古本食堂 新装開店

新装開店

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刊行日 2024/06/15 | 掲載終了日 2024/06/12

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内容紹介

本はいつだって

私たちに寄りそってくれる。『三千円の使いかた』『定食屋「雑」』などヒット作を次々と刊行中の著者による最新刊は、12万部突破し、今なお売れ続けている『古本食堂』、熱望の第2弾!

●内容紹介

珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいる。珊瑚の親戚で大学院を卒業したばかりの美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性……など、色々なお客さんがやって来る。てんぷら、うどん、うなぎ、カレー、タイ料理他、神保町で出会える美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。

●目次(仮)

第一話 森瑤子『イヤリング』と川端康成『掌の小説』と日本で一番古いお弁当屋さん

第二話 天麩羅いもやと侯孝賢監督『珈琲時光』

第三話 『カドカワフィルムストーリー Wの悲劇』と豊前うどん

第四話 昭和五十六年の『暮しの手帖』とメナムのほとり

第五話 伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』と「なかや」の鰻

最終話 「京都『木津川』のおひるご飯」と中華料理店のカレー

●著者略歴

原田 ひ香(はらだ・ひか)

2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞、07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。他の著書に「三人屋」「ランチ酒」シリーズ、『東京ロンダリング』『母親ウエスタン』『口福のレシピ』『DRY』『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』『財布は踊る』『まずはこれ食べて』『図書館のお夜食』『財布は踊る』『喫茶おじさん』『定食屋「雑」』など多数。『三千円の使いかた』『一橋桐子(76)の犯罪日記』はドラマ化もされ、大ベストセラーになっている。

本はいつだって

私たちに寄りそってくれる。『三千円の使いかた』『定食屋「雑」』などヒット作を次々と刊行中の著者による最新刊は、12万部突破し、今なお売れ続けている『古本食堂』、熱望の第2弾!

●内容紹介

珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいる。珊瑚の親戚で大学院を卒業したばかりの美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414678
本体価格 ¥0 (JPY)
ページ数 288

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NetGalley会員レビュー

神保町にある書店を舞台とした物語の続編。
前作同様、続編を窺わせる幕引きなため続きが気になる一冊。

店主の珊瑚は北海道に残る恋人が倒れ入院したことから、突然帰省してしまう。
そのとき姪である美希喜のとった行動は。

食と本がすきなひとにはたまらない一冊。

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シリーズ第二弾。これはうれしい!
本と食べ物を章のタイトルとするスタイルはそのまま。急逝した叔父の神保町の古書店を舞台に繰り広げられる人間模様が帰ってきた。しかも人情味、優しさはそのまま。
秘めたる愛に生きたおじさんのエピソードがいい。
自分で壁に漆喰を塗り、そしてそこがちょっとカビてくる話がいい。漆喰を塗り直す時に明らかになる言葉もいい。
本を好きな人、映画が好きなことにはたまらないシリーズだ。
それにしてもものすごい勢いで新作を目にするこの作者、しかもどれもが個性的で間違いない品質。つくづくうまいなあと感心させられる。

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北海道で両親を看取り、のんびり暮らしていた珊瑚と、親戚の大学院を卒業したばかりの美希喜が織りなす、二人の視点で語られる物語。
急な環境の変化の中、まわりを引き込みながら一歩一歩進んでいく姿に、いつの間にか二人を応援したくなっていました。
ただ古本屋で営利が発生する飲み物の提供に、届け出は必要ないのか?という疑問が浮かび、そんな事は確認済みとは思いつつ、
ずっと気になったまま読みました。
何はともあれ、二人のこれからが更に良き日々であるよう願っています。 続編も出たらいいなと思いました。

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原田ひ香さんの作品好きです。本と老舗の美味しい食べ物がこんなに、素敵に融合するなんて、最高!本好き・食べ物好きには最高のマリアージュです。登場人物もみんなあたたかくて、魅力的で読んでいるこちらも、そばにいてそっと見ている気になり、居心地がいい。私も、こんな古書店に通いたい。

