蔦重

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刊行日 2024/01/16 | 掲載終了日 2024/01/15

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内容紹介

// 2025年放送予定の大河ドラマ //
「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺つたじゅうえいがのゆめばなし~」の主人公

絵師、戯作者の才能を巧みに操り、次々と流行を生み出した

蔦屋重三郎の光と影を描く。

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喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴……

鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たち。
江戸の精華として誰もが知る彼らの人生の栄光と悲哀を描いた、連作短編集。

*関連リンクも是非ご確認ください*

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細谷正充さん絶賛!
――吉森大祐、長篇だけでなく短篇の名手でもあったのか。
  喜びと悲しみ、希望と絶望、令和の日本人と変わらぬ人間の姿がここにある。

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著者/吉森大祐(よしもり・だいすけ)
1968年、東京下町生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。都内メーカー勤務。 2017年『幕末ダウンタウン』で小説現代長編新人賞受賞。’20年『ぴりりと可楽!』で細谷正充賞受賞。著書に『逃げろ、手志朗』『うかれ堂騒動記 恋のかわら版』『青二才で候』『東京彰義伝』『大江戸墨亭さくら寄席』などがある。

// 2025年放送予定の大河ドラマ //
「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺つたじゅうえいがのゆめばなし~」の主人公

絵師、戯作者の才能を巧みに操り、次々と流行を生み出した

蔦屋重三郎の光と影を描く。

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喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴……

鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師た...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

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○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、...


おすすめコメント


●本書は、2021年4月小社刊の『うかれ十郎兵衛』を改題し、文庫化したものです。


●本書は、2021年4月小社刊の『うかれ十郎兵衛』を改題し、文庫化したものです。


販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★


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ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★

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出版情報

ISBN 9784065343678
本体価格 ¥710 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

重三郎が見出した芸術家たちの物語。娯楽が取り締まられる時代の窮屈さ、身分や、しきたりに縛られていたり、自分の殻に閉じこもっていたりする各章の登場人物たちが、重三郎に自分らしく生きようとする姿に勇気づけられました。自分の生き方に迷ったり、時代の流れに翻弄される人々の姿は、現代に生きるわたしたちにもどこか重なる部分があるように思います。この章はあの人のことかな、と思いながら読むのも楽しかったです。

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「耕書堂」主人の蔦屋重三郎。彼が関わりプロデュースしていく絵師、戯作者たちとの交流を描く連作短編集。2021年『うかれ十郎兵衛』として発刊、改題され文庫化。

2025年の大河ドラマの主人公が蔦屋重三郎ということでリクエストしました。
今でも名前の残る絵師や戯作者たちが主人公で重三郎が関わるという作品はいくつか読みましたが、重三郎が主人公という作品は初めて読みました。
重三郎が絵師たちの才能を見抜き、流行を生み出していく力量や人柄がテンポよく語られていきます。ラストで今でも人気のある人物の○○であると名前が明かされるところも驚きもありとても面白かったです。
そのなかで一番好きなのは「木挽町の絵師」です。重三郎と文州の会話や、文州の深い思いが胸を打ちました。

大河ドラマではどのような人物として重三郎が描かれるのか今から楽しみです。

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喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴・・・
いずれも後世に名を残す偉業を成し遂げた人物たちを見い出す眼力の鋭さを持つ蔦屋重三郎。
この「蔦重」ではその見出される過程が書かれ、まるで近所の知人が有名になっていく様を
間近で見聞きするようで思わず親近感を覚える。
特に蔦屋重三郎が東洲斎写楽のことを好意的には思っていなかった面があって、
最終的に東洲斎写楽が男として上だったことに気づくのが印象的だった。

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重三郎は出版関係だけでなく、江戸の町文化の復興のプロデューサーとしても手腕を振るいました。
 北斎も、写楽も、歌麿も、馬琴も、重三郎がいなかったら、後世に名を残すことはなかったのかもしれません。

『「なにかしくじりをしたとき、正しさをふりかざして説教する男より、こまけえことは気にするなって笑ってくれる男の方がずっといい。しゃらくせえって名前、本当にいいと思わない?」
そんなことを言うお静の顔を見ながら、重三郎は唖然とした。』

 頭もよく、勤勉だし、商売のカンもいい重三郎だけど、幼馴染のお静から、人としての魅力には欠けるよって言われてへこんでしまう所がかわいいじゃないですか。

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一枚の浮世絵、古文書に記されたちょっとした記述から想像をふくらませたプロットが見事である。
参考文献を読み込でみて、そこに書かれていないことはなかったとは言えないのである。表面に現れた姿の裏にあったかもしれない物語を描く。

