トヨタの子

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刊行日 2024/06/11 | 掲載終了日 2024/06/13

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内容紹介

日本企業最大の利益を誇るトヨタ自動車。
その創業者&ボンボン御曹司(?)の夢と苦難を
奇想天外な特殊設定で書き下ろす、
驚愕の経済エンタテインメント小説!

「もっといいクルマをつくろうよ」
おじいさん、あなたの言葉だったのですね。
この小説を読んで、二度泣いた。
-豊田章男

--------------------------
【 主人公はこの二人!】

■トヨタ自動車創業者 豊田喜一郎
自動織機で世界を席巻し、日本の自動車産業を興しながら、失意の最後を遂げた男

■トヨタ自動車会長 豊田章男
喜一郎の孫。ボンボン御曹司と揶揄されながら、世界一の車メーカーを改革した男


【 あらすじ 】

豊田家御曹司・章男少年は曾祖父・佐吉の顕彰祭へ家族と来ていた。いたずら坊主の章男は裏山から転び落ちた拍子に車にはねられてしまう。一方は明治時代、佐吉の息子・喜一郎は「自動車」に乗ってきたというアキオと名乗る不思議な子供と、しばしの友情を育む。青年に成長した喜一郎は、父の佐吉に自動車産業への夢を語りながら、あの少年のことを尋ねると、子供はすでに亡くなっていた。
親を継ぎ紡績会社に入った喜一郎はボンボン扱いされて現場では蚊帳の外に置かれながらも、クルマへの夢を捨てきれず社業に励む。そんな喜一郎の前に不思議な人が次々と現れて……彼らはいったい何を伝えに来たのか?

世界のトップメーカー・トヨタ自動車と創業者の夢と苦難を、奇想天外な特殊設定で書き下ろす驚愕の経済エンタテインメント小説!

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著者/吉川 英梨(よしかわ・えり)
1977 年、埼玉県生まれ。著書は講談社から刊行中の「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズの他、「女性秘匿捜査官・原麻希」シリーズ、「警視庁53 教場」シリーズ、「十三階の女」シリーズ、『雨に消えた向日葵』『海の教場』『虚心』『桜の血族』など多数ある。サスペンス・ミステリーの旗手として注目を集めている。

日本企業最大の利益を誇るトヨタ自動車。
その創業者&ボンボン御曹司(?)の夢と苦難を
奇想天外な特殊設定で書き下ろす、
驚愕の経済エンタテインメント小説!

「もっといいクルマをつくろうよ」
おじいさん、あなたの言葉だったのですね。
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-豊田章男

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【 主人公はこの二人!】

■トヨタ自動車創業者 豊田喜一郎
自動織機で世界を席巻し、日本の自...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。      

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出版情報

ISBN 9784065358634
本体価格 ¥2,800 (JPY)

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「会社のために死ねるか」

世界一の販売台数を誇るまでになったトヨタのフィロソフィーを描いた一冊。

ボンボンといわれた章男はひょんな出来事からタイムリープする能力を得る。
章男は祖父に伝えたいメッセージのためタイムリープを繰り返す。

いまや八千人もの人員を乗せるトヨタ丸、その100年の歴史とこれから。

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600ページ近い大作。でも、あっという間に読んでしまった。
トヨタ創業者の伝記、その中に巧みにタイムリープが盛り込まれたSF/ファンタジー作品、ビジネス小説、、、、。
いろんな視点から楽しめた。
そして、自分の原点、初心、覚悟、、、そうしたものが溢れていたような気がする。

タイトルの「トヨタの子」についても。
創業者一族のことを指しているのかと思っていたけど、働く社員全員が「トヨタの子」だった。

普段は読まないジャンルだけれど、読んでいる間は充実した時間だった。

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主人公はトヨタ自動車創業者の豊田喜一郎と、トヨタ自動車会長の豊田章男。
曾祖父の顕彰祭に来ていた章男が車にはねられてしまうところから物語は始まる。喜一郎は自動車に乗ってきたアキオとひとときの友情を育む。その後も喜一郎は不思議な出会いがあり、彼らの言葉により前へと進んでいく。

世界のトヨタの創業者と孫である会長の不思議な物語だった。
主人公二人が悩んだとき、時代に翻弄され苦しいときタイムリープにより奇跡がおきる。
経営者は常に孤独だ。だが友人たちや支えてくれる人たちによりひとりぼっちではないという優しい思いが込められていた。

三河地域に住んでいたことがあるが「トヨタカレンダー」という言葉をそこで初めて聞いた。トヨタ関連以外の職種でもそのカレンダーで休日があったりと、さすが世界のトップメーカーでは他業種にまで影響があることを知った。この地域以外にも世界中にトヨタの子がいる。だからこそ会長の豊田章男氏の開発への思いに胸が熱くなった。

