どもだけでなく、未来が見えないと感じ始めた大人が読んでも刺激を受ける本だと思いました。

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