聞いて 聞いて! 音と耳のはなし
髙津 修・遠藤 義人 文 長崎 訓子 絵
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刊行日 2023/03/15 | 掲載終了日 未設定
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内容紹介
第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校中学年の部
音は震える空気の波。大きな音は大きくうねり、高い音は細かく震える。身のまわりの音がいきいきと立体的に聞こえるのは、2つの耳に届く音が少しズレてるせいなんだって!
第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校中学年の部
音は震える空気の波。大きな音は大きくうねり、高い音は細かく震える。身のまわりの音がいきいきと立体的に聞こえるのは、2つの耳に届く音が少しズレてるせいなんだって!
おすすめコメント
音は空気の波、ふるえです。けれども、著者の髙津さんは「ふるえる空気イコール音」と言ってしまうのは、ちょっと不正確だと考えています。たとえばイヌやネコが感じ取る高い音波を、人間の耳は聴きとることができません。空気のふるえとして存在することが理解できても私たちの耳には聞こえない、つまり音として感じられない音波もあります。耳に聞こえないことには音にならない。それが音波なのです。
左右の耳が受け止めた音には、ほんのちょっとしたズレがあります。そのおかげで、脳は音の鳴っている方向や場所を、より正確に判断することができるのだそうです。この現象はステレオ効果と呼ばれています。「たとえば、それぞれほんの少し角度の違う2枚の写真を左右の目で眺めると、立体的に飛び出して見えることがあります。いわゆる立体視です。ふたつの耳で音を聞きとるときも、これと似たようなことが起こっているのです」。
長くオーディオ専門の執筆活動に携わってきた著者が語る、音と耳のはなし。読み終わったら、試しに目をつぶって、身のまわりの音に耳をすましてみてください。きっと、ふたつの耳と脳が力を合わせて描き出す、ゆたかな音の情景を味わっていただけることでしょう。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784834087086 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 44 |