奇想天外だけれど、孫から祖父への、祖父から孫への思いが呼応し奇跡がおきる。自動車が好きでたまらない少年たちの思いが詰まったラストがとてもよかった。
580ページ近くあるのに自動車産業の歴史と未来の自動車産業について知ることができてあっという間に読み終えた。

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読書の愉しみを味わいました。トヨタの創業者一族が実名で登場ということで「これはどこまで事実なのだろう?」と気になり、途中何度も読む手をとめて、トヨタについて検索しました。すると、人の名前が変わっていたり、章男さんがやっていたのがフィールドホッケーからアイスホッケーになっていたりなどわずかにちょこっとずらしてはあっても、実際に豊田喜一郎さん、章男さんがたどってきた歴史が描かれていることがわかりました。車と蒸気機関車を競争させるとか社長がテストドライバーなんて、漫画のようだからさすがにフィクションかと思いきや、本当にやっていて驚きました!そんな事実をそのままノンフィクションでかいても実録小説としてかいても、トヨタの話はきっと充分に面白いのだと思います。しかし、もしそのような本ならば、私は読んでみたいとは思わなかったかと。運転免許証も持っておらず、車には全く興味がないばかりか、みてもさっぱり車種がわからないのですから……。でも吉川英梨さんが「タイムリープ」を絡めてトヨタの歴史を描くーその仕掛けに興味を持ってリクエストをし読んでみたら、ラストまでワクワクしっぱなしでした。この本を読んだことで興味がわき、東洋経済ONLINE連載の「豊田章男 100年の孤独」を、全く車に興味がなかった自分が今読んでいることに我ながら驚きます。「こんなことがあったらいいな…あったかも?」と思わせてくれる素敵な仕掛けがあるフィクションだからこそ、愉しく、世界が広がりました。

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トヨタ自動車の物語をタイムリープを織り交ぜ、昔と今、それぞれの苦悩や喜びが描かれていました。

社員みんなが「トヨタの子」

この言葉がすごく印象的です。

ほぼ実際に起こったことが書かれているとの事!
社長がテストドライバーをするとか、耐久レースに出場するとかとてもビックリです。
でも、こんな社長の元ならば…と着いていきたくなりました!

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吉川英梨さんがこのような実在の、しかも世界の車産業でもトップに君臨する実在の企業を扱った経済小説を描かれるとは驚きだった。しかも喜一郎氏から現会長の章男氏までTOYOTA本家3代の時空を超えたSF小説であり、時空を超える方法はまさしく転生でもある。まさしく驚きの三重奏って感じですが、それでいて内容も重厚で読み応え十分です。僕自身30年来のTOYOTA信奉者であるが、この作品を読むともう他社の車は乗りたくないって思っちゃいます。兎にも角にも吉川英梨さんの新境地ですね。

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トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎と孫でこの本では現社長である豊田章男の物語。
章男があるきっかけで過去にタイムスリップして喜一郎と繋がっていく。
喜一郎は国産車を自分の手で作るために自動車会社を起こすが時代は戦争に進んでいくためになかなか思うようにいかない。
戦争というものが如何に大きな壁となってやりたいことを阻んでいるかが分かって辛い。
また今の時代に創業者の御曹司として特別扱いされていると見られながらもより庶民のためにいい自家用車を作ろうとする章男。
いろいろな問題が起こる中でがんばっている章男には賞賛を与えてあげたいが、今この本を読んでる時に不正行為が発覚する皮肉。
今回の事件の真相を知りたいと思った。

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トヨタの子、豊田章男の少年時代からの一代記。しかしただの物語ではない。祖父にタイムリープやタイムスリップして何度も会う。祖父の代の苦悩に章男の御曹司ならではの苦悩。まさに波乱万丈の人生だ。履歴書を出し面接などをして入社とあるように社長の父から簡単にバトンタッチしたわけではない。こうして人なり人格が作られたのだ。トヨタの歴史、車の歴史がよくわかった。

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現トヨタ自動車会長の豊田章男が、不思議な形でトヨタ自動車創業者である祖父の豊田喜一郎らと繋がってゆく。ゼロから国産自動車を作り上げた苦難と奮闘が熱かった。もしあの時開発を諦めていたら、今の日本の産業構造はどうなってただろう?と考えてしまう。巨大企業を引き継いだ章男氏だけでなく、この物語に出てくる熱い想いを持った人たちみんながトヨタの子だった。時代が行き来してちょっと戸惑うところありましたが、日本がすごく元気だった時代が感じられて、これからの未来にも期待したくなる話でした。

