いろ・いろ 色覚と進化のひみつ

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刊行日 2024/03/12 | 掲載終了日 2024/02/29

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内容紹介

わたしたちが見えている「色」は当たり前じゃない!
「色の見え方」を通してかんがえる、わたしとあなたの多様性

色覚の多様性を最新研究からひもとく、新時代の科学絵本!

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わたしたちが感じるさまざまな色は、目と脳のはたらきで、頭の中にできるものです。だから、人によって見え方は「いろいろ」です。
たとえば、多くの人にとってはっきり違って見える「赤と緑」が、「近い色」に見える人たちがいます。100人のうち、数人が持っている特別な見え方です。

この絵本では、わたしたちの色の見え方がどのようにできたのか、恐竜時代までさかのぼり、進化の歴史から振り返って見ていきます。一人一人の多様な色の見え方の違いを通して、生き物としてのヒトが獲得した「色覚」の進化の秘密を探っていきます。

■担当者よりメッセージ■
私たちが普段何気なく見ている「色」。実は、この「色」は自然の中にあるものではなく、私たち一人ひとりの頭の中にできるものだってご存知でしたか? この絵本では、そんな色覚の「多様性」を、どのように我々人類が獲得してきたかを最新研究から探る、まさに新時代の科学絵本です。かつて「色覚異常」と言われていた赤と緑が近い色に見える人たちは、「異常」ではなく、「ヒトが進化した結果」なんです。私たちは、自分以外の他者が、どんな風に世界の色を見ているかを知ることはできません。相手が見えている景色はどんな色なのか? それを考えることは、人と人の違いを知り、多様性に触れるきっかけになるのではないかと思います。
子ども、大人に関わらず、現代社会に生きるたくさんの方々に読んでいただきたい絵本です。

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作/川端裕人(かわばた・ひろと)
作家。1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒。1995年にノンフィクション『クジラを捕って、考えた』、1998年に小説『夏のロケット』で作家活動を開始、幅広い分野で執筆活動を行う。ノンフィクションに『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社ブルーバックス)、『「色のふしぎ」と不思議な社会──2020年代の「色覚」原論』(筑摩書房)など。小説に『銀河のワールドカップ』『エピデミック』『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)などがある。

絵/中垣ゆたか(なかがき・ゆたか
絵本作家、イラストレーター。1977年北九州市小倉生まれ。東京都町田市在住。帝京大学経済学部卒。2005年からイラストを描き始め、雑誌や書籍、CDジャケット等で活動。2013年『ぎょうれつ』(偕成社)で初の絵本を出版。『UFOのつくりかた』(偕成社)、『いろどろぼう』(金の星社)、『人体ジェットコースター』(ポプラ社)、『デンタウン』(世界文化社)『にんじゃなんにんじゃ』(赤ちゃんとママ社)ほか多数。


わたしたちが見えている「色」は当たり前じゃない!
「色の見え方」を通してかんがえる、わたしとあなたの多様性

色覚の多様性を最新研究からひもとく、新時代の科学絵本!

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わたしたちが感じるさまざまな色は、目と脳のはたらきで、頭の中にできるものです。だから、人によって見え方は「いろいろ」です。
たとえば、多くの人にとってはっきり違って見える「赤と緑」が、「近い色」に見える人た...


出版社からの備考・コメント

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出版情報

ISBN 9784065344897
本体価格 ¥1,950 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

色覚異常とされていたものが実は進化型であったという事実
多数の人たちが色というものは見んががみんな同じ色という風な
イメージで色について付き合っていると思う

だけれど、誰か違う人が身近にいた場合
その人に寄り添ってあげる、素直にお互い尊重できる
そういう作りで、わかりやすく感じながら見て読むことのできる本ですね

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これはぜひ、小学校に備えておきたい本です。
色覚になやみをもつ子たちは、どこにもあたりまえのようにいるわけで、
こういう内容で説明してあげることができれば、
大きな自信にもつながり、アピールしていく勇気をもてるのではと思いました。
ちょっと難解なところもあるので、少し大人がリードする必要があるかもしれませんが、
読み物としてもおもしろく、子どもたちはきっとくいついていくでしょう。
進化型という表現がとっても秀逸!!
さすが、川端裕人さんだなあ。そして、中垣ゆたかさんの絵の味のあること! 細かい絵をたくさん描かれて、たいへんだったろうなあ。
読ませていただきありがとうございました。

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この手の本を読むといつも不思議でならない。実際その色で見えている(それ自体がその色を発しているように思える)のに、脳がぬりえしているとは。あまりに無自覚なのに、高度な仕組み。脳ってすごいですね。
進化にあわせて見え方を変えるとか、必要な部分がよく見えるようになっているとか、知れば知るほどすごいと思います。見え方は人それぞれ、混ざっていることが強みってほんとうにすごいです!

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多様性ということの真の意味をやっと掴んだ気がしました。今まで、異常である、劣っているという見方をされてきた色覚異常が、実は進化型の色覚多様性の獲得であったこと。
画期的な知見で、目から鱗でした。
色の不思議、形の認識、異常・正常という区分けではもはや説明がつかないことに辿り着けたことがすばらしいですね。
夫も赤と緑があまり区別がつきません。わたしによく色を確認してきます。ここにきて、なんだそういうことだったのか⁉︎と腑に落ちました。脳の進化とはなんとすごいことでしょうか。
川端裕人さんの進化も止まりませんね。

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絵本なのでさっと読めましたが 内容は深いものがあります。
なんといっても、全く知らなかったことに驚きました。

『・・・従来「先天色覚異常」とされていたものが「異常」ではなく、進化の過程で培われた「進化型(派生型)」で、
多数派の人たちは「祖先型」と呼ばれ、両方とも「色覚多様性」の一部だった』 ということです。

人によって見える世界の色が全く違っている。
カラフルな世界のはずがモノトーンに近かったり、似た色でしかなかったり・・・。
大多数の人に合わせた色の表示の世界で暮らす少数派の方々は、苦労することも多いはず。
そのことすら これまで ちっとも気づいていなかった・・・。

本書の最後に、詳しい解説があります。
「先天色覚異常」の人はかなり少ないのですが、
「色覚検査」で「正常」とされた人でも、3~4割の人が 「進化型」の一種であるとのこと。
これも驚きです。o(*'o'*)o

みんなちょっとずつ見ている色が違うってことなんですね。

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