男の子のからだえほん

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刊行日 2023/07/14 | 掲載終了日 2025/03/31

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内容紹介

子どもたちを性暴力の被害者にも加害者にもしないために

本書は、フランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本は、やがて社会に出ていく子どもたちが、これからの時代を自由に生きていく力になります。本国で発売後すぐにベストセラーとなった良書を日本の子どもたちそして大人たちにも手にとってもらいたく、日本語版を刊行いたします。

※2022年4月に発売した『女の子のからだえほん』に続くシリーズ2作目です。

子どもたちを性暴力の被害者にも加害者にもしないために

本書は、フランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の...


販促プラン

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2024年版

特集 SDGsに取り組もう 選定作品

【テーマ 5 ジェンダー平等を実現しよう】

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2024年版

特集 SDGsに取り組もう 選定作品

【テーマ 5 ジェンダー平等を実現しよう】


出版情報

ISBN 9784756256133
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 56

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NetGalley会員レビュー

男の子のからだ、“男性器”について説明してくれる絵本。

普段はタブーとされていて、教育としてもとても難しく気を遣う性的な部分についてわかりやすく教えてくれる1冊。

体のパーツについての説明だけでなく、なにか不安なことがあれば信頼できる大人に相談することや、人それぞれ体の特徴は違うということ、また性自認についても子供に語りかけるような言葉遣いで丁寧に注意喚起されているのがいいなと思った。

私は大人の女性ですが、もし子供が生まれたらこの本を家に置いて置きたいと思った。

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我が家にもひとり男の子がいるので、男の子の身体や心についての情報にはつい手が伸びますが、この本はこれまで読んだ中でも群を抜いてわかりやすいと感じました。

身体の各器官の形状や機能について丁寧に図解されているのでよくわかるし、「はじらい」「性別」「ジェンダー」「愛」「同意」「思春期」などのキーワードを踏まえて、性別や性自認、セクシュアリティなど、自分の身体についての捉え方、考え方などについても言及されていているところが素晴らしいと思います。

また赤ちゃんができるしくみや、出産についても触れられていて、巻末には子どものための相談窓口、思春期、若い世代の相談窓口なども紹介されていて親切だと思いました。

フランスで女の子のお母さんが書かれた本だとのことですが、娘を持つ母としてもありがたい作品です。『女の子のからだえほん』も探して読んでみたいです。

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「女の子のからだえほん」と同じシリーズと聞いて、手に取りました。
息子がいるのにも関わらず、男性器のトラブルについては夫任せにしていて、知ろうともしなかったけれど、それはさすがに無責任すぎる。最低限の知識だけでも知っておきたい。そんな思いを満足させてくれる内容でした。
身体の仕組みだけでなく、同意なしに触らせてはいけないし、触ってはいけないことなど、マナーについても書かれているので、ぜひ保健体育の授業でも子どもたちに広めてほしい。

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男の子を育てるにあたり、わからないことだらけだったので、いつ何があり何を聞かれても対応できるように『男の子の~』から始まる体について教えてくれる本をたくさん読んだ。本当に、知らなかったことばかりで、今までで一番詳しくなったのでは?と思っていたけど、本書を読んでびっくりした。
レベルが違うというか、詳しいけど難しくせず、詳しいけどおしゃれなタッチの絵でグロテスクさが減っている。
これは読んでおくべきだと思った。

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プライベートなこと。とっても大事で、とっても身近で、誰にも言えない・・・
それが、自分の体のこと。自分の性のこと。
こういう秘密にされ、大っぴらに口にしたりしないことは、実は当たり前にみんな同じこと。
そんな、当たり前のことが、昔なら、然るべきタイミングがゆっくりやって来て、その時身近な、大人たちや、年長の知人、少し先に目覚めた同年代のともだちなどから、戸惑いと驚きを持って学んで行けたように思います。
だから、かつての大人たちは、あまり積極的には語らなかったのでしょう。その人のタイミングを待てばいいと考えたのでしょう。
それが、いまは、大っぴらに語られない部分はおなじでも、インターネットで広がる世界ではどんなことでも、見る気になれば見ることができる時代。見る気はなくても、知らず知らずに情報の海の中に溺れてしまう時代。
あふれるばかりの情報には、正しいものもあれば、間違ったものもある。情報の正しさはあっても、タイミングが間違っていることもある。まだその時期じゃないものは、毒になる。
この『男の子のからだえほん』は、今、この時代だからこその価値がありますね。本書では、誇張せず、ありありと、事実を丁寧に、重ねて教えてくれます。一人ひとりが違っていて、同じじゃないことをまっすぐに伝えてくれます。絵が、リアルに描かれ、ああ、みんな違うんだ、自分のものとにた人もいるんだ、それは、変わっているんじゃなくて、違っているだけなんだ・・・これは、成長の途中でものすごく力強い安心をくれるはずです。くらべるものじゃないんだなって、きがつくのです。大事なのは、それを嫌ったり、遠ざけたり、のみ込まれたりせず、受け入れ、愛していくこと。自分の心と体は別だったんだと気づくこと。別でありながら、密接に影響しあっているときづくこと。
悩み多きこどもからおとなへと向かう季節を、暗く狭い世界にしてしまわないように、優しく自分を、そして他人を大事にできる心をはぐくむために、どうか、この本が、多くの子供達、そして、大人たちへ届きますように。今の時代の良さは、逆に言えば求めさえすれば確かな情報にアクセスできることですね。こっそり、しっかり相談できる巻末に記載された窓口情報が本当に役立ちそうです。
優しく、暖かな未来をつくっていきましょう。ありがとうございました。

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前作をこちらで読んで購入したので続編と聞いてリクエスト。

大事なことだけれどきちんと学ぶ機会が日本ではほぼない身体のこと。
女性の身体の見えにくさも悩みを助長しやすいとも思いますが、
互いに目にする機会があるからこそ気にしてしまうこともあると思うので、
顔と同じように1人1人違うことを幼いうちから知っていることは大事で、
このような絵本が意識せずとも目に触れるように準備しておくことも大事、
ということを改めて考えさせられました。

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思っていた以上に、からだの器官の説明がきちんとされていた事に驚きました。もしかしたら、これを読む男の子は、情報自体よりも絵のインパクトにびっくりしたり、面白がったりするかもな、と思いましたが、そうやってふざけながらでも引き付けられて、読まれる事で、大切なメッセージが子供の中にいつの間にか残っているんじゃないかなと思いました。色んな人種、個性、からだの形。皆違っていいんだというメッセージがいっぱいに込められていて、心が優しく、強くなるような気持ちになりました。

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