京都を歩けば「仁丹」にあたる

町名看板の迷宮案内

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刊行日 2023/11/24 | 掲載終了日 2024/03/25

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内容紹介

京都の町の謎がついに明かされる!!

京都の街角に残る、「ヒゲの紳士」が描かれた「仁丹」の町名看板。この看板は京都市内でかつて1,000枚以上が確認されていたが、今や550枚にまで落ち込み、絶滅の危機に立たされている。

「仁丹」の謎に包まれた来歴を解き明かすとともに、この迷宮の奥にある時空散歩を楽しむ!

〇京都だけに大量にある理由は?

〇「下京区」表記が東山区の祇園になぜ?

〇長く風雨にさらされながらいまだにキレイなのはなぜ?

〇誤表記と思いきや街が動いていた?

京都の町の謎がついに明かされる!!

京都の街角に残る、「ヒゲの紳士」が描かれた「仁丹」の町名看板。この看板は京都市内でかつて1,000枚以上が確認されていたが、今や550枚にまで落ち込み、絶滅の危機に立たされている。

「仁丹」の謎に包まれた来歴を解き明かすとともに、この迷宮の奥にある時空散歩を楽しむ!

〇京都だけに大量にある理由は?

〇「下京区」表記が東山区の祇園になぜ?

〇長く風雨にさらされな...


おすすめコメント

たかが看板と侮るなかれ!

近代モダン都市・京都の忘れられた物語は、町名看板から語られる。

たかが看板と侮るなかれ!

近代モダン都市・京都の忘れられた物語は、町名看板から語られる。


販促プラン

・12月から1ヶ月間、京都市バス(後部看板)出稿

・京都新聞 サンヤツ出稿予定(12月上旬)

・12月から1ヶ月間、京都市バス(後部看板)出稿

・京都新聞 サンヤツ出稿予定(12月上旬)


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784861529368
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 200

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NetGalley会員レビュー

京都に仁丹の町名看板があるということは知っていましたけど、こんなにも凄い歴史が隠されていたとはただ驚くばかりでした。

 仁丹の町名看板は家の壁に直接打ち付けてあるものなので、震災や火事などで失われたものが多数あると考えられます。そして、最近では家が老朽化し、解体するときに一緒に廃棄されてしまうものもあるのだそうです。それを惜しいと思うご近所の方が譲り受け、そのお宅に掲示するということもあり、時として看板の住所と現実の住所が一致しないこともあるのだそうです。でも、そんなことよりも看板が保存されることの方に重きを置いている京都の町っていいなと思います。

 非常に数は少ないですが、仁丹以外にも「大丸」や「メンソレータム」などの看板も存在するとのことで、こういうものを探しに行く旅というのも楽しいでしょうね。

 仁丹の看板を見に、京都へ行きたくなりました。

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看板に歴史あり。

一企業が、地域に住所を記しそれをその場所に掲示する細やかな発想にまず驚く。
それが明治時代に端を発していることに再び驚く。

この本は、仁丹の看板が多く残っている京都を中心に、どういう経緯か、歴史かを丹念に
紐解くものだ。読みながら「仁丹の会社の経理書類などは残っていないのか」と気になったが、
戦争で焼失してしまったらしい。だから現存している琺瑯の看板(時に明治時代の木製のものも!)
現物をもって、さまざまなことを推論するしかない、フィールドワークの醍醐味あふれる考察となっている。

取り付けられた当時は、ぴかぴかで、人々はそれを目印に友人の家を訪ねたり、配達や行商など歩く目印
となったであろう看板。
今はそれは、標識としての役割とともに(様々な経緯でその通りではないこともあるとのこと)、町の歴史を
見つめてきた証人としてそこにあることに意義がある存在となっている仁丹の看板。
なんと面白いことだろう。そして、つい最近である近代が、すでにかなりの年月を経ているということにも
驚いた。

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テーマがニッチかつ、京都の地名に関するネタがほとんどなので、地元の人かある程度京都に詳しい人でないと楽しみにくい印象。地元の人にとっては日常的な風景なのかもしれないが、京都から離れた地域に住む自分として街中に仁丹の宣伝が入った看板が街中にありふれている光景は少し異様に感じられた。仁丹の看板はもはや文化財という作中の表記にはなるほどなと思わされるところがあり、もし京都へ行く機会があったらぜひ仁丹にも注目してみたいと思った。

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