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祖父の孫への思い、孫の祖父への思いにハラハラしながらも胸が熱くなりました。
どんな境遇の生まれの人に対しても、ひとりの人間として接したいと思いつつどうしても遠慮や忖度してしまいがちです。
そうされる側の気持ちが垣間見え、これを読んだあとは以前よりも相手の気持ちを慮るようにしたいと思わせてもらいました。
車を運転できず車に関心も低いため技術的な描写シーンは淡々と読み進めてしまいましたが、車好きな人には興味深い内容なのかと。
日本の自動車産業の未来に再び光が見えることを願います。

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久しぶりにここまでの長編を読みましたが、飽きることなく引き込まれました。
社長の息子として、経営者としての並々ならぬ苦悩がありました。こんなにも孤独で辛いものなのか。
しかし、タイムトリップしたりして、いつの間にか仲間が増えていく様は読み手としても安堵しました。
どこまでが本当なのか分からないけど、長い長い歴史を行ったり来たり。最後はコロナまで。たっぷり楽しみました。
こんな社長の元で働きたいと思わせてくれる人でした。

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『2024年一番の読み応え!』

自動車産業の立ち上げに心血を注ぐトヨタ創業者一族の物語。第一部は実質的創業者の豊田喜一郎、第二部は現会長の豊田章男が主人公。第三部以降はお互いの物語が交差しながら進んでいく。

ジャンルで言えばトヨタ社の史実に基づく経済小説であるが、存命の財界人を登場させながらフィクションも交えて物語色を強くした稀有な作品と言える。とても詳しく社史を調べた様子が文章から伺えるためノンフィクション作品にもできたと思うが、奇想天外な物語にしたことで登場人物たち人柄がよく描かれ、この作品の最大の魅力となっている。

本作を読めば、今では当たり前の国産車の製造が当時どれだけ高いハードルであったかがわかる。戦下では軍用機に改造できる大型トラックを主製品にして儲けることもできたはずだが、「国民を豊かにするために大衆車を作る」という喜一郎氏の一貫した信念にはとても感動した。現代の”当たり前”が古人の奮励努力で成り立っていることを実感する。

モノづくりに傾倒する情熱にあふれた描写はもちろん、トヨタの子としての葛藤を描いた心理描写もとても読み応えがある。「風立ちぬ」や「下町ロケット」のようなロマンを感じる企業経済作品が好きな方はきっと楽しめるだろう。日本を代表するトヨタグループ創業の歴史をぜひ味わってほしい。

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トヨタ自動車創業者の孫・豊田章男が、過去にタイムスリップして祖父の豊田喜一郎が築き上げていく「世界のトヨタ」の歴史を辿っていく、SF経済エンタメ長編。

あくまで国産にこだわるトヨタの姿勢が、日本の歴史の一部となり、世界にも影響を与えていく、壮大な物語に圧倒された。タイムスリップは置いておいて、その他はどこまで真実なのか?むしろ夢のような技術の進歩の方がタイムスリップよりも衝撃的で面白かった。
新しいものや、理解が及ばないものへの偏見や、それを弾き飛ばす原動力など、長い歴史の中での人の生活と心の変遷を丁寧に紡いだ作品。

「みんなトヨタの子」
熱く、厚い、トヨタグループの歴史に心が震えた。

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やがて創立100年にならんとする日本を代表する自動車会社、トヨタ。アキオ少年(現会長)らが豊田家3代にタイムスリップ。年代ごとに様々なエピソードを散りばめながら物語は現在に向かって展開していく。クルマ好きならトヨタ中興の祖と言われた彼らのフロンティアスピリットを感じられ、面白かった。

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{概要}
言わずとも知れた自動車メーカー「トヨタ」の社史とも言える書籍です。
でも、そこは、教科書風にはならず、経済小説。登場人物が「時間移動」しながら物語は展開します。

{読者層}
・経済小説が好きな人
・トヨタや自動車業界が好きな人
・ベンチャー気質が好きな人
を想定しました。
年齢的には、社会人だと思いますが、就活を目指す学生が読んでも面白いと思います。
ベンチャー気質の企業の初期段階であったり、社員間の足の引っ張り合いなどのドロドロしたところ。
会社なんてそんなもんかなと。

{読みどころ}
やはり、創業者から脈々と流れる、創業者の魂だと思います。
なぜ、この事業を始めようとしたのか。
目標はどこに置いているのか、自分のため? 会社のたため? 社員のため?、日本?、世界?
徐々に世の中のトレンドや、自覚などで、創業者の魂は希薄になっていくと思います。
そこをこの書籍では、時間移動によって繋いでくれます。

