友だちがしんどいがなくなる本

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刊行日 2024/02/27 | 掲載終了日 2024/01/09

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内容紹介


現代社会に生きる私たちは
「友だち作り」という無理ゲーへの参加を強いられている
――

SNSの発達、自己責任論、コスパ・タイパの重視……
従来とはまったく異なる現代社会における
「自分を守るための人間関係」のコツを
気鋭の社会学者が教える一冊。

--------------

「LINEの返事をすぐに返さなきゃいけないと焦る」
「話題のコンテンツを追いかけないと話についていけない」
「仲はいいけど、本音を語り合える人はひとりもいない」
「すべての人間関係を捨ててしまいたいと考えてしまう」

そんな思いを抱えて、友だちづきあいに「しんどさ」を感じている人は少なくありません。

じつは、そうした「しんどさ」は、個人のコミュニケーション能力の欠如などの属人的なものではなく、「友だちづくりを強いる現代社会の仕組み」にこそ原因があります。
現代社会に生きる私たちが友だちをはじめとした人間関係で思い煩わないために大切なのは、そういう「社会の仕組み」を知り、友だちとの適切な距離のとり方を学ぶこと。
早稲田大学で社会学を教える著者が、現代の人間関係の仕組みを看破し、そうした社会における人間関係のコツを教えます。


〈もくじ〉

第1章 私たちが「友だちがしんどい」と感じるワケ
 ●著者が「友だち」という言葉を使わない理由
 ●友だちとはそもそも「あいまいな関係」である
 ●人間関係リセット症候群の背景にあるもの ……など

第2章 今日からできる人付き合いのコツ
 ●コスパ・タイパで選ぶ人間関係
 ●スクールカーストはなぜ生まれるのか
 ●ゲーム論から考える人間関係の最適解
 ●「人それぞれ」という言葉がもつ冷たさ ……など

第3章 時代とともに変わる「友だち」のかたち
 ●プラトンが考えた友情とは?
 ●友情はいつまでも続くものなのか?
 ●「○○友」が増えた理由
 ●私たちは無理ゲーへの参加を強いられている

第4章 現代になって生まれた新しい「友だち」のかたち
 ●「結果としての友だち」と「形から入る友だち」の差
 ●争い、対立、ぼっちに対する過度なおそれ
 ●大学生に見られる、行き過ぎた「他者への配慮」
 ●友だちをつくるより、場にとどまろう ……など

第5章 SNSが変えてしまった人間関係のあり方
 ●携帯がない時代、人々はどうやってつながっていたのか?
 ●「同じ人」だけでつながるようになる
 ●友だちにも、恋人にも、市場原理主義が持ち込まれる
 ●早く、正確な、文字によるコミュニケーションが求められる
 ●「いいね」によって評価される人間関係 ……など

第6章 オンラインの人付き合いで疲れないために
 ●リアルの場を持つことの重要性
 ●SNSを使わない時間を設ける
 ●社会の仕組みに原因があることを知る
 ●「ずっと友だち」でなくてもいい ……など

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著者/石田光規(いしだ・みつのり)
早稲田大学文学学術院教授。東京都立大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。博士(社会学)。著書に『友人の社会史―1980―2010年代 私たちにとって「親友」とはどのような存在だったのか』(晃洋書房)、『孤立の社会学―無縁社会の処方箋』『つながりづくりの隘路―地域社会は再生するのか』『孤立不安社会―つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖』(勁草書房)。近著に『「人それぞれ」がさみしい―「やさしく、冷たい」人間関係を考える』(ちくまプリマー新書)、『「友だち」から自由になる』(光文社新書)がある。



現代社会に生きる私たちは
「友だち作り」という無理ゲーへの参加を強いられている
――

SNSの発達、自己責任論、コスパ・タイパの重視……
従来とはまったく異なる現代社会における
「自分を守るための人間関係」のコツを
気鋭の社会学者が教える一冊。

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「LINEの返事をすぐに返さなきゃいけないと焦る」
「話題のコンテンツを追いかけないと話についていけない」
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出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
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出版情報

