台湾の歴史

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刊行日 2023/12/07 | 掲載終了日 2023/12/14

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内容紹介

17世紀のオランダ統治から現代まで、
多様な民族が生きる島で、民主主義はいかに育まれたか。

「台湾有事」はすでに始まっている?
2024年1月、総統選挙で中台関係はどうなる? 

日本人が知らなすぎる、「麗しの島」の濃密な歴史。

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犬が去って、豚が来た――。たびたび入れ代わる統治者、多様な原住民族、圧制と抗争。〈多重族群社会〉の400年。「台湾人」のアイデンティティはこうして生まれた。

はるか昔から多彩な原住民族が生きてきた島は、一七世紀に大きな転機を迎えた。オランダ東インド会社と鄭成功の抗争、清朝の二〇〇年に及ぶ統治と、日本の植民地支配。そしてやって来た蔣介石の中華民国。激動の歴史のなかで「台湾人」のアイデンティは育まれた。国連には非加盟、主要先進国とは国交を持たない特異な「非承認国家」でありながら、奇跡の経済発展と民主化を成し遂げ、〈アジアの小竜〉と呼ばれる台湾は、どこへ向かうのか。

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『台湾の歴史』を読んでレビューを投稿してくださった方の中から抽選で3名様に、本書をプレゼント!
詳しくは、おすすめコメント欄をご確認ください。

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著者/若林正丈(わかばやし・まさひろ)
1949年、長野県生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科教授、早稲田大学政治経済学術院教授等を経て、現在、早稲田大学名誉教授。主な著書に『増補版 台湾抗日運動史研究』『蔣経国と李登輝―「大陸国家」からの離陸?』(サントリー学芸賞)、『台湾の政治―中華民国台湾化の戦後史』(アジア・太平洋賞,樫山純三賞)、『台湾―分裂国家と民主化』ほか。


17世紀のオランダ統治から現代まで、
多様な民族が生きる島で、民主主義はいかに育まれたか。

「台湾有事」はすでに始まっている?
2024年1月、総統選挙で中台関係はどうなる? 

日本人が知らなすぎる、「麗しの島」の濃密な歴史。

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犬が去って、豚が来た――。たびたび入れ代わる統治者、多様な原住民族、圧制と抗争。〈多重族群社会〉の400年。「台湾人」のアイデンティティはこうして生...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
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出版情報

ISBN 9784065340325
本体価格 ¥1,150 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

日本人が知らなすぎる、「麗しの島」の濃密な歴史。
帯にあるように、私も台湾の歴史について詳しくない。オリンピックには「チャイニーズタイペイ」として出場しているが、国ではないというのは知っている。そんなぼんやりとしたイメージしかないためこの本をリクエストした。

先住民族が生きてきた島。地理的にもとても重要な位置にある島である。「台湾400年の歴史」と言われるそうだが、17世紀以降大きな転機を迎える。その歴史時代の特質一覧の図説がとても分かりやすく、各時代の説明は難解な言葉もあるが台湾の歴史について少しずつ理解が深まっていく。
そして度重なる戦争に巻き込まれ主権が代わっていく。第二次世界大戦後の米中国交樹立により大きく変化していく。

あとがきによると、本書の原著は2001年に発売された『台湾ー変容し躊躇するアイデンティティ』と題した新書であるという。文庫化により60ページほどの補説が追加されている。
台湾の選挙があるたびに、大きく報道されるがその結果についてきちんと理解出来ていなかった。不安定な今の国際情勢だからこそ台湾の歴史、台湾の人々のアイデンティティを改めて知り、来年の選挙にも注目していきたいと思う。
全て理解できた訳ではないが、この本により私が知らなすぎる台湾の歴史の一端を知ることができることが出来てよかった。

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一言でいえば最近のハリウッドのノンストップアクション映画を観ているような内容。世界史、国際政治、地政学、民主主義の教科書のそれぞれ一部の事例集。不思議とアメリカの歴史と似ていると思った。要するに大航海時代から始まって帝国主義の時代を経ての400年間で一方は世界の覇者となり一方はその現在、最も対抗馬になりえる中国の影の存在しかし存在感はちゃんとある、それが「台湾」、特に日本にとってはいわば一番親しみの持てる隣人。

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十五年ほど前に台湾を旅行しましたが、当時は台湾史に関する知識が浅かったのを今では残念に思います。台湾についての認識は、本書の詳細な解説によって一変しました。
 台湾の存在は昔から中国人に知られていたが、17世紀の大航海時代になって地理的重要性が注目され、オランダなどの外国勢力による統治が始まり、次いで鄭成功の反清朝運動が起こり、清朝による実質支配と中国本土からの相次ぐ移民が続き、さらに日本による植民地化が行われ、第二次世界大戦後は中華民国、国民党による支配に代わる。
世紀を超えて時代を異にした移民によって生じた複雑な民族構成、めまぐるしく変化する台湾の政治と経済状況を知って、苦難の社会背景をもった台湾の人々の国民感情とアイデンティティ、台湾が抱えている様々な課題を多少とも理解できました。
 台湾を取り巻く複雑な国際情勢、電子工業などの科学技術が急速に発展した台湾社会、これらを注目する上でも、台湾が今までたどってきた複雑で濃密な歴史を知ることは非常に役立つことでしょう。

