猫は抱くもの

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刊行日 2024/02/15 | 掲載終了日 2024/02/15

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内容紹介


個性豊かな猫たちと、
人間が織りなす

切なく温かい連作短編集。

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東京郊外を流れる青目川に架かるねこすて橋。
この橋では、夜になると猫たちが集会を開いている。

川に落ちて流された飼い猫・良男がねこすて橋で見たのは、彼を覗き込む無数の猫たちだった。自分は人間で飼い主・沙織の恋人だと思い込んでいた良男は、沙織の元へ帰ろうとするが…。

絵描きの“ゴッホ”を慕う猫・キイロ、その他個性豊かな猫たちと人間が織りなす、切なく温かい連作短編集。

(この作品は2015年4月キノブックスより単行本として、2018年5月に文庫として刊行されました。)

*関連リンクより、著者・大山淳子のその他の作品もご確認いただけます

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著者/大山淳子(おおやま・じゅんこ)
東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に「あずかりやさん」シリーズ、『赤い靴』、『通夜女』など。


個性豊かな猫たちと、
人間が織りなす

切なく温かい連作短編集。

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東京郊外を流れる青目川に架かるねこすて橋。
この橋では、夜になると猫たちが集会を開いている。

川に落ちて流された飼い猫・良男がねこすて橋で見たのは、彼を覗き込む無数の猫たちだった。自分は人間で飼い主・沙織の恋人だと思い込んでいた良男は、沙織の元へ帰ろうとするが…。

絵描きの“ゴッホ”を慕う猫・キイロ、その他個...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

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著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

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★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。

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出版情報

ISBN 9784065347911
本体価格 ¥720 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

猫と人による物語は、そのペアの分だけある。そして、そこには心に響いてくるものがある。

最初のヨシオと沙織の物語。懸命に生きた沙織とそれを支えたヨシオの姿を温かな気持ちで読み終えた。

次は絵描きのゴッホ。「あれ、どこかで?」と読んでいくと、彼が拾って名付けた猫が「キイロ」だった。絵を完成できないゴッホ。そのゴッホだからこそキイロと共にいることを望んだ。そんな彼に安寧あれ。

まとう雰囲気から「哲学者」と呼ばれる白サギ。でも、決してそれを目指してきたのではない。でも、名前が行き方を決めることもある。伝えることは決してないが、鋭く見通し温かく見守る。そんな「哲学者」がいるから、繋がりを気づかせてくれる。ヨシオと沙織のその後のように。

そしてクリスマス。様々な縁が繋がっていく聖なる夜。まずは人編。今まで登場してきた人達にこんな関わりがあった、こんなところですれ違っていたとは。そして猫編ではかつての縁が確かめられていく。その両方にゴッホが存在した意味がいかに大きかったかを感じさせながら。

そして知る、猫と人という存在の最も大きな違いである、〈名前〉。人にとっては在るのに必要な〈名前〉。猫にとっては人との結びつきをもたらす〈名前〉。その名前を介して、猫達と人達は共に生きていくのだろう。
そう。猫同士、人同士、更に猫と人の結びつきはこんなにも強い。最後にしみじみとそう感じた。

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猫の目線で人間を描く5話からなる連作短編集。東京郊外にある青目川。そこに架かっている橋の中に、ねこすて橋という、猫にとっては縁起悪い名前の橋がある。しかしここでは、飼い猫のら猫の区別なく、いろんな猫たちが集まって橋の上で集会を開く。それぞれの話には猫と人間の情愛が描かれていたが、すごい絵の才能を持っているのに、色覚に異常がある男ゴッホと不細工な猫キイロの物語が一番よかった。

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「猫は抱くもの」タイトルに惹かれ読んでみたら、とても切ないお話でした。
時に、思いは思っても見ない方向に物事を進めてしまうこともあり、生きることは大変な痛みを伴うこともある。でも、丁寧に生きていると良いこともある。
ただみんなが収まるところに収まってくれて、ほっとして、しみじみと胸が温かくなりました。

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