日曜日生まれの女の子 ドイツのおはなし

女の子の昔話えほん

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女の子の昔話えほん 第1巻
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刊行日 2024/10/10 | 掲載終了日 2024/10/14

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内容紹介


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昔話の主人公は男の子ばかり?そんなことありません!

世界と日本で語りつがれてきた女の子と、

大きくなった女の子たちの昔話を絵本にして、おくります。

いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。

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ふかいふかい森のおくへ。

わるい魔法をうちやぶる

女の子が主人公!

魔女にさそわれ、もどってこない

にいさんたちをたすけるため、

女の子はたったひとりで、たびだちます。

ドイツにつたわる昔話が、美しい絵本になりました。


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むかし、あるところに、お百姓のふうふが いました。

ふたりには こどもが 五人 いました。

うえの 四人は 男の子で、

いちばんしたの こどもは 日曜日生まれの 女の子でした。

ある日のことです。

ひとりの きれいな 女のひとが、ふしぎなのりものに のって やってきました。

(本文より)

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女の子の昔話えほんシリーズについて

あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語りつたえられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。

これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。




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昔話の主人公は男の子ばかり?そんなことありません!

世界と日本で語りつがれてきた女の子と、

大きくなった女の子たちの昔話を絵本にして、おくります。

いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。

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出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。


販促プラン


【著者紹介】

再話 中脇初枝(なかわきはつえ)

徳島県に生まれ高知県で育つ。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作とともに、昔話を再話し語る。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『世界の女の子の昔話』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)『小学館世界J文学館・日本の昔話』、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、「はじめての世界名作えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』『プッチェットのぼうし』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』『伝言』などがある。


絵 さとうゆうすけ

昔話や童話をモチーフにしたイラストのほか、モビール、木彫、針金、陶器などの立体作品もてがける。絵本に『ノロウェイの黒牛』、『こねこのウィンクルとクリスマスツリー』、装画、挿絵をてがけた児童書に『夜の妖精フローリー』、『小学館世界J文学館・グリム昔話集[初版]』がある。


【著者紹介】

再話 中脇初枝(なかわきはつえ)

徳島県に生まれ高知県で育つ。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作とともに、昔話を再話し語る。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『世界の女の子の昔話』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)『小学館世界J文学館・日本の昔話』、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、「はじめての世界名作えほん」シリーズ、『つるかめつ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784039604606
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 32

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NetGalley会員レビュー

楽しみにしている「女の子の昔話えほん」シリーズ。
兄妹のパターンとか魔女の呪いとか、部分部分はこれまで読んできた昔話に相似していても、知らないお話だったので楽しかったです。
それに、「日曜日生まれ」という特別な幸運を持っていることが、どこか安心に繋がり、末娘の女の子の自分を信じて突き進む姿がかっこよかった。
主役は男の子や男性が多い昔話に、こんないきいきとした女の子が活躍するのは目の覚める思い。さとうゆうすけさんの絵も含みが多くて、味わい深いのがすてきでした。

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「日曜日生まれの女の子」は不思議な力を持っていて、幸せになっていく。でもそれは、みんなを幸せにすることができたなら。なら、一人で不気味な森を進むこの女の子は?
不思議な雰囲気をまといながらも、懐かしく感じる絵本。

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夜の森の漆黒の中に描かれる、いびつに曲がった幹や木の枝がなんとおぞましいことか。その中川のさざ波やのろじかが、それだけに清らかさが際立つ。

そんな中、兄達を助ける決心をした末の女の子が進んでいく。

そして城の前。のろじか、かえる、からす、おんどりが必死に止めようとする絵は、白銀の色をした城の壁を背景に、ハッとするほど綺麗だった。正に、兄たちの想いが現れた絵。

そして、青い花が咲き乱れる明るい森に変わる。そこで待つのは……

日曜日生まれの女の子は、優しく、賢く、意思がつよい。そして、不思議な力を持っている。だから、幸せになる。でもそうなる前に、みんなをちゃんと幸せにしてから。それをすることができなければ、本当の「日曜日生まれの女の子」じゃない。それが、「日曜日生まれの女の子」が生まれる意味なのだろうから。

見ているだけで厚みを感じる絵の、懐かしく、不思議で、心根に届く絵本。

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ドイツなんかでは民族の移動や征服の中継地点になりやすいが、
団結してわが身を守った成果も数多く持っている土地柄のおはなしなのか。

欲望に対して素直なのは悪いことではないが、だれが何のためにか理由がある。
裏付けのあるなしや、正直さや目先でなく大局を見る目というものを、
こういう話から少しずつ学んできた伝統があるのだろう。

日曜日生まれの女の子のようになりたい。
そのためには、物事にあたった時に自分で主体的に状況を判断して、
推測の元に揺らぎを持たせるのでなく、何のためにこういう状況かを、
相手の立場になったり客観的に自然に対応できるようにならないといけませんね。

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最高な絵本シリーズだ!!と胸躍る読後です。
女の子が主人公の絵本シリーズ。
束ねて1冊の本になっているものは数々見ますが、やはり絵本になった時の挿絵の力は大きいので、ターゲットの年代的にもぜひ絵本でこういったものがあってほしいと思っていました。
スッと世界に入っていける重厚な絵。物語も王道の繰り返しを含んだ内容で、子どもにぜひ手渡したい作品です。
夜寝る前などに読んであげたら、あっという間にその世界に連れていってもらえるのではないでしょうか。

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