いちまい酒場

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刊行日 2024/05/15 | 掲載終了日 2024/04/17

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内容紹介


//『珈琲屋の人々』シリーズの著者が贈る

//“人情居酒屋”小説!
 
-------------------------

ビールか焼酎、串揚げ三本、それに漬物の小鉢が並ぶ――
店主自慢の千円料理「いちまいセット」を求めて、
今宵も曰くアリな人たちがその酒場を訪れる。

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著者/池永  陽(いけなが・よう)
1950年、愛知県豊橋市生まれ。1998年、『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2006年、『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『コンビニ・ララバイ』『向こうがわの蜂』『青い島の教室』などの他、『珈琲屋の人々』シリーズ、『下町やぶさか診療所』シリーズ、『おっさんたちの黄昏商店街』シリーズなどがある。


//『珈琲屋の人々』シリーズの著者が贈る

//“人情居酒屋”小説!
 
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ビールか焼酎、串揚げ三本、それに漬物の小鉢が並ぶ――
店主自慢の千円料理「いちまいセット」を求めて、
今宵も曰くアリな人たちがその酒場を訪れる。

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著者/池永  陽(いけなが・よう)
1950年、愛知県豊橋市生まれ。1998年、『走るジイサン』...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★


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恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接...


出版情報

ISBN 9784065352014
本体価格 ¥820 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

どこか訳あり風の男が営む居酒屋。新宿の裏通り、「いっぱい」と書かれたシミだらけの暖簾の先にはカウンターだけの店が広がる。名物は「いちまいセット」瓶ビールの大、大ぶりの串カツ2本と野菜揚げが1本の計3本の串揚げ、それに漬物の小鉢がついてちょうど千円札一枚となる。希望すればご飯を出してくれるし、ビールの代わりに焼酎でもいい。そしてタレが珍しい。東京で珍しい味噌ダレだ。うーん、食べてみたい。集まる客もさまざまな事情を抱えた人ばかり。そんな人たちがさまざまなドラマを繰り広げる。主人公の女性は近くにある小さな化粧品店を営んでいる。旦那は亡くなり、息子も地方の大学にいくために家を出てしまった。最初の物語で、主人公の女性はかつて憧れていた同級生の男性と出会う。しかし男性は会社をリストラされ警備員の仕事をしていた。二人に恋の物語が生まれるが、人生はそんなに甘くない。このあたり、実にありそうでページを捲る手が止められない。「人情居酒屋」を舞台とする物語は色々あるが、その中でもファンタジーでもあり、リアルでもあるものは多くはない。この連作集は、ファンタジーとリアルの狭間を楽しませてくれる。そして気がつくとちょっと涙目になっていたりする。気持ちのいい時間が確実に過ぎていた。

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懐かしさを感じさせる作品だった。
昭和の香りがプンプンとするようなお店。
そこに集う人たちと、訳ありだと思われる店主。
人ってみんな大変な思いをして生きているなあ、と頷きながら読んだ。
そして、出てくる揚げ物のおいしそうなこと・・。

最後は、え?ここでおしまい?
という感じだった。
店主のその後がずっと気になっている。

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私の地域では、「いちまい」のことを「せんべろ」と呼ぶ。1000円で楽しめるお酒とつまみ。贅沢ではないけど、きもちは贅沢。そんな物語。居酒屋の隅に座ってそっと見ている私がいる。居心地のいい物語だ。テレビドラマや実写版でも見てみたい。
今夜も私の足は、その店に向かう。

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深夜食堂とかぶる。元ボクサーの店主。かなりアクティブ。深夜食堂のおっさんと比べると若いというのもあるのかもしれない。ラストはヤクザと殴り合い。本書の主役は店主ではなく、そこに通う人たちの人情物語だ。なかなか骨太で読ませる。気になるのは、やたら昭和の男とか昭和の女という言葉が出てくること。それが著者の理想なのだと思う。ここに描かれる昭和の世代の人たちは、みんな湿度がある。他人の喜びを我が喜びにし、他人の悲しみを我が悲しみとできる人たちなのだ。だから人情が成り立つ。故に昭和なのか。こういう短編集は好みだ。

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味噌だれの串カツが二本に野菜串が一本、それにビールの大瓶一本または焼酎二杯。漬物。これで千円札いちまい。ちょっと小説の中に入りこんで、呑みに行きたくなる店である。男一人できりまわしている酒場『いっぱい』(『いちまい』ではない)の主と客たちの、ささやかながら真剣な、恋や、トラブルや、嘘。主人公が入れ替わっていく連作短編なので読みやすい。キーワードは昭和ノスタルジーだろうか。
 私が好きな話は『しあわせごっこ』。

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『珈琲屋の人々』のドラマが好きだったので、その著者の池永先生の作品ということでリクエストしました。

ビールと串揚げ三本、漬物の小鉢。店主自慢の「いちまいセット」を求めて、事情を抱えた人たちが集まる居酒屋「いっぱい」
連作短編でとても読みやすく、店主の諒三の一言にはっとしたり、古きよき時代の人情を思い出すような物語です。
何よりも揚げ物にかける味噌ダレが美味しそうです。

誰もがうまく生きられる訳ではないし、時に失敗もし誰かに頼りたくなることもありますよね。そんな時に通いたくなる「いっぱい」の居心地の良さを感じます。諒三の過去も明かされていくと納得なのですが、考えてもみなかったラストがあまりにも衝撃的でどう受け止めたらいいのかと言葉を失いました。

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