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前作が大好きだったので、本作もとても楽しみにしていました。この本を読むと、よい本を読むこととおいしい料理を食べることは似ているのだなと感じます。今回も期待通り、本作も様々な本とおいしそうな料理が登場してとても面白かったですし、私も神保町に行って、本を選んだり、選んでもらったり、おいしいお弁当や天ぷらを食べたりしたい!という気持ちになりました。
今回は、前作になかった滋郎さん視点で描かれている箇所もあって、より滋郎さん像が深まったように思います。
中学生のお弁当を探す章が特に好きで、私も遠くに住んでいる母のことを思いながら読みました。今回もきっとたくさんの人に愛される作品だと思います。

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古本食堂の2作目となる本作も神保町の情緒がたっぷりで
私たちがこよなく愛する名店の食事と雑誌や映画の文化を振り返り、神保町に通う人でなくとも心が躍ってしまうことでしょう!

書店経営で抱える現状を様々な角度からを浮き彫りにしており、
3冊200円の文庫本の賛否、新たな収入源として期待するコーヒーの提供、初めてのイベント開催、新たな人を雇い入れる?と次々と荒波が待ち受けています。

書店経営は2人だから大丈夫と思っていた珊瑚さんと美希喜ちゃん。
意見が異なる時もありますが、周囲の協力もありわだかまりは消えるかと思いきや、最後にはあっと驚くような言葉が珊瑚さんから飛び出して。。。

神保町だけでなくすべての書店の応援本になる予感。
第3弾も楽しみにしています!

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川端康成『掌の小説』は短すぎるくらいな短編がたくさん入っていた。参考文献の紹介もありがたい。本にまつわる話はとても興味深い。前から、皆さんも思っていることではあるけど、本も人も出会いと別れがあるのだろう。伊丹十三の映画も好きだ。なぜ、物事を露わにせねばならぬのか。そのままでもいいのに。時の流れそのままに。古本の値段設定、才覚がいるだろう。自信持って。

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前作を読んだのは2022年3月なので丸2年ぶりの古本食堂です。
前作でもピロシキやらカレーパンやらがすごく美味しそうで神保町に行きたくなりボンディのカレー🍛を食べに行ったのを思い出しました。
今作もどれも気になるお店何たくさん紹介されており…。特に気になるのは日本一古い弁当屋「弁松総本店」と京おばんざいの店「狐兎」。「狐兎」は一度行ってみたいものです。

物語としては大叔母の珊瑚が地元北海道に戻った際の美希喜の心の揺れがまたなんともいえない。

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ただ図書館で本を借りるだけでは持てない『所有の喜び』。自分だけの本。いつでも読みたい時に読める。素敵な考えでした。
本好きにはたまらない一冊です。
まだまだ続編を予感させる終わり方だったので期待しています。

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相変わらず、面白そうな本と、美味しそうな食べ物がたくさん出てきて、そこにいろいろな人間模様が描かれていて、神保町に行ったら本当にこの人たちに会えるんじゃないかと思うような生活感があります。今回、滋郎さん視点の章もあって、カビた漆喰の中に封じ込められていた滋郎さんの想いが、いじらしくて良かった。終盤で、珊瑚さんが自分の想いに正直になって行動を起こす場面も素敵だった。神保町のあの古書店はどうなるのだろう。珊瑚さんと、美希喜ちゃんのコンビをずっと見ていたいと思う反面、次は、美希喜ちゃんの恋愛模様が動き出すのかな、ということを期待したりもして。

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最近ライトノベル界では食べ物や料理を扱った「グルメラノベ」というジャンルが確立されたようですが、原田ひ香さんはさしずめ「大人のグルメノベル」の旗手でしょう。一つひとつの物語が気持ちをほっこりさせてくれます。きっと主人公の珊瑚さんや美希喜さんだけでなく、彼女たちの周りの人たちもそれぞれ個性的なのですが皆心が暖かい人たちばかりだからなのでしょう。読み終えた後、心持ちは暖かくなりましたが、お腹が空いてきました。

