わたしの心のきらめき

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刊行日 2023/07/06 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

12歳のメロディは脳性麻痺のため話すことができず、体もほとんど動かせません。優れた知性とユーモアをあわせ持っていますが、会話補助装置を使ってもなかなか心の全ては伝えることができず、もどかしい思いをしてきました。自分で見つけ出した、障害を持つ子どもだけのサマーキャンプに初めて参加したメロディは、常に「特別な子」として扱われる自分が「普通の子」として過ごしていることに気づきます。初めてのアクティビティや友だちとの楽しい時間、淡い恋など、忘れられない体験をした1週間を描く、心揺さぶる話題作です。

12歳のメロディは脳性麻痺のため話すことができず、体もほとんど動かせません。優れた知性とユーモアをあわせ持っていますが、会話補助装置を使ってもなかなか心の全ては伝えることができず、もどかしい思いをしてきました。自分で見つけ出した、障害を持つ子どもだけのサマーキャンプに初めて参加したメロディは、常に「特別な子」として扱われる自分が「普通の子」として過ごしていることに気づきます。初めてのアクティビティ...


出版社からの備考・コメント

著者情報
シャロン・M・ドレイパー 
米国オハイオ州、クリーブランド生まれ。長年教師として勤めるかたわら、執筆活動に入る。アフリカ系アメリカ人作家に贈られるコレッタ・スコット・キング賞を5回受賞し、1997 年にはNational Teacher of the Year に選ばれた。邦訳されている作品に、『わたしの心のなか』『キャラメル色のわたし』(共に鈴木出版)がある。

横山和江
翻訳家。埼玉県生まれ。山形県在住。訳書に、『わたしの心のなか』『キャラメル色のわたし』(共に鈴木出版)、『はながさいたら』(BL出版)、『おばあちゃんの にわ』(出版ワークス)、『目で見る
ことばで話をさせて』『アグネスさんとわたし』(共に岩波書店)、『世界はこんなに美しい アンヌとバイクの20,000 キロ』(山烋のえほん)など多数。やまねこ翻訳クラブ会員。JBBY 会員。

著者情報
シャロン・M・ドレイパー 
米国オハイオ州、クリーブランド生まれ。長年教師として勤めるかたわら、執筆活動に入る。アフリカ系アメリカ人作家に贈られるコレッタ・スコット・キング賞を5回受賞し、1997 年にはNational Teacher of the Year に選ばれた。邦訳されている作品に、『わたしの心のなか』『キャラメル色のわたし』(共に鈴木出版)がある。

横山和江
翻...


おすすめコメント

勇気をふりしぼってひとりでサマーキャンプに飛び込んだメロディの大きな挑戦は、メロディに一生の宝物をもたらします。本作品は、2014年刊行『わたしの心のなか』の待望の続編です。苦い終わり方をした前作を読んだ読者が、「メロディのその後の物語を読みたい!」と著者に送った手紙は何百通にもなるそうです。そして2020年、常に講演活動や執筆で多忙な著者は、コロナ禍で生じた空白時間に、本作Out of My Heartを一気に書き上げました。2011年発売と同時にNYタイムズベストセラーリストにランクイン。42週にわたって上位に留まり続けました。

勇気をふりしぼってひとりでサマーキャンプに飛び込んだメロディの大きな挑戦は、メロディに一生の宝物をもたらします。本作品は、2014年刊行『わたしの心のなか』の待望の続編です。苦い終わり方をした前作を読んだ読者が、「メロディのその後の物語を読みたい!」と著者に送った手紙は何百通にもなるそうです。そして2020年、常に講演活動や執筆で多忙な著者は、コロナ禍で生じた空白時間に、本作Out of My H...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784790234227
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 358

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

始まりはまるで詩のような言葉づかい。その瞳がとらえやた細やかな描写とそこから零れてくる空想が、境目なく綴られていく。
メロディの心のなんとおしゃべりなこと。なんと利発でユーモアに溢れていること。そして、なんと前向きなこと! それは「自分ができることに気持ちを向ける」からだと知った時、更に脳性麻痺を病気ではなく「状態」「個性」と捉えている事に、この12歳の少女にとても大切なことを教えてもらった気がした。

そしてキャンプ地に到着。障害を持つ子どもが安心して1週間のキャンプができるような、細々とした配慮に驚かされた。一人一人に専属のキャンプカウンセラーがつくまでとは。
初日のメロディたち「炎のハヤブサ」の4人の、食事と水泳初体験。そして美術活動、夜のファイヤー・タイム。トリニティが寄り添う中、思う存分楽しむメロディ。それぞれの個性に合わせ、みなの意欲をこれほどまでに引き出すキャンプカウンセラーに拍手。
それからも、メロディは自分の心よりも〈感覚〉で、いや〈体〉で様々な事を体験していく。人と積極的に関わり合っていく。それは、頭の中に籠りがちだった彼女にとってのターニングポイント。だから、あの夢みがちな独り語りが生き生きしたものに、自分だけでなく仲間たちへと視界が広がっていく。

そのクライマックスがバルーン・ボール大会。汗びっしょりになり、手まで使ったメロディの視点から生き生きと語られていく様子は、キャンプ参加以前のものとは、はっきりと違っていた。だから、乗馬体験でのトラブルさえも、今までではないメロディだから乗り越えられた。
「炎のハヤブサ」のほかの3人もそう。だからこそ、メロディが初めて自分だけで描いたのは、見た目はホタル。でも彼女にとっては〈友だち〉だったのか。

