むれを みちびく ゴリラの おうさま
文: ジューン・スモールズ、絵: しもかわらゆみ、訳: あまがいひろみ
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刊行日 2023/06/30 | 掲載終了日 未設定
イマジネイション・プラス | imagination unlimited
ハッシュタグ:#むれをみちびくゴリラのおうさま #NetGalleyJP
内容紹介
マウンテンゴリラの群れはオスの リーダーが導きます。リーダーはとても身体が大きく、しかしとてもやさしいのです。ある年齢に達するとオスの背中の毛は銀色になり「シルバーバック」と呼ばれるようになります。精細なイラストでゴリラの生活を語る絵本です。
出版社から
マウンテンゴリラはかつて中央アフリカの森の奥でひっそり暮らしていました。そんなゴリラたちの運命が大きく変わったのは20世紀のこと。開発による自然破壊や密猟、人間が媒介する病気の犠牲となって、1980年代には300頭ほどまで数を減らしたといいます。さいわい熱心な保護活動が実り、2018年には1000頭を超えるまでに生息数は回復しました。けれどマウンテンゴリラは今も「絶滅危惧種」。その命は紛争や開発や地球温暖化におびやかされています。
おすすめコメント
アメリカの絵本ですが、日本の人気イタスとレーターしもかわゆみが描く絵本です。
アメリカの絵本ですが、日本の人気イタスとレーターしもかわゆみが描く絵本です。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784909809476 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 40 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
しもかわらゆみさんの絵を求めて。『ぞうのじょおうさま』に続く「むれをみちびく」シリーズ2。
ゴリラの生態、群れの構成など、わかりやすく簡潔な解説がいい。
王様であるオスのリーダーの貫禄、さすが立派なシルバーバックであることがわかる行いの数々。
マウンテンゴリラが未だ絶滅危惧種であることが悲しい現実です。
マウンテンゴリラの生態がわかる科学絵本。
リアルかつかわいい動物の絵が上手いしもかわらゆみさんの絵。やっぱり科学絵本はリアルであってほしいので納得です。
読み聞かせ用の大きな字の文と、じっくり生態について知れる解説が併記されています。
解説の言葉遣いが難しめなので、全てひらがなでなく、1・2年生の漢字くらいは変換してルビでも、対象年齢的に問題なく読みやすいのではないかと思いました。
体長1.8m、体重180kg以上にもなるゴリラ。その群れの暮らしを、この緻密で優しさに溢れた絵で知ってほしい。私達が忘れかけている事があるから。
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アメリカで出版された、文をアメリカ人、絵を日本人が担当した絵本。その、体毛一本一本が描きこまれた緻密な絵、さらにその瞳の輝きと優しさに満ちた顔に魅せられた。
原題の中の「the Gentle Giant」が、まさにマウンテンゴリラに相応しい。シルバーバックに引き入られた群れ達の生活の様子が、正確に、わかりやすく、書かれ描かれていく。
それは、人よりも親愛に満ちた群れ=家族。そしてそれを率いるリーダーのシルバーバック。更にそれを支える他のシルバーバック達。
死には弔いで応じ、将来群れを背負っていくために、子ども達は大人の背を見て育っていく。
文明というものを取り去った場合の、あるべき人の集団を見た気がした。そう、ゴリラは「the Gentle Giant」。類人猿の中でボノボと並んで群れを大切にする巨人達だから。
私達が忘れかけている事を教えられた気がした。