あけくれの少女

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刊行日 2023/12/15 | 掲載終了日 2024/01/10

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内容紹介

「どこで、どうやって生きていくのか、うちは自分で決めたい」 12歳の少女・真記は上京を目指すも、80年代後半の狂騒に翻弄され……親世代にも子世代にも読んでほしい、宝石のような20年間を描いた佐川光晴の最新長編小説。
広島は尾道の小学五年生・真記は、1970年生まれ。子供のいない伯父夫婦からかわいがられ、養女になるかもと心配事は絶えない。中学では英語部の朗読劇が大成功をおさめ、英語を一生の仕事にしていこうと決意する。念願の学生生活は、80年代後半のバブル経済のただなかで、順調そうにみえたのだが……。
当時の時代背景や男女の考え方を、時に繊細に、時にユーモラスに描出する。真記と同時代を生きた人にも、そしていま同世代の人にも読んでほしい青春小説。

【著者紹介】
佐川光晴(さがわ・みつはる)
1965年東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞を受賞しデビュー。02年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞、11年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞、19年『駒音高く』で第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞。このほかの著作に『牛を屠る』『大きくなる日』『日の出』『鉄道少年』『昭和40年男~オリンポスの家族~』『満天の花』『猫にならって』などがある。

「どこで、どうやって生きていくのか、うちは自分で決めたい」 12歳の少女・真記は上京を目指すも、80年代後半の狂騒に翻弄され……親世代にも子世代にも読んでほしい、宝石のような20年間を描いた佐川光晴の最新長編小説。
広島は尾道の小学五年生・真記は、1970年生まれ。子供のいない伯父夫婦からかわいがられ、養女になるかもと心配事は絶えない。中学では英語部の朗読劇が大成功をおさめ、英語を一生の仕事にしてい...


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784087718522
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 352

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NetGalley会員レビュー

真記と同世代、同郷でもあるので、80年代後半からの景色は、懐かしいものばかり。
田舎だと、遠く地元を離れ、女子が四大に行かせてもらえるのは、当たり前ではまだなかったんです。そうだった。
両親や親戚に抱く複雑な想い、新しい環境での暮らし。私も真記を通して、あの頃を思い出す時間となりました。
思い通りにはならない人生の荒波に直面した時に、心の柱となる言葉を持っている人は逞しいな。
知らず知らずに時代が植え付けている価値観や幸せの感覚って、あると思うんです。
「自分で決める」留まることなく、アップデートしていきたいな。
HELLO My Friends!今どうしていますか?
そんな気持ちで本を閉じました。

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瀬戸内海を望める広島は尾道。愛はあるが不安定な両親と、裕福で優しいが昔気質の伯父夫婦との間でジレンマを抱える小五の真記。弟に向けられる両親の愛情や、裕福な友人との選択肢の差―――より良い道を進むべく比較しては苦しみながらも、その度に最適を模索する、激動の時代を力強く生き抜く姿を描いた物語。

どのタイミングで軌道修正したかで人生が大きく変わる事が窺える作品。言及されていた部分以外にも分岐点はいくつもあって、「潔さ」と「後悔先に立たず」を真記が身をもって示してくれたように感じた。
親ガチャ、時代ガチャ、土地ガチャ―――どうにもならない事柄を除いても、分岐点で選択肢を増やす為の「努力」を怠らない事が、いずれ次のガチャで当たりをひくコツなのかも。
知らない時代を身近に感じられ面白かった。

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