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台湾というとに日本から気軽にいける海外ということもあり、なんとなく親しみがあるのだが、アジアに対する理解に乏しい日本人の事であるので、台湾の歴史についてはヨーロッパの主要な国よりも良くはしらないと言うのが一般的ではなかろうか。日本の一部であった時期もある国であるのだが。

台湾にとって有史は17世紀オランダ東インド会社の統治からのようである。それ以前から勿論歴史はあったのだが記録されていないということだろう。本書も17世紀以降400年の台湾の歴史を政治的側面を中心に叙述されている。

オランダの統治から明朝の遺臣・鄭成功らの反抗拠点、明王朝の支配。日清戦争の結果として日本の植民地化を経て中華民国の支配下に至る。本書の主題は、大陸からやってきた中華民国政府の元で、以前からの台湾で生まれ育った本省人と後からやってきた外省人が対立しつつ台湾人としてのアイデンティティを形成していく過程を描いていくことであろう。

「四大族群」と呼ばれる台湾のエスニックグループが対立融合していくなかで、総選挙が行われ「初の台湾人総統」李登輝が選ばれる過程がつぶさに描かれ、そのなかでエスニックグループの意識の変化が語られている。
本書は、2001年に発刊されたものに、その後の四半世紀を補説として追記、現代の台湾にいたるまでの政治的背景が判る。

米中対立の中で、台湾は独立するのか、中華人民共和国に飲み込まれていくのか今後の台湾の行く末が気になるところである。

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台湾、これだけ日本に距離的に近いのに、世界史の授業の中でもほとんど扱われることはないだろう。台湾という名前は聞いたことがあっても、その歴史はまず知らないという人が多いのではないだろうか。本書は、この台湾の現代史を中心にして、詳細に描き出している。歴史のなかで色々と翻弄されてきたものの、我が国にも台湾好きだという人が一定数いることは間違いない。私も会社員時代に、台湾の人や欧米の人を相手にしたことがあるが、台湾の人は礼儀正しく、日本語をしゃべってくれたので、好感度は爆上がりである。もちろん日本が統治していた時代の人ではなく若い人である。対して欧米から来た人は、英語が話せて当たり前という感じで、まず日本語なんて勉強しない。このように心情的にも近い人たち。私たちは台湾の歴史をもっと知るべきかもしれない。

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私の街石川県小松市からも直通便が飛ぶ台湾。とても近いその国の歴史を改めて読む機会を得た。
どうして日本語が上手な方が多くおられるのか、その理由を大陸と日本の統治の間で揺れた歴史から学ぶことができた。学制によって日本国内でとった教育制度がそのままこの国でも行われ、そのシステムのまま中国語の教育に引き継がれる。台湾に住んでいた内省人と大陸からの外省人、それぞれがこの国を率いてきた。台湾が外の国に翻弄された中で独自の歩みを模索したきたのである。その結果として独自の民主主義が根付いている。現在の日本では「投票に行かないでくれれば」と言った政党もあり、投票率は低迷、諦めや無関心が続いているが、台湾の有権者は熱い。政治家と住民の意識が共に高く、自らが獲得してきた民主主義の価値の大きさを感じる。
「台湾有事」と紙面に文字は踊るが、台湾の人々にとっては平穏な生活の今が続くことこそが大切なのは自明のことであり、当事者ではない日本の某政治家の発言など迷惑なことだろう。また隣国の私たちにとってもこの国の選挙の行方はとても重要であることは言うまでもない。

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近年、日本統治時代の台湾を紹介する本は出版されていますが、それ以前や中華民国時代以後のことはまだあまり認知されていないように思います。
この一冊で濃密な台湾の歴史を知る手引きとなると感じました。自分自身も白色テロや戒厳令下の‪台湾‬のことをよく理解できていなかったため、改めて勉強になりました。

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義父が台湾生まれで、一緒に暮らした晩年、台北大時代の仲間と定期的に台湾に夫婦で旅行に行っていたので、いつかは行ってみたい国として、本書を読んで見たいと思った。私の年齢だと李登輝総統の時代の印象が強く、民主的な国家のイメージが強かった。本書を読んで、今さらながら、そもそも住んでいた現地の人からすれば、周囲の国々に翻弄されながら、今のような国家に至るまでの本当に長い困難な時代の連続だったことが分かった。現地の人だけでなく、中国からの人たちも色んな地域からきて、それぞれ言葉も違う中で、日本の統治で日本語を使う事を強いられた時代があり、その後の中国化により、孫と言葉が通じないというような事態が起こったというのも、初めて知った。台湾の人たちが日本の統治が日清戦争の結果であったこと、それ以前は東インド会社、オランダ、そして清国に統治されていた事なども恥ずかしながら、改めてそうだったのかという感じである。太平洋戦争後から、今までの台湾の歴史となると、こんなにじっくり学ぶチャンスは皆無であった。日中国交正常化により、台湾の立ち位置が微妙になったことも、なるほどそういうことかと思った。台湾が、今の民主的な国家を確立するまでの苦難な道のりは、選挙の投票率の高さに現れている。今も中国との緊張状態にある台湾。今後の政治や国家情勢にも注目していきたいと、強く思った。すんなり読むには、そもそもの基礎知識のない私にとっては、難しい所もあったが、今の台湾が、そうして成り立ったかを知りたい一心で、最後まで読み終えることができた。本書に出会えて本当に良かった。

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