ISBN 97840-5340189
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

大人になっても友だちとどう付き合っていけばいいのか悩むこともありますが、学生の頃であればさらにその悩みの比重はとても重くなる。そんなモヤモヤとした気持ちへの向き合い方をわかりやすく教えてくれます。
いつでも気軽に繋がれるSNSは確かに便利だし楽しい。でも画面越しの相手との付き合い方ってどうしよう…という現代ならではの悩みにも触れています。
「こんな風に思うのはおかしい?」と1人考え込んでる人にオススメしたい、気持ちが軽くなる一冊です。

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「友だち」ではなく「知り合い」という感覚でと説く著者に、なんてドライな、と驚きましたが、「友だち」という言葉に縛られているなら、それを緩めるためには必要な思考なのかなと思いました。人間関係を「リセット」したり、簡単に「蛙化」して切り捨ててしまうよりは、人とのつながりの場に身を置いて、冷静な距離を保ちつつ過ごすことができる方がいいのかなと思いました。社会の変化のせいで友だちのなりかたが変わっていたり、人間関係がうまき行く理論があるという部分が興味深かったです。でも、小中学生向けの本としては、ちょっと割り切り過ぎている感じがしました。

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「友だちがしんどい」は、とても多い悩みだと思います。
そもそも「友だち」って何?いないと恥ずかしいもの?…といろいろ考える人にとって、この本はとてもわかりやすく「友だち」を解きほぐしてくれるでしょう。
ひとりでいてもいいよ、という主張にも実はさまざまなものがある、ということも、きちんと踏まえられています。
間にはさまれる4コママンガが効果的で、小学生から大人まで、すんなり読めると思います。
著者の見解に異を唱えたくなる向きもあるでしょうが、それは考えの違いということで、「人それぞれだよね」で終わらせず、本と対話しながら深めていけばよいだろうと思います。

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社会学者の先生による「友達づくりのヒント」ということで、思春期の入り口にいる娘にどうかと思い、リクエストさせていただきましたが、よくあるいわゆる

「人間関係を円滑にするヒント」

の本とは違い、「友達」の定義、「友達」の作り方やその範囲などが時代と共にどのように変化してきているのかを踏まえ、「友達」というものをどのように捉え、「友達」を作る、「友達」と付き合うことにどのように向き合い、取り組めば良いのかを解説、提案する一冊で、知らなかったこと、知りたいことがたくさん載っていました。

小学校高学年から中学生くらいを対象に書かれているようですが、ケータイ、スマホなどの情報通信端末の登場と普及が、人間関係の構築やその維持の方法にどのような影響を与えたのか、それが現代における「友達づくり」「友達付き合い」をどのように変えたのかがよくわかるので、「デジタル以前」の時代に人間関係構築の仕方を学んだ大人世代こそ、読んで情報を得た方が良いのではないかと思います。抜粋したい箇所だらけだったので、発売されたら買って手元におきたいです。

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場の力に強く規定される人間関係から個人が端末をつうじて結び付く時代の人間関係への変化、すなわち「結果としての友だち」関係から「形から入る人間関係」への親和性。

つきあう相手をあるていど自由に選べるようになったからこそ「相手を選ぶ理由」を示すことを求められるがゆえのしんどさを解きほぐす試み。


大事なのは「友だち」や「つながり」といった枠にとらわれすぎて、自分を失わないこと。
人間関係に悩んだとき読みたい一冊。

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読んでから、『「人それぞれ」がさみしい』の方か!と。
そう、人それぞれって相手を切り捨てることばでもあるんですよね。
だから私は「みんなちがってみんないい」も苦手です。

ネットとスマホの普及という前提条件の変化や、
孤独・孤立研究の条件設定についての認識のずれなど、
研究者ならではの知見に基づく例示をしながらも、
中高生にも読みやすい、わかりやすい言葉で語られているので、
きっと本校にもたくさんいるだろう「しんどい」子のため、
人目に付きにくい書架の目につくところにそっと置いておきたい。

自分以外の人にはたくさん友だちがいる感じがするのって、
試験中に鳴りやまない筆記音に焦るのに似ている気がする。
教室の一定数以上が書いていたらある程度音はするけど、
手が止まっている人が自分以外にいないわけはないという、
そんな当たり前のことへの気付けなさが、
教室の息苦しさにもなっているような気がします。

まぁ大人になってっもしんどい友だちいつ切るかとか、悩まなくもないですが。

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やさしい語り口で、友人づきあいに対する過剰なハードルを和らげてくれる内容でした。特に後半、「場に集まって結果的に友達ができる」昔と、「まず友達になって、かたちから入る」現代の対比がたいへんわかりやすかったです。

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【友だちのしんどいがなくなる本】
#石田光規 #講談社

友だちと無理して一緒にいませんか??

