鑑定

ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/08/30 | 掲載終了日 2024/08/30

ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#鑑定 #NetGalleyJP


内容紹介

あなたも突然襲われる。

政治家へのテロ行為、自動車による襲撃、そしてナイフでの殺傷――。別人のように性格が変わり、不可解な動機で凶行に走る〈夢の国〉症候群。それは現代の精神疾患か、未知の感染症か、それとも……。ヒトの〈心〉に秘められた真実の扉をひらく、禁断の小説が誕生!

【内容紹介】

精神科医・葛西幸太郎は、市長選の候補者に対する殺人未遂および放火の実行犯・犬崎理志の精神鑑定を担当していた。犯行を淡々と語る犬崎に、葛西はある違和感を抱く。精神状態が安定しすぎているのだ。犬崎の中に、本来の自我を麻痺させ、代わりに彼の精神を支配している〈なにか〉が存在するのではないか――。葛西が疑いを深める中、全国各地で不可解な動機による傷害・殺人事件が起こりはじめる……。

【著者略歴】

山田宗樹 Yamada Muneki

1965年愛知県生まれ。『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画化、ドラマ化され話題となる。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞(長編および連絡短編集部門)を受賞。著書に映像化された『天使の代理人』『黒い春』などのほか、『ギフテッド』『代体』『きっと誰かが祈ってる』『人類滅亡小説』『SIGNAL シグナル』『存在しない時間の中で』『ヘルメス』など多数。

あなたも突然襲われる。

政治家へのテロ行為、自動車による襲撃、そしてナイフでの殺傷――。別人のように性格が変わり、不可解な動機で凶行に走る〈夢の国〉症候群。それは現代の精神疾患か、未知の感染症か、それとも……。ヒトの〈心〉に秘められた真実の扉をひらく、禁断の小説が誕生!

【内容紹介】

精神科医・葛西幸太郎は、市長選の候補者に対する殺人未遂および放火の実行犯・犬崎理志の精神鑑定を担当していた。犯行を淡...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414708
本体価格 ¥0 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

リアルタイムの緊張感に、心臓のバクバクが止まりません…!
まるで悪夢のような事件現場に、自分も遭遇してしまったら…想像するだけで震えてしまいます。
そんな、周囲の人達を恐怖のどん底に突き落とすような〈夢の国〉症候群。
わからないことだらけの状況で、必死に考えて行動し、〈夢の国〉症候群に立ち向かう葛西さんが、すごくたのもしかったです。
そして人の心や脳は、機械でコントロールするにはあまりにも危険で、立ち入ってはいけない領域であるのではないかということを感じました。
深く考えさせられるストーリーと、迫り来る恐怖がクセになる、おもしろい作品でした!

このレビューは参考になりましたか?

近未来、「夢の国のため」が動機の殺人事件が起きる。精神鑑定を依頼された葛西は、同様な事件で社会が崩壊へと進む様を目にする。
単なる精神科医の葛西は、量子力学が専門の妻古都音とともに対策を思索する。その終着点は人の在り方にさえ結びついていた。

-----------------------------

動機が「夢の国のため」と言う殺人犯の精神鑑定を依頼された葛西の結論は、読んでいて近未来に起こりうる事態をしめしているように感じられた。書名も『鑑定』。だから、この『鑑定』がきっかけとなり明らかになっていく、エモーション・コントローラー(エモコン)の社会的影響を扱っていくのかと思い読み続けていった。

しかし、エモコンを使っていない人にも同様の事態が起き、大学で量子力学を専門とする葛西の妻が「それ以外に説明する手段がないのなら、〈それは実在しなくてはらならい〉」と言い切った時、読んでいてゾッとした。

そして葛西は、更に彼の妻古都音は独自の思索を積み上げる。その終着点は、エモコンなど単なるきっかけに過ぎない、人に関わる壮大なものだった。仮説だとしてもあまりにも目眩がするような。

あまりにも極小だったために、仮説に過ぎなかったウイルス。その中のタバコモザイクウイルスが確認されるまで30年以上かかっている。物質的存在であってもだ。2人が仮定した存在が非物質的であったら、存在証明/存在確認は可能なのだろうか。読後、しばらくそんな考えに沈み込んでいた。

このレビューは参考になりましたか?

面白すぎて時間も忘れて一気読み。
『百年法』のようなSFっぽい背景に惹かれて、エモコンって、いったい人間にどんな影響を与えるか、という好奇心がそそられました。
そして読んでいるうちに、主人公・葛西とともに「夢の国」症候群の正体を探し求めました。
連続テロ事件が描かれたシーンは、なんと群像劇になったか、ちょっと驚いたけどすごく楽しかったんです。
物語の後半はさらに人間の心の拠り所や在り方を関連し、漠然とした精神疾患に関する抽象的な問題が葛西と妻のディスカッションでうまく象られた、と感じながら、やっと納得のいく答えを得たかのように大満足でした。
読み終わったら、ややホラー小説を読んだ感覚もありました。コロナ禍を経験した自分が、未知の感染症や疾患に対する恐怖や不安を共感できたからのではないかと思います。
ちなみに小説の面白さを味わいながら、精神鑑定の専門知識もいろいろ勉強になりました。それも山田宗樹さんの小説ならではの醍醐味だと思っています。
自分も物語を書こうとしているが、この小説を読んでから、人間の頭や心のど真ん中には真実と虚空のぼんやりとした限界の在処はたしかにあるのを確信し、そこから物語の面白さも出てくるのではないかと考え始めました。
物語の余韻に浸りながら、架空のストーリーと実生活との微妙な関係、そして伝染病と人間の共存関係についてもを深く考えさせられました。
すばらしい読書体験でした!

このレビューは参考になりましたか?

夢の国症候群。
ある日突然別人の様変貌し、犯罪を犯す人々。一貫して口にする動機。
『夢の国に必要がないから』
彼らの精神を蝕むモノの正体とは?

犯人の精神鑑定を請け負う葛西、
未知の現象に戸惑いながらも立ち向かう姿に
熱いものが込み上げる。
同時に描かれる
夢の国症候群の拡がり。
変わらない風景が突然知らない風景に変わる
そんな恐怖感でゾッとしてしまいました。

このレビューは参考になりましたか?

代表作「百年法」など近未来的な設定を得意とする著者の新作は、感情を制御するエモコンが普及した日本。エモコン常用者犬崎を鑑定した葛西は、エモコンが精神に影響を及ぼしたと断じ、ある仮説を立てる。他方、エモコンを使い始めた葉柄とマヒルにも変化が…。
メンタルストレスに晒される社会に問題提起する1作

このレビューは参考になりましたか?

著者のことは映画「嫌われ松子の一生」を観たものの、その原作者ということしか知らず今回初めて活字の作品を味わわせていただきました。なかなか話が複雑で検察の鑑定医を勤める葛西医師、マヒルと楓という久しぶりに出会う同級生、そして神谷葉柄や彼ら彼女等を取り巻く人たち‥。いくつかの人間関係の軸でいずれも起こる不可解な悲惨な事件。ようやく物語の終盤で何本かの軸が交差する。「あゝ、そういうことだったの」と思わず声が出てしまう。なかなか難解だが読後感が悪くないのはストーリーが悲惨な結末で終わらないためなのかも知らない。

このレビューは参考になりましたか?