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前作は未読ながらも、ためらうことなく読み始め、たちまち作品の世界に引き込まれる。
神保町の古書店が舞台だけれど、登場人物たちのお互いを思いやる気持ちがそこここに漂っていて、古書の匂いよりも、人間模様の方に魅力を感じた。
(もちろん、思いやれる時もあれば、そうでない時もあり、人間関係の難しさもピリッと感じることもできる)

ストーリーは、複数の人物の視点から語られるから、時々そこでつまづくけれど、だからあの時こう考えていたんだなあと思い至ることができるのかもしれない。

主人公の一人、珊瑚さんが素敵。70歳を過ぎているけど、諦めるわけではなく、時々びっくりするほど人生ちゃんと生きている。
ラスト、どうなったのかな。気になるけれど、語らず終わったところが良かった。

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新たな本との出会い、思わずお腹がぐうと鳴るごはんの描写、時に温かく時に切ない人情噺、大切な人の大切なものを守る決意。その豊かさに、ふんわり笑ってきゅっと胸が熱くなる、「古本食堂」の第2作。今作は、前作で明かされた登場人物たちの事情や心情(仕事、プライベート、恋、人生の締めくくり方etc…)がさらに深く描かれていて、夢中になって読みました。
 神保町にある鷹島古書店を舞台に、実在する古書と古書店、お食事処の情報に加え、今回は文壇バーや古書店で撮られた映画の話題もあり、実際に行きたい!見てみたい!という気持ちが掻き立てられます。

 本を人から人へと大切に繋いでいく事。本を通して人と人との絆を繋いでいく事。それこそが、滋郎さん、珊瑚さん、美希喜ちゃんが繋いでいく、鷹島古書店の魅力なんだと感じました。

 「本を所有する喜び」。珊瑚さんの言葉に、ああすごく分かりますと抱擁を交わしたい気持ちになりました。本を愛する人に本を届けたいという想いが、とてもうれしい。本を愛する人から本を買わせてもらえるって、とても幸せです。

 文字は情報だけでなく、記した人の想いも載せている。書き手と読み手との関係性によっても、文字が伝える意味は大きく膨らむ。大切な人の手書きの文字は、やっぱり特別。
 伝えないつもりでも書き記さずにはいられなかった言葉、少しだけでも伝わったかな。伝わったらいいな。

 前作では古書店の維持のため支え合ってきた珊瑚さんと美希喜ちゃんが、今作では今後の古書店のあり方、自分自身の生き方を巡り、ぶつかる場面も。
 どんなに近しい人であっても、全てを分かり合えるわけではない。むしろ、分かっている、分かってくれているつもりでいることが、事態をややこしくすることもある。大切で、壊したくないからこそ、自分の気持ちを包み隠してしまうこともある。
 そんな時には、勇気を出して伝えてみたらいい。伝わらないのが当たり前、くらいの気持ちで、思い切って。分かり合えなくても、伝え合うことで心が軽くなることもある。それに、伝えたい言葉をいつでも相手に伝えられるとは限らないから。

 時と人とを経て、変わっていくもの。ずっと変わらずに、受け継がれていくもの。どちらにも深い愛を感じました。

 日々の暮らしに疲れて余裕を失ってしまった登場人物たちが、美味しいお食事や、様々な本との出会いを通して、身体も心も解きほぐされていく…その様子が丁寧に描かれていて、たくさん共感して、たくさん元気をもらいました。

 本と人を愛する古書店で、珊瑚さんや美希喜ちゃんとお話しができて、労わりの心を込めた美味しいコーヒーを頂けて、そのうえ自分のために選んだお勧めの本も買えるなんて、もう最高じゃないですか…!そんな鷹島古書店のこれからに期待しています!