私の学生時代はまさにこれで、まわりの目を気にしながら、楽しくもないのに友だちに合わせて過ごしていました。

しかし、大学生のときに一人の方がいいと感じ、友だちに合わせて過ごすことから脱しました。

自分を出していくことで自分らしい人生に変わっていきました。

世の中に友だちに合わせて、生きづらくなっている人や自分らしさを出せていない人はたくさんいると思います。

これは、学校教育の弊害だと私は感じています。

本書の気になった言葉を一部紹介します!
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◯友だちは大事だけど、一緒にいるとなんとなく疲れてしまう

◯私たちは、友だちとの付き合いに難しさを感じる

◯この人に好かれたいという気持ちは置いておく

◯どんな人でも基本的には知り合いであり、それ以上でもそれ以下でもない

◯とにかく友だちと居たいがくたびれて友だちいらないになる

◯友だちの輪の中に入っていても、まわりの意見に合わせて、笑顔を浮かべるばかりで、楽しそうにしていない

◯コロナ禍とオンラインで加速した人間関係のコスパ意識

◯友だちを作らなければ輪からはみ出てしまうという危機感

◯携帯電話を持たなければ繋がりの輪からはじかれてしまう

◯いいねされたかどうかで判断してしまう

◯いいねをすることで友人関係を保つ
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#友だちのしんどいがなくなる本
#友だち #友達 #人付き合い #コミュニケーション
#空気を読む #人に合わせる #自分
#自分らしさ #人間関係

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ここに書いてあるのは、今の現実の社会構造で生きる為のノウハウだ。きっと誰にでも必要なのに、はっきりと伝えられる機会がなかったノウハウだ。
ネットリテラシーなどと同じように学ぶべきもので、この本が実際に悩んでいる子供や、学校でスマホを持つ前の子供を読者として書かれているのは素晴らしいと思った。
しかしむしろ、教わる機会を失ってしまった、自分のようないい大人にこそひびく内容だとも思う。
ずっと友達でいなきゃいけないわけじゃない。
この本を読んで、少し楽になった気がします。ありがとうございます。

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一昔前は「友達はいるけど、親友がいない」ことに悩んでいる子が多かった。それが今は、「知り合いはいるけど、友達がいない」になっているのかもしれない、と思った。
親友も友達も、後々振り返って考えたら、そうだったかも、ぐらいでいい。世間一般のステレオタイプに振り回されずに、自分なりの関係づくりをしていったらいいんだな、とこの本から気付かされた。
新しい生活が始まる4月。友達づくりにあせらず、まずはこの本を読んでみてほしい。

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友達、という言葉自体が図らずも持ってしまう排他性、そして、知り合いという一見そっけない言葉が持つ解放性。
本書は人間関係の緊張感を弛緩してくれるような一冊だ。
友情は無条件に美しく、尊い。その前提にメスを入れることは必ずしも万人に受け入れられやすいものではないが、それでも本書のように、ゆるい関係性を提唱する本は必要であり、それは少なくない人数の子供を救うことになるだろう。

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私は20代にともだちと思っていた人たちに立て続けに裏切られて
友だちという概念を忘れることにして、目的に向かう仲間なら許せる
という概念の同質やパートナーシップのみ信じるという生き方を選びました

この本では、友達という主観や序列から逃れるために知り合いという定義、
に一回置きなおしてみようよ、人とのつながりに合理性を持ち込むと
お互いさまが、どちらかの利益に偏ることもあるしという思考もよくわかる
同調の圧力でなくても雰囲気で振り回されたりもある

作者は直接的にではないが、自分のペースで現代におこりくることに
乗ったもん勝ちでは後悔するかもしれないので、自分をしっかり持て
みたいな感じが語られていて、読書対象である若者には優しい視点で書かれている
少し老婆心があるかもだけど、と感想を持ちました。

これから先この子達の世代になるけど時代が変わるとまた少し変わってくるものの、
でも今の時代の今の子にしっかりした自分を持ってほしいとの作者の願いがわかります

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