そんな中で面白かったのは蔦重が結局口どけなかった木挽町の絵師、文洲。サラリーマンのごとく、クライアントや上司の顔色をうかがいながら働く奥絵師が自分の仕事の面白さを見いだしていき、重三郎の誘いを断るのである。表にでる絵師もいれば見えないところで黙々と仕事をする絵師もいるのである。

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江戸の流行を作る文人や絵師を発掘する慧眼の持ち主。蔦屋重三郎にはそんな印象を持った。幼い頃、親と死に別れお金もなく過ごしていた蔦重がその持ち前の「人を見る目」で耕書堂を大きくしていく姿には夢がある。その過程で出会う人物がまた魅力的だ。喜多川歌麿、恋川春町、葛飾北斎、東洲斎写楽など錚々たる顔ぶれ。この物語では、蔦重と彼が才能を認め世に出た文人や絵師たちのせつなくも力強い芸術に対するこだわりを知ることができる。日本の文化を築いた面々の素顔を見られるようでわくわくしながらページをめくった。2025年の大河ドラマもこの作品を読んだおかけで、輪をかけて楽しめそうだ。

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出版プロデューサーを主人公とした時代小説のストーリーはユニークだ。江戸時代の中期、黄表紙(気軽に読める本)や浮世絵で数々のベストセラーを生み出す男がいた。日本橋で「耕書堂」という出版社を経営する蔦屋重三郎だ。江戸の吉原(遊郭)で育った重三郎には絵師や戯作者の才能を見つける類い希な能力があった。彼は数々の絵師や戯作者を育てて世に送り出し、出版された作品の中には後世に残るほど有名なものもあった。自由な気風の田沼意次の時代から質素倹約を進め寛政の改革に移ると、風紀取り締まりが厳しくなるが、知恵を働かせて権力に抗うように出版する姿が魅力的だ。登場する様々な戯作者や絵師の心境や境遇を理解しながら、ヒット作品を出そうとする重三郎が彼らとの間に交わされる会話と駆け引きが実に面白い。

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歌麿・写楽・馬琴など浮世絵や読み物で知っている名前ではあるが、知っているのは作品と名前だけ。蔦重を通して人と成りがわかり、そこに生きる人がいた。当たり前のことだがそこには、読み手に生き力を与えてくれる。蔦屋重三郎も、魅力的な人だった。

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どの話も登場人物が生き生きと動いていた。いずれ高名となる絵師たちだが、まだ何者でもない時代。その屈託と才能の片鱗のバランスが上手い。そこに蔦重が燃料を与え、火を付ける。好きか嫌いか、面白いかつまらないか、描かれた絵がすべてだ。蔦重の熱い思いと突き抜けた行動力が伝わる刺激的な本だった。

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来年の大河ドラマで蔦重が取り上げられるのが、ますます楽しみになる一冊でした。フィクションなのかノンフィクションなのかわからないですが、社会の教科書で学んだことのある北斎や四迷などと蔦重との出会いが興味深かったです。

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版元と今でも名の売れている色々な絵師達の話。蔦重、十三郎自身よりも絵師目線で書かれていた気がする。色々考えていただろうに、最後の写楽とお静に全部持って行かれたという感じ。写楽があんなに短期間しか活動していたのも、傑作を生み出したのがたった一回だけだったのもびっくりでした。

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書肆「耕書堂」の主・蔦屋重三郎が、大胆な商才と先見性で名立たる絵師たちを見出していく、2025年大河ドラマ主人公の男の人となりが伺える連作短編集。

遊びも仕事も本気でいながら、どちらも程好い塩梅で飄々と渡り歩く視野が広い蔦重を上手く捉えた、笑いと感嘆の物語。
売れない芸術家の心の裡や売れてからの振舞いを、遺された作品の数や名をあげるまでの期間などから推察し、それぞれの個性がしっかり感じられるユニークな展開に仕上がっていてとても良かった。

