具体と抽象

世界が変わって見える知性のしくみ

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刊行日 2014/11/27 | 掲載終了日 2024/03/31

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内容紹介

永遠にかみ合わない議論、罵り合う人と人。その根底にあるのは「具体=わかりやすさ」の弊害と「抽象=知性」の危機。

動物にはない人間の知性を支える頭脳的活動を「具体」と「抽象」という視点から読み解きます。

【本書より抜粋】

世の中、何ごとも「わかりやすい」方向に流れていきます。

「わかりやすさ」の象徴が「具体性」です。

本でもテレビ番組でも講演でもネットの記事でも「具体的でわかりやすい」表現が求められ、「抽象的な表現」は多数の人間を相手にした場合には徹底的に嫌われます。ではなぜあえて、本書は「わかりやすさ」に対して疑問を投げかけるのか。人間の知性のほとんどは抽象化によって成立しているといっても過言ではありません。「わかりやすさの時代」にはそれが退化していってしまう危険性があります。本書の目的は、この「抽象」という言葉に対して正統な評価を与え、「市民権を取り戻す」ことです。

永遠にかみ合わない議論、罵り合う人と人。その根底にあるのは「具体=わかりやすさ」の弊害と「抽象=知性」の危機。

動物にはない人間の知性を支える頭脳的活動を「具体」と「抽象」という視点から読み解きます。

【本書より抜粋】

世の中、何ごとも「わかりやすい」方向に流れていきます。

「わかりやすさ」の象徴が「具体性」です。

本でもテレビ番組でも講演でもネットの記事でも「具体的でわかりやすい」表現...


出版社からの備考・コメント

※本アカウントは、BookCellarの運営元である㈱とうこう・あいが運用しております。本作品にアクセスした際の会員情報の開示先は、㈱とうこう・あいとなります。

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おすすめコメント

ロングセラー11万部達成! 12月11日に28刷出来! 本書には、一見すれば矛盾しているような「永遠の議論」が出てきます。この「永遠の議論」も、抽象レベルで考えるか具体レベルで考えるかによって答えは異なります。抽象とは木でいえば「幹」の部分であり、物事の本質。具体とは木でいえば「枝葉」でいろいろなことの細部です。例えば、「リーダーたるもの、言うことがぶれてはいけない」は経営の本質・哲学で、抽象レベルのこと。「リーダーは臨機応変に対応すべし」は日々のこまごまとした枝葉の部分、具体レベルのこと。一見すれば矛盾しているように見えることも、実は矛盾していないということがわかってきます。

ロングセラー11万部達成! 12月11日に28刷出来! 本書には、一見すれば矛盾しているような「永遠の議論」が出てきます。この「永遠の議論」も、抽象レベルで考えるか具体レベルで考えるかによって答えは異なります。抽象とは木でいえば「幹」の部分であり、物事の本質。具体とは木でいえば「枝葉」でいろいろなことの細部です。例えば、「リーダーたるもの、言うことがぶれてはいけない」は経営の本質・哲学で、抽象レ...


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784907623104
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 136

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

「複数のものを共通の特徴を以てグルーピングして同じとみなすことで、一つの事象における学びを他の場面で適用することになる」ことが抽象化のメリット。

抽象化とは「要するに何が大事なのか」という本質レベルで共通点や相違点に目を向けること。

国語と数学はなぜ学ばねばならないのか、「考え方」を学ぶための知のヒント。

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具体的にわかりやすく伝えるためのハウツー本は巷に溢れている。
でも「具体的にわかりやすいこと」の前提がそもそも違うとしたら、自分がどれだけ自分の解釈でわかりやすく伝えても、相手には永久に伝わらない。

会社の理念の意味、上司と部下のコミュニケーションのずれ、あらゆる不満の発生源にこの「抽象」を理解しているかしていないかが関わっていることがわかった。
「抽象」について、具体的かつ抽象的にわかりやすく説明し、読者の考え方をアップデートしてくれる。
読めて良かった。色々謎が解けた気分。

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具体と抽象を往来する技術は、人間の思考の柔軟性を増進するものだ。

そもそも、人間社会が成立するためには、相互のコミュニケーションの成立が必要だった歴史があり、さらにそのためには共通の言葉や数が必要だった歴史があり、そしてそのためには具体と抽象という概念の扱いが必要だった歴史がある。

そのように考えると、具体と抽象の概念は社会の基盤とさえ言っても過言ではない。

とすれば、この本は人間の在り方の根本を説明する名著である

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国語の授業で子どもたちは「さかな」と「マグロ」「鯉」の言葉の関係や、理科で脊椎動物・無脊椎動物について学んだりします。
ここから具体と抽象の概念の扉が開きます。

この本は、モノの考え方、とらえ方を体系的に考える指標となるものでした。
時々出てくる四コマ漫画がまた面白く、楽しくわかりやすく読めます。

仕事に使えるという人も多いのではないでしょうか。

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とても面白かった。
政治家と国民のズレに納得しました。
具体的を望む側と抽象的にしたい側は、いつまでたっても噛み合わない。
それ以外のズレになるほどと思える事例がたくさんありました。
抽象的は必要ですが実行性も必要。
現実生活になぞらえるのは楽しかった。

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思考を言葉に変換して表すことが苦手なので、実用書(教養本?)は普段あまり手に取らないのですが挑戦してみました。

読み進めるのに時間はかかりましたが、導入に四コマ漫画があり、イラストと平易な文章で読みやすかったです。

具体と抽象の概念、前提となる物事の捉え方の相違など、相互理解やコミュニケーションのギャップが生じる要因が分かりやすく解説されていて、興味深く読めました。

具体と抽象は車の両輪のような関係。
まずは具体と抽象どちらも意識することから始め、思考力を高めていきたいと思います。

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