今日のかたすみ

この作品は、現在アーカイブされています。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2023/12/13 | 掲載終了日 2023/12/10

ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#今日のかたすみ #NetGalleyJP


内容紹介

人と暮らすって不自由で息苦しくて、でも時々たまらなく愛おしい。

塾講師として働いている遙は、友人たちとのルームシェアを解消して気落ちしていた。そこに同僚で恋人の百ちゃんがやって来る。
同棲をスタートしたふたりだが、遙は大好きなはずの百ちゃんとの暮らしに窮屈さを感じ始める。ひとりの空間や時間、娯楽を至上の楽しみとする遙に対して、「何をするかより、誰といるか」を重視する百ちゃん。価値観が根本的に異なるふたりは、少しずつ、しかし確実にすれ違っていき――。

好きなのに分かり合えない同棲カップルに、
母との喧嘩を機に別居していた父のところに転がり込んだものの、距離感に戸惑う女子中学生。
アパートの隣室に住む人懐っこいおばあさんに友人認定され、交換ノートを始めた女子大生。

暮らしの中で経験してきた悩みも、喜びも、きっとそこにある。
誰かと生きる日々のきらめきを、優しく掬い上げた5篇の連作短編集。

人と暮らすって不自由で息苦しくて、でも時々たまらなく愛おしい。

塾講師として働いている遙は、友人たちとのルームシェアを解消して気落ちしていた。そこに同僚で恋人の百ちゃんがやって来る。
同棲をスタートしたふたりだが、遙は大好きなはずの百ちゃんとの暮らしに窮屈さを感じ始める。ひとりの空間や時間、娯楽を至上の楽しみとする遙に対して、「何をするかより、誰といるか」を重視する百ちゃん。価値観が根本的に異なるふた...


おすすめコメント

本作は『街に躍ねる』で第11回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞した川上佐都さんの第2作目です。
兄弟の絆を描いた受賞作で、完全に心をわしづかみにされたのですが、今回はさらに衝撃を受けました。「わかる」という共感、「面白い」という興奮、様々な感情がわっと身体に降りかかってくる特別な読書体験でした。

温かくてユーモラスなのに、なんでこんなに切ないんだろう、
というのが、読後最初に頭に浮かんだ感想です。

今作はカップル・父娘・隣人同士・友人同士など、
5つの生活を通して「誰かと暮らすこと、生きること」を描いた連作短編です。
しばらく作品の余韻に浸りながら、
「このすべての感情を経験したことがある」からだと気付きました。

あまりにも日常すぎて、記憶の片隅に追いやってしまうような日々の出来事が、
人物たちを通じで自分の中に蘇ってくるような感覚が
たまらなく懐かしくて、どこか切ない、とても優しいお話です。

誰かと生きるのは煩わしいけれど、たまにとんでもなく素敵なこともある。
そんな風に自分の生活を愛おしく思える一作、ぜひお読みいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

本作は『街に躍ねる』で第11回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞した川上佐都さんの第2作目です。
兄弟の絆を描いた受賞作で、完全に心をわしづかみにされたのですが、今回はさらに衝撃を受けました。「わかる」という共感、「面白い」という興奮、様々な感情がわっと身体に降りかかってくる特別な読書体験でした。

温かくてユーモラスなのに、なんでこんなに切ないんだろう、
というのが、読後最初に頭に浮かんだ感想です。

今作はカ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784591179901
本体価格 ¥1,700 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)