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神保町の古書店を舞台にした物語の続編。
本と美味しい食べ物の小説といえば原田ひ香さんと言ってもいいですよね。
今回も本や映画好きの心をくすぐりながら、人の迷いや優しさが描かれています。
年齢とともに考え方が変わること、世代交代を含め共感することが多くてあっという間に読み終わりました。
第3弾もある…かな?

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神保町は、表通りの老舗の古書店が頑張っているだけでなく、裏通りに小さな古書店が増えています。やっぱり、あの雰囲気に惹かれて出店する人が多いのでしょうね。滋郎さんが遺したこの小さな古書店も、少しずつ変わりながら、この町で生きていくのでしょう。美希喜さんは、そう決心したのだと思うのです。

 そして珊瑚さんも、ついに自分自身の道を歩み始めるのかなぁ?

 それにしても、古書とおいしいものって、この組み合わせはズルいですよねぇ(笑)

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珊瑚さんが兄から相続した鷹島古書店の物語の第二弾。姪の美希喜ちゃんが加わり衝突しながらも新しくなっていくお店。楽しい展開もあり、珊瑚さんの大胆な行動もあり、美希喜ちゃんの恋?もありあっと今に読了しました。第三弾がありそうな終わり方…楽しみです。

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珊瑚と美希喜の親戚コンビが営む古書店。物の値段が上がっている今、お金がない若い人たちから所有する喜びを失わせたくないと思い、少しでも安い値段にしたい珊瑚。だけど、売上はほしい。無理を重ねれば店を続けられない。工夫を凝らしてお客様を呼び込む努力をする二人。
本が手元にあれば、いつでもすぐ読めるという安心感がある。文字を読むだけではない。紙の質感やインクの香りを楽しむことも、他の人に貸すこともできる。
読み返していると、前とは違った印象を受ける場合がある。若い頃にはわからなかった気づきがある。同じ本を読んだ人と語り合うのも楽しい。また新しい発見がある。
本を「読みたい」と思って店で購入していただくために何ができるのか。それは書店で働く私たちがずっと考え続けていることだ。本好きの人もいれば、ほとんど本を読まない人もいる。自分に合った形で本の側にいる人々がいる。
それぞれの恋の行方や、美味しそうな食べ物にも心惹かれた作品。

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古本食堂の続きの話。前をぼんやりとしか覚えてなくて人間関係にグルグルしたけど、それでも面白かった。ブックエンドカフェのバーはどんな形になるんだろう。美希喜ちゃん、上手くやっていけるかな、とか次へ繋ぐステキな話だったと思います。年上の人達も若い人達もこれからどうしていくか考えないとね。定年のない人達ばかりでてくるから余計どこで区切りをつけるのか、難しいんだなとつくづく思ってしまった。

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東京の古書店を舞台に、70代の珊瑚、20代の美希喜の各視点で交互に綴られる。前作同様、各章ではタイトルとなる本と食の話題が小道具として散りばめられているが、大きくは主張せず等身大の彼女らの心の機微がうまく描かれている。続編が出るなら珊瑚の後日談を読みたい

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食べ物と人の繋がりが堪らない一冊でした。
流行りの食べ物がテーマでありつつ、そこに人の繋がり、感情が良い塩梅で混ざっていて、読んでいて心地よかったです。

著者の本には、到底存在し得ない高尚な人間はおらず、皆どこか自己中心というか、等身大の身近に存在している人間味を感じさせる登場人物で満たされていました。
そのため、自分がどこか隣で世界観を覗いている気分になりました。
こんな古本屋が近くにあったら、毎日顔をだしたくなります。
続編が出るのを今から楽しみにしています。

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神保町の一角にある小さな古書店。そこに集う人たちの心温まる物語。
各章ごとに引き合いに出される書物や老舗の料理店を実際に辿れば、物語の擬似体験ができそう!と思いつつもなかなか実行できないのが残念。
いつか神保町を散策して、私にとっての鷹島古書店を見つけてみたい。

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前作同様、読んでいるそばから神保町にいきたくてうずうずしてしまいます。
本とそれにまつわる蘊蓄そして美味しいもの。
また読みたい本が増え、食べたいものができて読んだあとにもさらに楽しみができる読書でした。
今作は新たな視点も加わってますます登場人物たちのこれからに惹きつけられました。
お弁当の雑誌を探す話は二人のバディ感が強く感じられて心地よいのと、記憶の片隅にあった本に出会えた時のあの喜びがしみじみと伝わってきて温かな気持ちになりました。
次作が待ち遠しいです!