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学院や僧房に収められるのではない、戯れ本を出版する地本屋を営む蔦屋重三郎。彼は鋭い閃きと企てで絵師、戯作者の才能を巧みに操り次々と流行を生み出す稀代のプロデューサーだ。そんな彼に見いだされた喜多川歌麿、恋川春町、加納文洲、葛飾北斎、曲亭馬琴、東洲斎写楽…。連作短編の形でそれぞれの絵師や戯作者が生き生きと描かれる。江戸の狭苦しい世を生きた人々のリアルがそこにある。市井の人々はなんて魅力的なのだろう。どの話もとても面白かった。蔦重によってプロデュースされた才能が今や世界で高く評価されるものであることがとても嬉しい。

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2025年の大河ドラマの主人公と言うことで、読み始めたが非常に斬新で面白い短編集だった。吉原の出で、才覚があり頭も切れる版元の蔦重。そこに今では誰でも知っている有名な戯作者や絵師達がからんでくる。写楽や歌麿、山東京伝。吉原の花魁たちも皆、それぞれの運命を受け入れながら、懸命に生きている。その名前を聞けば、絵や物語が浮かんでくるような人達が、吉原で無邪気に遊んでいるようで、その実、もがきながら必死で自分の道を探している。それをプロの冷めた目で見極めながら、商売できっちり結果を出していく蔦重。様々な取り締まりにもめげず、たくましく世を渡る姿が心地よい。曲亭馬琴を描いた短編が一番心に残った。写楽、そして歌麿も、非常に面白かった。

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戯れ本を扱う『耕書堂』の主人・重三郎と作品を後世まで残した絵師や戯作者の物語。この絵師や戯作者というのが凄い面子で驚く。喜多川歌麿、曲亭馬琴、葛飾北斎、東洲斎写楽などなど。今では誰もが名前位聞いた事があり、恐らく作品も目にした事がある位の彼等を見出し、プロデュースし世に売り出した男こそ蔦屋重三郎だ。無名時代の話はとても面白く、5つの短編それぞれ『次は誰だろう』とワクワクする。重三郎と出逢っていなかったら無名のままで作品も残っていなかったかもと思うと重三郎の目利き力に感嘆せずにいられない。

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来年のNHKの大河ドラマの主人公にもなり脚光を浴びそうな蔦屋重三郎を取り上げた時代小説が文庫化されるということで楽しみですね。歌麿、山東京伝、春町、馬琴、写楽…稀代の絵師たちとの交わりや彼らを世に送り出す物語などわたしのような浮世絵ファンでなくとも読み応え満載でしょう。幕政に逆らい身代半減の憂き目にもあった反骨の版元の主人の心意気が伝わる物語です。

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江戸時代の出版界の大物蔦屋重三郎が関わった人々の短編。喜多川歌麿、東洲斎写楽など、今も名の残る人々は彼がプロデュースすることで大きくなったことが人間ドラマとして描かれる。あくまで彼らの商品価値と将来性を見抜いて判断しているところが大物でもあり、冷徹にも見えるところ。来年の大河ドラマの予習として読むのも良いかと思われる

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新たな才能を世に送り出す瞬間を目撃する。そしてその栄枯盛衰も。ざわりと鳥肌が立つ。蔦屋重三郎は時代を時勢を読み、流行を生み出す。短編だからこそ、それぞれのエピソードで登場する絵師や戯作者の才や人間臭さが際立つ。読んでいてわくわくする。江戸時代でのベストセラー誕生の様子やいわゆるレンタルの様子が描かれているのも楽しい。次の大河が蔦重という理由だけで読むのはもったいない一作だ。

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来年の大河の主人公、蔦屋重三郎と彼が見出した画家、作家達を描いた短編集。喜多川歌麿、恋川春町、曲亭馬琴、東洲斎写楽が生まれたエピソードはどれも面白く、当時の江戸の文化や粋についても興味深い。吉原に生まれ新しいことに挑み時代を作っていった重三郎だが、ラストにダメな人の気持ちはわからないと言われる。良い面だけでなく視点を変えた表現にハッとさせられた。「仕事とはやりたいことをやることなどではなく、やるべきことをやること」そんな人生のほうが豊かだという言葉が胸に残る。

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2025年放送予定のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺つたじゅうえいがのゆめばなし~」 の原作本という事で、喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴らの、あったかも知れないサクセス・ストーリーが描かれます。初めは無名だった彼らの隠れた才能を引き出して一世風靡させた江戸時代の切れ者の出版編集者・蔦屋重三郎は誠に興味深い実力者でその人柄にも心魅かれますね。本書に登場する人々は現代社会の私たちの感覚や感性で理解し易く書かれていて古めかしさがなく心地よく読めましたね。

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