{読みどころ}
実在する人物が登場してくるところです。
私は、トヨタの社史を知りません。
だから、そこまでが本当で、フィクションなのか分かりません。
でも、本当にそうだったんじゃないか。
と思わせる記述が多く出てきます。
少しでも、登場人物を知っている人は、その知識と照らし合わせばがら読むと、より興味が湧くと思います。

{読みどころ}
「言葉」です
小説だから、当たり前に会話で物語が成り立っています。
{読者層}にも記載したとおり企業の内情を描いています。
そこでさまざまな立場の登場人物が発する言葉は、重みもあるし、自分のためにもなるし、面白さでもあります。
例えば
□ 国というのは、圧倒的労働者が豊かになって初めて大きく経済発展するに違いないんだ。
□ とにかくやってみよ、試してみよ
□ 確かに君の代わりはいる。だが君ほどクルマが好きな人は他にいない
□ ドライバーの拍動がそのままエンジンに伝わるんだ
□ やっと、トヨタのために死ねる日が来たのだ
やはり、単なるサラリーマンではなく、創業者一族の言葉らしく聞こえます。

{作者について}
私は、この書籍を読むまで、存じ上げませんでした。
経済小説はよく読んでいるのですが。
好きな作家の新刊を追うことで精一杯で。
トヨタの子を読んで、別の本が読みたくなりました。

{さいごに}
最初、時間移動の展開が理解できておらず、ちょっと入っていけなかたたことがありました。
でもそれがわかってからは、きちんと前後関係が整理されていて、それはそれで心地よく感じてきました。
この小説は、血のつながりのある直系の方々が、主な主人公とたちとして描かれています。
血の繋がりって、よくわからないけど、すごいな。っていうのが感想です。
天皇家もそうなのかなと。
一般庶民の私の子供たちも、私たちの血縁を引き継いでいるわけで。
それでいいのかなとも、思いました。

ぜひ、ご一読ください。

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ものすごく面白い。トヨタ自動車創業の物語、と一言で言ってしまうには壮大すぎる物語。史実に基づいた部分もあれば、タイムスリップというSF要素もあり、読んでいてすごく楽しかった。車に興味がなくても、トヨタについて詳しくなくても読み始めたらあっという間に物語に引き込まれる。多くの人に読んでもらいたいと思った。

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トヨタの創業時と現代に起きた苦難を描く作品。
現会長の豊田章男がタイムリープして祖父でありトヨタ自動車の創業者でもある豊田喜一郎の元に色々な人に乗り移り現れるという奇想天外な話ではあるもトヨタ自動車の歴史を学べる良書かと。
吉川英梨さんは初読みの作家さんですが他の作品も読んでみたいなと。

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トヨタの大河的小説かと思って読み始めると、タイムリープまで登場。大河もタイムリープも好きな私には楽しさ100%の読書だった。しかもトヨタの歴史はきちんと知る事が出来るのだから得した気分だ。国産車の製造や、冷ややかな世論、戦争などの困難を乗り越えた現在も様々な困難に立ち向かうトヨタの子達に目頭が熱くなる。金持ちの家に生まれ、社長の座が約束されているなら幸せしかないと思いきや、それはそれで一般人とは違う苦労があり大勢の人生まで背負っているのだと今更ながら気付かされた。涙もろい喜一郎氏と章男氏にも好感が持てる。

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世界のトヨタの社史的な物語。章男、祖父の喜一郎、八事の魔女八重の、タイムリープのからくりの繋がり。始めは何が起こったのかと入り込めなかったが、幾度も重ねて章男がタイムリープするたびに大きく動く話に惹かれていった。創業家の血の滲むような努力と、会社が大きくなればなったでやっかみ半分のこき下ろし。苦もなく出世させられることへの章男の苦悶が痛ましかった。章男がいい車を作る喜びを感じ、世に出す責任を問い、必死で働く姿は多くの写真を鼓舞したはずだ。しかし、トップの孤独は深く、激務に邁進するしかないことも事実。

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トヨタ自動車の御曹司章男少年は車にはねられてから時を翔ける身になる。一方、後にトヨタ自動車創業者となる豊田喜一郎はアキオという少年に出会い、その後度々自分を導く人間に出会う。祖父と孫に交互に視点が切り替わり、2人の人生を追いながら、トヨタの創業時と近年の歴史を平行して綴ってゆく。SFと伝記と経済小説を融合させるという趣向が新鮮で面白い。500ページ以上あるが、会話が多いので読みやすいのも良い。

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