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前作から続きが気になっていたので第二弾とても嬉しいです。
新装開店おめでとうございます!

急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営む珊瑚と珊瑚の親戚の美希喜。今作も本を求めて色んなお客様がやってきます。
そして古書店でコーヒーと本を提供したりと変化が訪れます。
お店の老朽化で工事中に兄が残したメッセージを見つけたり.......
本もどれも魅力的で読んでみたくなりましたし、なにより神保町で食べられる美味しそうな食事が出てくるのでお腹が空きました
気に入った本を手にいれたときの所有感ってたまらないですよね。こんなお店が近くにあったら絶対に通ってしまいます。
美味しいコーヒーと選書してもらった本。私にいったいどんな本を選書してくれるだろうかと考えるだけでとても楽しい気持ちになりました。
第三弾も楽しみに待っています。

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神保町にある書店を舞台に、人の温かさや本への愛情、そして食を巡る物語。
本作は第二弾ですが、私は前作を未読のまま本作を読み始めたのですが、とても優しい作品ですぐに引き込まれました。
前作も読んでみたいと思いました!
本好きな人にオススメな1冊です。

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うれしい!美希喜ちゃんと珊瑚さんが帰ってきた、と思って読み始めました
たくさんの本とたくさんのお店が紹介されていて、ある意味グルメガイドだなぁ、次はどこのお店に行ってみようかとワクワクしました
今回は新しい人が出てくるわけでなく、今までいてた人の日常の小さな変化を描いていて、次に続く伏線を散りばめているようにも感じました
美希喜ちゃんの1人でお店を回す覚悟
珊瑚さんのこれからの老後をどう過ごすかの心づもり
辻堂社長の進退
建文さんのこれからの仕事の進め方
いろんなものが投げかけられて次に続くことが感じられました
本読みさんには心地よい作品ですね

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本文中で紹介される本が面白そうで読みたくなり、食事が美味しそうで食べたくなる。原田さんの表現は絶品だ。だから鷹島書店の新しいサービス、コーヒーにお薦めの本を付けて600円。これは本当に行きたくなる。私にはどんな本を薦めてくれるだろうか、と想像するのも楽しい。
もうひとつの魅力は主人公ふたりの生き方。どんなに良い書店と言われても経営は楽ではない。だから将来について迷う美希喜ちゃんの気持ちもわかるし、珊瑚さんが北海道に帰りたくなる気持ちもわかる。まわりの人々に助けられながら進んでゆく、その気持ちの過程がとても好きだ。

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「あ、終わっちゃった。」これが読了後すぐの感想。
珊瑚さんと美希喜ちゃんの暮らしの中に、自分も当たり前に居るかのような感覚に。
そして物語はまだまだ続いていて、また当たり前のように次回作に没入するんだろうな‥そんな作品でした。

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なんだか登場人物の説明が足りないような気がする…
と思いながら読んでいたら続編でした。
それでも、大きな事件は起こらず、主人公2人の日常を中心に描かれる物語に
なんとなく入り込み、周囲の人々との交わりの中で少しづつ新しい取り組みがはじまります。
皆、善意しかなさそうな人たちで、読んでいてやさしい気持ちになります。
今後の展開を気にしつつ、とりあえず、前作を読んでみようと思いました。

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古本食堂の第2弾❗
第2弾って、知らなくて…
古本食堂を読んでないのに、読んじゃいました💦
けど、人物関係もわかりやすく、読みやすかったです。

