ちっちゃくたって
作: デイヴィッド・ウォーカー、訳: ギョウ・ヤマグチ
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刊行日 2023/11/16 | 掲載終了日 未設定
イマジネイション・プラス | imagination unlimited
ハッシュタグ:#ちっちゃくたって #NetGalleyJP
内容紹介
ちっちゃなライオンがいました。ライオンでもおっきなライオンと違っていろいろなことがまだ怖いのです。だからおっきなライオンとは遊ぶことができなくて、ちっちゃな鳥が唯一のお友だちなのです。でも、あるときちっちゃな鳥に事件が起きて、ちっちゃなライオンは勇気をだして助けにいくのです。
ちっちゃなライオンがいました。ライオンでもおっきなライオンと違っていろいろなことがまだ怖いのです。だからおっきなライオンとは遊ぶことができなくて、ちっちゃな鳥が唯一のお友だちなのです。でも、あるときちっちゃな鳥に事件が起きて、ちっちゃなライオンは勇気をだして助けにいくのです。
おすすめコメント
ベストセラー『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』などを手掛ける大人気のイラストレーター、デイヴィッド・ウォーカーが文章も手掛ける絵本です。
ベストセラー『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』などを手掛ける大人気のイラストレーター、デイヴィッド・ウォーカーが文章も手掛ける絵本です。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784909809520 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 32 |
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NetGalley会員レビュー
デイヴィッド・ウォーカーの絵を求めて。
いつでもどこでも怖いものがいっぱいのちっちゃなライオン。おっきなライオンたちのようには何もできません。友だちのちっちゃな青い鳥と葉っぱの下に隠れて、ようすを見るばかり。
ちっちゃな鳥が知らないうちに木のてっぺんまで上がって行ってしまった時には、びっくりおろおろ。でも、おっきなライオンたちが小鳥を助けるためにやっていることを見て、ちっちゃな体の自分ならもしかしてできるかもしれないと勇気を出しました。
友だちのために勇気を出す、それが連鎖していくすばらしさ。ちっちゃくたってできることはある‼︎大きな自信につながりました。
ライオンなのに小さくて荒々しさに欠ける主人公のお話です。
特に男児の世界は小さいころからパワーが正義なので、こんな話に心寄せる子もいるんじゃないかと思います。
ストーリー展開(後半)がたまたまNetGalleyで読んだ他の新刊絵本と重なっていたので、その偶然に少し驚きでした。
ちっちゃなライオンはとってもおくびょう。自分のしっぽも影も怖い。お友だちのちっちゃな鳥といつも隠れるように過ごしてる。
温かく柔らかな絵で、優しく優しく綴られる、そんなふたりの物語。
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とても柔らかく温かな絵で描き出される森。だから、そこで暮らすライオン達はみんな仲良しで優しい。だから、自分のしっぽや影さえ怖い、ちっちゃなライオンの臆病さに戸惑ってしまった。そんなじゃあ、毎日が楽しくないだろう。可哀想に。
そんなちっちゃなライオンにも、ちっちゃな鳥の友だちがいたのでほっとした。でも、そのちっちゃな鳥も臆病だったとは。大きなライオン達が仲良く遊んでいるのを、うらやましいそうに隠れて見ているふたり。仲間に入れてもらいたくても、みんなは大きくて自分達はちっちゃいから。
でも、ちっちゃいから臆病なのかな? だって大きなライオンは、大きくても恐くなくて優しいから。
体の大きさは関係ないんだよ。大切なのは心の持ち方。ちっちゃくたって、いや、ちっちゃいからこそできることがある。だから、ちっちゃくてもやろうとすることが大事なんだね。そんな心を〝勇気〟と言うんだよ。
そして、ちっちゃなライオンもちっちゃな鳥もそれができたから、大きなライオン達から大きな声で「よかったね」と言ってもらえたんだ。
そして、ちっちゃなライオンとちっちゃな鳥のふたりは、きれいな森の中を隠れずに仲良く歩いていく。よかったね、本当によかったね。
小さいとか大きいとか、かっこいいとか悪いとか。
ともすれば私たちは人の眼を気にしすぎて、
あたり前というものから外れることに怖がっていないだろうか。
小さなライオンが当たり前だったのは無理をしないということだったけど、
知り合いがピンチだった時に助けてあげたいというのは当たり前だったのかもしれない。
自分で自分に限界や適性は確かにある。
だけど、不意の時に無理をしたら新たな自分のあたりまえが産まれるかもしれませんね。
イラストがふわふわしてて可愛いです!優しくて温かみのあるタッチに心惹かれました。その反面、内容はちょっぴり寂しい描写があります。けど、その描写があるからこそ、ラストの感動が大きいです。こどもに読んで欲しいのはもちろんですが、大人にも響くいい絵本だと思いました。