養生する言葉
岩川ありさ
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刊行日 2025/02/12 | 掲載終了日 2025/02/12
ハッシュタグ:#養生する言葉 #NetGalleyJP
内容紹介
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この世界が、あなたにとって、
ちょっとでも生きやすくなりますように。
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大江健三郎、ハン・ガン、津村記久子、文月悠光、『ブルーロック』、『君と宇宙を歩くために』……
文学研究者が出会った、人生に寄り添ってくれる「言葉」と「物語」。自分自身を優しくいたわる、「ヒント」がつまったエッセイ。
*
「養生という言葉を私は自分自身の生を養うさまざまな物語とつなげて考えてきた。ちょこんと横に置いて、ヒントとなる物語。自分の感情を教えてくれたり、生きる力をくれるような表現。それらを養生する言葉として捉えてきた。養生する言葉は、生きるための知恵であり、私よりも先に生きてきた人たち、同時代に生きている人たちが重ねてきた、輝くような実践の集積である。」
〈目次〉
はじめに
1.「私」の物語を探しに
2.トラウマとともに生きるということ
3.傷について語る言葉
4.人生の手引き書をつくる
5.あきらめという鎖をほどく方法
6.助けを求められる社会のために
7.自分を笑わない誰かと生きる
8.養生はいつも社会的なもの
9.災害と養生について
10.あなたの話が聴けたらうれしいです
11.変わってゆく私を受けとめる
12.アンラーンの練習
13.看護について学ぶ
14.他者の世界を聴く
おわりに
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著者/岩川ありさ(いわかわ・ありさ)
1980年、兵庫県生まれ。早稲田大学文学学術院准教授。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。専攻は現代日本文学、フェミニズム、クィア批評、トラウマ研究。著書に『物語とトラウマ クィア・フェミニズム批評の可能性』(青土社)がある。
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出版情報
ISBN | 9784065384459 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 272 |
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NetGalley会員レビュー

読み終えて本を閉じて「ありがとう」って呟いた。
本書はトラウマや傷を抱え、どうにかこうにか生き抜いている私達に、その傷の大きさや深さに合わせて、文学の言葉で手当てする知恵を教えてくれる。
自分自身をサポートする言葉に出会える、明日がすっと明るく見える、はじまりの一冊。

もしかしたら読むのがつらい人もいるかもしれない。でも、読むことで少しでも心が救われる人もいるはず。私自身の複雑な心も、そっと撫でられた気がします。
そして、「学び終えたと思ったら、学び返す。」という言葉も頭から離れません。
自分を大切にしてね、というメッセージがひしひしと伝わってくる一冊でした。
どうか必要な人に届いで欲しい、そう願わずにはいられません。
大切なものを読ませていただき、ありがとうございました!

自分の生を養い、自分の生を生きようとする日々を全面的に肯定すること、その試み。
12歳で性暴力にあったこと、そのトラウマとトランスジェンダーとして生きることの物語。
自らが生きるための言葉としての養生から共に生きる世界をつくり、その世界を養うための言葉へ。
何度も噛みしめて読みたい言葉が詰まった一冊。
たくさんの人に届いてほしい。