古本食堂の人たち、そしてまわりの人たちも、人情深く、おいしくな食べ物もたくさん出てきたり、恋愛あり、せつないかんじもあり、じんわりとってもよかった✨

古本食堂を、読んでいたら、もっとおもしろいのかも❗

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シリーズの二作目でしたが、前作を知らずとも、すぐにこの世界へ入っていけました。
神保町の古本屋は、本好きにはたまらない憧れの地。
穏やかな中でも、人との心地よい関係性が丁寧に描かれており、温かい気持ちになります。
本作の中でおすすめされている本にも興味津々です!
ラストでは気になる終わり方…続編ができるのを楽しみにします!

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初めて読んだのだが、あっという間に神田神保町の古本屋街のこの物語にひきこまれてしまった。亡くなった兄、その古本屋を引き継いだ妹の珊瑚さん、大学院を卒業した親戚の美希喜、そしてふたりをとりまく周囲の人々との掛け合いや、交流がすべてが楽しい。食事もすごく美味しそう。紹介される本も、私が読んだことのあるものの、ないものの、是非読んでみたいなぁと思わせる。この話の続きも是非また読んでみたいなぁという、読後感の素敵な一冊だった。

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前作を読んだ時に、シリーズ化を希望していたのだけれど、願いが叶った!
鷹島古書店が新装開店。
一歩踏み出した珊瑚さんと美希喜が、また新たな一歩を踏み出す。

ふたりが古書店の本棚からさりげなく取り出す本たちの何と魅力的なこと!
神保町の美味しいごはんもたくさん出てきて嬉しい。
特に表紙のお弁当が気になりすぎる。

読みながら、コーヒーも飲みたくなります。
この本読んでる途中でコーヒーを淹れに立った人、絶対いるはず。

壁の秘密にもぐっときた。
慈郎さんの物語も、もっと読みたい。

神保町の老舗古書店の経営。
大変なこともたくさんあるけれど、
どうかこれからも続けてほしいと
2人にエールを送りたくなった。

ラスト一行も最高でした!

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珊瑚さん、とんでもないことをしでかしたな!!と思ったけど、きっとそんな思い切った行動をできない私の嫉妬だったんだな。
前編と変わらず、美味しそうな食と本の組み合わせが、とっても良いです!
読めば、本好きの憧れの地、神保町に行きたくなります。
実在してるお店なので、全部回って食べてみたい。
絶対、神保町には行こうと思いつつ、続編を切に希望します。

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神保町の古書店が舞台の物語。興味が湧いてくる本や美味しそうな料理、登場人物たちの様々な事情や思いに引き込まれます。
今作は滋郎さんのことを深く知ることができてよかったです!
みんな悩むことは色々あるけれど、人生は一度きり。日々充実した楽しいものとするために積極的になることも必要ですよね。
珊瑚さんと美希喜ちゃん、鷹島古書店の今後もすごく気になるのでシリーズ化 第3弾を楽しみにしています。

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前回の『古本食堂』がとても良かったので、この続編も楽しみに読んだ。主人公の珊瑚と美希喜、2人が交互に語る、本と食のあたたかな6話。亡くなった兄の鷹島古書店を継いだ珊瑚は、美希喜の感性やアイデア、そして周囲の人々に助けられながら、店を新しい形態に進化させていくが、ある出来事に心突き動かされ、店を離れてしまう。年齢に関係なく自分の生きたい道を突き進む珊瑚がとても素敵だ。また美希喜と建文の行く末も気になるところ。店界隈で一緒に美味しいものを食べることが、人や心を繋ぐ心地良さに魅了され、心はもう神保町を巡る。今作も超おすすめ!

