
ワレワレはアマガエル
松橋利光
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刊行日 2024/03/22 | 掲載終了日 2025/05/31
ハッシュタグ:#ワレワレはアマガエル #NetGalleyJP
内容紹介
第71回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校低学年の部
「カエル」って聞くと、どんなカエルを思いうかべる? ジャンプがとくいで、きみどり色で、目がぴょこんと出てて…。そう、カエルといえば、ワレワレ、「アマガエル」だろう! その体のとくちょうや田んぼで一年を生きるくらしを、アマガエル自身が愛きょうたっぷりに楽しく紹介。「ギャッギャッ!」という大きな声のひみつは、のどにある「なきぶくろ」。おたまじゃくしの長いしっぽはどこへ!? カエルへの大変身も見どころ。カエルのことを年中考えている写真家の松橋利光さんが撮影した、表情豊かでしぐさもかわいいカエルたち。この本に出会って、ワレワレのことを、もっと知ってほしいな! 田んぼに会いにきてほしいな! カエルたちの声が聞こえてきそうです。
出版情報
ISBN | 9784752010999 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 56 |
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NetGalley会員レビュー

アマガエルの生態を写真で紹介。松橋利光さんの写真が美しい。
知っているようで細部までは知らないアマガエル。
おもしろい秘密がいっぱいです。舌は伸ばさず体ごとエサに襲いかかる姿は案外野生的。
田んぼの環境がアマガエルの生育に密に関係することを思えば、何やらもやもやするものがこみ上げてきます。

おたまじゃくしからカエルになっていく過程をこんなに細かく見たのは初めてで、興味深かった。都内の勤務校の子たちは、カエルの合唱を聞いたことはないだろうが、あれだけ学年でお世話をしているメダカを毎日可愛がっている彼らなら、すすんで手に取ってくれるかもしれない。

アマガエルの成長と1年が生き生きとした写真と共に載っている。
アマガエルに実際なったような気持ちになれる書き方なので、こんなときなら自分はどう思うかな、や、人間とはこんなことが違う、など想いを馳せやすい。
調べものにも使いやすい、シリーズ化して欲しい一冊。

アマガエルの春から冬眠までの一年が紹介されています。
オタマジャクシがアマガエルになるまでのだいへんしんも紹介されています。
田んぼの近くに住んでいた時に夜のアマガエルの合唱に驚いたものでした。
この鳴き声はオスのものでメスを呼ぶためのものだったということがわかりました。
本の文章は短く、紹介されている「かえるメモ」で詳しく知ることができます。
例えば、オタマジャクシからアマガエルに変身する時に口の形まで変わるなんて知りませんでした。
アマガエルの冬眠する姿は可愛かったです。

生き物の写真絵本。リアルすぎず、かわいらしく、アマガエル自身が、お話して、生態を教えてくれる。最後に、人間にひかえめに田んぼを守ってほしいと、環境保護をお願いしているのも良い。アマガエルに会いに行きたくなる。

一般的なイメージのカエルって「アマガエル」のことなんだな、と理解したところで、カエルの生態が色々わかりやすく描かれている。これを読んで、カエルを探したくなるよね?さあ、たんぼにでかけてみよう!そんな気持ちにさせられる写真絵本でした。

私は田舎育ちなので、昔はよくアマガエルを眼にしていた。最近は故郷に帰っても、あまりアマガエルを見なくなったなと思う。いやアマガエルだけではない。故郷は少子高齢化のために人口はどんどん少なくなっているが、昔は見られた小動物もどんどん少なくなっている。アマガエルに限らずオタマジャクシなんてまず見なくなった。本書はそんなアマガエルの生態がいっぱい。それにしてもアマガエル君、つぶらな瞳がとってもキュート。

とても綺麗でわかりやすい写真絵だ。これまでもたくさんの写真絵本を出版された写真家さんだけあると、改めて感心する。とにかくわかりやすい。アマガエルの生態だけでなく、環境破壊についてもさりげなく及ぶ辺りもよい。カエルなどの生物が苦手な子も抵抗なく読めると思う。

たくさんの写真とアマガエル目線の文章が魅力的だった。
どこか懐かしくもあるアマガエルのいる風景、知らなかった事実もチラホラ。
読んでアマガエルを好きになる子もいるはず。
目を惹かれる写真絵本だった。

春になると田んぼにオタマジャクシがいっぱいいるのはなんでかな。オタマジャクシはどうやってアマガエルに姿を変えるのかな。最後に残った尻尾はどこへ消えてしまうの。身近な自然のいろんなことを教えてくれる、生きもの絵本。なんで夜行性なの。どんな食事の仕方をするの。舌をぺろりと出すのかな、出さないのかな。春の息吹とともにいろんな興味が湧いてくる。春が終わって夏になって、秋になったらみんなどこに潜んでいるのだろう。寒い冬はどうなるの。つるんとした素肌、キュートな瞳、小さな体に大きな声、アマガエルの魅力が詰まっている。

きれいな写真とユーモアのある文章で、読みながら「へぇ~初めて知った」という記述もあり、アマガエルに興味を持ちました。子どもたちに、ぜひ、読み聞かせをしたいです。子どもから大人まで楽しめる写真絵本だと思いました。

アマガエル自身がその生態について教えてくれる写真絵本。
そうか、君らの住処は田んぼだったのか。どうりで沢山いるわけだ。
生活科で田んぼに行ってからこの本を読んだら、体験型のいい学びになりそう。
課題図書低学年用ですが、幼稚園生から楽しめると思います。