そしてとうとう最終夜。キャンプファイヤーの照明つきのダンス・フロア。皆が、それぞれに障害をもつ皆が、自分を解放して踊っていく。音楽に乗って、心も体も自由に大きく、生き生きと、笑いながら。もちろん、メロディも。家に帰る、その前夜に、メロディは、心と体いっぱいで、「おどった」。

メロディは自分を誇りに思い、この1週間で友だちになった3人にも誇りを感じた。でも一番大きなことは、自分達は他の子とはちがうかもしれないが、「普通の子」として素晴らしいし、堂々としているし、能力があって、かっこいい。それに気付けたことだろう。体験し触れ合い、協力し、認め合い楽しく笑いあった、この1週間の経験。それで、ここまで外交的で自己承認に満ちた存在になれたのか。

今までは心の内面で生きることが多かったメロディ。でも、この1週間のキャンプ経験は、自分を周りに示し人と関われるだけの自分という存在への自信を与えてくれた。気持ちも考えも言葉も、人との触れ合いも、自分の体にさえも。子どもは、いや人は、僅かの間にこれだけ変わることができる。読み始めた時に教わったこと以上に大切なことを、「普通の人」であるメロデは教えてくれた。本当にありがとう。
だから、今度はこちらの番。どんな人も人、「普通の人」。そうやって触れ合っていく番なんだね。

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前作『わたしの心のなか』を読んだことがないので、主人公メロディに初めて出会いました。
メロディは脳性麻痺の12歳の女の子。日常生活には介助が必要で、車いすで移動し、話すため「エルヴァイラ」という会話補助装置が必要な女の子。
彼女はとても聡明で、自分の声では話せなくても頭のなかには言葉が溢れていて、メロディと友達になりたい!お喋りしたい!そう思える魅力的な女の子だ。

そんなメロディが家族のものとを離れ一週間のサマーキャンプに出かける。どれもこれも初体験のことばかり。もちろんキャンプで過ごす日々には多くの助けも必要だけれど、それをサポートしてくれるトリニティの行動や言葉がとても素敵です。
アメリカではこうやって障害を持つ子供たちのためのキャンプがあることを知りました。メロディと同じように家族と離れ、自分の世界を広げる一週間となるのでしょう。

メロディの言葉でこんな言葉があります。
25頁“「特別な配慮が必要」という言葉について、私は考える。その言葉は好きじゃない。だって、すごく……あいまいだもの。特別な配慮が必要じゃない人が、だれの気持ちも傷つけないようなあいまいな言葉を作るようにきめたみたい。でも、その言葉を使われる人にとってみれば、自分が何かたりない人間みたいに感じさせられる。わたしには欠けているところがあるように感じてしまう。そのとおり、わたしには、特別な配慮が必要。でも勝手にレッテルをはらないで。”
読み始める前、脳性麻痺の子どもがキャンプに行くというあらすじを見てなんて大変そうなのと、私は勝手にレッテルをはっていました。だからこそメロディという魅力的な主人公を知る度に自分の勝手な思いを振り返りました。

私もオンラインゲームで知り合った脳性麻痺の友達がいます。口では話せなくてもチャットやメールではとても楽しく話しています。
だからこそメロディともお喋り出来たら楽しいだろうなと想像が膨らみました。
これからメロディの世界もこれからもっと広がって、たくさんの人と出会って成長していくことでしょう。成長していくメロディとまた会えたら嬉しいです。

とても魅力的な主人公に出会えてとても幸せな気持ちになれる物語でした。
YAだけでなく、大人にも読んでほしいです。

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身体に障害があろうとも、心の中や気持ちは、みんな同じ。私たちがいかに正しく理解していないかを痛感する。主人公のメロディーの成長が微笑ましい。ともにキャンプに参加しているようで、思わず声をかけたくなる。私もできるなら参加したい。できれば前作も読みたい。

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前作を読んだときにも、たくさんの気付きがあったなあ。あれから10年もたったのかと愕然としながら読み始める。
お話は前作の1年後。相変わらずのメロディと家族に安心する。
メディ・トーカーを使いこなし、新しい挑戦をするメロディの姿に、何事も無理と決めつけずに勇気を出して挑戦してみよう!と背中を押されている気がした。
安心して自分のことを話せる場、同年代の子と親のいない場所で同じ経験をする機会は、こどもたちにとって(親にとっても)かけがえのない経験になる。メロディのこれからの人生に大きな影響を与える経験に立ち会わせてもらえたようで感慨深かった。

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前作は読んでないのですが、この作品からでも楽しめました。児童書ですが大人でも楽しめます。
主人公のメロディやハヤブサの女の子、メロディのサポートのトリニティなどの登場人物のキュートなこと。メロディになった気分でワクワクしながらキャンプを楽しめました。社会では特別視されたり出来ない事が多かったりなメロディ達ですが、このキャンプでは決して特別ではない何でも挑戦できる楽しさを味わえて淡い初恋も経験できてとて良かったです。是非その後のメロディやハヤブサの女の子たちの物語を読みたいと思いました。

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