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前作を読まずにこの作品を読んだのだが、すぐにこの世界に入り込むことができた。
おもしろそうな本とおいしそうな料理が次々と紹介されて、一度神保町に行ってみたくなった。
町の魅力もさることながら、小さな古書屋に集う人たちも人間味あふれていて魅力的だった。

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面白く拝見させて頂きました。

古書店も今の環境に合わせて変化をしていかないといけないんだろうなと。それはどんな業種でも同じなのかなと。
人に本をお薦めする知識が少しうらやましいなあと感じてしまいました。

美希喜はおそらく古書店の経営を上手くこなせるんだろうなと思いながらも、でもまだしばらくは珊瑚の力が必要なんだろうなと
感じました。
珊瑚の古書店に対する気持ち、故郷に対する想い、なんとなくわかる気がしました。

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珊瑚さんが滋郎さんの残した古本屋を
大切に慈しみ本や人々を愛している姿に人生を生きるヒントを貰いました
滋郎さんの回想場面と漆喰の下に残された言葉そして残された人の想い、あのシーンは外で読んでいたのにポロポロと涙が溢れました。
美味しそな食事のシーンを読み、改めて美味しいものと本は人の人生と共にあり!と思いました。

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本が好きな人にはたまらない展開。
そこに食の描写も、と、原田ひ香さんの世界が本を読んでいる間に目の前に広がる。
神保町という街ならではの部分と、そこに生きる人たちの人情が、良い意味で東京っぽくない。

珊瑚さんと美希喜さんのやりとりのなかで、私自身も珊瑚さんの目線になったり、美希喜さんの目線になったり。
どちらの気もちも痛いほどよくわかる。
そして、支えてくれる人の存在が、大切だ、ということも。
私だったらどうするだろうと、ずっと考えながら読み進め、そして。

登場人物たちの背中をそっと支えてあげたくなる一冊だった。

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おもしろく読ませていただきました。
帯広の百貨店・藤丸の閉店まで盛り込まれていて、地元民としては感激です。
節ごとに語り手が変わる手法はおもしろいですが、誰の1人称であるのか最初のうちわかりづらかった気がします。

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前作は珊瑚さん、そして今作は美希喜ちゃんがメインの古書店のお話。

各章に美味しそうな食事の話が出てくるので神保町へすぐにでも足を運びたくなります。

本当に存在していそうな親近感を覚える美希喜ちゃんの堅実な働きぶり、好感度大!

そして珊瑚さんの恋の急展開の今後がとても気になります。次作もあると期待していいですよね?

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前作から久々の古本食堂。神保町の美味しいお店も色々登場し、美食と本の話で、嬉しくなる。さらに今作では、映画の話題も多く、私の好きな世界が満載だ。古本屋に集う人々の優しさや、それぞれの悩みも盛り込みながら、前に進んでいく気持ちが、暖かさをもたらしてくれる。次の作品にも期待したい。映画の本については、もう少し語って欲しかったなぁという欲もある。

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前巻から兄の孫、美希喜ちゃんが正式に珊瑚さんと共に兄の慈郎さんの古書店を手伝うことから始まる。
コーヒーコーナーや集客の悩み、人生の選択の悩み。一筋縄じゃ行かない経営課題に、恋の悩み。
果たして、二人はこのままどうなってしまうのか。
次巻もあるのかとても気になる作品でした。

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前作に続き、新たな本との出会い、美味しそうな食べ物、行ってみたい神保町のお店…と、ワクワクがたくさん詰まっていて面白かったです。

時代とともに変わっていく世の中で、お店は今後どうなっていくのか。
亡き磁郎さん、珊瑚さんの秘めた思い。
珊瑚さん不在で不安に感情を揺らす美希喜ちゃん。

登場人物の心情や境遇に共感したり、身近に感じたり。それに本好きにとっては嬉しい「いいな」「やってみたいな」があちこちにありました。

彼女たちの人生の1ページを眺めて楽しんで終わりじゃなく、未来の日常に“聖地巡礼”という新たな楽しみを添えてくれる読書でした。
現実とリンクしてる古本食堂シリーズならではの醍醐味。
食いしん坊な本好きにぴったりな作品だと思います。

新たに知った本や神保町のお店に本友と行ってみようと思います!

