ドアのむこうの国へのパスポート

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刊行日 2023/04/27 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部

≪本文一部抜粋版≫

作家の家には、なぞめいたドアがある。ドアのむこうには、特別なパスポートを持った人しか入れないという。クラスの子どもたちは作家と手紙をかわしながら、パスポートやビザの申請といった課題にむきあううちに、仲間や自分をより深く知っていく。

オランダの人気児童文学作家二人による、子どもたちへのエールに満ちた物語。

第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部

≪本文一部抜粋版≫

作家の家には、なぞめいたドアがある。ドアのむこうには、特別なパスポートを持った人しか入れないという。クラスの子どもたちは作家と手紙をかわしながら、パスポートやビザの申請といった課題にむきあううちに、仲間や自分をより深く知っていく。

オランダの人気児童文学作家二人による、子どもたちへのエールに満ちた物語。


おすすめコメント

オランダの作家トンケ・ドラフト待望の新作です。でも、『王への手紙』のようなハラハラドキドキの冒険物語とは、やや趣きが異なります。描かれるのは、ある小学校の子どもたちの、普段の生活の地続きにある物語です。

92歳のトンケさんは、同じく児童文学作家のクロムハウトさんとタッグを組み、「本を読むこと」「想像すること」のすばらしさをこのふしぎな物語でユーモラスに伝えてくれます。

オランダの作家トンケ・ドラフト待望の新作です。でも、『王への手紙』のようなハラハラドキドキの冒険物語とは、やや趣きが異なります。描かれるのは、ある小学校の子どもたちの、普段の生活の地続きにある物語です。

92歳のトンケさんは、同じく児童文学作家のクロムハウトさんとタッグを組み、「本を読むこと」「想像すること」のすばらしさをこのふしぎな物語でユーモラスに伝えてくれます。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784001160468
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 206

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

オランダの二人の児童文学の作家の親交から生まれたという本作。特別支援が必要な子どもたちの学級、先生と友達の作家が考えた仕掛けが、想像力を働かせて遊ぶ不思議な国へのビザづくり。子どもたちは夢中になってビザづくりをするうちにそれぞれの問題解決や仲間の相互理解へ繋がっていく。どういう結末になっていくのか全く読めない展開が、読者である子供たちをワクワクさせ、また内気な主人公ラウレンゾーと一緒に物語を動かす作家と対話することで状況の進み具見守ることもでき、いつのまにかお話の世界に入っている。この物語の背景にあるトンケ作品を知っていればさらに楽しめるが、はじめて触れる子どもたちには、後半のビザつくりの面白さが理解しにくいかもしれない。猫や船渡しのおじいさんとの交流の中でのラウレンゾーの心の動きが印象的で、自分の心に気づいて踏み出していく成長の描写が見事です。

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トンケ・ドラフトさんの名前に惹かれました。『王への手紙』は大好きな物語ですが、それよりは『七つのわかれ道の秘密』を彷彿とさせる始まりでした。続きがとても気になります。リンデルト・クロムハウトさんの書かれた部分も読みたいです。美しい表紙が表しているのはどの場面でしょうか。

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2024年青少年読書感想文全国コンクール課題図書作品。

少人数のクラスで勉強する小学校。
ラウレンゾーを取り巻く子どもたちは、
いろいろな個性をもつけど、学校は楽しくなくちゃ、と思っているのです。

初めてのドアを開けるとき、ドキドキしませんか?
いつも開けているドアだって、
その時の気持ちで、見える風景が違うかもしれません。

さあ、君のドアをあけてみませんか?

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ラウレンゾーは人数の多いクラスからクラスの人数が10人だけの小さい学校に転校した。みんな少しずつ困難な点があり人数の多いクラスではやっていけないようだ。でもみんな担任のトム先生が本を読み聞かせをしてくれるのは大好き。ある日作家の先生に手紙を書くことになり、みんなで書いた結果、クラスの代表として会いに行くことになる。そこから始まる作家とクラスのみんなの交流が始まる。ドアのむこうの国へ行くためのパスポートやビザの申請。みんな想像力が豊かですごいな。クラス編成とか考えさせられることは多いけど、楽しい交流でした。

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子どものころ、大勢の人のなかにいるのに、みんなのことを知っているのになぜか孤独を感じるということが、あった。
もしかしたら、ここにいるのは間違いなんだよって、誰かが連れ出してくれるかもしれないなどと想像したことも、あった。
そんなことを思い出させてくれる、本。

ラウレンゾーをはじめ、周りの子どもたちが本を読んでもらうことが大好きというのがとても良い。
本に触れるのは、読むのはもちろんだけれども、耳から聴いて想像していくというのも大切なこと。
本の扉を開けると、どんな世界が広がっているんだろう。表紙の扉は、違う世界への扉。
そこを訪れることができるのは、自分だけ。いくら誰かと読んでもらっていても自分だけが自分で造りあげる世界に入れる。

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ドアの向こうの国へ行きたいラウレンゾー達の様子が変わっていく。本気で頑張っていくようになる様子が頼もしい。そして、一人一人が書いたビザの絵。なんと個性的。だからこそ、扉を開ける事ができる。そして、そ向こうは…
「手のかかる子どもたち」なんていない。皆、豊かな個性を持っている。

子どもは多様。一つとして同じ個性の子はいない。そしてそれぞれが、プラスの面とマイナスの面を必ず持っている。マイナスの面が目立ってしまうこともあるが、それだけであることは絶対にない。
そんな思いを強くした児童文学だった。

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