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相変わらずおなかの空く本。
ふらりと神保町界隈に出かけたくなります。

前作の、その後だけでなく、それ以前も描かれており、
よりそれぞれの人物が立体的になる構成。

好き、を商売として成り立たせる難しさなど、
いろいろ考えさせられることもあるけれど、
この本に出てくるようなおいしいものを食べていれば、
どうにかなるかもしれないと思えたりもします。

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もちろん第1弾を読んでいた方が良いのだろうが前作が未読でも大丈夫。

グルメと読書が同時に楽しめるのって贅沢。

神保町がどっちを向いてるのかも知らない地方人間だが、本好きとしては一度くらいは訪れたくなるような雰囲気を醸し出すストーリーだった。

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兄から継いだ神保町の古書店を営む70代の珊瑚と、それを手伝う20代の美希喜。変わらないものへの安寧と、もたらされる新しい風。食欲そそるグルメと個性的な選書が魅力の、神保町の歴史を詰め込んだ連作短編集、シリーズ第2弾。

年の差だけではない二人の価値観の違いに、更に一癖ある登場人物たちが加わり、視野が広がる爽快さがあった。業界の厳しさと、それを乗り越えるための変化への期待と虞が伝わってくる、飾らない人間の内面が窺えた。

一番の魅力は本と食事。さらっと短い紹介と掛け合いで確実に良さを引き出し興味を持たせる所がスゴイ。
どんなに時代が移ろっても「所有の喜び」を覚えたら逃れられない。本も恋も家族も食事も、楽しい欲に囲まれた一冊。
続編にも期待。

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大好きだった前作の待望の続編!期待に違わず興味深い古本と美味しそうなお料理がたくさん出てきて、おまけに美味しそうな珈琲まで!私も鷹島古書店に行ってみたくなりました。今回は珊瑚さんと美希喜ちゃんがそれぞれ自分の今後などを考え始めていて、まだまだ続きがありそうなので楽しみです。

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前作の古本食堂を読んでいるのかと?
前作もこちらで読ませていただきましたが、出だしの数ページが古本食堂ではないのかと思うほどでしたね
何から原田ひ香さんの著書を読みだしたのか思い出せないが、目で文字を追うとすっーとは言ってくる感じが好きです

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前作『古本食堂』が大変面白く、古書に囲まれながら、裕福で優しい珊瑚さんと本や食べ物の話をして過ごす美希喜の姿に憧れを抱いていたので、今回の『古本食堂 新装開店』も迷わず手にとった。意外にも今作は、現実感をともなう書店の危機感や人間関係の難しさ、残り少ない人生の過ごし方などが、”美希喜”視点と珊瑚さん視点で語られていく。「変わらない」と信じていた物が、変わっていく。仕方のないことだけれど、そんな時どんなふうに考えればいいのか、ヒントをくれるのが、本や食なのかもしれない。「中華屋のカレーのような人生」「同じような小説や古典でも歳を重ねると違う部分が気になってくる」など心に響く言葉がたくさんあった。今作も面白かったです。続編が出たら必ず読みます(^^)/

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珊瑚は亡くなった兄のあとを継いで神保町で古本屋を営んでいる。
親戚の美希喜が右腕でありよき相棒だ。ふたりはお客様に合う本を
勧めたり、コーヒーと本をセットにして売り出したり古本屋を
維持していくために試行錯誤して忙しくも充実した毎日を送っている。

神保町の人情を美味しい食べ物、本のある幸せ。
人生を豊かにする本たちが紹介されていて本好きにはたまらないお話。
亡き珊瑚の兄の恋人、作家志望の青年、介護中の母のために古い雑誌を
探しに来た婦人。古本屋ではいろんな人間模様がある。

いつだって本は寄り添ってくれる!食と人、本の魅力がギッシリ詰まった
日常の物語。本が好きな人は必読のお話だ。

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